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2008.12.02

★うつくしい人生

 「悲惨なる人生」の間違いではないかと思った。

 映画の前半には、家族が理不尽に崩壊していく過程が説得力をもって描かれる。

 農業大国フランスにも、こういう現実があるのだろうかと考えさせられる。

 人生ではなく、「うつくし」く暗い映像は、経済的に立ちゆかない農民の哀切を描く。

 このまますべもなく破滅していくのだろうかと不安になる後半、主人公は、少しずつではあるが静かな生活を築き直していく。
 前半と同じセピア色の映像からは切なさが消え、暖かみをまとい始める。
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 フランスの田舎を懐かしく思い出させてくれ、昔の写真を引っ張り出してきたり、録画したビデオを見たり、道路地図を広げたり、グーグルマップを使ったりした。

 以前から気になっていた、通りすがりに入った農場ホテルの場所を確認することができ、コンピュータ画面に映し出された道路沿いに懐かしい看板を見たとき(ストリートビュー!)は、ちょっと信じられない気がした。
 この数年、折に触れては、「あれってどこだったっけ?」と思っていたのだ。

(フランスにおけるグーグルのストリートビューは不思議である。何でもない田舎なのに見られるかと思うと、都会でもぜんぜん見られない場所が多いのだ)
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 ともあれ、不思議にハードディスクから消したくなくなる美しい映画。文学作品だけど。

(C'est quoi la vie? 1999 France)

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