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2007.08.21

★世界最速のインディアン

 名画ですねぇ。

 念のため、インディアンというのはアメリカ最古のオートバイメーカーで、この映画における意味は、その会社が作ったオートバイである。

 ニュージーランドに住む年金暮らしの老人バート・マンローが、40年以上前に作られたそんなバイクを改造し、船ではるばるアメリカにまで渡り、世界記録を目指してユタ州のボンネビル・ソルトフラッツに向かう。
 改造といっても、ピストンまで金属を溶かすところから自作してしまうほどの凄さである。そのわりに、オートバイ自体は古くボロいのだが。

 1962年の話だ。走らせるのは1920年型インディアンである。

 これがただの映画なら、結果には「そんなアホな」というしかないが、実話を元にしているところがすごい。

 あくまでも夢を追い続ける老人の話でもあるし、当時のアメリカの様子を喝破した映画でもあるし、粋なロードムービーにもなっている。

 そういう演出でもあろうが、この時代、この年齢(演じるアンソニー・ホプキンスは年を取りすぎているように見えるが、実際のバート・マンローはこの映画当時63歳だったようだ)の人物であるにもかかわらず、一切の偏見から自由に見えるし、その大雑把というかおおらかな振る舞いには唖然とさせられる。

 あらゆる細かいことにチマチマこだわって毎日を過ごしている身にはなんとも羨ましい。

 映画が終わって最後に出てくる解説に、またあっと言わされた。えっ、まさか!? でも本当のことであるようだ。
 何か麗しい事情があってそうなったままなのかもしれないけれど・・・

 ぜひご覧ください。

(The World's Fastest Indian, 2005 New Zealand, U.S.A.)

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