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2012.06.29

◆そういう人生

 Wii Fit のバランス年齢はほぼ常に20代だが、心肺機能にはまったく自信がない。

 それで、思うところあって(というほどのことはないが)ちょっと走ってみた。

 ここ20年ぐらい、走った記憶というのはほとんどない。大昔、1回か2回だけやった幻のようなジョギングを除けば、100m走ったことすらないのではないだろうか。

 だが、さっき、借りていたDVDをポストまで返しに行くとき、急に思い立った。

 下り坂は危ないので、平地になってから走る。大人の判断だ(笑)

 実際走ってみると、自分としてはそれなりにちゃんと走れていることにちょっと驚いた。

 ジョギングしている人を見ていると、ほとんど足の上がっていないおじさんとか、ペンギンみたいに走っているおばさんとかがたくさんいて、「ジョギングしている人であれなんだから、自分が走るとどんな恐ろしいことになるんだろう、すぐに転んだりするのかな」などと思っていた。

 ところが、膝も上がるしペースも上々、なんだ、けっこう走れるじゃないかと拍子抜けした

 ・・・のも束の間、

 目標地点のポストに近づくころ、ちょうど息が上がってもう走るのは無理・・・みたいになってしまった。いくらも走っていないのに。
 帰りは歩いたのだが、すでに脚の筋肉に違和感がある。普段のウォーキングでは起こらない。

 帰ってから、走った距離を地図上で測ると、わずか250m・・・

 よしっ、これからはこの距離を延ばしていくぞ!・・・などとは決して思わない。

 そういう人生。

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2012.06.28

◆遠つ国、近つ時

 紛争終結後のボスニア・ヘルツェゴビナ。国連の名の下に平和と人道のために働くはずの者たちが・・・

 遠くて縁のない国だと思っていたが、この夏にはすぐ近くを通るかもしれない。ちょっと寄り道して行ってみようかとも思う。国境付近の美しい自然を見るだけではたぶん何もわからないだろうけれど。

 つい最近、いや、今もどこかで、同じようなことが繰り広げられているのかと思うと、その救いのなさに言葉を失う。

 多くの人がこんな素晴らしい映画を見て、その叫びを聞いても、やはり今後も何も変わらないのだろうか。

(The Whistleblower(トゥルース 闇の告発), 2010 Germany, Canada)

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2012.06.23

◆ラビットホール

 例によってまったく予備知識なしに見て、題名から『不思議の国のアリス』関係の映画かと思っていた。
 だとするとちょっと辛いので(先日、『アリス・イン・ワンダーランド』(ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ)もがんばって見たばかりだし)、もしそうだったら見るのをやめようと思いながら見始めた。

 だが、全然関係のない作品だった。

 それにしても、要するに「幼い子どもを亡くした夫婦」という設定だけで、これほどの作品が生まれるとは。

 後で調べると、ピューリッツァー賞やトニー賞を受賞した戯曲を映画化したものらしい。さもありなん。

 こんな地味な映画をニコール・キッドマン主演で製作して採算が取れるのかとも思ったが、彼女自身がプロデューサなんですね。出演料を減らしたのかな?

(Rabbit Hole, 2010 U.S.A.)

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2012.06.19

◆いい映画を見つけたら・・・

 いい映画を見つけたら、やはりここに記すべきだと思う。

 というより、その他に手段を持っていないような気がする。

 あ、職場の若い人たちに紹介するという手もあるか。
 でも、そうするとたぶん、何かを期待することになってしまう。こういうのは、もっと個人的なものなのだ。ネットの虚空に消えていくぐらいがちょうどいい。

 2000年の映画なのに今ごろ見た。ショーン・コネリーやマット・デイモンが出ているが、もちろんアクション映画ではない。

 何か有名な原作の映画化なのか、もしかすると実話なのかと思ったりしたが、ちょっと調べてみた範囲ではそういうのではないようだ。
 初めから映画として作られた文学作品とでもいえばいいのだろうか。

 なぜ、こんな映画を今まで見つけられなかったんだろう? いくらアンテナを張っていないといっても・・・
 地味な芸術作品は話題になりにくいのだろうか。いや、地味とは言えないとも思うんだけれど。

 またなぜ、今ごろになって見つけたんだろう? 最近になって DVD 化されたのかと思ったら、2003年からレンタルになっている。

 なぜ借りたかは、例によって覚えていない。

(Finding Forrester(小説家を見つけたら), 2000 U.S.A.)

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2012.06.18

◆ウォーキングの成果?

 体脂肪率が14%を切った。

 13%台は見たことがなかったので、ブログを検索してみると、これまでの最低はどうやら 14.3%らしい。

 まだお腹の脂肪がけっこうあるんだけど、これがなくなったら(なくなるのか?)何%になるんだろう。

 それにしても、体重も体脂肪もごくゆっくりとしかし順調に減っていて、これは喜ぶべきことなのかもしれない。

 でも、もしかして、ガンとかではないだろうな?

(追記:さらに調べると、13.7%という記録があるのがわかった。これは、夏の休暇で信州の山野を毎日歩き回った後のことである。やっぱり、歩くというのは効くんですねぇ(走ればもっと効くんだろうけど、もちろん走ったりはできない)。)

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2012.06.15

◆オウムの高橋容疑者逮捕

 オウム真理教の元信者で、特別手配されていた高橋克也容疑者が、東京は蒲田にある漫画喫茶で逮捕されたという(朝日新聞 夕刊)。

 いや、この件に関して、特に言いたいことはない。

 なのになぜ記すかというと、帰宅して郵便受けを開け、配達されていた夕刊でその事実を知ったからだ。

 もはや、大きなニュースを最初に知るのはほとんどがネット経由になっている。少なくとも、10年以上前!の2001年9月11日からそうだった。
 朝刊の大見出しは前夜にネットで知った話。夕刊の大見出しは職場で覗いたネットニュースで見た話。そればかりではなく、1週間以上のタイムラグがあることすら稀ではない。

 そういう生活が続いていたので、夕刊の大見出しを見て新鮮に感じたのである。

 もう一つの理由は、「もしかすると高橋容疑者はロードバイク(自転車)で逃げているのではないか」という説を読んだ直後だったこと。
 なるほどと納得させられる話で、その説に従えば、彼は今ごろ関西とか九州とか東北とかにいるはずだった。
 先日も、識者と呼ばれる人々がしたり顔で「関西に潜伏していると睨んでいます」などとしゃべっていた(それは高速バスが前提だった)。

 どうなんだろう? この辺にいるのかなあと思って帰宅したら、夕刊に逮捕の見出しを見つけたのである。

 だが、東京。蒲田。

 それにしても、17年も逃げ続けたのに、よく見つけるよなあと思う。以前なら、とうに時効も成立している期間ではないだろうか。
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 職場や街中で人波を見ると、目眩に似た感覚をおぼえることがある。数が多すぎるのだ。
 そして、自分もその中の「1」に過ぎないことを思い知る。

 よく言われるのとは違う意味で、見つけてもらってよかったなあという気がする。
 たとえ相手が自分を逮捕する警察官であっても。

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2012.06.06

◆ファミレス業界の30年ともう一つの人生

 コンビニ業界の30年も長かっただろうが、ファミリーレストラン業界の30年も長かったと思う。

 前のエントリで書いた北海道大学の人は、当時すでに有名だったファミリーレストランチェーンを経営していた人物の息子であった。

 大学を出たらその会社に入って、ゆくゆくは家業であるレストランチェーンを継ぐよう、父親やらおじさんやらから説得されているが、本人にはその気がなく、留年したりしながら、わりにふらふらと学生生活を続けているというような話であった。

 それまでそんな境遇の人物に会ったことがなかったので、羨ましい話だなあと思いながらも、あえて自分で道を切り開いていこうとしている姿にちょっと感心したりしていた。
 大学院は理工系だが、妙に物静かで哲学的なところがあり、この人は将来どうするのだろうと、人ごとながら少しだけ気になっていた。

 帰国後、わりとすぐに一度ハガキをいただいたのだが、なんとなく返事をしないまま何年もが過ぎ、そのままになっていた。
 伊丹空港で別れてから20年近くが経ったころ、何かのきっかけがあって、インターネットで検索をかけてみたことがある。珍しい名字なので、覚えていたのだ。
 ___

 「マダムヤンの味噌」について熱く語っていた哲学的な青年は、東京にある有名私立大学の教授になっていた。
 修士課程修了後に大手企業に勤め、アメリカの大学やら日本の大学やらで研究員や講師をしたのち、そういうところに落ち着いたらしい(大学教授なんかをしていると、この種のプライバシーはだれにでも筒抜けである)。

 メールアドレスもわかったので、無沙汰と無礼を詫びるメールを送り、2~3往復のやりとりがあった。先方も私のことを覚えていてくださって、東京に来ることがあったらおいしいものを食べさせてあげると言ってくれた。

 それからでも10年近く経つと思う。

 今調べてみると、まだ同じ大学で教えているようで、一族の経営するファミレスチェーンも順調だ。

 だが、彼の人生もファミレスチェーンも、おそらくはそれなりの苦労を繰り返してきたはずだ。特に後者の苦労は並大抵ではないことが想像できる。

 会社経営者の御曹司の地位を利用せず、自ら道を切り開いた理工系哲学青年は偉いと思う。
 しかし一方、会社を継いでいた方が、より苦労も多かったのではないかという気もする。そしてあるいは、会社を潰してしまっていたかもしれないとも。

 あのレストランチェーンが今もあるのは、良心的で気弱に見えた彼が継がなかったからかもしれないのだ。

 激しいという言葉では言い足りない経営競争の世界で、彼の内省が武器になったとは思えない。
 まもなく廃番になった「マダムヤンの味噌」を絶賛していたその舌も、ファミレスチェーン経営の助けにはならなかったろう・・・

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2012.06.04

◆30年前の記憶

 コンビニ業界首位のセブン−イレブンが、先月末、秋田県に初めて店を出したという(朝日新聞)。

 セブン−イレブンという名前を初めて聞いたのは、今から30年近く前、フランスはパリの街角でだった。おそらく、コンビニという言葉も知らなかったころだと思う。

 初めての海外、初めての飛行機。そしてたぶん、初めての一人旅。

 同じ便でロンドンに飛び、マドリッドで別れて1か月ぶりぐらいにパリのカフェで偶然再会した人が、セブン−イレブンと「マダムヤンの味噌」について熱く語っていた。

 後者は、「中華三昧」が火をつけた「高級」インスタントラーメンブームに乗った後発商品「楊夫人」で、その味噌ラーメンがおいしいという話だったが、「セブン−イレブン」は初めて聞く言葉だった。
 しかし、あまりにも当たり前のように話すので、あえて聞くのも何だかはばかられて、「遅くまで営業している店の名前みたいだし、まあいいか」と思っていた。

 今思うと、初めてのパリで、セーヌ河畔からノートルダムの背中を眺めつつするような話ではないなあという気もするのだが、その2つのことが妙に記憶に残っている。
 もっとも、彼は自身の人生への貪欲さと辻邦生の作品についても(そちらは内省的に)語っていた。

 当時、私は兵庫県に住んで大阪の大学に通っていたのだが、その人は大阪出身で北海道大学の大学院に籍を置いているということだった。
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 そんなことを急に思い出したのは、秋田には今年進出するのに、北海道(札幌)には30年近く前からセブン−イレブンがあったのだろうかと疑問に思ったからだ。

 その人の学生生活の重要な一部を占めているのがセブン−イレブンらしかったが、当時の私の周囲にはそんなものは存在しなかった。仮に関西にあったとしても、彼が関西で生活していたのは、その時からさらに5年以上も前のことになる。
 北海道にしても、2006年に旅行したときには、関西では見かけない Seico Mart というコンビニ(兼スーパー?)が隆盛を誇っていた。

 たぶん、調べればわかることなのだろう。だが、今はネットにつながっていない。

 いずれにせよ、おそらくは30年も前に北海道に進出していたセブン−イレブンが、今ごろ秋田に初進出するというのには驚いた。日本全国どこにでもあると思っていたのだが、未だに全国展開していなかったとは・・・
(後記:青森と鳥取と四国四県!と沖縄にはまだ店舗がないようだ。一方、業界2位のローソンは全都道府県に進出している。)
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 「秋田に進出」といっても、現状では県南東部の3店舗だけである。

 この夏、秋田の純朴な大学生が初めて一人で海外旅行に出かけ、現地で知り合った日本人がセブン−イレブンについて熱く語るのを聞いて、「それは一体何なのだろう」と思ったりすることもあるのだろうか。

 今さら、コンビニについて熱く語る人がいるとも考えにくいし、秋田にだってセブン以外のコンビニはけっこうあるらしいから、やっぱりないかな。

 30年は短くはない。株価は当時と同じぐらいらしいけれど。

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