« 慶祝:有人動力飛行新世紀 | トップページ | 魚の味 »

2004.01.02

ありがたみ

 年末に九州を旅行した。飛行機で飛び、現地では父親が以前乗っていた2000ccの国産車を使った(細部の事情省略)。古いせいもあって最初は不満も多かったが、5日間の旅行が終わるころには体にもなじみ、雲仙のワインディングをアップダウンしながら、けっこう悦に入っていた。
 ところが、帰ってきて自分の車に乗ると、その良さに痺れてしまった。購入後2年半、すっかり古女房と化し、購入直後のときめきはきれいに姿を消していた。なによりも、日常と深く結びついているのがいけない。
 体になじんだ他の車と無意識に比較することで、もっとなじんでいたはずの自分の車が新鮮に見えてきた。新鮮なだけではない。当然のことながら、何をさせても明らかに性能が上で、ことごとくすぱっと決まる。この車のありがたみさえ忘れてしまう自分というのは、おそらくあらゆることのありがたみも忘れているんだろうなと思う。いや、実際忘れているのはすでに実感している。

 幸せだったと感じるのは不幸が生じたときと不幸が消えたとき・・・というのは、哀しいことである。

|

« 慶祝:有人動力飛行新世紀 | トップページ | 魚の味 »

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11290/82567

この記事へのトラックバック一覧です: ありがたみ:

« 慶祝:有人動力飛行新世紀 | トップページ | 魚の味 »