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2006.04.30

★ノーマ・レイ

 ER(緊急救命室)を見ていた。

 度重なる病院への武器の持ち込みや、殺人・傷害・人質事件に業を煮やしたカーターが、金属探知機を始めとする安全対策を要求してストライキを敢行する。

 賛同者が増え、カーターを取り巻くように病院の面々が外に集まっていたとき、プラットとチェンが「一体どうしたんだ」とやってくる。

 そばにいたアビーの返事は、「Talk to Norma Rae.」(ノーマ・レイに聞いて)。ここで「ノーマ・レイ」と呼ばれているのはカーターである。

 字幕は確か、「どうするの? 委員長」だったと思う。

 台詞の意味がわからずに英語字幕で確認して調べてみると、労働運動に身を投じた紡績工場の女性労働者、ノーマ・レイを描いた映画が存在することがわかった。

 1979年の映画で、さすがに古さは感じさせるが、冒頭の工場の映像と主題歌から、もうその世界に引き込まれてしまう。

 見ているうちに、何だか主人公に見覚えがあるような気がしてきた。もしかして、ノーマ・レイは、アビーの母親、マギー・ワイゼンスキーではないのか。すごく若いけど、多分間違いない。昔はかなり綺麗だったんですね。

 いや、要するに、ノーマ・レイを演じている女優と、ERでアビーの母親を演じている女優が、同じサリー・フィールドだということです(←調べた)。

 これ、たぶん、わざとやってるんですね。ちょっと映画を知ってる人ならニヤッと笑うんだろうなあ・・・

 でも、「どうするの、委員長?」ではどうしようもない。意味はわからなくても、字幕もやはり「ノーマ・レイに聞いて」ではだめなのだろうか。
 「Talk to Norma Rae.」だって、わからないアメリカ人の方が多いと思うのだが(サリー・フィールドはノーマ・レイでアカデミー賞を取ってるらしいので、そうでもないのかな)。

 ともかくも、英語字幕のお蔭でノーマ・レイにたどり着けた。こんなことでもなければ一生存在を知らなかった映画かもしれない。若き日のサリー・フィールド(もう60歳じゃないか)を見る機会もたぶんなかったろう。

 こういうことがあると、何だかちょっとうれしい。

(Norma Rae, 1979 U.S.A.)

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

ERという文字を見て、飛びついたマルコです、こんにちは(笑)。ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか?今日の愛知は夏日です。
ERは、DVDでご覧になっているのでしょうか?衛生放送を見ることができないので、NHKでの放送が終了してしまい、またしばらく見れない日々が続いています。中途半端なところで最終回にされてしまいました…。
分かる人には分かるモノって、自分がその分かる人だった瞬間はとても優越感を感じます(笑)。特に、お気に入りの番組や映画では。

投稿: マルコ | 2006.05.01 12:56

 ERは、DVDで最初から見直しています。
 お会いしたかったのに、恋愛相談する必要もなくなりましたね。めでたいことなのでいいんですが(笑)

投稿: Wind Calm | 2006.05.01 22:07

ノーマレイを調べていてこちらに辿りつきました。

アメリカ南部の映画を探していてノーマ・レイに出会いました。

当時の繊維工場の過酷さを知ると共に、現代の日本にも通じるメッセージがあるのではと感じました。

>「Talk to Norma Rae.」(ノーマ・レイに聞いて)

彼女の名前がこんな風な比喩として使われるのですね。興味深いです。

>こういうことがあると、何だかちょっとうれしい。

とても共感します。何かに導かれているようでもあり、感慨深いですよね。良い作品との出会いに感謝です。

投稿: ETCマンツーマン英会話 | 2013.10.08 18:27

 コメントありがとうございます。
 古いエントリを再読する契機になり、自分の文章を懐かしく読みました。

投稿: Wind Calm | 2013.10.10 22:45

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