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2008.08.31

★風呂椅子・洗面器購入

 備忘録ですみません。

 先日、風呂椅子と洗面器(大小ひとつずつ)を購入した。

 ニトリに行ったのだが、大きさ以外は選択肢がないのに驚いた。デザインとか色とかが違う商品が全くない。
 形すら、洗面器型と手桶型があるだけで、洗面器を買いたいと思った瞬間、あとは、大きさを選ぶだけになる。

 風呂椅子の方も同様だが、座面が高く作られているのがあったのでそれを購入した。

 まあ、選べないというのは楽でいい。「自由の刑」((C)サルトル)はけっこう大変なのである。

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★夏らしい日だけど

 久しぶりに夏らしい空が戻ってきた。

 というか、大阪に帰ってから初めてだと思う。
 旅行先の信州でも、13日以来まともな青空は見ていない気がするので、2週間半ぶりの青空ということになる。

 でも、こういう天気になるならなると、きちんと教えておいてくれよ > 天気予報

 土曜日までと変わらないような予報だったじゃないか。

 というわけで、夜遅かったこともあり昼ごろ起床。
 昼食後、息子に誘われて録画した『インデペンデンス・デイ』を見ていると、ふと、今日が同窓会だったことを思い出した。
 去年初めて出た、高校の同窓会である。

 事前に出欠すら取らない妙な同窓会なので、支障はない。誰に行くと言ったわけでもないし。
 ただ、同級生が今年から同窓会長になるというので、顔を出してもいいかなと思っていただけだ。
 夜更かしして午前中をゼロにしてしまうぐらいなら、午前中に雑用を済ませて出かけてもよかったのだが、後の祭り。

 結局、録画した『探偵!ナイトスクープ』を見ながら洗濯物を畳んだり、干してある布団を取り入れて別の布団を干したり、掃除したり・・・

 そうそう、夕刻、山となったナンキンハゼの枝葉を小刻みに切り、ゴミ袋に詰めた。大きな枝は別にして、3つの袋に収まる。
 あまりの量に途方に暮れ、今日中に全部できるとはとても思えないという家人を、「去年の経験から大したことはないとわかっているのだ」と宥め賺して作業。
 夕食の準備があるからと家人が逃げ出した後は、息子に手伝わせて完了。ついでに草引きなどする。

 夕食後、『インデペンデンス・デイ』の続き。ばかばかしい部分に目をつぶれば、文句なしの超大作である。
 こういう映画で十分泣ける私です(家族の前なのでほとんど泣かなかったけど)。

 掃除。今。

 こうして8月も終わってしまう。

(Independence Day, 1996 U.S.A.)

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2008.08.30

★ナンキンハゼ剪定

 もはや毎年恒例行事になってしまったナンキンハゼの剪定。去年は大振りの枝までバッサリ切ってほとんど「伐採」に近かったが、今年はかろうじて剪定という感じになった。

 去年よりちょうど1か月早い。うちの境界を出ないように切っていたのに、11か月で隣家のベランダや屋根の上にまで届くようになった。
 いかに家や庭が狭いとはいえ、成長が早すぎる。

 高さもうちの軒を越えて、樹高6mほどになっている。

 今日切った枝や葉で、自宅南側の敷地(庭ともいえない庭)がほぼすべて埋まってしまった。しかもうず高く。
 決して大げさではない。

 この枝葉の処分がまた大変だ。

 こうして夏が過ぎてゆく・・・

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2008.08.28

★またも思い込み

 見慣れないがけっこう綺麗だなと思って写真に撮り、「戸惑う被写体」にも2枚載せた蝶(その1その2)の名前がわからなかった。

 家にある昆虫図鑑を全部めくっても該当する蝶は載っていない。うちにはまともな昆虫図鑑はないし、いずれにせよ、チョウの種類はあまりにも多いので、網羅していることを求めるのはちょっと無理だろうと思っていた。

 だが、所詮は私が簡単に目にして写真まで撮れた蝶だ。そんなに珍しいものであるはずがない。

 今日、本屋に寄ったときにふと思いだし、図鑑をめくってみることにした。

 けっこうまともな蝶類図鑑でもやはり載っていない。そんなバカな・・・と考えるうち、ふと気がついて、ガの方も見ることにした。

 なんとそこで、これだ!と思える蛾を見つけたのだ。

 あれは蝶ではなく、蛾だったのだ・・・ 飛び方も止まり方も、何ら蛾を思わせる要素はなかったんだけれど。

 いずれにしても、あとで調べてみると、うちの図鑑には載っていなかったのだが、私ばかりではなく家人も、蛾のページはめくらなかったという。

 われわれの頭の中にある、確固としたチョウとガの区別にも改めて気づかされた。私はたとえば、ウマとウシを区別するようにチョウとガを区別する。しかし、たとえばフランスでは、一般にチョウとガとはまったく区別されないそうである。
 ___

 本屋でめくった蝶類図鑑では、もう一つ、驚くような発見をした。

 コンビニのガラス窓に止まっていたアゲハを不憫に思い、わざわざ山の中まで連れ出して逃がしてあげたのだが、これもまた、アゲハモドキという名のガだったのである。

 今見ると、こちらの方は羽を開いて止まっているし、その羽も垂れ下がって見える。よく見ると、触角も蛾のそれである。

 しかしながら、図鑑で「アゲハモドキ」という名と写真を見るまで、アゲハの1種だと思ってまったく疑いもしなかった。
 アゲハの同定はけっこう面倒なので、何アゲハなのか追究もしていなかったし。
 ___

 結局、「綺麗だ」とか「記録しておくと面白い」と思って撮り、わざわざブログにまでアップした「蝶」の写真のうち、少なくとも3枚は蛾だったということになる。

 つい昨日、「「何ごとによらずものごとをすぐに決めつけ」ず、「あらゆる物事と自分のあいだにしかるべき距離を置くこと」を心がけねばならないと改めて思った」ばかりだ。

 その昨日をまたいで、私の中に思い込みが存在し続けていたことになる。

 思い込みや決めつけという認知の誤謬はかくも深いのである。

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2008.08.27

★『オカッパリ』禁止

 雨にもめげず、斑尾高原の希望湖(のぞみこ)周回トレイルを歩いていたときだ。

 立ち入り禁止の看板があり、そこに「この下のエリアは、危険防止・フィールド保護のため、『オカッパリ』を禁止します」と書いてあった。

 家族3人、「オカッパリ」の意味について議論を闘わせたが、どうにもわからない。わからないものを禁止されても守りようがないわけだが、とりあえず立ち入らなければいいのだろうと、行動上の結論は得られた。

 だが気になる。

 その時は、この辺で使われている地域語(方言)なのだろうと思った。なのに、観光客にも通用する一般的な言葉だと思っているんだろう。まあ、全国的によくあることだ・・・という認識だった。

 今思えば、二重カギ括弧でくくられていたこと、カタカナで書かれていたことなどヒントもあるのだが、その時はそれ以外に考えられなかった。

 この辺の人に聞けばだれでもわかるはずだ。ちょうど昼食を食べたので、例の店のご婦人にでも聞いてみようかなと思ったのだが、聞きそびれた(聞いてみればよかった)。

 仕方ない、宿に帰ったらネットで調べようと思っていてその日は忘れ、二日後ぐらいに調べてわかった。
 パソコンにはいろんな辞書も入っているのだが、辞書に載っていないことは明白に思えた(後日調べたら、実際、載っていなかった)。

 意味は、「船釣り」に対する「陸釣り」らしい。船上からではなく、陸上から行う釣りのことのようだ。

 「おかっぱり」の「おか」はわかるが、「はり」の方は何かわからない。「張り」なのか「針」なのか。まあ、それはここではどうでもいい。

 結局のところ、地域語(方言)ではなく、いわばテクニカルタームだったということになる。予想外のことで、かなり驚いた。
 考えてみれば、希望湖が釣りで有名なことはその時点で知っていたのだから、釣り用語かもしれないと思いついても不思議ではなかった。だが、露ほどもそう考えなかった。

 「自分たちの言葉が一般の観光客にも通じると思い込んで看板を設置したのだろう」というのは(ほぼ)言いがかりであった。
 「斑尾高原観光協会」のみなさま、申し訳ありません。
 ___

 ふだんから、なるべく物事を多面的に見て、かつ、早急な判断を下さないように心がけているつもりだ。

 だが、今回のように、確たる根拠もなく、これまでの経験と思い込みで決めつけてしまうこともある。

 今後は、『グレート・ギャツビー』の語り手であるキャラウェイのように、あるいは『ノルウェイの森』の主人公であるワタナベのように、「何ごとによらずものごとをすぐに決めつけ」ず、「あらゆる物事と自分のあいだにしかるべき距離を置くこと」を心がけねばならないと改めて思った。

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2008.08.23

★ありがとうございます

 このブログのタイトルは言うまでもなく「空と旅と風景と」である。

 だが、当初から旅の記述はほとんどない(空と風景だって同様だ)。

 滅多に旅になど行けないのだから当然なのだが、たまに出かけても、帰ってきて日常に埋没してからでは、旅の記録を記す気力がなくなってしまう。

 今回初めて、旅行にパソコンを持参し、滞在先にもネット環境があったものだから、実況中継的に日々の記録をおおざっぱに記していった。

 思えば、通時的に毎日のように詳細な?旅日記を書くなんて、最初のヨーロッパ一人旅(ハタチの時だ)以来である。

 当時の日記は、小冊子にして、最初に送り出した卒業生のうち希望者に配った。その作業をやっている最中から恥ずかしかったが、今思い出しても赤面する。

 しかし、倍以上の年になって記した旅日記が、その年齢にふさわしいものになっているかというと、ぜんぜんそんなことはない。
 中学生の出来事日記のようなものを、いい年をした大人が世界に向かって!発信するなど噴飯ものなのだが、もはやここには発信しているという自覚すらない。
 いわば、自身の心覚えのための記録を、どうせならと公開させていただいている形だ。

 それを読んでいただけるというのは、幾重にもありがたいことである。

 みなさま、どうもありがとうございます。

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2008.08.21

★予想外さらに

 体重計に乗る。

 ほとんど変わっていない。

 が、表示が体脂肪率に切り替わり、ちょっと驚く。

 13.7%。新記録である。

 15を切ったことはないはずだし、ふだんは17ぐらいだったと思う。

 これは間違いなく、毎日のように山野湿原を歩き回った結果だろう。

 食事の方はぜんぜんセーブしていなかった。
 もしかしたら油ものが少なかったかもしれないが、トンカツ定食だって天蕎麦だってカツ重のお弁当(たぶん2回)だって食べた。

 旅行に行くにあたって、トランクが一杯になるほどの家財道具を持って行ったのだが、ほとんど使わずに終わるものも多い中、唯一忘れたのが万歩計。

 この体脂肪率を見ると、余計にそれが悔やまれる。

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★予想外あれこれ

 無事帰ってきた。

 (後記:ホテルを出て山を下りる途中、リスを目撃。ニホンリスを見るのも初めてである。)

 懲りもせず、戸隠の中社から小鳥ヶ池経由、鏡池まで往復。

 行きは雨、鏡池は雨まじりの突風、帰りは何とか持ち直した。
 天候のせいもあるのだと思うが、有名な?鏡池よりも小鳥ヶ池のほうが美しかった。

 昼食予定の蕎麦屋の前には、30人ほどの待ち人。「待ってでも食べる価値あり」と某サイトに書いてあったのだが、帰りが遅くなっても困るので諦める。
 お盆が終わってから、どこへ行っても概ね閑散としているのに、ここの人気はすごい。1時を過ぎているし、楽勝だろうと思っていたのが甘かった。
 それにしても、周囲にたくさんある蕎麦屋はどれも閑古鳥が鳴いているような様子である。ほんとにそれほどの違いがあるのだろうか・・・

 長野市街、更埴IC、中央道、名神(伊吹PAでは、ヒグラシが鳴いていた)、京滋バイパス、171経由で帰宅。
 大渋滞しているらしいので、大山崎ICで降りた。初めて。

 ラジオで渋滞情報を聞いていると、行楽帰りに起因すると思われるものが多い。今日はただの平日だと思うのだが、われわれのようにまだ休み、あるいは日をずらして休みという人も多いのだろうか。

 夕食はときどき行くスーパーのレストランフロアで。
 旅行中、中華料理をまったく食べなかったので、いつもは敬遠している、分煙していない中華料理屋で食べる。
 これがおいしかった。

 驚いたのは、自宅近くに帰ってきても、車外温度計が22℃とかを指していること。
 車を降りるとスズムシが鳴いていたし、今は名も知らぬ秋の虫が何種か鳴いている。
 たった10日ほどで、季節は確実に動いているのを実感する。

 酷暑を覚悟していただけに、これは予想外の喜びだった。
 まだ日中は暑いんだろうけど。

 ともあれ、何ごともなく無事日常に帰ってきて、ちょっとやれやれという感じがしている。

 夜遅くなったのに、冷蔵庫がほとんどカラなのをいいことにして、中を大掃除。アルコール消毒などする。

 どうして仕事をしていないときはこんなに元気なんだろう?

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2008.08.20

★掉尾を飾る

 例によって6時に起きて8時発。

 6時にはミルクの中にいるような霧だったが、8時ごろにはまずまずの天気となる。

 今日は妙高高原、乙見湖・夢見平遊歩道。

 当初、ダム湖でセキレイを見た以外は、鳥の声などまったくせず、綺麗な森は死んでいるようであったが、そのうち定番のゴジュウカラが現れ、相変わらず鳥影は薄いながらもミソサザイを視認。

 その後、カラ類の混群等で賑やかになり、とうとうツミ!(初見)をじっくり見るに及んで、今日の探鳥行は成功ということになる。

 高低差のほとんどない森の中の気持ちのいい道を歩いていると、さらに!、左側からバサバサとものすごい音を立ててヤマドリが飛び立つ姿をしっかりと見た。
 その後、家人と息子は藪の中にいるヤマドリの顔も見たという。

 カラ類の混群が何度も通過し、もはやいちいち見ているのも面倒だという状況になる。

 眼福。

 駐車場に戻って、少し離れた森の中でコーヒーを沸かし、マネケンのワッフル(ただしコンビニ)など食べる。

 その後、笹ヶ峰牧場で牛を見物。

 4時ごろ出て、4時半ごろ、妙高高原駅付近。

 ちょっと早いが何か食べるものはないかとナビで探すと、2つ目に洋食屋さんが出てきた。
 「まともな店ならまだやっていないだろうね」などといいながら狭い路地に入っていって店を見つけると、少し待てば食べられるという。

 外観はまったく普通の民家で、しかもちょっと安普請にすら見える。正直、やや躊躇したのだが、中に入るとこぢんまりとまとまった気持ちのいいビストロ風の店であった。

 奥に見える厨房が本格的である。

 メニューは黒板のみ。
 とはいっても、大きな黒板にぎっしりとおいしそうな料理が並んでいる。
 われわれの懐具合からすると、ちょっと優しくなさすぎる気もしたのだが、そこに出ている料理名と値段を見ると、これはただ者ではないレストランだということがすぐにわかった。

 しかしまあ、こんな路地裏?の民家の中にこんなレストランがあるなんて・・・

 何だかちょっと現実離れしているし、第一、こんな場所でこの外観でこの料理、はたしてやっていけるのだろうかという疑念がまず浮かぶ。

 だが、シェフの奥様と話していると、その疑念は徐々に氷解していく。要するに、シェフの作る料理はおいしくて、いいお客さんもついているようなのだ。

 とはいえ、まだ半信半疑ではある。

 それが、最初に運ばれてきたイサキのグリエを食べて驚いた。これまで食べたどのイサキよりおいしかったと断言できる。
 素材にこだわり、上手に焼けば、こんなにおいしくなるのだ。

 次に桃の冷製スープ。初めて食べるが、フレンチでは定番なのだそうである。絶妙。

 アラビアータ。ソースのおいしさに息子と二人、競ってスプーンですくう。

 ペスカトーレ。これもまた、これまで食べたどのペスカトーレよりもおいしい。

 食事をして興奮することなど滅多にないのだが、「ちょっとこれ、ありえない」などといいながら、がつがつといただく。
 ___

 間違いなくおいしいのだが、これまで食べたどのペスカトーレより高価(2100円)なのも事実だ。もしかして、街のきちんとしたレストランで2000円出せば、このレベルの皿を味わえるのだろうか。

 大阪北部のイタリアンでは、ついぞ食べたことのない味である。

 行ったことはないが、たとえばポンテベッキオとかは、こんな味なのかな?

 だが、失礼ながら、田舎の路地裏にある民家風の、16席だけのレストランなのである。
 これまで「発見」したレストランの中で、一番インパクトがあった。

 シェフお手製のトマトソースを二瓶、買って帰る。
 ___

 夢見平遊歩道の入り口から見ると、妙高山の山裾は、まるで樹海のようだ。

 いい空気を吸って、期待すらしていなかった鳥を見、ふつうなら見つかるはずもないようなレストランで至高の料理をいただくという僥倖・・・

 今年の休暇の掉尾を飾るにふさわしい日だったかもしれない。

 今度来られるのが何年先になるのか心許ないけれど。

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2008.08.19

★出会いというもの

 昨夕、白馬大雪渓からの帰り、ほぼナビの指示に従って長野市街経由で戻る。

 こんなに大きな街だったのかとちょっと驚く。お盆も終わって平日に戻った夕刻でもあり、やや渋滞気味。

 市街を抜け、郊外にさしかかったころ、家人が目をつけた寿司屋に入った(その後、家人好みのこじゃれた洋食屋が道路沿いにいくつかあって悔しがっていた)。

 回転じゃないと思っていたら実は回転だったが、寿司は(おそらく)すべて職人が握っている中間的な店である。
 東京築地直送をうたい文句にしている店で、そこまで言うのはどうかと思うが、長野市郊外の回転寿司としてはまあ上出来の部類だと思った。

 店を出たとき、電線に大きめの鳥が止まっていて、ガーガーとやかましく鳴いているのを目撃。

 それが何と、まだ見たことのないオナガであった。

 関東では珍しくもない鳥なのだそうだが、関西にはいない。日本も広いのである。

 長野にいるのかどうかは知らなかったが、大きな鳥が数羽の群れでやかましく騒いでいるのを見ると、けっこう当たり前に存在して、嫌われたりもしているのではないかと思われる。

 だが、われわれには何しろ初めての鳥。寿司屋の駐車場で人目もかまわず(というほど誰もいなかったが)双眼鏡とカメラを振り回す。
 一応、オナガに見える写真は撮れた。

 この10日足らず、多くの日は鳥を求めて山野湿原を徘徊したが、たとえば大阪では珍しいゴジュウカラがそこら中にいたりはするものの、初見の鳥を見ることはなかった。

 なのに、市中の回転寿司屋の駐車場で、鳥見のことなんか考えておらず、したがって鳥なんか探してもいないときに、向こうから見てくれとばかりにやってくるのである。

 出会いというものを思う。人間世界も同じようなものだろうか。

 ♪縁あるひと 万里の 道を越えて ひきあうもの
 ♪縁なきひと 顔をあわせ すべもなく すれちがう

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★♪今はもう秋・・・

 例の店で昼食。前回食べ損ねた「野菜たっぷり塩やきそば」を食べる。家人だけカレー。

 まだ0時台に店に入ったが、オーナー以外に人の気配がない。例のご婦人も他の客もいなかったし、暖簾越しにいつも厨房で見かける奥様らしき人影もなかった。
 料理は以前と同じ味だったので、あるいは奥様が作ってらしたのかもしれないけれど。

 前回、前々回と店の前の隅に駐まっていた、紅葉マーク付きの軽自動車が今日はなかったので、おそらくはあのご婦人もいらっしゃらないだろうと思っていたら、案の定そうだった。
 でも、運転の方は大丈夫なのだろうか。安全を祈る。

 あ、もしあの車がそうだったら、年齢は75歳以上だと推測できる。少なくとも見た目は、80代という感じではないのだが。

 もしかしたら今日のランチの客はわれわれだけだったかもしれない。
 初めてオーナーと必要以外の言葉を交わすが、天候の話程度で終わってしまった。何でも、われわれが来たころまでは、「たまには雨でも降ってくれないと」というぐらい、晴れ続きだったという。
 何という不幸。

 店を出るときにはちょうど土砂降り。

 車に傘を置いて店に走り込んだので、これだけ降っても同じように走って戻るしかない。10メートルほどのことでかなり濡れる。

 何とか車内に駆け込んでわーわーいいながらほっとしていると、傘をさしたオーナーが走って忘れ物を届けてくださった。私の財布やら携帯やらが入ったショルダーポーチ?である。
 この雨の中を、と恐縮する。

 おそらくは人一倍、忘れ物やら落とし物やらをしない方だし、いつでもどこでも、席を立つときはほぼ必ず、何も残っていないか慎重に確かめるのだが、今日に限って何も考えずに店を後にした。

 よほど気が緩んでいたらしい。

 今、ロビーでこれを書いていると、向かいの山の右肩越しに薄日が射し始めた。頂上も見え隠れしている。

 明日は今日行くはずだった妙高方面へ鳥見の予定。晴れるといいんだけど。

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★沈澱

 昨夜半から大風。

 夜明けごろ目を覚ますと、台風のように吹いている。

 朝7時過ぎには嘘のようにやみ、ほんの少しだが薄日も射す。

 が、ほどなく雨が降り始め、やがて本格的な降雨へ移行。例によって外には濃い霧がかかっている。

 今日はどこにも行かないことに決め、部屋で過ごす。

 トランプの準備を終えた息子を待たせて『グレート・ギャツビー』読了。最後の方はけっこうのめりこんだ。

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2008.08.18

★報われるということ

 朝6時に起きて白馬の大雪渓を目指す。とはいっても、ホテルを出たのは8時過ぎ。なんとのんびりしていることか。

 ナビの案内する道を無視して、戸隠から鬼無里(きなさ)、白馬へと山の中を進んでいく。戸隠を過ぎてからの道には狭いところもあり、あまりお勧めできる道ではない。
 途中、北アルプスが展望できる場所に車を駐め、写真など撮る。

 白馬駅の前を右折、ローソンで昼食を仕入れ、コンビニ文明としばしのお別れ。

 行き止まりの猿倉(この地名がナビに入っていないのにはがっかりする。そういえば、「野尻湖ナウマン象博物館」もアイコンだけで一切の文字がなかった)に車を置き、猿倉荘を経由して10分ほど樹間の山道を登り、林道に出る。
 車の登れる緩い傾斜の広い道を歩いていく。さすがに舗装はされていないものの、何とも風情のない道である。

 途中、横浜ナンバーのワンボックスカーが上がってきた。どう見ても関係者という感じではない。登山者や観光客の迷惑を顧みず、通行規制を無視して我が物顔で通過する。こういう輩にはぜひ何かの天罰が下ってほしいと思う。

 すれ違う人たちはすべてアルピニスト。あからさまな観光モードの自分たちが恥ずかしくなる。が、まだ10時台のこの時間に降りてきている人たちだからだろう。
 実際、しばらくすると子ども2人の家族連れに追い抜かれた。

 1時間と少し歩くと林道は終わり、山道にかかる。林道終点には先ほどのワンボックスを含め数台の車が駐車してある。このうち何台が許可を受けた車なのだろうか。

 案内看板には急な登りになると書かれていたが、サンデーハイク程度の何ということはない登りである。
 30分ほどで「白馬尻小屋」に到着。広場のベンチからやや遠くに大雪渓を観賞。

 人は20数名もいるだろうか。空いている日に天候も回復してここまで来ることができ、ありがたさをかみしめる。
 思ったより暑かったが、不平をいうほどではない。

 さらに10分ほど歩いて、大雪渓を目指す。

 昨今の温暖化だし、雪渓がもっともやせ細る時期でもあるので、これで一番、雪が少ない状態だということだろう。
 裾の方から崩落して川へ落ち込んでいるので、雪渓下部に人が立ち入らないよう、係の人がものすごく安全マージンを取ってロープを張り直そうとなさっていた。
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 吹き抜ける風が冷涼である。先ほどまでの暑さは立ち去り、冷蔵庫から扇風機で送り出したような一定の風が全身を吹き抜ける。
 息子にだけは持参させた上着を着せ、われわれは何とか寒さを我慢しながら昼食とする。

 食べているのはコンビニで買ったおにぎりとかネギトロとかチキンとかだが、気分はアルピニストだ。

 これほどの場所にこれほど簡単にやってこられること、それに、そのことをこの年になるまで知らなかったことに驚く。

 今回、北信州にしばらく滞在することになり、どこへ行けばいいのかと少し調べるうち、この場所にこんなに楽に来られることを初めて知ったのだ。ロープウェイやリフトすら使っていないのである。

 こういう場所での経験は、千畳敷カールや新穂高などを例外として、もっとまともな登山者に与えられた、特権的なものだと考えていた。

 日本にもまだまだ、ただの観光客の来訪を拒まない、私の知らぬ大きな自然があるのかもしれない。

 あ、そういえば、立山には大人になってから行ってないな。家人も息子も経験ないはずだ。
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 雪渓を登っていったり降りてきたりするアルピニストがたまにいる。家族連れの中には、雪渓上ではしゃぎながら記念写真を撮っている人たちもいる。

 私もいたずら心を起こして雪渓に出る。雪は固く締まり、歩くのに何の不便もない。

 ゆっくりと向こう岸?までトラバースして、岩にタッチして戻る。行きは登り気味だったので楽だったが、帰りは下りになるので滑らないようにかなり注意が必要だった。
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 少し歩けばこの別世界に到達できるとはいえ、特にハイキングが趣味でもない運動不足の身にはそれなりにこたえた。

 だが、その苦労の報酬がこの山と風と雪渓だと思うと、十分以上に報われた気がする。

 息子にとっては、この自然の中で食べたネギトロがことのほかおいしかったことが一番大きな報酬だったようだが。

(表示されている日付は当日のものですが、このエントリは翌日夕刻、「沈澱」しているホテルのロビーで書いています。今は向かいの山の頂上ががかすかに見え・・・と書いているうちに、また灰色のガスの中に没しました。)

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2008.08.17

★タヌキとキツネ

 先日、戸隠からの帰り、「らんぷ屋工房」のすぐ近くの路上でタヌキを目撃した。

 今日は夕刻、飯山から斑尾への登りで、キツネを目撃した。

 タヌキもホンドギツネも、野生のものを見るのは初めてである。

 これからも元気で、子々孫々、踏みとどまっていてほしいと思う。

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★雨続き

 朝から一面の霧。

 こちらへ来てから、天気がよかったのは最初の2〜3日だけだ。

 ホテルを出るときの気温が15℃台。かなりはっきり、「寒い」に近い。

 上着を着て斑尾高原の希望湖(のぞみこ)を1周するトレイルを散策。半ばあたりから雨が降り出し、ほどなく本格的な降りになる。
 仕方なく傘をさして歩行を続け、それでも鳥の声がすると双眼鏡を向ける。

 「まるで筋金入りのバードウォッチャーみたい」と笑い合う。

 昼食は、例の老婦人がウェイトレスをしている店。

 今度も、苦労して注文を終えてすぐ、注文していないコーヒーを持ってきてくださった。

 さて、それはそれとして、今日は店自体もすごかった。

 家人と息子が注文した焼きそばができないというので、豚の生姜焼き定食とカレーに替えてもらった。今日は最初から伝票をもらいにいって自分で書いていたので、それを書き直す。

 が、しばらくすると、もうご飯がないのでそれもできないという。

 メニューを眺めてみるが、ご飯がないということは、あらゆる定食もカレーもできないということだ。残るのは、スパゲティ(3種)、ラーメン、冷麺のみ。
 冷麺は先日家人が食べ、スパゲティ(ペペロンチーノ)も私が食べた。

 息子は仕方なくラーメン、家人も仕方なくもう一度冷麺かな・・・と言いながら伝票を書き直しにいって、「やっぱりミートソースにした」と戻ってきた。
 最初からトンカツ定食だった私は、一人分だけはあるというご飯をいただく。

 けっこう混んでいて、次の客だけは満席で断られていたのだが、それを最後に不思議と客は途絶えた。

 「ご飯がなくてこれ以上客が来たらどうするんだろう」と人ごとながら心配していたのだが、結局は来なくて杞憂に終わった。
 だが、食べ終えて店を出ても、店の窓にも入り口にも、しっかり OPEN の文字。表のメニューも店内の黒板(ランチのおすすめ)もそのままである。
 何か食べたいという客が来たら、スパゲティとラーメンと冷麺しかありませんというつもりなのだろうか・・・

 まあ、今日はお盆休みの最終日。予想以上の客の入りに予定が狂ったのかもしれない。
 ___

 午後は、息子のたっての希望で、志賀高原の麓にある地獄谷温泉の野猿公苑へ。

 斑尾高原を降りると、霧は晴れ、雨はやんでいる。われわれが雲の中にいたようだ。

 湯田中を抜け、すれ違いに苦労する1車線路を2〜3キロ走った行き止まりにあった。

 ここは確か、雪景色の中、温泉に入る猿で有名なところである。猿は大阪府の箕面市でさんざん見ているのでどうということはないと思っていたのだが、見ているとそれなりに楽しかった。

 また、常に噴水のように吹き上げている硫黄泉も珍しい。

 元は専門店だったと思われる、湯田中の手打ち蕎麦屋(今は食堂化して中華料理まである)で夕食。私は天蕎麦をいただいたが、蕎麦は確かに手打ちだと思えた。
 若い人は息子さんだろうか。だとすれば、失礼ながら、もう少しきりっとした店に生まれ変われるよう努力して欲しいと思った。

 夕刻、空気が澄んですっきりと晴れ渡り、山の緑が美しい。明日はちょっと遠出して、白馬か妙高に向かうことにしよう。

 マクドナルドで朝食を仕入れてホテルへ帰る。ちょうど昇り始めた満月が綺麗だ。

 帰ったときもやはり気温は15℃台だった。
 ___

 先ほど調べたら、天気のいいのは明日だけらしい。

 思い切って白馬に行こう。

 残りの日々はまた、雨模様のバードウォッチングになりそうだ。

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★日曜日?

 「ねぇ、今日って日曜日だっけ?」

 「うん、たぶん・・・」

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2008.08.16

★野尻湖「国際村」

 午後1時まで、野尻湖畔の「象の小道」で鳥見。

 いきなり混群に出くわし、アオゲラまで出た(私は見逃した)ときは、この先にどんな素晴らしい出会いが待っているのかと期待したが、ほとんどそれきりであった。
 終点近くでキビタキをちらっと見たのみ。

 鳥見をするとき、どちらかというと同じ場所に腰を落ち着けるタイプと、どんどん違う場所へ移動するタイプの人がいる。私は圧倒的に後者だ。

 家人と息子は中間ぐらいなので、私だけはるか先まで進む。最初のころの分かれ道(白樺の木で作った人形が道の真ん中に置いてあった)以外は一本道なので、安心してずんずん歩いていく。

 鳥との出会いはない。

 それでも素晴らしい道である。すぐ北側に湖を見下ろす森の中のトレイルで、大きなアップダウンもなく、気持ちよく散策できる。湖上から聞こえてくるさまざまなエンジン音さえなければ、ほとんど完璧な小道である。
 ___

 とにかく、今よりももっと素晴らしい何かがこの先にある・・・・・ そういう思いはほぼ常に裏切られるのだが、それでも期待に突き動かされて前へ前へと進んでしまう。
 あまりにも鳥がいないので、いつの間にやら速歩で森を駆け抜けるウォーキングのようになってしまった。

 何も素晴らしいことがないならないでかまわない。しかし、とにかく終わりまで見届けたいのである。

 途中、いくらなんでも心配しているかと思い、だめもとで携帯を取り出してみる。なんと、立派にアンテナが立ち、家人に連絡を取ることができた。すぐ左下が何もない湖、いるのは森の中だ。こんなところで携帯が通じるなんて、どうなっているんだろう? しかもソフトバンクなのだ ^^;

 終点から引き返して家族と合流、そのまま車を駐めた入り口へと、今度は一緒に戻る。未知の何かが待っていない、すでに経験した経路なら、先を急ぐ必要もない。

 戻った入り口ではカケスに出会う。
 ___

 昼食を取るために湖畔の道を車で走っていると、ちょっと目を疑う風景に出くわした。バカンスシーズンのフランスの、湖畔の別荘地みたいに見える。
 景色と建物が、ではない。目に入る限りの人が皆、バカンス真っ盛りという感じの白人なのだ。

 幸い私が通過した後だったが、幼い女の子が道路に飛び出しそうになり、母親らしき女性の No, No, No ! という声が響き渡る。

 ここはどこ? これはなぜ? といういくつもの?が頭を舞う。日本でこんな風景を見たのは初めてだ。

 ホテルに帰ってから調べると、国際村と呼ばれている地域らしい。何でも、「大正から昭和初期にカナダ人宣教師のダニエル・ノルマンによって、野尻湖に外国人の為の保養地として別荘地を開村したのが始まり」なのだそうである。

 それにしても、そんなものが現在まで続いているなんて・・・ この人たち、ふだんはどこに住んでいて、どんな仕事をしているんだろう?
 ___

 昼食後、「野尻湖ナウマン象博物館」。

 ちょうど私が幼いころ、やたらに盛り上がっていた記憶があるのだが、あれは本格的に発掘調査が始まって、成果が出始めていたころだったかららしい。今20代ぐらいの人たちは、「野尻湖のナウマン象」などと言ってもピンと来ないかもしれない。

 博物館を出るころから、例によって雨。ほどなく大雨になる。

 コンビニで夕食と朝食とスイカを仕入れてホテルへ帰り、昼寝、ブログ、夕食、トランプ、グレート・ギャツビー、風呂、トランプ、ブログ。

 もう真夜中だ。おやすみなさい。

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★3度目のギャツビー

 『グレート・ギャツビー』(スコット・フィッツジェラルド)を読んでいる。

 記憶にある限り3度目だ。過去2回は挫折している。もっとも、1回目はたぶん中学生時代、わけもわからずに買った『華麗なるギャツビー』なのだが。

 今だってわけがわかっているとは到底言えない。

 訳者である村上春樹氏にとっては、特別な思い入れのある何ものにも代えがたい小説だというのだが、私にとっては、読み進めるのに苦痛を感じる退屈な小説でしかなかった。

 それでも、ムラカミさんがそこまでおっしゃるのならと、3度目?にとりかかっている。

 某所に座っているときにしか手にしないので、ほとんど進まない。やっと3章に入って、主人公がそれと知らずにギャツビーと会話を交わすところまで来た。
 ギャツビーの微笑みに関する詳細かつ的確な描写がすごい。

 だが、相変わらず、全体として何が描かれようとしているのか判然とせず、物語世界を自分の中に作り上げるのに困難を伴う。でも、退屈さは何とか克服できたかもしれない。
 それどころか、某所以外でも手にとって読もうかという気がしてきた。

 自然散策やブログ更新なんかで忙しく ^^;、まだ実現していないけれど。
 ___

 コンビニ弁当の夕食後手に取り、第4章の終わりまで読んだ。物語の半分近くまで進んで、話の核心がやっと明確になってきた。

 しかしながら、この小説にとって「核心」とは何なのか。

 村上春樹氏が絶賛し、「これまでの人生で巡り会ったもっとも重要な本を」「どうしても1冊だけにしろと言われたら」「やはり迷うことなく」「選ぶ」とまで言う『グレート・ギャツビー』を読みながら痛感するのは、やはり、こういう作品を書く能力も翻訳する能力ももちろんなく、読む能力さえおそらくはない、自身の才能の欠如である。

 生産する能力がないのは当然のことと甘んじて受け入れるとしても、消費する能力さえないというのはかなりもの悲しいことだ。

 珍しくだれもいない、いつもと同じ露天風呂に身を沈めながら、つくづくとそんなことを思った。

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★人の偏在

 夕刻からまた大雨。ここのところ連日である。

 ほんとにみんなお盆休みなんだろうか。

 かろうじてネットにはつながっているとはいえ、テレビとも新聞ともまったく無縁な生活をし、人の来ないようなところを選んで出かけていると、何だか不思議な気がする。

 ここでは、観光地の人波とも帰省ラッシュともオリンピックともまったく無縁だ。終戦記念日すら、ちらっと思い出しただけで過ぎ去った。
 出かける先々で会う人といったら、せいぜい2〜3組。

 昨日夕食を食べたペンションに泊まっていたのも、たった1組のようだった。

 みんないったい、どこにいるんだろう? いるところにはものすごくいるんだろうけど。

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2008.08.15

★アカゲラの日

 朝、部屋の窓の前にアカゲラ飛来。ベッドでぐずぐずしていたのだが、息子の歓声で起き出す。
 典型的なキツツキだと思うのだが案外珍しく、見るのはまだ2回目である。家人と息子は初めて。
 鳴き声を覚えた。

 午前、斑尾高原。万坂峠から袴湿原を往復。

 午後、赤池周遊ぶな林トレイルを散策。

 前者は鳥影濃く、行きも帰りも途中で混群が通過。カラ類にエナガ、メジロが代表的。ウグイスはどこに行っても囀ったりしている。
 行きにはアカゲラも見た。

 全身褐色の鳥(オオルリのメスの可能性)、胸に黄色いまだら模様があり、腹にかけて白くなっている鳥(強いて言えばマヒワに似ているが可能性は低い)が気になる。
 図鑑のページをすべてめくってみても、同定不能。

 後者にはほとんど鳥がいなかった。時間の関係かもしれない。かろうじて確認できたのは、ウグイス(声)、ホオジロ、キセキレイのみ。
 あ、アカゲラが一瞬。

 夜、初めてきちんとした夕食を取る。パンフレットを見て、レストランだと思って電話をかけたペンションで。

 パンフレットの地図の場所に何度行っても見つからなかったのだが、そこにあるのは出店のアイスクリーム屋だった。
 息子が別の場所に似た名前のペンションを見つけ、電話番号が同じだったので間違って行かずにすんだ。

 2500円でフルコース。おいしかった。

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★空前絶後のウェイトレス

 3日前に夕食を食べた店で昼食。

 前はいなかったご婦人が、ひとりでフロアを担当する形になっている。といっても、テーブルは店内に4つだけ。

 この人がすごかった。いや、お年を召しているし(たぶん、70代半ば)、おそらくはオーナーの母親だと思われるので(それにしては少し若いが)、お盆の時だけ手伝っていらっしゃるのかもしれないが・・・

 以下、箇条書きにする。

1.テーブルに案内してくれない。
2.先客のグラスを片付けてくれない。
3.テーブルをちゃんと拭いてくれない。
4.他の人が注文した飲み物を持ってくる。
5.お水を持ってきてくれない。
6.注文を取ってくれない。
7.注文の品を自分で伝票に書いてくれという。
8.料理ができるたびに「どこ?」とオーナーに聞く。
9.オーナーが厨房にいるときは、「(料理名)のかたぁ」といいながら、狭い店の中をうろうろする。
10.支払いの時、別の4人グループの伝票を持ってくる。
11.次に、3人グループだがまた別の伝票を見せられる。

 そのうち案内してくれるだろう、テーブルを片付けてくれるだろう、注文を取ってくれるだろう・・・と思い、急かすのも悪いような気がして黙っていると、いっこうに前へ進まない。とにかく、こちらから言わないと何もしてくれないのだ。

 そして、まだ水も出ていないし注文もしていないのに、間違えてジュースなどを持ってきたりする。

 やっと注文する段になると、カウンターまで伝票を取りに来て自分で書いてくれというのだが、あまりにも文脈離れしているので、家人も息子も何のことかわからなかったようだ。

 横柄だとかいい加減だとかいうのとは違う。どちらかといえばあくまで上品で、物腰もやわらかい。状況を理解していない家人に言った言葉が「腰をお上げになって」であった。

 伝票を自分で書いたのは生まれて初めてである。丁寧に書く。いい経験だった。
 家人も「この方が安心」と微笑んでいる。

 確かに。

 どう見ても、明らかに「おかしい」のである。だが、認知症とかそういう感じもしない。会話はきちんと成立しているし、オーナーだって、抑えた声ながら、「さっきと同じテーブル!」「今ビール運んだテーブル!」などと、叱責混じりの強い口調で指示を出している。
 仕事ができなくて当然とも思っていないようだし、いたわっているふうでもない。

 そもそも、注文はすべて、このご婦人が受けたのだ。客は3〜4組しかいない。私だって、どのグループが何を注文したのかすべて把握している(書かれた伝票は復唱して確認しているし、隣のカップルの注文はふつうに取っていた)。
 ビールとアールグレイの2人連れ、豚の生姜焼き定食とビーフステーキ定食のカップル・・・

 なのに、飲み物や料理ができるたびに、すべて、それをどこへ運べばいいのか把握していないのである。

 空腹だったし疲れていたのだが、あまりのことに、イライラすることも怒ることも忘れ、ただ啞然としつつ、一方では微笑ましく同情してしまうという感じになった。

 これが若いウェイトレスだったら違っただろうか。

 いや、おそらく年齢は問題ではない。ウェイトレスとしての能力はまったく欠如していても、結局は雰囲気というか人柄というか、横柄でもなく投げやりでもなく嫌々でもなく、とにかく上品な柔らかい物腰で、言われたことはやろうとしているのを見ていると、何というか、ほのぼのとした諦観を感じてしまうのである。

 たぶん、それは、能力の欠如した若いウェイトレスであっても同じだったと思う(もっとも、これほど仕事のできない若いウェイトレスに今後出会えるとは思えないけれど)。

 むしろ、会話にならないロボットのようにしゃべりながら嫌々仕事をしているウェイトレスに出会う方が(しばしば出会う)、徒労感は強い。
 ___

 このちょっと変わった店、外観を見たときから家人が妙に気に入っているので、滞在中におそらくもう1〜2度は行くと思う。

 その時にあのご婦人に会えなければ、おそらくは人生で1回きりの、空前絶後のウェイトレス体験になるだろう。

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2008.08.14

★かくてもあられけるよ

 午後から晴れ間も見え始めたので、斑尾高原の池の沼湿原を散策。

 湿原の奥から入り口方面を見渡すと、本当に何もない、自然そのものという感じがしていた。

 だが、入り口に設置された看板を後から読んで驚く。

 何と、ここにはかつて集落があり、人々が暮らしていたというのだ。
(いま調べたところ、一昨日夕食を食べた店のオーナーが作っていらっしゃるウェブサイトに行き当たり、「奥沼部落」と呼ばれていたらしいことがわかった)。

 家など建てようもないような湿原である。冬には雪だって何メートルも積もる。
(後記:全員が離村して無人になってから湿原化したらしい。なるほど。いくら大昔でもこの湿原に家を建てようとする人はいないと思う。少なくとも日本なら、他に適地はいくらでもある)

 日本各地を旅行するたびに、「よくもまあ、こんなところに住めるよなあ。どうやって生計を立てて、どこで買い物するんだろう?」と思うことは多い。
 わが家では「かくてもあられけるよ」((C)徒然草)と呼んでいる。

 だが、ここに集落があったというのは、その中でも特筆に値すると思う。
 ___

 また雨になりそうなので、少し急いで戻る。車まであと数百メートルというところで雨が降り始め、車に乗りこんだころからものすごい大雨になる。

 希望湖を見に行こうとすると、道の一部は川。ほんの少し、「戻れないかも」という思いが頭をかすめる。

 湖に着くころには小降りになり、家人を車に残して息子と二人、見学に行く。
 看板などによると、釣りの盛んなところらしく、こんな日でも十人近くの釣り人がいたようだが、先ほどの雨のせいだろう、ほぼ全員が片付け終えてそれぞれの車に戻るところであった。
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 なぜだかとっても疲れていた。ここ数日、毎日歩き回ったせいだろうか。連日温泉に入り(というとなんだか優雅に聞こえるが、安物の狭い2K?暮らしで朝に昼に、時には夕にもコンビニおにぎりを食べるなど、相当貧乏くさい休暇である)、いわゆる「湯あたり」をしているのだろうか。

 夕刻、家族そろって1時間ほど昼寝?する。
 ___

 追伸:

 「戸惑う被写体」に、白根山の「湯釜」の写真を載せました。3枚の写真を合成したものですが、ソフトの性能が上がったのか、まったく自然なパノラマになっています。よろしければご覧ください。

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★雨いたくして

 昨夕、戸隠を出るあたりから雷雨。

 楽しみにしていた(でも忘れていた)花火大会は中止かと思っていたら、すぐ近くで爆発音が聞こえ、驚く。

 ホテルのテラスから見ると、すぐ近くだったので、モノによっては空一面が火花で覆われるような状態になり、かなりの迫力だった。
 雨は小止みになっていた。
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 今日は朝から雨。

 気になっていた、公私にわたる仕事を片付け終え、ほっと一息。

 がつがつと忙しく休暇を楽しむのはちょっとお休み。

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★中米の北斎

 小布施町の北斎館で土産物屋を冷やかしていたら、ちょっと気になるTシャツなどが売っていた。

 とりあえず見たのは、Made in ホンジュラス。気になって他のを調べてみると、グァテマラとハイチ。その3か国でほぼすべてだった。

 北斎模様?のTシャツなんて、それほどたくさん作るわけでもないだろうに、どうして1箇所で作らないんだろう?

 それと、かの国の人々は、どんな気分で異国の古い芸術作品をTシャツに仕上げてるんだろう?

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2008.08.13

★戸隠「野鳥」園

 終日(もともとは午後から野尻湖のナウマン象博物館に行く予定だった)、戸隠森林植物園。

 もっぱら野鳥園として利用するので(私は3度目)、何が森林植物園なのか、今ひとつ判然としない。

 そう多くの鳥は見られなかったが、何種かの巣立ち雛をじっくり観察できたのはよかった。
 ご興味のある方は、「戸惑う被写体」をご覧いただければ幸いです。

 ランプのない「らんぷ屋工房」で早めの夕食。サンドウィッチやドライカレー、シフォンケーキなど。Cozy な空間だった。

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2008.08.12

★落差

 小布施町へ。

 北斎館を見学。付近を散策。

 あまりの暑さに辟易する。涼しいのは標高が高いところだけのようだ。当たり前か。

 手打ち蕎麦の昼食。

 8個で1000円の桃を買って帰る。先ほど食べてみたら、ふだん食べるのと変わらぬおいしさだった。

 小布施を出たところでふと見ると、車外温度計は38.5℃。これでは大阪と変わらない。

 飯山へ。たくさんのお寺を連ねた散策道が用意されている。ちょっと尾道を思わせるが、とにかく暑い。

 何度もへたり込みながら北飯山駅まで歩く。

 電車(じゃなくてディーゼル車だった)で飯山まで帰ろうと思ったが、予想したこととはいえ、次の列車まで50分待ち。
 いろいろ思案したものの、疲れているので待合室(というか、駅舎全体で8畳ぐらい?)でゆっくりして、列車で帰ろうということになる。乗車時間は2分ぐらい?

 駅から3メートルもないような幅の道を渡ると、もう普通の民家が連なる。駅徒歩5「秒」である。やっぱり地価も少しは高いのだろうか。

 列車は来たものの、ドアが開かないので焦った。ボタンを押して自分で開ける必要があるのだった。車掌は若い女性。これは昨今、それほど珍しくなくなってきた。

 飯山駅前に駐めた車(駅前駐車場は無料)に戻り、ローソンで翌朝の食事などを仕入れてホテルへ向かう。

 標高を上げていくと、みるみる温度が下がり、あっという間に10度近く下がって、20℃台前半になる。

 毎日高原鳥見ハイキングもなあ・・・と(特に家人が)思っていたが、この恐ろしい暑さから逃れるためには、やはり高原を目指すに限る。

 明日は戸隠高原で鳥見の予定。

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2008.08.11

★意外な出会い

 白根山から長野方面へ戻る途中、国道最高地点の手前で、思いがけず、ニホンカモシカを目撃した。

 そんなものがいるとはぜんぜん考えていなかったので、ちょっと感動した。

 息子にとっては、初めて見る野生のニホンカモシカである。
 ___

 ついでに、白根山ではイワツバメが飛んでいたという。息子の同定。硫黄ガスとか大丈夫なのかな。

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★記憶の修正

 志賀高原へ。

 前山スキー場のゲレンデをリフトで登り、山頂から四十八池を往復する。

 途中、さえずりだけを何度も何度も聞かせてくれた鳥の正体がわからず、もどかしい思いをする。
 復路、やっとの事で視認。下山してから図鑑でメボソムシクイと確認する。

 この程度の鳥の同定がなかなかできない鳥見初級者だ。

 他に、盛んに鳴くウグイス、おとなしいルリビタキ、帰りのリフトでホオジロ。

 四十八池の高層湿原で、息子が木道から転落。幸い片側が濡れた程度で済んだが、荷物もろともずぶ濡れになるとか、どこかを骨折するとかいうことになっていた可能性もある。
 笑い話で済んでよかった。

 渋峠、国道最高地点(2172m)を通り、白根山へ。いわゆる「湯釜」、火口湖へ上る。硫黄の臭いがかなりきつい。

 20年ほど前に1度来たことがあるのだが、見た瞬間、「うわお、こんなに大きかったっけ?」と思った。

 1度はちゃんと自分の目で見ているくせに、その後に見た写真のイメージなどで記憶が修正され、頭の中で縮小しているのだ。

 こんなことからも、記憶というものが、後からの刺激でどんどん変容してしまうということがわかる。

 確かな記憶を残すために・・・と写真やビデオを撮っても、画面で確認した瞬間からわかるように、もはやそれらは記憶とは異なってしまっている。

 最初はまだそれとわかるからいいのだが、いつの間にやらその写真やビデオがホンモノの記憶をどこかへ追いやってしまいかねない。

 もともと儚げな記憶が、頭の中でどんどんその姿を変えていく・・・

 それを取り出すのが「思い出」であり、その変形した追憶の集積こそが歩んできた日々になるのかもしれない。

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2008.08.10

★202円!

 モバイルコンピューティングとは縁がない。

 自宅外から書くおそらくは初めてのエントリが、こんな内容で情けない。
 だけど、疲れてるし、すぐ終わるやつで・・・

 北信州に来ている。気温は20度を切るくらい。息子はどうかすると「寒い」を連発する。

 夕食は、ホテル近くのこじゃれたピッツェリアで、手作りのピザなどを戸外で食べた。

 さて表題。

 ここへ来る途中のサービスエリアで、ハイオク1リットル202円の看板を見つけ、人生で!初めて見た200円の大台突破に驚いて、早速写真を撮った。

 ガソリンが半分ちょっと減ったところで、このまま田舎に突き進んでも安くなるかどうかわからないと思い、別のSAでガソリンを入れると、やはり202円。
 北陸自動車道のSAは、どこも同じなのかもしれない。

 インターを降りて少し走ると、194円の看板があってがっかりする。まあ、30数リットルしか入らなかったので、大した違いではないけれど。

 それにしても、お盆初日?だというのに、北陸自動車道は信じられないぐらい空いている。オートクルーズでずっと走っていてもほとんど問題がないくらいだ。
 前後左右、車が1台も見えない区間も多かった。

 その道の横に、また高架道路を平行して建設中のようで、いったい何のためにこんな無駄遣いを・・・と思ったが、考えてみればそれは北陸新幹線なのであった。

 部分的にではあるが、けっこう建設が進んでいる。まだ本気で作るつもりでいることにちょっと驚く。
 高速道路がこれほど空いている地方に新幹線を通して、いったい誰が乗るのだろう?

 それはともかく・・・

 初めての、1箇所滞在型家族バカンス。

 とはいえ、持ち前の貧乏性で、のんびりするどころか、あちらこちらと走り回って余計疲れそうな予感が今からしている。

 ともかく今日は、早く寝よう。

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★秋来ぬと

 立秋から3日。
 ___

 秋来ぬと目にはさやかに見えねども虫の声にぞおどろかれぬる
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 昼間はまだ蟬の声がかまびすしいが、夜半、寝床では儚げな秋の虫の声が閑かに聞こえてくる。

 枕元の温度計は27.5℃。快適に寝られる。どうかすると、少し肌寒さを感じるぐらいだ。

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2008.08.07

★華麗なる変貌

 午前、遠い方の職場。

 午後は近い方の職場なのだが、息子にお昼を食べさせなければならない。どうするのだと聞くと食べに行きたいと言っていたので、いったん帰宅する。

 久しぶりにア・ラ・メゾンに行きたいという。ときどき家族で夕食を食べる、ふだん使いのイタリアン系洋食屋だ。

 こないだ昼に行ったときはなぜか閉まっていたので、念のために電話。名前も聞かれず、こころよくOKをもらう。

 ところが、店の前まで行ってみると、「2号店をオープンしました」と黒板に書いてあり、中を覗くと物置状態である。
 2号店というか、要するに移転しているのだ。こないだ閉まってたのも、そのせいなのかもしれない。

 仕方なく、書かれた住所を頼りに車を走らせる。幸い、数分の距離だ。

 途中、息子が「5階って書いてあったで」という。
 「こんな田舎に5階なんかないやろ。まさか、平和堂の中とちゃうやろな。そやけど、平和堂にも5階なんかなかったぞ。もしかしたら、手前のあのビルかな?」などと、埒もない話をしながら向かう。

 そういえば、駐車場があるのかすら聞いていない。車駐められるんだろうな・・・

 行ってみると、やっぱり「あのビル」だった。平和堂の手前(南側)の、本屋やレンタルビデオ屋やクリニックが入っているビルだ。
 ここなら駐車場には不自由しない。

 看板には、「北摂山手倶楽部 A' la Maison」とある。

 これはやばいかも。
 高いランチしかなかったらどうしよう・・・と思いながらエレベータで5階へ。

 そこには、かつてのアラメゾンを知る者には信じられない空間が広がっていた。

 その雰囲気を見ると、不安は明らかに的中したようなので、おそるおそるメニューを開いてみる。ランチは基本的に2種類で、1680円と3150円。
 前者が存在したことにホッとする。それでも、何でもない日に息子と食べに来るような値段では到底ない。

 ゆったりと間隔を空けてまばらに置かれた立派なテーブルと椅子。南ヨーロッパを思わせる、明るいオレンジ系の床。広々としたテラスには植物。こんな季節でなければ、テラスで食事、なども楽しそうだ。

 グランドピアノにワインセラー、入り口と奥の壁面には壁掛けテレビ(もちろんスイッチは入っていない)。

 豪華絢爛な花と、よくわからないジャポニスム的な和服美人の額。その横には襖。

 どれもこれも、かつてのアラメゾンとは似ても似つかない。
 馴染みのシェフの顔を見るまでは、ぜんぜん別の店のような気がして落ち着かなかった。

 前菜は豪華でおいしい。ミネストローネは定番の味。

 スパゲティボロネーゼのソースに、かつての店とのくっきりとした連続性を感じさせられた。シェフが変わってないのだから、当たり前なのだが・・・
 息子の食べたのはこれまでとは違う、さらにオシャレな感じの一皿で、味もよかった。
 パンにコーヒー。

 この値段でドルチェがないのはちょっと?である。お愛想程度でいいから何かあるほうがよいと思う。

 あと、砂糖とクリームが前の店のままのようだ。ここはやはり、きちんとした陶器に入れて提供すべきだろう。

 夜は3680円と5860円。もはや、普段使いにはとてもできない。何せ、キャッチフレーズが

   「特別な時間を彩る華やかな晩餐」

なのだ。

 シェフは同じだが、前の店とはまったく違うコンセプトだと考えた方がよさそうである。

 行きつけと言えるほどの店は何軒もないし、その中で発展的に移転した店はまだ2つ目である。1つ目はまあ、店は綺麗で広くなったとはいえ旧来の路線を踏襲しているが、ここはまったく変わった。

 聞けば、もう半年以上前からここでやっているという。そんなに長い間、来ていなかったっけ?

 失礼ながら、前の店は千客万来という感じではなかった。それでも、これほどの華麗なる変貌ができるほどの下地ができていたのだろうか。旧店のスペースを残したままだし、お金も余分にかかるはずなのだが・・・

 まあ、心配してもどうなるものでもないし、私はこれまでのようには通えない。

 どうか皆様、ちょっと贅沢なランチや、特別な日のディナーにアラメゾンをご利用いただき、応援をよろしくお願い致します ^^;

店 名:Rest house 北摂山手倶楽部 ダイニングキッチン A' la Maison(アラメゾン)
所在地:大阪府茨木市上郡2丁目13-14 ゴウダC&Eビル 5階
   (名神茨木インター近く。平和堂アルプラザ南すぐ。駐車場豊富)
電 話:072-621-7380(予約をお勧め)

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★水洗トイレもリセット?

 「トイレの水が止まらへん」と息子が相談に来た。

 「そういうときはどうするか、前に説明したやろ」と言うと、いきなりドライバーを持ち出して、水道の元栓を止めようとする。
 おいおい、それは最後の手段だ。あのときぼーっとしていると思っていたら、やっぱり真面目に聞いていなかったんだな。

 「そうか、わかった。リセットするんや」

 そういって、ウォシュレットのコンセントを抜こうとする。

 あのなあ、それは水洗の仕組みとはなんの関係もないのだ。わかるか?

 ___

 仕方ない、もう一回説明したるわ。

 ウォシュレットは電気で動いてるし、中はコンピュータ制御とかしてるかもしれへんけど、水洗っていうのは電気とかぜんぜん、何の関係もないねん。全部機械的に動いてるんや。

 このタンクの蓋を開けるやろ? 中にこの、浮きが見えるやろ。水が増えてこの浮きが上がってきたら水が止まるねん。水道の蛇口も、上げたり下げたりして出したり止めたりするやろ?

 水を流すレバー回したら、底にある栓みたいなんが開いて、ほら、水が減るやろ。そしたら、浮きが下がって、水が出るねん。
 水が流れっぱなしということは、要するに浮きが上がってけえへんということや。その理由はふつう、水が貯まれへんっていうことやろ? その原因は何やと思う? 《以下略》
 ___

 それにしても、水洗トイレをリセットして直そうというのには恐れ入った。

 ふだんからコンピュータはしょっちゅう再起動させているし、先日、家人の車のエンジンの調子がおかしかった時に、リセットして直したのを見ていたのも影響してるだろう。

 今どきの車は、軽自動車でさえコンピュータ制御で燃料噴射していて、そのコンピュータをリセットするだけでエンジンの調子が直ったりするのだ。
 リセットの手段は(たぶん)用意されていないので、バッテリーを外したりヒューズを抜いたりする。

 ともあれ、息子のような発想を「ゲームの影響」とか言われたりするんだろうな・・・と、ちょっと同情してやりたくなる。
 人から変なそしりを受けなくてもすむように、これからもいろんな常識を教えていってやりたい。すでにかなり手遅れのような気もするけれど・・・

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2008.08.05

★仕事(その2)

 こちらが本音だということにさせてください。

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★仕事(その1)

 あまりにもトホホな内容なので、暗号化?して書きます。奇特にもお読みになりたいと思われる方は、お手数をおかけして恐縮ですが、携帯電話などの機能を利用してご覧くだされば幸いです。

(昨日、仕事中に、なんの脈略もなく、こんなことができるのでは?という考えが浮かび上がってきました。当たり前のことなので、皆様はとうにお気づきかもしれませんが、携帯を使うことがほとんどない私は、昨日まで気づきませんでした。)

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★アパルトマン

 邦題は「アパートメント」らしいのだが、ここはやっぱり「アパルトマン」であってほしかった。

 そんなことを思うのは、フランスかぶれが残っている世代だけだろうか。今の若い人にはアパルトマンでは通じないのかな?
 とはいえ、この映画が作られたとき、観客であったかもしれない私の年齢は30代前半。主人公たちと近い年齢である。
 やっぱり、どう考えてもアパルトマンだよな。

 さだまさしだって、「♪過ごしたアパルトマンは、マロニエ通りの奥」とか、「♪メトロの駅の前には62番のバス」なんて歌ってるぐらいだから、アパルトマンだとかメトロだとかいうのは日本語だと思うんだけど。

 閑話休題。

 こんな映画の存在を今まで知らなかったなんて・・・と唖然とする名作。

 もしかしたら、話としては単純だし、登場人物たちの行動は刹那的で深みがないといえるかもしれない。
 しかし、描かれる時間が過去と現在を自由に行き来して、それが破綻なく、巧みに組み合わされていることで、物語に奥行きが生まれている。
 ___

 滅多にないことだが、明日もう一度見るかもしれない。あ、以前続けて2回見た映画もフランス映画だった・・・
 やっぱり、そのときだけで終わるハリウッド映画ばかり見ていないで、こういう映画を見るべきなんだろうなあ。
 DVD化されたのもすごく遅いみたいだし、怠惰な者にはなかなか情報が入ってこないのだが。
 ___

 この映画は、ロマンス? サスペンス? いやむしろ、情熱に支配される身勝手な人間の群像劇かもしれない。

(l'Appartement, 1996 France, Espagne, Italie)

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2008.08.03

★OC

 OCというだけで最近は意味がわかったりするようだ。

 Open Campus。大学などが学生獲得のためにキャンパスを開放して催すイベントのことである。

 高校1年生で大学訪問もないものだが、どこかの大学のオープンキャンパスに行くのが夏休みの宿題!になっていると息子がいう。
 大学も大学なら高校も高校である。資源や労力やエネルギーの無駄にしか思えないんだけど。

 一緒に行けるような友達はまだいないらしい。
 ならば一人で行けばいいものを、それでは不安なので一緒に行ってくれといいつつ、誰かに会うとバツが悪いので離れて歩けという。

 どないやねん。

 まあ、どんなことをやっているのか見てみたいという野次馬根性もあるし、近所にありながら降りたこともない駅前の見たこともないキャンパスを覗いてみるのも悪くないと夫婦で意見が一致し、家族で出かける。

 4月以降、2回目の「家族でお出かけ」だ。

 阪急電車に乗るところから、近づくと露骨に嫌そうな顔をする息子。それやったら一人で行け ^^;

 目的地は関西大学。敷地内に早稲田大学も出張してきてOC?をやっているという。

 阪急関大前駅。1度ぐらいは降りたことがあるような気もするのだが、思い出せない。大学自体はまず間違いなく初めてだと思う。

 予想と違い(失礼)、かなりおしゃれなキャンパスだ。もう少し広々としていれば、アメリカの大学のようである。建物に統一感を持たせるためだろう、煉瓦張りのような感じの外装が多い建物群も、安っぽさとは少し距離を置いている。

 どの学舎もやたら新しそうで小綺麗なのも気になった。内外装を最近改装したのだろうか。どの建物も?

 大学の説明を聞くと、ここのところ、やたらに学部を増やしていったり、キャンパスを作っていったりと、発展志向で大変そうである。
 そういう話や建物の件から、どうしてそんなにお金があるんだろうというのが一番の疑問だ。

 これも競争原理主義なのか、少子化時代、関関同立といえども、学生募集に力が入っている。
 でも、そこにあるのが、とにかく変化変化発展発展拡大拡大、耳慣れない学部名のオンパレードに疲れてくる。
 代わり映えのしない法学部だの文学部だのという名前を聞くとほっとして、どうしてそのままではダメなのかと疑問に思う。

 とにかく暑い。

 遠目に綺麗な芝生だなと思った緑は人工芝。真夏の太陽に照らされて、溶け出したプラスティックのようなヘンな臭いがする。
 その辺が、ヨーロッパやアメリカ、オセアニアの大学とは違うんだろう。まあ、気候がまったく異なるのに真似をしようというのが無理なんだろうけど。

 いつもの?トラットリアでお昼を食べ(ペンネを食べたのは2度目かな? おいしかった)、買い物をして帰宅。

 今日が一番盛大なオープンキャンパスだというのだが、どうしてこんな真夏の暑いときにやるのだろう。

  「北海道や沖縄からも学生が集まる全国型の大学」だとアピールしていたが、北海道や東北はもちろんのこと、関東・中部・北陸からの学生でさえ、「こんな暑いところにある大学に進学するなんて考えられない」と言いそうな、暑くてしんどかった思い出しか残らないと思うんだけど。

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★簾(すだれ)増設

 日付変わってもう昨日になるが、仕事帰りにまた簾(すだれ)を買って帰った。

 お風呂に入る前に息子に手伝わせて設置。

 前と同じのを買ったはずなのに、長さが前より長く、50センチほど余ってしまう。まあ、致命的ではないけれど。(後記:風が吹いたときに壁に押しつけられるために、バタバタしないのでかえってよかったかも)
 やはり、前回のようにきちんとサイズを書いたメモを持って行くべきだった。

 ともかく、これで LDK のベランダはほぼ完全装備。屋根はすべてダンボールで覆い、軒先からは簾が垂れている。

 昼間室内で感じる輻射熱は格段に減る。

 いくらかは涼しくなってくれるだろうし、エアコンの効きもよくなるに違いない。

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2008.08.02

★セルフで198円

 ニューヨーク市場で原油先物が下がってきていて、だから今月からガソリンは値下がりすると新聞で読んだような気がするのだが、相変わらず、石油元売り各社は月初めの値上げを繰り返しているようだ。

 月初めに値上げ→消費者の買い控え→過当競争のスタンドが仕方なく値下げ→月末に長蛇の列→振り出しに戻る

 というサイクルが定着してきた。

Dsc03199_3 この悪循環を断つため、元売り各社は卸価格の見直しを毎週行うようにするのだという。

 それって、毎週値上がりするということですか?

 まあ、経営難のガソリンスタンドを助けるためには仕方のないことかもしれないけれど。

 写真は、職場間移動の途中、信号待ちで撮った写真。セルフスタンドなのに、ハイオク198円の看板を上げている。

 探せば200円越えも見られたかもしれない。

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2008.08.01

★兼業主夫

 そして8月・・・

 明日の土曜日は重要な?仕事があるので出勤しなければならない。今日はそれに備えて?代休を取ることにした。

 洗濯物を干し、在宅勤務。お昼を過ぎたので、息子と寿司を食べに行く。
 7月いっぱいまで学校に通っていた息子の夏休みがいよいよ始まるので、小さなお祝いだ。
(後記:昨年末にはウニをけっこうおいしかったと言っていた息子が、今回は食べなかった。そういえば、先日行った実家近くの寿司屋でもそうだった。おいしかったのを忘れてるのかな?)

 帰り、疲れて帰ってくる家人用にケーキを買い、夕食のパスタ用にマイタケや白ネギなどを購う。

 帰宅して2階を掃除。
 ドラマなどを見て、洗濯物を畳んでいると家人が帰ってきた。アイスコーヒーを淹れてケーキを食べる。
 しばらく歓談?

 ナンキンハゼの葉がしおれていたので、水をやりに降りる。
 ついでに、放り出していた使っていない植木鉢やお皿などを軒下に片付ける。

 その後パスタを作って食べ、食後は息子と映画の残り(ビッグ(1988・トムハンクス))を見る。前半を見ていない家人も珍しく一緒に。

 掃除の続き。皿洗いは家人と息子が片付けた。

 シャワーを浴びて、「マリー・アントワネットの首飾り」(2001・ヒラリースワンク)を半分ほど見る(後記:初見のような気がしていたが、原題に覚えがあるので調べてみたら、4年半前にも見ている。映像の方は思い出せないのに、自分の書いた文章は細かいところまではっきりと記憶がある)。

 何だか非常にのんびりした一日。明日に備えて早めに寝ようか(大した仕事じゃないんだけど)。

 今また、夜中に蟬時雨が聞こえてきた。

(The Affair of the Necklace, 2001 U.S.A.)
(Big, 1988 U.S.A.)

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