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2014.01.26

■レ・ミゼラブル

 手抜きの続き。

 ミュージカルは嫌いでほとんど見ないのだが、これは見てよかった。
 そう思えるミュージカル映画で今思い出せるのは、『サウンド・オブ・ミュージック』と『ウェスト・サイド物語』くらい。

 冒頭のシーンと合唱は圧巻。それで一気に引き込まれる。ほぼすべての台詞が歌で、だれも踊らないミュージカル。
 ほとんどの曲が耳になじみ、見ていて苦にならない。これは私としては最上級に近い褒め言葉。

(Les Misérables, 2012 U.K.)

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2014.01.24

■手抜きの映画紹介

 映画が手抜きなのではなくて、紹介が手抜きです。念のため。

 それぞれぜんぜん違う趣の映画だが、どれも傑作だと思う。

 『モナリザ・スマイル』:1950年代の保守的な「リベラルアーツカレッジ」に美術講師として赴任したジュリア・ロバーツの奮闘。2003年の映画? 何で今ごろまで見ていないんだろう・・・
(Mona Lisa Smile, 2003 U.S.A.)

 『ゆきゆきて、神軍』:自国の兵に対する大日本帝国陸軍将兵の非道な行いを追及する、頭のネジが緩んだ元日本兵を追いかけたドキュメンタリー。
(1987年 日本)

 『エンド・オブ・ホワイトハウス』:北朝鮮系のテロリストに占拠されるホワイトハウス。荒唐無稽系サスペンスアクション。
(Olympus has Fallen, 2013 U.S.A.)

 『ワールド・ウォーZ』:未知のウイルスに冒された人々が"Z"となって世界を滅ぼすのに立ち向かうブラッド・ピット。
 (World War Z, 2013 U.S.A., U.K.)

 『ル・アーヴルの靴みがき』:フランスのル・アーヴルで靴みがきをして生計を立てている初老の男が、ガボンからの難民の少年と出会って・・・ 不思議な味わいのある人情映画。
(Le Havre, 2011 Finland, France, Germany)

 『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』:老後を過ごすためにインドの「高級」ホテルにやってきた男女7人。ホテルを経営する青年もいい味を出している。
(The Best Exotic Marigold Hotel, 2011 U.K., U.S.A., U.A.E.)

 『さあ帰ろう、ペダルをこいで』:共産主義時代のブルガリアから西ドイツへ亡命した家族3人は、自由に行き来できるようになった故郷へ自動車で帰ろうとするのだが・・・
(Svetat e Golyam i Spasenie Debne Otvsyak(The World Is Big and Salvation Lurks around the Corner), 2008 Bulgaria, Germany, Hungary)

 『キリマンジャロの雪』:不況の煽りを受けて職を退くことになった組合の闘士。初老の彼の思いは、若くして職を失うことになった後輩には届かず・・・
(Les Neiges du Kilimandjaro, 2011 France)

 とりあえず、このくらいにしておきましょう。ぜひお楽しみください。
 さよなら、さよなら、さよなら。

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2014.01.18

■「ようやく入籍」の謎、解明?

 『探偵!ナイトスクープ』を見ていると、依頼者である夫婦が、「同棲しないで結婚したので・・・」と発言していて、ちょっと違和感を持った。
 その言い方が、「本来なら同棲してから結婚するのがふつうなのに、その過程を飛ばして「いきなり」結婚したので」という感じだったのだ。

 少なくとも私の世代は、結婚前に同棲するというのはまったくふつうではなかった。結婚とは関係なく、恋人同士が同棲するというのはあったのかもしれないが、それだって友人知人には一人もいなかった(と思う。知り合いが少ないせいもあるけれど)。
 もっとずっと?上の団塊の世代になると、『神田川』(南こうせつとかぐや姫)に象徴される同棲が多かったようだが、それも結婚前の同棲というよりは、単なる恋人同士の同棲だろう。

 一緒に見ていた息子に、「結婚を前提として、その前に同棲するという感覚はふつうなのか」と聞いてみると、「そうちゃうん?」と、平然としている。
 もちろん、息子は「彼女いない歴=年齢」なのに、である。

 そんな感覚をどこで覚えたのかと聞いてみると、要するに「自然に」としか言いようがないらしい。
 テレビなんかもほとんど見ず、世間にも疎い息子だが、なぜかそういう行動様式というか文化は「自然に」身についてしまうのである(もしかするとネットなのかな?)。それが世代の流行というものなんだろう。

 なるほど、今は結婚前に同棲するのはふつうなのだ。そして、夫婦同然に暮らしているから、特に結婚式とか入籍とかは別にどうでもよくて延び延びになり、何かのきっかけで、芸能人でもないのに「ようやく入籍しました」というようなことになるのだろう。

 そういえば、昨年末ごろにも同僚が「結婚」(「入籍」とは言わなかった)したのだが、「もうけっこう長い間一緒に住んでるんですよ」みたいなことを言っていた。

 変わっていないようでいて、世の中は知らないうちに変化しているのである。「ようやく入籍」の謎は解明されたと思っていいかもしれない。

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2014.01.11

■カード社会

 電子書籍を買いたいとかで、息子がクレジットカードを作った。

 おぉ、本を読む気になったか・・・と思ったが、ゲームだか何だかのスピンオフ小説みたいなものらしい。
 そんなもの、本でも小説でもないと思うのは、やっぱり古いと言われるのだろうか(まあ、文学ではないよね)。

 それはともかく、昨年の息子の年収はたぶん3万円くらいなので、まあ学生カードとかもあるから大丈夫だろうとは思うものの、クレジットカードなんか作れるのかと半信半疑だった。

 調べてみると、入会金も年会費も無料で、しかも各種保険が付いた、学生でも作れるカードがいくつかある。そのうちの一つに申し込むと、ほんの2〜3日でカードを送ってきた。

 不思議なのは、利用料金の引き落とし口座すら知らせていないのに、いきなり使えるカードを送ってくることである。
 限度枠いっぱいまで使って支払わずに放っておけば、カード会社は事実上、回収の方法がないと思う。
 もちろん冗談だが、そうしろとそそのかしても、生真面目な息子にはまったく相手にされなかった。

 返済能力のない学生に(年収はゼロと申告した)即刻カードを発行するのだから、太っ腹である。こんなことをしてペイするのだろうか。

 わけのわからない若者に「毎月の支払額が一定」とかの甘言を弄し、リボルビング払いで法外な利息をむしり取るとか、学生の時からカードを使わせて浪費癖をつけ、社会人になってから稼がせてもらおうとか、そういう「ビジネスモデル」なのだろう。

 息子は大丈夫だと思うが、そういう合法的悪徳ビジネスの餌食になっている人たちのことを考えると、ほんとに油断ならない。

 なんとなれば、公認会計士!・経済評論家の勝間和代氏ですら、知らないうちにリボ払いのワナにはめられて法外な利息を払わされ、「限度額を超えているので決済できな」いと通知されるまで気づかなかったくらいだ。

 消費者は賢くなければならない。だが、公認会計士すら騙されるカード社会を、凡人がどう切り抜けていけばいいんだろう。
 騙されていることにすら気づかずにリボルビング払いを続けている人が、たぶん何十万人単位でいるのではないかと、他人事ながら義憤を感じる。

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2014.01.09

■「お久しぶりです」

 歯痛・耳痛・足痛と続いた謎の痛みシリーズも、外での仕事が始まるとほぼなくなってしまった。
 それはもちろんいいことなのだが、どうして安らかな休みが過ごせないのかと思う。休みに入ると決まったように体調を崩すのだ。

 まあ、いつまでも調子が悪いよりはよほどいい。喉がまたちょっと変だが、経験上、これはそれほど悪くならないと思う。
 ___

 お昼、iPhone で近くのイタリアンを探す。せっかく行きつけになったばかりの店(クッキアイオ)が閉店してしまったので、どこかいいところを見つけておかねばならない(ならないのか?)。

 もうたぶん十数年前から名前だけ知っていて一度も行ったことのない店が食べログでわりと高評価だったので、そこに向かうことにする。
 行ってみると、イタリアンではなくパン屋なので驚いたが、「隅っこでトラットリアもやってます」という感じでランチもやっていた。

 注文してしばらく待っていると、「お久しぶりです」という声。「初めての店で久しぶりって何だ? 誰か知り合いが客としてきたのだろうか」と思って顔を上げると、そこには、野菜てんこ盛りの前菜を持って満面の笑みを浮かべたシェフがいた。

 閉店してしまったクッキアイオでスーシェフをしていた青年(という言葉しか思いつきません)である。

 もっとも、閉店にともなってこちらに移ってきたのではない。彼はそれより前に引き抜かれたし、引き抜かれたせいで元の店が閉店に追い込まれたのでもない。

 それは知っていたが、新しい店の名前は知らなかった。こんなところで偶然会うなんて。

 そういえば、閉店したクッキアイオのマスターは、giggi, LATOUR, 伊庵, クッキアイオで働いてきて、私はそのすべての店で彼の料理を食べたことがあることを、わりと最近になって知った。クッキアイオに通うようになるまでは、互いに相手を認識していなかったのに。
 「マスターの味を追いかけてきたのかもしれませんね」とお世辞を言ったが、クッキアイオ以外には2〜3度足を運んだに過ぎない。それでもまあ、ちょっとした偶然である。「世間は狭いですねぇ」というやつだ。

 元のスーシェフにマスターは今どうしているのかと聞くと、「シェフをやめてシュフ(主夫)になりました」という。この年始にもふらっと店に来て「まだぷらぷらしてんねん」と言っていたそうだ。
 「もう料理はしない」と言っていたが、すでに「ぜひうちで」というオファーがあちこちからあるという。

 「やっていけないから閉めるんです。夜に客が入らないんですよ。経営の才能がないんでしょうねぇ」と閉店(=失業)の理由を語りながら、「他にどんな仕事が自分にできるか、わくわくしてるんですよ」と本当に楽しそうにしていた。

 「でも結局、料理の世界に戻るでしょう」と元スーシェフは言う。

 「手に職」というのは、ああいう人のことを言うのだろう。
 だから将来に不安がないのか、それともやはり、性格なのか。

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2014.01.05

■「ようやく入籍しました」

 11年目に入って心機一転、ここをまったく違う場にしようと(ちらっと)考えたのですが、早々にあえなく断念しました。
 相変わらず・・・になるかと思いますが、幾久しくよろしくお願い申し上げます。
 ___

 年賀状の中に、年下の女友達から来たのがあって、「昨年ようやく入籍しました」と書かれていた。

 「「入籍しました」って、お前は芸能人か」というのが最初の感想だった。

 どうしてふつうに「結婚しました」って言わないんだろう?
 第一、「ようやく」ということは、相手は昔から変わっていないに違いない。だとすればイギリス人なのである。今はイギリス人も戸籍に入(はい)れるんだろうか。

 まあ、本人の中では、「前から一緒に住んでるし、結婚してるのと変わらないけど、ようやく入籍(=正式に結婚)したんですよ」ということなのかもしれない。
 それだって、他人に年賀状で知らせるのなら、「結婚しました」で十分である。もはや、「結婚」と「入籍」が別概念だという人たちが増えたのだろうか。
 いや、「入籍」すると同姓にしないといけないし、何も2人の関係を国に登録する必要はない、という人は昔からいた。だが、今回のは、それとはむしろ逆方向のベクトルによる別概念のようだ。

 いずれにしても、頻繁に顔をあわせていたころは日本とイギリスとの超遠距離恋愛だったと思うのだが、ほんとに「前から一緒に住んでるし、結婚してるのと変わらないけど、ようやく入籍したんですよ」なのだろうか。それとも、超遠距離のまま「入籍」だけしたのだろうか。
 機会があったら聞いてみよう。

  まあそんなことはどうでもいい。末永くお幸せに(としか言いようがない。なにしろ、「入籍しました」って言うんだもの)。

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2014.01.01

■恭賀新年

20140101collagewindcalm

Au Musée du Louvre à Paris(ウソ)↑

 ある集まりにバイクで出かけたところ、「何とかの冷や水とちゃうのん?」と冷やかされました。

 それなりに馬齢は重ねてきたものの、いくら何でも「何とか」はないだろうと、いささか心外でした……

 新年を寿ぎ、皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

2014年 元旦

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