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2008.08.20

★掉尾を飾る

 例によって6時に起きて8時発。

 6時にはミルクの中にいるような霧だったが、8時ごろにはまずまずの天気となる。

 今日は妙高高原、乙見湖・夢見平遊歩道。

 当初、ダム湖でセキレイを見た以外は、鳥の声などまったくせず、綺麗な森は死んでいるようであったが、そのうち定番のゴジュウカラが現れ、相変わらず鳥影は薄いながらもミソサザイを視認。

 その後、カラ類の混群等で賑やかになり、とうとうツミ!(初見)をじっくり見るに及んで、今日の探鳥行は成功ということになる。

 高低差のほとんどない森の中の気持ちのいい道を歩いていると、さらに!、左側からバサバサとものすごい音を立ててヤマドリが飛び立つ姿をしっかりと見た。
 その後、家人と息子は藪の中にいるヤマドリの顔も見たという。

 カラ類の混群が何度も通過し、もはやいちいち見ているのも面倒だという状況になる。

 眼福。

 駐車場に戻って、少し離れた森の中でコーヒーを沸かし、マネケンのワッフル(ただしコンビニ)など食べる。

 その後、笹ヶ峰牧場で牛を見物。

 4時ごろ出て、4時半ごろ、妙高高原駅付近。

 ちょっと早いが何か食べるものはないかとナビで探すと、2つ目に洋食屋さんが出てきた。
 「まともな店ならまだやっていないだろうね」などといいながら狭い路地に入っていって店を見つけると、少し待てば食べられるという。

 外観はまったく普通の民家で、しかもちょっと安普請にすら見える。正直、やや躊躇したのだが、中に入るとこぢんまりとまとまった気持ちのいいビストロ風の店であった。

 奥に見える厨房が本格的である。

 メニューは黒板のみ。
 とはいっても、大きな黒板にぎっしりとおいしそうな料理が並んでいる。
 われわれの懐具合からすると、ちょっと優しくなさすぎる気もしたのだが、そこに出ている料理名と値段を見ると、これはただ者ではないレストランだということがすぐにわかった。

 しかしまあ、こんな路地裏?の民家の中にこんなレストランがあるなんて・・・

 何だかちょっと現実離れしているし、第一、こんな場所でこの外観でこの料理、はたしてやっていけるのだろうかという疑念がまず浮かぶ。

 だが、シェフの奥様と話していると、その疑念は徐々に氷解していく。要するに、シェフの作る料理はおいしくて、いいお客さんもついているようなのだ。

 とはいえ、まだ半信半疑ではある。

 それが、最初に運ばれてきたイサキのグリエを食べて驚いた。これまで食べたどのイサキよりおいしかったと断言できる。
 素材にこだわり、上手に焼けば、こんなにおいしくなるのだ。

 次に桃の冷製スープ。初めて食べるが、フレンチでは定番なのだそうである。絶妙。

 アラビアータ。ソースのおいしさに息子と二人、競ってスプーンですくう。

 ペスカトーレ。これもまた、これまで食べたどのペスカトーレよりもおいしい。

 食事をして興奮することなど滅多にないのだが、「ちょっとこれ、ありえない」などといいながら、がつがつといただく。
 ___

 間違いなくおいしいのだが、これまで食べたどのペスカトーレより高価(2100円)なのも事実だ。もしかして、街のきちんとしたレストランで2000円出せば、このレベルの皿を味わえるのだろうか。

 大阪北部のイタリアンでは、ついぞ食べたことのない味である。

 行ったことはないが、たとえばポンテベッキオとかは、こんな味なのかな?

 だが、失礼ながら、田舎の路地裏にある民家風の、16席だけのレストランなのである。
 これまで「発見」したレストランの中で、一番インパクトがあった。

 シェフお手製のトマトソースを二瓶、買って帰る。
 ___

 夢見平遊歩道の入り口から見ると、妙高山の山裾は、まるで樹海のようだ。

 いい空気を吸って、期待すらしていなかった鳥を見、ふつうなら見つかるはずもないようなレストランで至高の料理をいただくという僥倖・・・

 今年の休暇の掉尾を飾るにふさわしい日だったかもしれない。

 今度来られるのが何年先になるのか心許ないけれど。

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