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2010.07.29

●ほっと一息

 昨夜からの雨で気温が下がり、ほっと一息つけたような気がする。

 起床時の枕元はいつも30℃か30.5℃だったが、今日は28℃だった。現在のリビングの室温も28℃。

 28℃というのがこんなに快適だったとは・・・
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 日中の職場は32℃ぐらいあったが、エアコンを入れると今日はちゃんと効いた。

 「夏」というのがこれぐらいであってくれればいいのにと思う。

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●今さらながらの Boot Camp で Windows 7

 (最後の方に「NVIDIA GeForce GT 330M というグラフィックボードを使っている Mac」で Windows 7 を安定して運用する方法が書いてあります。適用なさる場合は自己責任でお願いします)

 アップル社のパソコンとの付き合いは20年近くになる。
 最初は Centris 650 だった。「これからの Macintosh の Center を担っていくマシン」などと「評論家」たちが褒めそやしていたが、この世界に「これからの中心」などというものは存在しない。

 ともかく、それ以前は言わずと知れた MS-DOS だったので、Windowsとの付き合いはほとんどない。
 それでも、個人で使用するものだけで、3〜4台の Windows マシンは買ったと思う。うち2台は今でも一応現役である。いくつかの必要なアプリケーションが Mac で動かないので、仕方なく特定用途に使ってきた。

 Mac上で Windows が動けば便利だろうなあと考え、Virtual PC とか CrossOver Mac とかにも手を出してきたが、スピードが遅すぎたり使い勝手が悪かったりして、結局ほとんど役に立たなかった。

 そうこうするうち情熱も薄れ、仕事の内容も変遷し、Win と Mac のファイル互換性も高くなってきたので、Windowsマシンでやることは、ごく限られたことだけになっていた。

 とはいえ、Mac の CPU がインテルベースになり、Boot Camp なるソフトを使って Mac 上で Windows が動かせるというのは横目で見てきたし、VMwareFusion だとか Parallels Desktop だとかのアプリケーションも気になってはいた。
 しかし、それまでの経験から、スピードと安定性に納得できるか慎重になっていたし、アプリケーションの方は Virtual PC の経験から避けたい気もあった。羮に懲りて膾を吹くタイプなのである。

 そんなとき、新しい MacMini を購入なさった kan さんが、さくっと Windows 7 をお使いになっているのを拝見して、背中を押された。
 お伺いすると、Boot Camp を利用なさっているという。

Dsc03210_32 さっそく、Windows 7 Professional を購入し(4万円近くする。これが一番の障壁かも知れない)、MacBook Pro(Core i7)にインストールしてみた。

 まだほとんど使っていないが、今まで触ったどの Windows 7 マシンよりもさくさくと動くような気がする。ワード(Word 2010)やエクセル(Excel 2010)が起動するのに5秒とかからないぐらいだ(Office for Mac 2008より明らかに速い)。
 ワードが立ち上がってからエクセルを動かすと、なんと1秒!

 再起動しないとOSの切り替えができないことが最大の問題だろうが、MacOS 側からも Windows 7 側からも、互いに相手のデータを見たりコピーしたりでき、大きな支障はない。

 これなら、Windows 使いの人でも、購入するのは Apple の製品で(たぶん)何の問題もないと思う。

 kan様、ありがとうございました。
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 これから導入なさる方のために簡単なメモ(MacBook Pro(Core i7, 10.6.4)使用)

0.インストール前に、
 A.「ディスクユーティリティ」を使ってディスクの検証とアクセス権の修復を行っておく
 B.ソフトウェアアップデートでシステムを最新にしておく
ことをお勧めします。
1.「Boot Camp アシスタント」(ユーティリティフォルダにあります)を立ち上げた時に出てくる指示に従って、「インストールと設定ガイド」を印刷しておいた方が無難です。
2.Windows 7 用に確保する容量は5GB以上で任意ですが、64GB確保して Professional(32bit 版)と Office 2010をインストールした場合、53GBの空きができています。
3.Windows 7 インストール後、MacOS X のシステムディスクを用意して Boot Camp ドライバをインストールする必要があります。
4.Windows 7 が立ち上がったら、Windows Update で最新版に。
5.Microsoft Security Essentials(無料)を使って、ウイルスやスパイウェア対策を。
6.キーボードの違和感をなくすため、Macに慣れている方は AppleKbWin というアプリケーションをスタートアップ項目に入れ、キーアサインを変更しておくと便利です。
7.(後記)MacからWindowsに切り替える際の手間を減らすために、QuickBootCampをインストールしておくと便利です(WinからMacへは、システム標準で簡単に切り替わります)。
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 ところで、Windows がいまだにギザギザ文字なのは、何とかならないのだろうか。職場にある本物の Windows 7 マシンもことごとくギザギザである・・・
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8.(後記)久しぶりにパソコンのことで夜中まで悪戦苦闘してしまった。快調だと思っていた Windows 7 がときどきフリーズするのでいろいろ調べたところ、

NVIDIA GeForce GT 330M というグラフィックボードを使っている Mac の場合(私のだ!)、Windows 7 側でそのドライバをバージョンアップして、197.44というものにしなければならない

ようである。

 これが Windows 初心者にとってはクセモノで、ドライバを落としてきてインストーラでインストールしようとしても、「互換性のあるドライバを見つけることができませんでした」とか何とか言われてできない。

 結局、デバイスマネージャを使い、ディスプレイアダプターのプロパティからドライバを更新する必要があった。それも、落としてきたファイルを直接指定する方法しか使えないし、「こんなもんインストールしたらどうなっても知らんで」という警告を無視して蛮勇を奮わねばならない。

 だがめでたく、ドライバのバージョンが

8.17.11.9494 から
8.17.11.9744 になった。

 ネット情報によると、これで安定するはずである。めでたしめでたし(かな?)。
 ふぅ、もうすぐ3時になってしまう・・・

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2010.07.25

●うだる週末 ——室温36℃

 例によって家人は連日の出勤。7月12日から月末まで、1日の休みもない。それまでの土日だって、ほぼすべて、出勤か在宅ワークである。
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Dsc03198_169 この前の3連休の昼食は、3日連続、息子とふたりで外食だった。
 昨日もまた、息子の学校に寄った後、一緒にラーメンを食べて買い物をしたりした(安手のスーパーなのに、1個!246円の卵があって仰天した)。

 外食にも飽きたしランチの選択肢もなくなってきたので、今日は素麺を茹でて食べた。おかずは冷蔵庫にあったコロッケ。
 一袋300gをぜんぶ茹でたのだが、ちょっと多かったようだ。でも、懐かしい揖保乃糸はかなり美味だった。

 この揖保乃糸、ふつうのスーパーには「上級品」しか売っていない。「上級品」というからおいしいのかと思っていると、ちょっとがっかりする。車でいえば昔の「デラックス」に近いのではないか(今、調べてみると、全生産量の8割がこの「上級品」だということであった)。
 だが、よくいくスーパーにはこれしか置いていないので、最近は素麺から遠ざかり気味であった。

 先日、たまに行く千里中央のスーパーで探すと「特級品」が置いてあったので、ちょっとだけわくわくして購入しておいた。今日食べたのはそれである。
 息子に違いがわかるかどうかは疑問だが、さすが黒帯、手延べ素麺の面目躍如だ。
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 素麺をおいしく食べるためもあって、朝から冷房を入れないでいた。しかし、2階の温室のようなこのリビングは、あっという間に34℃を超え、今はもう、36℃になっている。「屋内で熱中症」が頷ける数字だ。ベランダに打ち水をしたが、すぐに乾いてしまった。

 それでも、じっとしている分には何とかなりそうなのだが、これから掃除やら洗い物やらをしようと思っているので、諦めてエアコンを入れようと思う。設定温度は30℃。それでも今より6℃、標高差にして1000m分も温度が下がる計算である。

 夕食はまた、パスタを作ることになるだろう。先週のように安い鮎を5匹なんていう大胆なことはせずに、例によってホタテ貝柱である。
 あ、解かしておかなくちゃ。

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2010.07.23

●「大物」

 「菅首相、小沢氏との面会を事実上断念」だそうである(asahi.com)。

 自分の国の首相が、しかも自分の属する政党の代表が、礼を尽くして?「お会いしたい」と言っているのに、「会ってあげないよ」と拒否しているらしいのだ。

 なんという傲岸不遜・唯我独尊。

 私は別に民主党員でも民主党支持でもないが、首相が会ってくれと言うなら、いつでも会う用意がある(笑)

 民主党には期待している部分もあるのだが、党内最大の実力者?がこんな態度では、やはり解党して政界再編したほうがいいのではないかと思う(それでさらに悪くなりそうなのが怖いけど)。

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2010.07.22

●赤外線では・・・

 JR山陽新幹線の新神戸−西明石間の須磨トンネル内で保守車両同士が衝突した事故。

 ATSではないタイプの自動列車停止装置?が搭載されていたということだが、障害物の検知システムは赤外線によるものだという。
 もちろんよくわからないのだけれど、今回みたいに「埃っぽかった」という状況の中では、赤外線では心許ないのではないだろうか。

 スバルのレガシィなんかはミリ波を使っているようだし、トヨタの類似システムも、確かそうだったと思う。

 まあ、300キロとかで驀進する本物の新幹線ではないのだから、「見通しの利く範囲で止まれる速度」が鉄則で、それを守らなければ追突もするだろう。
 「前が見えにくかった」は追突の言い訳にならない。自戒を込めて。

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2010.07.18

●父子家庭の3連休

 世間は3連休。

 だが、家人は例によって毎日朝から晩まで仕事。しかも、夕方までは在宅ワークではなくちゃんと出勤している。
 ありえない、と思うのだが、疲れることを除けば仕事自体はそれほど苦にしていないようで、家族としてはまあありがたいと思わなければいけないのだろう。

 その間は当然のごとく父子家庭のようになる。

 土曜日は病院をハシゴして合間にコーナンで高枝切りばさみを購い、ラーメンを食べる。
 午後からは仕事絡みの会合。終わってから、メンバーの一人が別のメンバーから電子ピアノを譲り受けるということで、その運び出しと積み込みを手伝う。ハッチバックの車にギリギリ収まり、妙な達成感。
 帰宅して夕食後は、掃除など。

 日曜日も、洗濯物を干してから息子と昼食に出た。
 向かいのスーパー?でありえない大きさの鮎が5尾、なんと700円で売っていたので買って帰り、夕食に初めて「鮎のパスタ」を製作。
 慣れない日曜調理としてはちょっと冒険だったようで(何せ鮎を塩焼きにしてから1尾ずつ骨を抜き、並行して準備したパスタに入れなければならない)、結局、疲れた家人や息子にまで手伝ってもらってなんとか完成。味はよかった。

 疲れて帰ってくる家人を気遣い、ケーキも買って帰った。
 抜け道のようなところにひっそりとたたずむ小さな店。何度か車で前をゆっくり通ったことがあるが、車からでは存在に気づかないような店である。後で調べると、それなりの評価をもらっている店らしい。吹田市の山田南にある Delice(デリスと読むらしい)という店。近所の方は行って差し上げてください。
 夕食後は洗濯物の片付けなど。

 さて、月曜日はどうなることやら・・・
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 後記:月曜日は、日曜日の隣の店で昼食を食べ、向かいの同じスーパーで鯛の刺身を買って帰って夕食とした。
 油揚げも買い、冷蔵庫の小松菜で煮物?を作ろうと本やらネットやらでレシピを見たら、どれも最初に「だし1カップ」と書いてあり、その時点で挫折した。結局、家人が仕事から帰ってきてから作ったが、だしはもちろん、粉末であった・・・
 今日の「お疲れケーキ」は、評判になっている?ローソンのロールケーキ(購入2回目)。
 掃除はしたが、ナンキンハゼの剪定とか車検が済んだ車の荷物の整理とか、やろうと思っていたことはできずじまい。

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2010.07.17

●縞模様のパジャマの少年

 ユダヤ人強制収容所長であるナチスの親衛隊(SS)将校(髑髏部隊中佐)にも、良心的な母や妻、純真な子どもがいたりする。

 そして、いかに効率的にユダヤ人を「処理」するかに腐心している中佐本人も、家族を愛する子煩悩な父親でありうる。

 よく言われることかもしれないが、それをこれほど真正面から描いた映画はこれまでなかったのではないかと思う。

 設定やありえなさが瑕疵に見えない傑作。

(The Boy in the Striped Pyjamas, 2008 U.K., U.S.A.)

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2010.07.15

●正義のゆくえ  I.C.E.特別捜査官

 先日見た。
 しっかり書こうとか思っているといつまでも書けないのでとにかくエントリにしておく。こんなところに何かを書くよりも、映画そのものを知っていただくことの方が大切である。

 I.C.E.とは、US Immigration and Customs Enforcement の略称。
 「連邦移民税関捜査局」とでも訳せばいいのだろうか。日本政府による訳も「移民税関取締り局」とか「移民関税執行局」とか、省によってまちまちである。

 ただ、例によって、映画の内容はこの題名から想像されるようなものではない。主人公のハリソン・フォードも、連邦捜査官ではあるかもしれないが、なにも「特別」ではないと思う。あざとく、かつ下手な邦題をつけるのはやめてほしい。

 原題は、Crossing Over。「越境」と訳せば単なる直訳だが、そのほうが映画にふさわしい含蓄のある題名となろう。
 その意味では、ハリソン・フォードの起用は正解だとは言えないと思う。これはアクション映画ではなく、むしろ静かな社会派映画なのだ。

 例によって、それほど声高な訴えはない。むしろ、「国境を越えること」を抑え目に描くことで、その現実を浮き彫りにしている。

 アメリカの話ではあるが、もちろん、今や日本にとっても人ごとではない。

(Crossing Over, 2009 U.S.A.)

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2010.07.11

●はじめての針穴

 カテゴリには「携帯・デジカメ」しかないが、針穴カメラおよび写真は、通常、デジタルではない。「文化・芸術」も付け加えておこう。
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Hariana01 先月、畏友お二人のお導きで、ひょんなことから針穴写真を撮ることになった。あいにくの曇り空だったが、雨にはほとんど降られることなく、初めてのハリアナ体験ができた。

 針穴写真というのは、ごく一部で?話題になっている、針穴カメラ(ピンホールカメラ)で撮った写真のことである。

 ふつうのカメラのような複雑なシステムは一切なく、極端に言えば、箱やら空き缶やらに小さな穴を空けただけのカメラを使う。
 ただし、もちろん、余分な光は入らないようにしておかなければならないし、フィルムはいかにも高級なものが使われていたりする。

 原理的にパンフォーカス(どこにでもピントが合う)に近くなるので、ピント合わせも必要ない。私がお借りしたカメラにはファインダーもなかったので、写したいものにカメラを向けて針穴のフタを取り、数秒〜数分(露出時間は明るさによって変わる)の後にまたフタをするだけである。

 どの範囲がどんなふうに写っているかその場で知る術はない。もっとも、「どんなふうに」は、フィルムカメラならすべてそうであるが。

 先達のお教えがよかったからであろう。初めてにしては、そして私にしては上出来の結果が得られていて驚いた。
 当てずっぽうで画角を決めたのに、だいたい思い通りの範囲がリバーサルフィルムに定着している。蛍光灯を透かして見ると、とても綺麗だ。
 高級針穴カメラとフィルムの恩恵も大きい。

(左側「戸惑う被写体」もご覧いただければ幸いです。)

 いい記念になった。H様、N様、ありがとうございました。

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2010.07.10

●セントアンナの奇跡

 例によって、まったく何の映画か知らずに借りた。しかも、借りた理由が何だったのかも思い出せない。スパイク・リーの監督だったからかな?

 だからぜんぜん予想していなかったのだが、これは上質な後日譚付きの戦争映画だった。全編これ、イタリアのトスカーナ地方にいたアメリカ黒人部隊の兵士たちやパルチザンや村人たち、そしてナチスの映画である。

 それが、映画冒頭の事件とその結末のサスペンスを解く、長い長い伏線になっているのだ。

 スパイク・リーの作品らしい社会性も豊かだ。だがむしろ、声高に黒人差別を告発するよりは、人間を描くことに重点が置かれているように感じた。
 原作者であり脚本も書いたジェームズ・マクブライドという人がどんな人か、とても気になった。

 文句なしの名作である。

(Miracle at St. Anna, 2008 U.S.A., Italy)

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2010.07.05

●ブブゼラ来襲

 日曜日の昼下がり、リビングでのんびりしていると、下で勉強している(ことになっている)息子が、「変な音がする」と言って上がってきた。

 2階では聞こえなくなったといって、気味が悪いから下に確認に来てくれという。これでも、高三の男子である。

 突発性難聴が治っていないから、いつもの耳鳴りではないのかというと、ぜんぜん違うという。まあ、これは本人が一番よく知っているだろう。

 息子の部屋に入ると、確かに窓の外から妙な音が聞こえてくる。まったくもって、あのブブゼラの音だ。
 ワールドカップの応援のために近所の人が鳴らしているとはちょっと思えない。ほどなく、ハチがたくさん飛んでいて、その羽音だというのがわかった。

 庭のナンキンハゼに花が咲いていて(緑の地味な房がたくさん垂れ下がっている)、それにハチが集まっているのだ。多くはミツバチのようだが、そうでないハチもいる。夥しい数で、おそらく数十匹はいるのではないかと思われた。

 2階に上がってベランダに出ると、そこでも盛大にブブゼラの音が聞こえた。やはり大半はミツバチのようである。
 ここ数年、毎年花は咲いていると思うが、こんなにハチが集まったのはたぶん初めてだろう。

 ミツバチの異変が言われているが、何か関係があるのだろうか。

 勝手に生えてきて2階の屋根を越すほど大きくなったナンキンハゼ。剪定などにけっこう手間がかかるのだが、虫や鳥の役に立っている部分もあり、ちょっと気に入っている。

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●驚きの銅鍋

 インスタントラーメンを作ろうとした時に手ごろな片手鍋が払底していることが多く(家人が料理を入れたまま冷蔵庫で保管するからである)、もうひとつ買おうかと思った。

 どうせなら純銅のやつにしようと思い、あれこれネットで物色していると、だいぶ時間が経ってから「もらいものの銅鍋がある」と家人が言い出した。早く言えよ。

 なんでも、先日息子が出したかき氷をつくる器械が邪魔だったので片付けようとしていて、たまたま目に入ったのだそうだ。存在そのものも忘れていたらしい。

 ただ、それこそ「ブフ・ブルギニョン(Bœuf bourguignon=牛肉の赤ワイン煮ブルゴーニュ風)」をつくるのにぴったりといった感じの両手鍋で、ラーメンを作るには大きすぎてどうだろうという気もする。
 まあ、買うとなるとけっこう高いみたいだし、これを使ってみることにした。

 取説を読むと、「外側のラッカー塗装をシンナーで拭き取ってから使え」と書いてある。シンナーがない家は買ってこいというのだろうか?
 ___

 お湯を沸かしてみて驚いた。わりと早い段階から、鍋底に細かい泡がびっしりと出てくる。

 さらに驚いたのは沸騰の仕方だ。いかにも均一に熱が伝わっていますといわんばかりに、お湯が小さめの泡でいっぱいになってゆっくりと湧き上がってくる。
 ステンレスの鍋なんかでお湯を沸かすと、泡の直径が2cmぐらいになってボコボコと暴れ回るのが通例なのに。

 それもそのはず、銅の熱伝導率はステンレスの約25倍だという。鉄ですら、銅の1/5の熱伝導率しかない。

 (しつこいようですが)もっとも驚いたのは、いったん沸騰したお湯の火を止めてしばらく置いた後、また火をつけると一瞬で全体が再沸騰したことだ。

 動画を撮影してその神秘的な姿をここに載せたいぐらいの感動を覚えた(めんどくさいのでしないけど)。

 どうして今まで、銅鍋を使わなかったのだろう。熱伝導率がいいことなんかは知識としては知っていたのに。
 まして、純銅鍋を長年にわたって死蔵していたなんて・・・

 インスタントラーメンも作るが、近いうちにブフ・ブルギニョンも作ってみようと思う。いや、ほんとに。

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2010.07.04

●ジュリー&ジュリア

 アメリカの家庭に初めて?本格的なフランス料理を紹介することになった女性(ジュリア=もとはただの主婦)と、そのレシピすべてを1年間のうちに料理してブログで公開した女性(ジュリー)の物語。

 2つの事実が半世紀の時代を行き来しつつ描かれる。

 楽しく心温まるのだが、実話だけに、このふたりが・・・という点が惜しい。もっと映画的なエンディングを作ってもよかったと思うのだけれど。

 ブフ・ブルギニョン(Bœuf bourguignon=牛肉の赤ワイン煮ブルゴーニュ風)を作って食べたくなった。

 365 days. 536 recipes. One girl and a crappy outer borough kitchen...

(Julie & Julia, 2009 U.S.A.)

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2010.07.03

●女性機長と『沈まぬ太陽』

 パイロット候補生として採用されながら夢を絶たれつつある人たちの絶望感に思いを致した翌日、国内の旅客機に初の女性機長が誕生するというニュースを読んだ(朝日新聞)。

 藤有里(ふじ・あり)さん、42歳。

 身長が155cmで、航空大学校の入学基準(当時)に8cm足りなかったそうである。今だって、158cm以上でなければ入学できない

 航空大学校の受験資格すらなく、門前払いを食った(今でも食う)人が旅客機の機長になる。やはり門戸はひろく開けておくべきだ。次年度の募集時には155cm以下にすることを検討してほしい。

 夢を追って渡米、アメリカの免許を取り、1999年、海外免許を持つパイロットの採用・養成を始めていたJEX(JAL Express)の試験に合格して、キャリアを歩み始めたという。当時既に31歳。

 それまではなんと、「派遣社員などをして両親に学費を返済しながら機会を待った」そうである。

 強い意志が時の流れも味方につけたのだろう。
 そんな経歴の身長155cmの女性がパイロットになるなど、たとえば1996年までならまったく考えられもしなかったと思う。
 年齢的にも間に合ううちに、世の中が動いたのだ。

 もちろん、諸手を挙げて祝福したいが、実際、身長155cmで、ラダー(方向舵)に足が届くのだろうか。セスナ172でさえ、その身長ではラダーを操作することがほとんど不可能に近いのではないかと思う。
 アメリカ製のジェット旅客機(JEXが運行しているのは、ボーイング737とマクドネル・ダグラスMD-81だけだ=今調べました)のコクピットが、セスナ172より格段に小さいとは思えない。
 まさか、人並み外れて脚が長いということもあるまい。

 何らかの工夫をしてるのかもしれないが、まあ、そんなことはどうでもよい。ともかく、定期運送用操縦士の資格も取り、機種ごとの機長審査にもパスしたのだ。
 「体格のハンディや女性への偏見など苦労は多かった」という。そうだろう。でも、立派に道を切り開いたのだ。それは、後に続く者のビーコンになる。

 いつか、彼女の操縦する飛行機に乗ってみたい。
 ___

 午後、山崎豊子原作の『沈まぬ太陽』を見た。日本航空がモデルの、事実を再構成したフィクション映画である。

 彼女の小説の映像化作品の例に漏れず、「いい人」と「わるい人」の類型化が極端で、人物の造形に深みを欠くきらいはあるものの、冒頭から涙を流すほど引き込まれていった。
 息子は学校、家内は仕事で家にいないので、だれはばかることもない。
 長い長い映画にも退屈しない(が、DVDにリアルタイムで10分の休憩を入れる必要があるのだろうか。「席にお戻りください」と言われても・・・)。

 「沈まぬ太陽」とは日本航空の比喩だろうと勝手に想像していたのだが(そしてそれは別に外れてはいないと思うが)、主人公の恩地が2度にわたって赴任させられたケニアの大地を照らすそれであるとは夢にも思わなかった。

 アフリカにはまだ行ったことがない。ユーラシア大陸を横断してヨーロッパで一息ついたら、その続きはアフリカ大陸縦断としゃれこんでみようかと、ちょっと考えた。

(沈まぬ太陽, 2009 JAPAN)

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●人生かかってるんですよ・・・×2

 大相撲の野球賭博問題で、特別調査委員会の伊藤滋委員長が「琴光喜の処分? やるよぉ。一番のクビだよぉ」などと半ば楽しそうに記者会見で発言したことに絡み、大嶽親方(元関脇・貴闘力)がテレビのインタビューに応じて、「笑いながらクビだとか平気で言いますけど、みんな人生かかってるんですよ」と、大泣きしながら訴えていた。

 滂沱と流れる涙と鼻水、それを拭おうともしない姿がテレビ画面に大写し。

 悪いことをしたには違いない。だが、罪と罰のバランスが取れていないのではないかと思うことは確かにある。

 今回のことについてはよく知らないし、そのバランスは判断できないけれど、よく思うのは、エスカレータの下などからスカートの中を携帯で撮影したとか手鏡で覗き見したとかで、実名を報道されて懲戒免職になる公務員や教員のことだ。

 もちろん、恥ずべきことだし、許されることではない。

 だが、世間の晒し者になった上に職を失うということとのバランスが悪くはないだろうか。よくあるのは50代の人たちで、賃金だけではなく、数千万円の退職金も失うことになってしまう。
 まあ確かに自業自得には違いないのだが、冤罪もあるかもしれないし、たとえそうでなくても、行為の軽さと結果の重大さのバランスが悪すぎるように感じてしまうのだ。

 まあ、現状として重大な結果を招くことは知られているわけだから、それでも軽率な行動に走ってしまう自制心のない人たちには厳罰も仕方ないのかもしれない。

 大相撲の野球賭博問題の場合はどうなんだろう?
 ___

 もっと気になったのは、なんの落ち度もないパイロットの卵の方である。

 再建中の日本航空が「パイロットの候補生として採用した社員約130人に対し、地上勤務の総合職への職種変更を求めた」(yomiuri.co.jp)というのだ。
 つい先日まで、こうやって募集しておきながら(この基準だと、今の私の視力でも可能性がある。すごい時代になったものだ)。

 なんという残酷物語。

 (おそらくは)小さいころからずっと抱き続けた夢が、もっとも素晴らしい形で叶いつつある人たちに突きつけられた非情な現実。
 すでに訓練を始めて飛行機を飛ばしていても、もう操縦士になる道は閉ざされてしまうのだ。

 社内で訓練し、事業用操縦士の免許(技能証明)を取得済みの人たちですら、どうなるかわからない。

訓練機は操縦できるが旅客機の操縦資格を持たない155人に対しては、5〜7年間は新たな訓練を行わない。その間は、総合職として地上勤務となり、訓練再開を待つことになるという(同)。
 現在20代後半だとすると、うまくいっても副操縦士になれるのは30代半ばということになるだろうし、そもそもなれるかどうかがわからない。
 不安に押しつぶされそうになりながら、地上職のサラリーマンを勤めることになるのだろうか。

 パイロットが不足すると騒いでいたのがたった5年前。

 一寸先は闇とはいえ、候補者たちを襲った闇と絶望感の深さには、想像を絶するものがある。

 初めて真剣に、日本航空の再建が一日も早くなされるようにと祈った。

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2010.07.01

●薔薇色のお風呂

 いえ、入浴剤ではなくて、本物の薔薇を浮かべた湯船・・・

 生けていた薔薇がしおれてきたので、元気なやつだけ5輪を残して、残りをお風呂に入れた。

 薔薇色と薔薇の香りに包まれてのんびり・・・というほどのことはなかったし、薔薇の香りというのはあんまりいいものでもないことを発見した。

 それでも、こういうときの気分は、なぜかちょっとマリリン・モンローである。

 いや、世代はずっと下(というか、私が生まれる前に亡くなっている)なんですけど。

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●アジア・ハイウェイ?

Dsc03094_vga 昨日の朝、遠い方の職場へ向かう途中、不思議な看板を見た。

 「AH1」と大書した四角い看板で、薄いグレー字に黒、雰囲気としてはアメリカにありそうな看板だ。

 下部にはなんと「Asian Highway」と英語で書いてある。

 それだけ。

 中国自動車道の、岡山だの広島だのと書いてあるおなじみの緑の看板の下の方に取り付けられていた。
 ハニカム構造の反射板になっている立派なものである。

 アジアン・ハイウェイ???

 週に2〜3度はそこを走っているのだが、こんな看板を目にするのは初めてだ。誰かのいたずらか、何かの冗談か、それにしては看板の作りが高級すぎる・・・

 振り返りたくなるほど気になってしまって危ない。あの看板のせいで事故でも起こらなければいいんだけれど・・・

 職場に着いて早速この話をすると、中の一人が、「それ、聞いたことがあります」と言い出した。なんでも、日本の高速道路の一部をアジア・ハイウェイにしている?のだそうである。

 でも、なんで中国自動車道みたいなローカルな高速道路が No.1 なんだ? 青森から下関までが全部1号線だというのだろうか。

 家に帰ってから調べてみて驚いた。

 なんと、東京からではあるが、韓国・北朝鮮!・中国・ベトナム・カンボジア・タイ・ミャンマー!・バングラデシュ・インド・パキスタン・アフガニスタン!・イラン・トルコと、イスタンブールを越えてブルガリア国境のカピキュレというところまで、総延長2万キロを越える道路が全部1号線なのだ(もし抜かした国名があったらすみません)。

 地図を見ると、ものすごいアジア・ハイウェイ網がある(かのように感じられる)。

 それにしても、東京からトルコまで1号線を走りたいとして、北朝鮮とかミャンマーとかアフガニスタンとかは、すんなり通してくれるのだろうか?
 それに、調べてみると、未開通区間が23km(迂回できるのだろうか)、不明!区間が405kmある(不明ってなんだよ?)
 ___

 まあいい。地図を眺めていると、久しぶりに、「ユーラシア大陸横断ドライブ」に誘われる感じがした。

 もともと、私の人生設計では、35歳になったら仕事を辞めて、パジェロに乗ってユーラシア大陸を横断し、ヨーロッパまで行ってのんびりする予定であった。

 実際には27歳で辞めてしまい、それから20年、いまだに果たしていない。

 この際、35歳を65歳に切り替えてもいい。のんびり車でアジア・ハイウェイを走ってみたい。

 問題は、それをたった一人でやるのかということである。35歳の旅行には付き合うといっていた(はずだが、今聞くと「そんなこと言ってたっけ?」という反応である)家人も、老後になるとかなり厳しいだろうと思われる。

 まあ、先のことを考えていても仕方がない。折に触れ、アジア・ハイウェイの整備状況を眺めながら、ほんの小さな「見果てぬ楽しみ」にしておこう。

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