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2004.09.29

■リサイクルプロペラで風力発電

 北アルプスにある穂高岳山荘で、古くなったヘリコプターのテールローター(プロペラ)を利用して風力発電を行っているという

 ヘリにしても飛行機にしても、プロペラの使用時間は厳密に決められており、何分使ったかきちんと記録を取っておいて(これが実にめんどくさい)、一定の時間になると自動的に使用禁止(=廃棄)となる。リサイクルしているのかどうかは知らないが、朝日新聞の記事によると、「廃棄後はマニアのインテリアになる程度」だという。だとすれば、確かに有効利用には違いない。何しろ、使用禁止になったと言っても、耐久性も信頼性も抜群のプロペラだ。ヘリのテールローターよりは、小型飛行機のプロペラの方が大きくて向いているような気がするのだが、専門的に見るとどうなんだろう。

 が、一方で、現在の小型風力発電のプロペラ?は、一見そうは見えない、工夫された形が主流となっているように思う。どの方向からの風でも、弱い風でも、効率よく回るように研究されているからだろう。「ヘリのテールローターを使ってみました ^^」なんていう安易なことでいいのだろうか。

 まあ、究極の効率を求める路線もあれば、コストが安くてそこそこ使えればいいという場合もあるのだろう。空を飛ぶもの一般を愛する者としては、プロペラが風力発電のために余生を過ごすというのは、すごくありがたく、夢のある話だと思う。現役時代に焚いたガソリン消費の罪滅ぼしのためにも、たくさん電力を生み出してほしいと願う。

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2004.09.26

■建設中の神戸空港

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■今日の明石海峡大橋

 土曜日はものすごく視程がよく、はるか彼方まですっきりと見通せたようだ。だが、今日の視程は30km。でもまあ、悪くない。
 日本(関西)って、どうして遠くの景色が見えないのかよくわからなかった。カリフォルニアなんかだと、上がった瞬間に100km以上先の目的地が見えたりするのだ。飛行に何の不安もなく、ものすごく楽だった。

 理由は単純で、見通しがいいのは大気中に水蒸気がほとんど存在しないからだ。湿気の多い日本だと、水蒸気のせいで、霞んだり靄ったりする。もちろん、本格的に雲があったりもする。そんなことも知らなかった。
 知らなかったと言えば、雲がどうしてできるのかとか、どうしていろんな形の雲があるのかとか、ほとんど何も知らなかった。今でも知っているとは言えないが、ごくごく基礎的なことをやっと理解するようになった。気象って、中学校で習ったきりなのだから、知らなくても不思議はない。

 飛行機を操縦するようになって、ほとんど縁のなかった分野の知識が増え、世の中の見通しが少しだけ明るくなってきたのは思わぬ副産物だった。何で知らなかったのかが不思議なぐらい、ごくごく常識的なことなんだけれど。

 あれ!? 何の話だっけ。お気に入りの明石海峡大橋。色は赤の方がよかったと思うが、ゴールデンゲートブリッジの真似だと思われるのを避けたかったのだろうか。まあそれはそれ。別にこの橋でなくても、空からの景色はいつも格別だ。

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2004.09.22

■それって今ですか?

 ゆうべ寝ながらラジオのニュースを聞いていたら、「10億光年先で、小銀河が大銀河の引力に引かれ、両者の間に星の帯が延びているのが、すばる望遠鏡で観測された。10億年後には、両者は合体して一つの銀河になると予測されている」という話があった。

 寝ながらのラジオなので、確定的なことは言えないのだが、どう考えても、その「10億年後」というのは、今現在である。言うまでもなく、現在観測されるその銀河の様子は、10億年前のものだからだ。もっとも、「今」と言っても、ここまでスケールが大きいと、人類の持つ数百万年の歴史なんて誤差みたいなものである。

 あるいは私が誤解していて、銀河が合体するのは今よりさらに10億年後ということなのだろうか。だとすれば、観測されたその状態からは20億年後ということになる。

 あのニュースから判断すれば、おそらくはそうではなく、まさに「今」、合体しているのだと思われるのだが、それにしては、そのことへの言及がなかったなあ・・・
 「両銀河は現在既に合体しているものと考えられますが、それが観測されるのは、10億年後ということになります」とか何とか言えば、宇宙のロマンがさらに強調できたと思うのに。

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2004.09.21

■また小型飛行機の事故

 また小型飛行機の事故があった。2004年9月20日、午後4時半ごろだそうだ。残念ながら、乗っていたお二人は亡くなった。直接面識はないが、狭い世界なので、やはりというか、友人の友人だった。西日本の小型機パイロットなら、おそらくは全員が「知り合いの知り合い」の範囲に入ってしまうだろう。つらいことだ。

 それにしても、なぜなのだろう。飛行中、飛行機がひどく壊れたのならどこに落ちてもおかしくはないが、おそらくはそうではあるまい。
 手元の航空地図によると、ぶつかった、淡路島の諭鶴羽山は、頂上でも1995フィート(608メートル)の高さしかない。事故機は南紀白浜空港から高松空港へ向かう途中だった。おそらくは、諭鶴羽山の向こうにある、淡路VOR(航法無線援助施設)を目指していたのだと思う。だとすると、航空法上、通常の高度は4500フィートだ。それならぶつかるはずがない。
 ところが、「事故当時、現場付近は濃い霧が立ちこめていた」(『朝日新聞』)らしい。とすれば、雲や霧(その中にいるパイロットが両者の区別をするのは非常に難しい)を避けようとして高度を下げたのだろうか。雲を避けるのが目的なら、必ずしも4500フィートを維持する必要はないのだが、遵法精神旺盛なパイロットであれば、航空法上許された高度、3000フィート以下に下げてもおかしくはない。あるいは、高度を下げれば雲や霧から出られると考えたのかもしれない。
 しかし、淡路VORに向かう途中に、最高2000フィート近い山があるのは一目瞭然だ。それよりは下げられない。おそらくは、念のため、2500フィート以上を維持するだろう。法的にも求められている高度だ。それならぶつかることはない。もしかすると、霧から出たい一心で高度を下げ続け、うっかり2000フィートを切ったのかもしれないが、ちょっと考えにくい。

 こう考えてくると、やはり空間識失調が原因だと考えるのが自然である。回りの景色が見えにくい状態で飛行していると、上下や傾きの感覚がなくなってしまうことがあるのだ。もちろん、パイロットは常に計器で飛行機の状態を監視するよう訓練されている。しかし、空間識失調を起こして、急降下体制に入ってしまった機に気づかずにいると、ものの十数秒で500フィートぐらい高度を失うのはありえない話ではない。そこに山があったのは、ほんとうにお気の毒だ。
 (当然のことですが、事故原因が何か現時点では何もわかっておらず、以上はすべて推測であることをお断りしておきます。)
 過去には、急降下に気づいたパイロットが慌てて引き起こし、機体に無理な荷重をかけて空中分解した事故もあった。

 有視界飛行をしている飛行機は雲の中を飛ぶことを許されていないが、何も雲の中を飛ばなくても、ちょっと視程が悪いだけで簡単に空間識失調に陥ることはある。私ですら2〜3度経験があるくらいだ。
 まだ生きているパイロットたちにその怖さを改めて思い起こさせて下さったことが、つらく悲しいだけの事故における唯一の慰めであるとすれば、その非情さに改めて頭を垂れるしかない。

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2004.09.20

■「Yナンバーに気をつけろ」

 自動車のナンバープレートに平仮名がついているのはご存じだと思います。大雑把に言って、「あ」から「こ」は事業用、「さ」から「ろ」は自家用、「わ」はレンタカー、というふうに分類されています。
 ところが、その場所がアルファベットになっていることがあります。外交官ナンバーとか自衛隊ナンバーとかそういうのではなく、見た目はごく普通の自家用ナンバーなのに、平仮名部分がアルファベットなのです。
 たとえば「Y」。これは、駐留米軍の軍人・軍属が私用で使う車(つまり、ふつうの「マイカー」ですね)に使われています。

 単なる自家用車なのに、どうして特別扱いする必要があるのかわかりませんが、以前は車検が必要なかったとか、車庫証明がいらなかったとか、実質的な特別扱いがあったためのようです。
 車庫証明は、法的には必要になったのですが、沖縄ではいまだに車庫証明を取っていないらしく、国が違法行為を放置している状態になっているそうです。

 沖縄では「Yナンバーに気をつけろ」というのが合い言葉になっています。事故を起こされても、相手が基地に逃げ込んだり警察の捜査に協力しなかったりして、泣き寝入りせざるを得なくなることも多いからです。
 また、どの程度あたっているのかわかりませんが、Yナンバーはとんでもない運転をすることでも顰蹙を買っています。片側2車線道路の左側レーンからのUターンなど、私も目撃しました。基地の中は右側通行、外は左側通行というのも、運転者にとってはややこしいと思います。

 いびつな日米関係や、歪んだ世界の姿を目の当たりにできるのが沖縄です。珊瑚の海を堪能した後でもいいから、米軍基地や悲劇の戦跡を訪れ、過去と現在と未来に思いを致したいものです。

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■エリグロアジサシ

 エリグロアジサシを見た。初めてだ。何しろ、「種子島以南」にしかやってこないらしいし、彼の地でも夏鳥だ。関西に在住する者にとっては、ほぼ見るチャンスがない。
 首里城とともに世界遺産になっている識名園の池で、ねばり強く魚を狙っていて、その美しい飛翔を堪能できた。これほど間近でゆっくり観察できるのも珍しい。
 おかげで、もちろんその時は名前がわからなかったのだが、後で容易に調べることができた。よちよち歩きのバードウォッチャーとしては収穫だ。

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2004.09.18

■24

 現在、シーズン II を見ているが、なかなか進まない。とにかく、見るのに20時間近くかかるのだ。24時間じゃないけど(笑)。

 しかし、これがテレビドラマだということにアメリカの凄さを感じないわけにはいかない。ものすごい資本に才能が集まってくるといえばそれまでだけれど(飛行機墜落のCGだか特撮だかは、ない方がいいほどのひどいできだった)

 それにしても、もしジョージ・ブッシュが、このドラマに出てくる大統領の1/10でいいから賢かったり立派な人間だったりすれば、世界はもっともっとマシになっているだろうにと思うと・・・

#10月1日からテレビでやるって !!?? じゃあ、シーズン I も放送されたのか?
#毎日ネットにつながっていて、何という情報過疎・・・

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2004.09.17

■沖縄県にはスタバがあった

 沖縄に出張してました。といっても3日だけです。ふと見ると長い間更新してませんね。もしかすると忙しかったのかもしれません。沖縄に出張してた、なんていうと、素性がばれるかな。他言しないでくださいね。

 高知県の巨匠、伊与田氏によると、高知県にはスターバックスコーヒーがないそうですが、沖縄県にはありました。まあ、信じられないぐらい広大な土地を米軍が占有してるし、スタバぐらいはあって当然かもしれません。

 せっかく沖縄に行ったのに、ここに書くのはアホな話で恐縮ですが、モノレールもいいですね。うちの玄関から沖縄の首里城まで4時間しかかかりません。空港からはいずれもモノレールです。何がいいと言って、航空法で許されていない低空飛行ができるのがいい。まさに鳥の目で街を見下ろすことができます。とにかく、空から景色を見るのが好きなのです。

 大阪でも沖縄でも、いらした際にはぜひモノレールをご利用ください。用なんかなくても。

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2004.09.10

■不思議な出来事?

 村上春樹が『アフターダーク』という新刊を出したというので、本屋で探してみた。

 が、ない。村上春樹ですよ。新刊ですよ。最初は「まあその辺に平積みしてるだろう」という感じで軽く眺めていたのだが、だんだん本気で探すことになった。クリントンの『マイライフ』だとか、片山?の『世界の中心で・・・』なんかは、何か所にも分散して大量に置いてある。けっこうマイナーそうな本もある。だが、村上春樹がない。『ライ麦畑・・・』の翻訳もあるのに、『アフターダーク』はない。POPとかそういった宣伝すら見あたらない。けっこうまともな本屋なのだが。

 本を読まなくなったとは言え、本屋で本を探すのは不得手ではないはずだ。でもまあ、やっぱり探し方が悪かったんでしょうねぇ・・・ まさか、早々に売り切れて次が入荷していないなんてこともないと思うんだけど。

 しかし、仮に売り切れでないとすると、あれだけ探してないというのは、ディスプレイが悪すぎるとしか思えない(笑) どうなんでしょうね、津和歌子さま。

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2004.09.09

■ざるそば1200円也

 確かに味はいい。蕎麦だけでなく、ネギの香味が立ち上り、わさびも本物だ。だが、ざるそば。盛りも多くはない。600円なら喜んで通い、800円ならまあ妥当で、1000円でも許せる。だが、1200円。なにしろ、着ている服より高いのだ(笑) 分不相応な蕎麦、というところか。個人的にはそうそう行けないが、その価値を認めた人たちでけっこうはやっている。

 1050円で、前菜・サラダ・パン・デザート・コーヒー付きのスパゲティが食べられる店があった。サラダはともかく、前菜もデザートもけっこう立派だ。さすがに、北大阪ではそこだけだったと思うが、残念ながら8月末で閉店したらしい。

 同じ1200円なら、消費税分60円をプラスするだけで、豪華な松花堂弁当が食べられる店が阪急電車の茨木市駅近くにある。「2500円です」と言われても、「そうですか」と言いそうな絢爛さだ。味もいい。駅から歩いて1分なのに、店が見つかりにくいのが難点だろうか。

 豪華絢爛弁当と1枚のざるそば。それより安いイタリアン。食の道は遠く、深い。

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2004.09.06

■阪神淡路大震災なみ

 昨夜関西を襲った2回目の地震のマグニチュードは7.4だという(『朝日新聞』夕刊)。これは、阪神淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震(7.3)より大きかったことを意味する。新聞やテレビでそんな言い方をしているのを目にしなかったのだが・・・

 昨日程度の地震でも、都市直下で起これば大惨事だということなのか。やれやれ、「関西の地震」なんて笑い話だったのに。

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■お金の持っていき方

 海外に出るたびに未だに悩むんですよね。大した金額でもないのですが。で、あちこちのサイトで調べると、案の定というか、ああでもないこうでもない・・・ 結局どないせえっちゅうねん! というわけで、結論。悩んでいる方は、これで解決です(笑)。世界中旅したわけではないので、北アメリカと西ヨーロッパ限定とさせていただきます。でも、東南アジアでも大丈夫でした。

1.原則としてすべての支払いをクレジットカードですませる。
2.必要な現金は新生銀行の口座から現地で引き出す。

3.念のため、5万円程度(金額はお好みで)を日本円で持参する。

 あらゆる要素を勘案した結果、これがベストです。手間暇からも、レートの悪さ(=損)からも解放されます。信じる者は救われる。

4.どうしても現地到着時点で現金がないと不安な場合は(すぐATMでおろせばいいんですけどね)、日本の空港で両替する。関西空港の場合、
a.出発フロア(4階)が混んでいるときは到着フロア(1階)の銀行へ行く
b.だが、一番レートがいいのは、出国してからの銀行(これは変動するかも)
c.間違っても現地で両替しない(少なくともアメリカとヨーロッパは最悪のレート)

 1と2のカードは、それぞれ2枚以上用意しておくことをお勧めします。ATMは、ちょっとした観光地なら、どんな田舎の村にもあります。
 2のためには、もちろん、新生銀行に口座と残高が必要です。回し者ではありませんが、あらゆるATMで引き出し手数料無料、ネット振り込み月5回まで無料、口座管理料ゼロ・・・という銀行は他にないと思います。

 では、よい旅を。

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2004.09.05

■カオールの橋

フランスのカオールにあるヴァラントレ橋ってどのぐらい有名なんでしょう。今まで見た中では、スイスのルツェルンにあるカペル橋の次ぐらいに感動したのですが・・・
(あ、いや、明石海峡大橋とか、ゴールデンゲートブリッジとかは別枠です)

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■ボクも体脂肪率15%

 浜崎あゆみは体脂肪率15%で、Panasonic のデジカメ、Lumix Slim7 は体脂肪率ゼロだそうだ。
 えっと、私も体脂肪率15%なんですが、浜崎あゆみと同じぐらい「パーフェクト・スリム」ですか?

 SONY の CyberShot T1 を愛用するものとしては捨ておけない。松下らしく?いかにもそれを真似しましたというニオイがぷんぷんするせいもある。実際には、T1ほどスリムではなかったし、レンズもせり出す。まあ、カメラらしいといえばカメラらしいが、デザインセンスではT1の圧勝か。

 それにしても、体脂肪率15%でも、お腹周りの贅肉は思いっきりつまめる。男と女では違うんだろうけど・・・

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2004.09.04

■味噌が乗せてあるわ・・・

という声が隣のテーブルから。あの、すみません、それはオリーブペーストなんですけど・・・

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■パスタを食べに200km

 いえ、片道は100kmです。それにしても、高速代が往復3300円(下道を走って節約するので実際は2300円)、ガソリン代も3000円、クルマの減価償却費まで入れると・・・ まあ、最後のはごく一部だけ計上しても、ざっと1万円のランチですね。うち、ほんとのランチ代は息子とふたり分で2000円強。

 以前、ここに書いた、Casa Aquila(カサ アクイラ)。やはりおいしい。人里離れた山の中なのに、今日は何と、待つ人まで出る始末。しつこいようですが、オーナーシェフは21歳。隣のテーブルの3人は、毎週来ているということだったが、どこから来ているのだろう? まあ近所かな。

 標題はウソです。本来の目的は、高見山ハイキング。だが、店を出たところで、ぽつぽつと雨。家を出たときは秋のうろこ雲様の高層雲だったのに・・・ まあ、東側に入道雲がかかっていたので嫌な予感はしていたのだが。ハイキングの拠点に着くころには本降り、5分もすると、あまり経験したことのないほどの土砂降り。車から一歩も出ず、諦めて帰るころには、登ってきた山道がほとんど川と化していた。

 土砂降りの中のドライブは好きなので、それなりに楽しかった。もし、もう1時間早く着いていれば、山頂であの雷雨に遭ったことになる。峠には車が数台駐まっていたので、そういう不運に見舞われた人もけっこういたはずだ。それを思えばラッキーとさえ言える。

 でもやっぱり、ちょっと虚しい休日・・・ですね。

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2004.09.02

■ガヴァルニの圏谷(後編)

 ハイキング当日は雲一つない快晴の下、滝の真下まで往復した。インフォメーションのおばさんがいい加減で、1時間行って1時間帰ってくるだけ、とつまらなそうに言っておしまい。地元のおじさんとのおしゃべりに夢中だし、「それ以上聞くなよ」という雰囲気。実際、ごく簡易な地図にもそのルートが載っている。間違いではないのだろう。でも、それだと昼前に帰って来るじゃないか。だったら午後から山岳ドライブでもしようと気楽に出かけたのだが・・・

 せっかくピレネーまで来て2時間のハイキングというのも味気ないので、色気を出して景色がいいと書いてある別ルートを取ることにした。それでも往復3時間とある。体力のなさ、休憩などを考慮に入れても、5時間もあれば十分だろう。
 実際、滝と正対する高原へ上がるあたりまでは、生涯にそう何度も体験できないほどの素晴らしいハイキングだった。簡単な昼食もそこでとった。その時はまだ体力もあり、息子とふたりで滝と反対方向に歩いてスペイン国境を目指したりもした。結局、思ったより遠そうで諦めたが、イタリア人のパーティーが「ミニトレック」だと言ってスペインを目指して行くのを見送った。

 高原を降りたあたりでやや疲れが出てきた。滝へ近づきたい一心で歩を進める。途中、すれ違う人に、「まだ遠いんですか」と聞くと「いや、もうすぐだよ。でも、cascade は遠いよ」とからかう調子で言われた。カスカードって何だったっけ? たぶん、峠とかコルとかカールの上部とかそういう意味だろう。そこまで行く気はない。滝まで行ければいいのだ・・・
 滝に近い一軒宿のホテル兼レストランに着いたときには、かなり疲労していた。が、ここまで来たからには、すぐ先の滝を目指さざるを得ない。そうでなくても、もともとそのつもりだ。だが・・・
 景色が巨大すぎて目測が当てにならない。こんな気持ちになるのはグランドキャニオン以来だ。すぐそこの滝へ行くのに、たっぷり1時間以上はかかったと思う。何しろ落差422mの滝、行った甲斐はあった。

 長くなるのでこの辺でケリをつけよう。

2時間のコース :村はずれから一軒宿までの往復ルート
3時間のコース :高原へ上がり、一軒宿まで行かずに帰るルート
カスカードの意味:滝
一軒宿から滝往復:所要2時間以上?
われわれのルート:反対側の村はずれ → 高原 → 一軒宿 → 滝 → 一軒宿 → 戻る

 結局、ホテルへ戻ったのは夜の7時を過ぎてから(幸い、ヨーロッパの夏は9時でも明るい)。総ハイキング時間は10時間!となってしまった。疲労困憊。しかし、それを後悔しないだけのスケールと美しさは堪能できたからよしとしよう。
(何が「昼から山岳ドライブ」だよ・・・)

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2004.09.01

■ガヴァルニの圏谷(前編)

 旅の目的の一つ、ピレネーのハイライト、ガヴァルニの圏谷(カール)。「けんこく」で変換できないから辞書を調べてしまったが、やはり「けんこく」。氷河が削り取ってすり鉢状になった山頂近くの窪地のことだ。壮観。日本だと、先日ロープウェイが止まった木曽駒ヶ岳が有名だと思う。

 ガヴァルニのカールはヨーロッパ最大である。そこにはヨーロッパ最高落差(422m)の滝がある。ヨーロッパ最大の巡礼地、なんとホテルの数がパリの次に多いというルールドも近くにある。その横には、これまたフランス最大の鍾乳洞もある。
 ここへ行かずにどこへ行けというのか、というぐらいのものである。

 ルールドはしかし、ちょうどマリア昇天祭の前日ということもあってシリアスな人たちがけっこう集まっており、宗教心のない観光客が行くと、ちょっと気がひけた。まあ、土産物屋に埋め尽くされた通りの風景は、思いっきり観光地のそれではあったのだが。
 鍾乳洞はすごかった。アメリカにあるカールスバッドが世界最大だと聞いたことがあるのだが、あれより大きいのではないか。ここに限らず、フランス南西部には至る所に鍾乳洞があり、それぞれの規模も驚くほど巨大だ。なにしろ、洞窟の中を移動するのに船だの電車だのを使う。最初は何かの間違いかと思った。
 クロマニョン人が壁画を残している洞窟も、ラスコーを始めとしてたくさんある。ガイドブックを読むまで、クロマニョン人の洞窟壁画というのは、スペインのアルタミラとフランスのラスコーにしかないのかと思っていた。アホですね。

 紙数(って何だよ)が尽きた。ガヴァルニについては後編で。

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