« ★OC | トップページ | ★仕事(その1) »

2008.08.05

★アパルトマン

 邦題は「アパートメント」らしいのだが、ここはやっぱり「アパルトマン」であってほしかった。

 そんなことを思うのは、フランスかぶれが残っている世代だけだろうか。今の若い人にはアパルトマンでは通じないのかな?
 とはいえ、この映画が作られたとき、観客であったかもしれない私の年齢は30代前半。主人公たちと近い年齢である。
 やっぱり、どう考えてもアパルトマンだよな。

 さだまさしだって、「♪過ごしたアパルトマンは、マロニエ通りの奥」とか、「♪メトロの駅の前には62番のバス」なんて歌ってるぐらいだから、アパルトマンだとかメトロだとかいうのは日本語だと思うんだけど。

 閑話休題。

 こんな映画の存在を今まで知らなかったなんて・・・と唖然とする名作。

 もしかしたら、話としては単純だし、登場人物たちの行動は刹那的で深みがないといえるかもしれない。
 しかし、描かれる時間が過去と現在を自由に行き来して、それが破綻なく、巧みに組み合わされていることで、物語に奥行きが生まれている。
 ___

 滅多にないことだが、明日もう一度見るかもしれない。あ、以前続けて2回見た映画もフランス映画だった・・・
 やっぱり、そのときだけで終わるハリウッド映画ばかり見ていないで、こういう映画を見るべきなんだろうなあ。
 DVD化されたのもすごく遅いみたいだし、怠惰な者にはなかなか情報が入ってこないのだが。
 ___

 この映画は、ロマンス? サスペンス? いやむしろ、情熱に支配される身勝手な人間の群像劇かもしれない。

(l'Appartement, 1996 France, Espagne, Italie)

|

« ★OC | トップページ | ★仕事(その1) »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

 プロローグ、主人公が婚約指輪を買うシーンで、宝石商が3つの指輪の魅力をそれぞれ述べる。「3つとも気に入った」から後で電話するという主人公。その3つの指輪とは、主人公が関係する3人の女性の比喩だったことに、2回目で初めて気づいた。

 鈍感である。

 でも、1回しか見ないで、鑑賞後に「ああ、あのプロローグの意味は・・・」と気づく人がどれだけいるというのだろう? 映画人の遊び心はわかるが、見る人のことを考えていないのでは?
 それとも、こうやって2回見てくれる客を想定しているのだろうか。まんまとワナにはまったわけだが・・・

投稿: Wind Calm | 2008.08.05 23:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11290/42065004

この記事へのトラックバック一覧です: ★アパルトマン:

« ★OC | トップページ | ★仕事(その1) »