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2008.06.04

◆やるじゃん、最高裁

 「フィリピン人母の婚外子10人に日本国籍 最高裁判決」(asahi.com)。

 ちなみに、父は日本人である。なのに、今まで日本国籍を取れなかったのだ。

 画期的なのは、以前から問題となっていた現行の国籍法を違憲とした点。

 国籍法は、日本国籍を持たない母親から生まれた子どもが婚外子である場合、生まれる前に日本人の父親が認知(いわゆる胎児認知)しなければ、日本国籍を取得できないとしているのだ。

 つまり、「法律的に結婚はしていませんが、私の子どもが生まれました。母親は○△人です」と、父親である日本人が出生を届けようとしても手遅れで、いくら自分の子どもだと主張してもDNA鑑定で親子だと明らかでも、さらには法的に認知してさえ、その子は日本国籍を取れないのが現行法なのである。

 母親の国籍が取れればまだいいが、日本で生活していくとすると不便だし、○△国が出生地主義だったりすると、「日本で生まれている」という理由で○△の国籍も取れなかったり取りにくかったりして、これらの子どもは往々にして無国籍になってしまう。

 言うまでもなく、子どもには100%、完璧に一切、何の落ち度も罪もないのに。

 「同じ国籍問題を抱える子どもは」「国内だけで数万人という推計があり、海外にも相当数いるとみられる」(同)と言われている。

 今回、最高裁は、「出生後に父から認知されても、両親が結婚していないことを理由に日本国籍を認めない現在の国籍法は、憲法14条の「法の下の平等」に反すると判断した」(同)という。

 当然の判決とはいえ、この国の司法制度に落胆させられることの多い現状からすると、画期的な判断であり、率直に敬意を表したい。

 と言いつつ・・・

 「最高裁が法律を違憲と判断した判決は、海外に住む日本人に選挙権を認めない公職選挙法を違憲とした05年以来で、戦後8件目」(同)だという。

 いかにも少なすぎませんか?

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