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2013.08.02

★「あほちゃうか」

 職場で少し改まって話すときは、標準語というか共通語というか、東京アクセントでしゃべっている。

 書き物にアクセントはないが、こういう文章だって基本は共通語だ。

 ずっと以前、職場でちょっと寛いで関西弁でしゃべっているのを聞きつけた人たちが、こちらがびっくりするぐらい驚いて、「えええっっ!? 大阪弁、喋れるんですか!?」と質問してきたことがある。

 「当たり前やん。なんでぇな。大阪弁以外しゃべれへんで」

と(わざと)返事したのだが、そういえば彼らの前では東京弁以外しゃべっていなかったのだなあとその時気づいた。
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 職場ではおそらく今日初めて使ったかもしれないが、身内相手の時にはほとんどトップに来る私の口癖の一つが

 「あほちゃうか」

である。

 先日、弟が心筋梗塞で倒れて病院へかつぎ込まれたという一報を聞いたときに、寝ぼけ眼で発した最初の言葉すら「あほちゃうか」であった。
 それにはさすがに自分でもちょっと驚いた(ほんのちょっとだけ)。

 血を分けた兄弟が集中治療室で生死の境を彷徨っているとき、それを知った兄の最初の言葉としては、やっぱりどうかなと思わないでもない。

 その「あほちゃうか」には、確かに、不摂生をしている弟に対する「愚か者め」というニュアンスもあるし、「若いのにそんな病気に冒されるとは何と間抜けな」というあきれる気持ちも存在する。

 だが一方、何とも説明しがたい憐憫やら惻隠やら哀惜の情がその裏にはあるのだ。

 いくら大阪の職場とはいえ、職場でだれかに「あほちゃうか」と言ったことはない(と思う)。

 だが、仮にそう言ったとしても、それはある種の愛情の発露であることは、関西人ならわかるのではないだろうか。

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