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2007.03.19

●跋扈する黒い鳥

 空を見上げると、かなり大きめの真っ黒に見える鳥が飛んでいるところだった・・・

 そんなときあなたは、「なんだ、カラスか」と思うか呟くかしてあっさりやり過ごすだろう。そしてそれは、ほぼ100%正しかった。これまでは。

 話は違うが、日本に「カラス」という名のカラスはいない。いや、「カラス」は日本語だから世界中にいないだろう。
 種名は、「ハシブトガラス」「ハシボソガラス」「ミヤマガラス」「コクマルガラス」などである。ほとんどは前2者だ。
 だが、ここで言いたいのはそういうことではない。

 空を飛んでいく黒い鳥、ヘンにせわしなく羽ばたいていないだろうか。あるいはまた、ヘンに首が長く見えないだろうか。また、直線的に飛んでいっていないだろうか。

 だとすれば、それはカラスではなくカワウである。長良川の鵜飼いで使うウミウとそっくりで、ほぼ見分けがつかない鵜(ウ)だ。

 このカワウ、一時は絶滅の危機までささやかれていたのだが、少なくとも大阪近辺ではものすごい数が跳梁跋扈するようになってきた。
 何気なく空を見上げて飛んでいる黒い鳥がカラスではなくてカワウだった、などというのは、少なくとも数年前まではほぼなかったはずだ。

 あんまり増えすぎて、集団で営巣してフンで木を枯らすことでも悪名高くなった。それでも、特定の場所に行かなければそれほど目にすることもなかったのだが、最近では、日常的に空を飛んでるのを見かけるようになった。

 絶滅するよりはめでたいことには違いないけれど、何か大幅に生態系が攪乱されているような気がしてならない。

 今度空を行く黒い鳥を見たら、ぜひちょっと気にかけてみて下さい。羽ばたきは? 首は? 飛び方は?

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