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2014.02.21

◆司法と正義

 さて、肝腎の話。

 今このブログのサブタイトルになっている英文は、アメリカの法廷ドラマの中で判事が弁護士に言った言葉である。

 「司法は被告人に正義を保証しているのではない。単に公正な裁判を保証しているだけだ。君の依頼人はそれをちゃんと受けたんだよ。」

 この被告人はまず間違いなく無実で、判事もそれを知っている。
 だが、この弁護人たちの戦略のまずさもあり、陪審員は有罪の評決を下した。オハイオ州における第一級殺人だから、ふつうだったら死刑か終身刑ということになる。

 あまりにも理不尽だ。
 裁判が終わってから判事の部屋で「正義はどうなる? 公正はどうなる?」と憤慨する弁護士に、判事が言った言葉が上記である。

 量刑はこの後判事が言い渡すことになるのだが、淡々と死刑や終身刑を言い渡すのだろうか。

 ドラマでは、裁判はこれで終わりで、控訴や再審などはできないということになっていた。「ほんとうは無実なのだ」では控訴理由にならないのだという。その辺の司法制度の違いはよくわからない。
 しかも、主人公の弁護士(失敗した弁護人とは別人)が、「納得できないのはわかるけど、正しいのは判事だ。あなたにもわかるでしょう」と、弁護人に言って話は終わる。

 なんという不条理。
 ___

 いや、「正義」を保証できないのはわかる。それを言えば「公正」だって保証できない。そんなことができる者がもしいるとすれば、全能の神だけだ。

 だが、われわれは少なくとも、「正義」を志向しなければならないのではないだろうか。

 「手続きが正しいなら間違って無辜の人を死刑にしてもいい」というのが司法なら、何かもっと違うシステムを探究する必要が絶対にある。

 幸い、少なくともとりあえず控訴できるという点だけは、日本の司法制度の方がマシだ。
 だが、その根本の精神がアメリカと同じように「手続きが正しければ正義はどうでもいい」というようなものであるとすれば、それは間違っている。

 今まで、冤罪を生んだ多くの裁判に大きな違和感を抱えていたのは、この根本の精神が私の考えと相容れないためではないのかと思い当たった。

 もしそうなら、根本から司法の精神を変えねばならない。
 法律を知らない素人のたわごとかもしれない。しかし、少なくとも、主権者はわれわれなのである。

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2014.02.20

◆"business" の衝撃

 今このブログのサブタイトルになっている英文を聞きながら書き取っていて、いつものように "business" の綴りで引っかかった。

 頭が悪いと言われればその通りなのだが、いつも「えっ、どうだったっけ?」となる。たぶん、高校の時からずっとだろう。
 幸い、「ビジネス」で英語を使うような世界にはいないので、特に大きな問題にはなっていない。

 それに、時代は進んで、ミススペルするとエディタやワープロなどが自動的に教えてくれるようになっているので、試行錯誤で違うスペルを打ち込めば、正しい綴りはわかる。
 いつもはそれでスルーしていたのだが、今回は、司法の世界を "in this business" と表現しているのが気になって、おそらく生涯で初めて、この単語を辞書で引いてみた。

 私たちも、「この業界では」とかふざけて?言うことがあるので、それに近いのかなと思ったのだ。

 だが、そこには別の意味で衝撃の事実が・・・

 なんと、この単語は "busy" の名詞形なのだという。「忙しいこと」がすなわち、「ビジネス」だというのだ。

 そんなことは当たり前で、知らないのは愚かな私だけなのだろうか。
 そんなことなんだったら、だれか一人でいいから英語の先生が教えてくれればよかったのにと思う。少なくとも十数人の先生から英語を習ったのに、だれもそんなことは言わなかった(当たり前だからだろうか・・・)。

 busy に ness をつけて名詞化するという話なんだったら私でもわかる。綴りの変化も、ちょっとトリッキーだとはいえ、中学の時から知っている規則通りだ。

 business...

 これからはもう、綴りで悩むことはないと思う。こんなことをこの年になってから知るなんて・・・

 それにしても、busy(ビジー)といい bury(ベリー)といい、「どうして u をイと読んだりエと読んだりするんだよ」とは相変わらず思う。アイウエオのうち、ないのはオだけじゃないか。

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2014.02.16

◆今さらながらの facebook

 大した仕事はできないのだが、ともあれ、ずっと机に座ってパソコンに向かっていると、いい加減煮詰まってくる。

 ひょんなきっかけから今さら気になり始めた facebook に、ふと登録したくなった。
 そろそろそういうのをやめようという人が増えている、という報道がさかんになっているが、私はこれからである。
 なんであれ、取りかかるのが遅い。

 とりあえずアカウントを作り、プライバシー設定をかなり強くしてプライベートな情報をどんどんネットにあげる。
 こんな、生身の体をネットにさらすようなことはしない主義なので、いくぶん緊張する。

 ページはあっという間にできたが、ログアウトして外から見てみると、氏名と写真(しかも雪景色)以外、何もわからない。
 さすが広い世界、同姓同名が何人もいるので、これだと誰も「友達申請」してくれそうにない。
 仕方なくと言うか、過去の仕事と今の仕事を外からも見えるようにして、私が誰か、知っている人にはわかるようにした。

 とりあえず、「ひょんなきっかけ」を与えてくれた元の教え子(今の主治医?)に「友達申請」する。

 そのうち、「知り合いかも」みたいなのが増えてきて、そこにかつての教え子がずらずらと並んでいてびっくりした。
 医師や歯科医師が多いのはともかくとして、特に驚いたのは、旧帝国大学の医学部教授とか、某巨大航空会社の機長とかがいたことである。まあ、みんな優秀だったけど、でもそこまで??

 年齢的にも、機長はともかく、医学部教授? 今年度になったばかりみたいだけれど、それにしても。

 こちらはぜんぜん出世もせず、古いセスナを飛ばすのが精一杯で、それさえももうできなくなっているというのに・・・

 元の教え子に「友達申請」して困惑させるのも申し訳ないので、なるべくしない予定だが、年賀状のやりとりをしている男(彼とはわりと最近職場で話をしたことがある)と、ホンダに勤めてバイクに乗っている男、それに機長(これも男)だけには「気楽に無視していただいて構いません」と添えて、友達申請を送った。
 幸い承認され、後の2人とは二十数年ぶりのやりとりをした。特にバイクの男はすごく喜んでくれて、こちらも嬉しくなった。

 合間にそういうのをやったお蔭で?少しリラックスして仕事もはかどり、何とか夜までに一応終えることができた。

 でも facebook って、タイムマシン的に過去に逃げる道具になってしまわないかとちょっと気になる。そういう風に考えるのも、年を取ってきたからなのだろうか。

 どのくらいアクティブに使うかわからないけれど(このブログみたいに10年以上もつのだろうか)、未来志向につなげたい。

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◆そのうち無料詐欺

 「高速道路有料期間:15年延長65年9月末まで 閣議決定」(毎日新聞2月12日)だそうである。

 その意味は、2050年に無料にするはずだった高速道路の通行料金を2065年9月末!からに遅らせるということだ。

 だが、私が小学校の時には、1990年ごろには無料になるような話だったはずである。名神高速を作るのに1mあたり100万円だったとか教えてもらったのと一緒に記憶している。

 思えば、私が生まれたときには一切の高速道路と新幹線がなかったのである(最近あらためて気づいた)。
 うわ、年齢がばれますね。生まれてすぐにできたけど(笑)

 それにしても2050年が2065年に・・・

 どうせまた、2080年、いや2100年と延びて行くに違いない。なにが「9月末」だよ。

 2065年に私がまだ生きている可能性というのは、相当低い(相当か?)。そして、仮に生きていても、無料の高速道路を思う存分楽しめる状況にはたぶんないだろう。

 2050年なら十分可能性はあるのに・・・

 いつまでも「そのうち無料詐欺」を続けるなら、もういいよ、ずっと有料で(でも安くしてね)。

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2014.02.11

◆送信メール27通

 わりといい天気の祝日なのに、例の「お尻に火」の仕事。

 それは本来の?仕事なのだが、集中できないことがあったので、片手間にできる仕事をと、何気なくメールを開いたのが運の尽き。結局、19時過ぎまでに都合27通のメールを送信する羽目になってしまった(もちろん、合間に本来の?仕事もやりました)。

 わたしは必要最小限のメールしか出さないし、たいていはビジネスライクで長さも短い。もしかしたらそのせいでだれかが怒っているんじゃないかと、いつもびくびくしているくらいである。
 今日だって、迷って結局出さなかったメールが数通はあった。

 それなのに、数えると27通。送信したのがですよ。受け取ったメールは数える気にもならない。

 とても仕事にならないので(いや、メールも仕事には違いないんですけど)、夜はもうメールを見ないことにした。
 でも、そんなことをすると、また明日朝、どんなことになっているやら・・・

 昔、メールがなかったころは、どうしていたんだろう?

 いやそれより、みんないったい、いつどうやって本来の仕事をしているんだろう?

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2014.02.08

◆20年ぶりの積雪量(ただし東京)

 いろいろ被害に遭っている方々には申し訳ないが、積雪と聞くとやはりわくわくしてしまう。

 とはいっても、ここ大阪北部は雪化粧程度で、昼過ぎには屋根の雪すら消えてしまった。

 以前からの予定で楽しみにしていた年に1度の鳥見も中止になってしまったが、それで時間ができたからといって憧れの積雪を求めて出かけるわけにもいかない。

 ふだんさぼっているツケが回ってきて、この土日も祝日もずっと仕事をせざるを得ない状況になってしまっている。
 今思えば1時間や2時間雪を見に行っても別によかったかもと思うのだが、昼間は心理的にその余裕がなかった。

 明朝も雪がありそうだったら、明日こそは休憩がてら雪景色を見に行けたらと思う。
 でもお尻に火が付いている状態で見に行っても心楽しくないかなあ・・・

 後記:その後さらに雪が積もって「45年ぶり」になったそうです。

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2014.02.06

◆同じ穴の貉

 精神衛生のためにも不愉快なことはもう書きたくはないのだが・・・ やはりどうしても。

 あの市長主導であんな校長やらあんな校長やらあんな校長やら・・・あんな区長やらあんな区長やらあんな区長やら・・・が選ばれ、

 あの首相主導であんな経営委員とあんな経営委員が誕生し、あんな会長が選ばれ・・・

 そこに共通点があるように見えるのは、決して邪推でも偶然でもなく、必然の結果だと思う。

 後者を「お友達人事の末路」と呼ぶ人がいるようだが、前者は「人形焼き人事の末路」というべきだろうか。

 いずれにせよ、同じ穴の貉(むじな)という表現がこれほど似合うことも珍しい。

 西も東も、実に大きな穴である。
 そんな穴を掘ったのが国民とか市民とか呼ばれる人たちであることを考えると、深いため息をつかざるを得ない。

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