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2010.02.19

◆裸の王様? ——トヨタの危機管理

 出ないと言っていたアメリカ下院の公聴会から招致され、一転、トヨタ自動車の豊田章男社長が出席することになった(朝日新聞)。

 出席しないと言えば批判や反発を招いてこういうことになるとわかっていたのに、どうしてこう、対応がちぐはぐなのだろう。

 プリウスのリコール問題にしても、ずるずると主体性なく対応を変えていくという一番悪いパターンになっていたが、今回も同じだ。

 誰が見ても今後こうなるだろうと思うような情勢を読み違え、対応を誤るのはなぜなのか。

 トヨタの経営陣が無能揃いだとは思えない。

 言うまでもなくまったくの憶測だが、「お家大事」「殿を無傷で」という内輪の論理を優先するあまり、ともかくその場を凌ごうと悪戦苦闘して、結局は屋台骨を揺るがし、殿を傷だらけにしていっているように見える。

 その意味では、豊田氏に責任はなくても、創業家の御曹司だということが負の作用をもたらしているのかもしれない。
 あるいは、何も豊田氏に限らず、上の者に(同僚にも?)意見が言えないといった風土があるのだろうか。

 ここはひとつ、顔色をうかがう周囲の意向は忖度せず、トップとして情勢判断し、果敢な決断を遂行していってほしい。

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コメント

一般のアメリカ国民の目には日本ブランドのレクサスを作っている会社の所業は『日本』の総意に見えると思います。
それだけに、今回のトヨタの対応は何度もおおぶれしたうえに、後手に回った感は否めません。

数年前に宮古島の民宿でトヨタ直系の子会社の社員と同宿した際に、色んな内輪話を聞く機会が在りましたが、トヨタの社員に対しては子会社の社員や派遣社員は一切の異議や意見を言えない雰囲気が在るとのことでした
トヨタ社員の中でも上のヒエラルキからの指示には絶対服従という社風なんでしょうね。

投稿: Ashgarden | 2010.02.20 07:39

 同僚にでもなかなか言えないというのが私にも山のようにあります。そういう風土はわりに一般的だと思いますので、それぞれが相手の思いを汲むことが大事なんでしょうね。難しいのですが・・・

投稿: Wind Calm | 2010.02.21 22:59

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