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2016.09.27

■LINE が見られなくなりました

 とうとう、LINE が見られなくなってしまいました。

 いえ、家人との間にひと悶着あったからではなくて、ごちゃごちゃやっている間に LINE の制限がかかり、iPhone 6 Plus からログインできなくなったためです。

 というわけで、LINE では私と連絡が取れませんので、ご用の節は←の「メール送信」からメールをお送りください。

 (スマホでご覧の方は、この「メール送信」をクリックしてください)。

 よろしくお願い致します m(._.)m

 後記:何度かやり取りして、引き継ぐのは不可能だとやっと公式に言われたので、新しいアカウントを使うことにしました。

「ご報告くださいました現象について引き続き弊社でも調査を続けておりますが、原因の特定に難航しており、対応に時間を要する見込みです。」
「弊社システム上に一部問題が発生しており、お客さまのアカウントが正常に削除されていないことを確認いたしました。」
「お客さまにおかれましては、今回発生した問題によりアカウントの引継ぎが行えず、新しいアカウントを作成されたものとお見受けいたします。」

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2016.09.22

■ iPhone 7 Plus は来たけれど LINE が最悪

 iPhone 7 Plus が来た。

 iTunes のお蔭で環境移行は非常に楽だったのだが、噂に聞いていたとおり、LINE だけは難物だった。

 いや、「だった」と言うと、もう解決したみたいに聞こえる。そうではなくて、まだまったく移行できていないし、もしかするとできないかもしれない。

 手順通りにやろうとしても、システムエラーだとかサーバエラーだとかではねられて次に進めない。挙げ句の果てに、電話番号が無効だとかなんとか、変な難癖をつけてくる。

 私のせいではないことは、ネットにあふれる怨嗟の声が証明している。

 以前から LINE の移行は難物だったらしいが、折しも iPhone を買い換えた人が多すぎて、LINE のサーバに負荷がかかりすぎているのかもしれない。

 「システムエラー」の方は、「時間をおいてからもう一度」ということらしいのだが、電話番号が無効だとかいうのは大丈夫なのだろうか。

 まあ、LINE友だちもほとんどいないので、もう一度最初からやってもそれほど大したことではないんだけれど、「以前の知り合いで、連絡がつくのは LINE だけ」みたいな人と切れてしまっていいのかはちょっと気になる。
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 さて、移行可能かどうか白黒はっきりするまで、今までの iPhone 6 Plus で LINE を見ることにしたのだが、それは今後、家人が使うのである。

 夜、「ちょっと iPhone 貸して。LINE 来てないか見てみるわ」みたいな感じで家人に頼むことになる。一日一回とか、とても本来のリアルタイムコミュニケーションにならない。
 もっとも、これまでだって、見ないで1日2日放置してたこともあるから大丈夫だと思う。

 それより、妻のスマホに夫の LINE が届くなんてことをして大丈夫なのだろうか。

 いや、大丈夫のはずなのだが、そんなことをやってる夫婦ってたぶんいないよね・・・

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2016.09.20

■英語の通じる国、通じない国

 アイスランドほど誰もが英語を話せる国を他に知らない。

 あ、イギリスとカナダとオーストラリアは除く(ニュージーランドとかには行ったことがない)。
 でも、アメリカではしばしば経験した "No English." は一度もなかった。

 旅行者である私が話す範囲の人で、明らかに英語ができないと思われたのは、自分で編んだセーターを売っていたおばあさんだけであった。何を言っても、"It's very nice." としか言わなかった。それで、ふだん服なんか買わない私に一生で一番高いセーターを買わせたのだからたいしたものだ。
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 旅行者としての個人的な経験からだけだが、アメリカよりもアイスランドの方が英語が通じる率が高いというのはすごいことだと思う。
 年配の人ほど発音に癖があって聞き取りにくい感じはしたが、どこに行っても誰と話しても、"Do you speak English ?" みたいな手続きなしに、いきなり英語で会話を初めてお互いに何の不自然さも不自由もなかった。

 先方も、外国人がアイスランド語を話すことなど、ハナから期待していない。
 「さようなら」だけは何度かアイスランド語で言ったのだが、むしろ戸惑われるのがオチで、軽い驚きとともにアイスランド語で挨拶を返してもらえたのは一度だけだった。旅行者は、その程度のアイスランド語すら話さないのがむしろふつうらしい。

 聞くところによると、北欧は全般にほとんど誰でも英語を話すらしいのだが、どうしてなんだろう。北欧諸語よりは英語に近いと思われるドイツ語地域ですら、こんなにみんなが英語を話すなどということはない。
 以前、スウェーデン人に聞いたところによると、「小さいころからずっと英語のテレビを見ているから」ということだったが、ドイツ人は見ないのだろうか。

 母語の(政治的・経済的・文化的)力が相対的に弱いことが外国語の習得にプラスに働いているのかもしれない。
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 いうまでもなく、日本はもっとも英語が通じにくい国の一つである。その一番の理由は、日本語が英語とはかけ離れた言語であることだろうが、他のアジアの諸言語だってほとんどはそうである。

 にもかかわらず、21世紀になってもダントツに英語ができないのは、習得する必要がないことが大きいだろう。日常生活から芸術や最先端科学まで、すべて自国語でやっていけるという国は多くない。

 「最先端科学まで」と書いたが、最先端科学をやっていて英語ができない人というのは、ほんとうはちょっと想像しがたい。
 だが、ノーベル賞の授賞式が初めての海外渡航で、受賞スピーチでしゃべった英語は "I'm sorry, I can't speak English." だけだという益川敏英さんの例が示すように、日本では英語ができなくてもなんとかやっていけるのである(ノーベル賞まで取ったのだから、「なんとか」ではなく「十分以上に」かもしれない)。

 そう考えれば、「もっとも英語ができない国(の一つ)」というのは、もっとも豊かな母語環境に恵まれた国であることの裏返しでもある。
 明治以来、いくら熱心に英語学習を推進しても、いつまで経ってもできるようにはなっていない。またぞろ、さらに英語教育を促進し・・・と拳を振り上げてみても、英語嫌いを増やすだけではないかと危惧する。

 それとも、「グローバル化」する今後は、できるようになるのだろうか。ならないとは思うけれど、もしなったとしたら、それは母語の衰退と表裏一体のような気がする。

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2016.09.09

■というわけで、iPhone 7

 帰国した日の夜のこと、時差ボケで寝られないまま悶々とするうち、アップルのイベントが始まる時刻を過ぎていた。

 「どうせ寝られないんだったら見てもいいや」と思って見ると、Apple Watch のプレゼンがそろそろ終わるところだった。まとめみたいなものをやっていたように記憶しているが、肝腎の電池の持ちについてまったく触れていないようで、これはダメなんじゃないかと思った。

 その後、床に入って iPhone 6 Plus で見ていると(iPhone で真面目にストリーミングなんか見るのはもしかすると初めてかもしれない)、ほどなく iPhone 7 のプレゼンが始まり、結局それを最後まで見てしまった。

 夜中にこんなものをぜんぶ見るのは初めてである。
 まあ、その次の歌だか踊りだかのところで「寝ないとまずい」と思ってビデオ視聴はやめたのだが、相変わらず寝られず、畏友のツイートとかを読んだり返事したりしているうち、明け方になってしまった。

 iPhone 7 自体は、事前に漏れていた情報通りで、驚くようなことは何もなかった。それに、来年にはフルモデルチェンジした革新的なモデルに変わるとも噂されている。

 でも、auの2年縛りがちょうど切れるところだし、携帯電話は SIMフリーでなければならないことを経験したばかりだし(6か月以内にまた海外に行く可能性は低いけれど)、こうやってプレゼンを見たのも何かの縁だと思って、本気で買うことにした。

 どれを買うかでは悩まないだろうと思っていたが、色をジェットブラックにするかブラックにするかと、容量を128GBにするか256GBにするかはちょっと迷った。

 だが、先ほど仕事から帰ってからおもむろに注文画面を開けると、ジェットブラックは11月まで手に入らないので却下(下手するとauの更新月を超えてしまう)、ブラックにしても、128GBは出荷日が遅かったので、選択の余地なく結局、 iPhone 7 Plus, Black, 256GB になった(今見ると、256GBの方も出荷がどんどん遅くなってきている)。
 

 今の iPhone 6 Plus だって、無駄な音楽やアプリ満載で100GBも使ってないのに、256GBも何に使うのかとも思うのだが、こういうのも運命というか縁である。

 これまで、iPhone をカメラやビデオとしてはほとんど使ってこなかったので、これからは使おうと思うし、今度は2年ごととかではなく、少なくとも5年くらいは使いたい。

 問題は、今持っているのをどうするかである。

 これまで、 iPhone 5, 6 Plus, 6s Plus と買って、家族で使い回してきたのだが、とうとう一つ余ることになる(後記:たまたま昔のエントリを読んでいて、息子も最初は5だったことを思い出した。6s Plus を買うときに、すでに一つ余っていたのだ。auに下取りに出したんだった)。

 家人が使っている5は、MVNOでも使えないし、電池もへたってきているので、この際下取りに出すことにした。
 6 Plus は家人の好みからすると大きくて重すぎるのだが、この際しかたがない。幸い、快く了承してもらった。
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 もうキャリアには見切りをつけて、MVNOで運用しようと思っている。データ3GBにSMS機能をつけても、たとえば毎月1020円!で使えるのだ。
 2年縛りのキャリアと比較すると、本体購入費を考えても十分安いし、2年を超えると、ほんとうに毎月1020円ですむことになる。

 これでやっと、「携帯代がばからしい」というストレスから解放される。

 あ、息子の 6s Plus はもう1年我慢だ。

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■アイスランドで現地SIMの利用

 直前のエントリで書いたとおり、息子の SIMフリー iPhone には旅行中ずいぶんお世話になった。

 私の iPhone 6 Plus はau縛りなので、海外に持ち出して使うと多額の費用がかかり、下手すると「パケ死」する。

 最近は「安い」とうたうサービスもあるが、それでも「約24.4MBまでのデータ通信料が最大1,980円/日、どれだけ使っても最大2,980円/日でOK!」(au世界サービス)という水準だ。
 これで2週間使うと、1日1980円だとしても3万円近くになる。それでも、通話や SMS は一分(一通)あたり100円程度別にかかる。

 アイスランドで使った SIM は アイスランドのVodafone のもので、ISK2000(≒1800円)であった。これで、ISK1000(≒900円)分の通話に加え、300MB のデータ通信が含まれている。
 それ以上に使いたければ 1GB で ISK1390(≒1250円)払えばおしまい。2週間程度の旅行でそれ以上使うことはあるまい(もしありそうなら、5GB で ISK2490(≒2240円)というのもある) 。

 食事やお茶をする場所や宿泊施設なんかではほとんど Wi-Fi が普及しているし、電話は10本もかけていないので、われわれの場合は、結局最初の1800円だけですべて賄えた。
 どのくらい使ったかは iPhone の画面で簡単に確認できる。息子のはもう SIM を取り外してしまったので厳密には確認できない(SIMを入れ替えればたぶんできる)が、途中で見た数値から考えて、おそらく半分も使っていない。

 ばからしくて、「au世界サービス」なんかまったく使う気になれない。

 以下は、マイナーな需要かもしれないが、アイスランドで SIM を購入してお使いになる人のために。
 iPhone 前提で書いているが、SIMフリー端末なら同様である。
 英語を含む5言語の説明書がついているが、まったく読まなくても使えるようになった。

0.日本を出るときから現地SIMに入れ替えるまでは、思わぬ高額の料金に泣かないため、機内モードにしておく。

1.ケプラビーク国際空港の到着出口を出る前にある免税店のレジで Siminn という別の会社の SIM を売っていた。
 レジのおばさんは「Vodafone のと同じだよ」と言ってくれたが、事前にウェブで調べた範囲では日本語で書かれた利用実績がなかったので、念のために Vodafone にすることにした。ここで Siminn を買えば免税だったので、100円くらい安かったかもしれない(笑)

2.Vodafone の SIM は、到着口を出て右手のコンビニ、10−11のレジで買えた。ネットで調べたのと
価格や内容が変わって、"Prepaid Starter Kit" という名前に変更されており(なぜか公式ウェブサイトの名前はそのままで価格や内容は新しくなっている)、先に書いたとおり、何もしなくても、ISK1000(≒900円)分の通話に加え、300MB のデータ通信が含まれている

3.いったん iPhone の電源を切り、ゼムクリップを延ばしたものなどを SIMトレイの穴に突っ込み(かなり力を入れないと開かなかった)、トレイを引き出す。取り外そうとすると、入っていた SIM がその辺に飛んでいくので注意。

4.購入した SIM は、どの大きさにも対応するようになっている。iPhone 6s Plus の場合は nano SIM なので、一番小さくなるように取り外す。道具は必要ない。既存の SIM をトレイから外して購入した SIM を載せ、元に戻す。トレイの裏表に注意。

5.電源を投入。最初は指紋認証が使えないので、パスコードを入力。iPhone からアクティベーションを求められたが、画面の指示に従っていけば簡単だった。Apple ID とパスワードは入力する必要があった。

6.機内モードを解除する。その他には何の設定も必要なく、電話とデータ通信を使えるようになった(APNの手動設定は必要なかった)。
 自分の電話番号は、パッケージの裏表面に貼った白い紙に7桁の数字で記載されている(国番号の354は書かれていない。また、アイスランドには市外局番の概念がない)。

7.どのくらい利用したかは、iPhone の「設定」から「モバイルデータ通信」を選ぶと表示される。

8.残りが心許なくなってきた場合、その電話(あるいはパソコン等)から "Topup"(利用容量を増やすことが) できる。購入した SIM のパッケージの裏面、自分の電話番号の上にも、QRコードとURLが書いてある。支払いはクレジットカード。

9.帰国して元の SIM に戻すには、電源を切って SIM を入れ替えるだけで何の操作も必要なかった。

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2016.09.08

■モバイル通信の旅 in Iceland

 最初の洗礼を受けたのは、乗り継ぎ便に間に合わなかったヘルシンキの空港だった。

 アイスランドのレンタカー会社に電話するため、フィンランド航空の係員に「どこかに公衆電話はありませんか」と聞くと、「空港に無料の Wi-Fi が導入されてから、電話はなくなったと思う」と言われた。
 確かに、この時も帰りにも、公衆電話は一切見かけなかった。

 携帯電話の必要性はうすうす感じていて、アイスランドに着いたら息子の iPhone 6s Plus に現地のSIMを調達して使う予定だった。
 だが、アイスランドに着く前に電話が必要になろうとは。

 その時は結局、係員が持っていた携帯を借りて電話ができた。国際電話をかけるというのに、気軽に貸してくれたけれど、考えてみれば、「国際電話」などという概念自体がもはや古すぎるのかもしれない。メール(e-mail)には、もともと「国際メール」などという概念はない。

 後で気づいたのだが、私の iPhone 6 Plus からでも IP電話はかけられた。しかし、他国に電話したことなどなかったので、かけられるかどうかもあまり意識していなかったし、かけ方も知らなかった(調べると、最初に 010 をつけるだけだった。料金も安い)。
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 その後も洗礼は続いた。

 アイスランドに到着して最初にするのはレンタカーを借りることだった。

 これまでのように、書類にイニシャルをどんどん入れていって最後に署名するのだが、それらがすべて iPad 上で行われた。
 何となくうら寂れた真夜中の空港の外れで、くたびれた建物の中で愛想のない係員相手に行うにしてはなかなか現代的だなと感心していると、「契約書は pdf にしてメールで送ったから」と言われ、いつものようには書類をくれず、紙はカーボンコピー1枚だけになった。

 まあ、何ごともなければ契約書なんて見ないけれど、「旅行中にメールで送られてもなあ」とちょっと思った。

 ところがというか、その後も、宿泊施設からチェックインやそのための待ち合わせの方法などのメールがバンバン届く。
 これはまあ、予約をすべて Booking.com を通して行い、ほとんどがゲストハウスやアパートメントに泊まったからというのもあるのだが、旅行中にメールが見られないとかなり不自由をするし、時には致命的になるのではないかという気がした。

 「これこれの場所のこのキーボックスを開けて鍵を入手してください。暗証番号は○○」とか、「到着の10km手前くらいで電話してください。その後現地で待ち合わせましょう」とか、そんなメールを読んでいなかったり、来たことすら知らなかったりしたら、ひどく困っただろうと思う。

 後者の場合、「もし電話ができない場合は改めて別の指示を送るので連絡してください」とも書いていたが、公衆電話が見当たらない状況で(実際、アイスランドで見たのは夕食を食べたホテルにあった古いコイン式のが1台のみであった)電話ができる環境にあるというのも現地では大切なことだった。

 最終日近く、空港にレンタカーを返却してバスでレイキャビクの街に戻り、出国の際に必要だからと空港までのバスの時刻や予約について係員に聞くと、手持ちの時刻表なんかを見せてくれたのだが、「時刻表の載ったパンフか何かもらえませんか」と頼んだところ、"Check our website." と言われたのにはびっくりした。
 ウェブサイトが見られなかったらどうするんだよ。

 結局、時刻表のパンフはカウンターのこちら側のラックにあった。「これに載ってますね」と見せると、「ああ、それそれ、それがあったわね」とは言うものの、係員はその存在すら忘れていたようだった。

 いずれにせよ、滞在中のアパートのすぐ近くでピックアップしてくれるバス( flybus )の予約はネット上で行い、チケットも iPhone に送られてきた画面を見せるだけということになった。

 これら以外にも、現地の情報を種々調べたり、レストランや宿泊施設に電話したりするのに、現地のSIMを入れた息子の iPhone が非常に役立った。

 なければないでなんとかなった・・・というよりは、ないとかなり困っただろうなあというレベルだったと思う。

 なんか、世の中(というか Booking.com とアイスランド?)のシステム自体が、「旅行者も常にモバイル通信や通話が可能なのが常識」という前提で成り立っていたような気がする。

 あの、何十キロにもわたって建物が見当たらないような国で。

 4年前の旧東ヨーロッパの時には「GPSの旅」というエントリを書いたが、あの時には、Wi-Fi のない場所でパソコンや iPhone を使おうとすらしていなかった(後で気づいたのだが、そもそも iPhone 自体持っていなかった! 買ったのはその年の秋であった・・・)。それでも、特に不自由は感じなかった。

 4年経って、今度は「モバイル通信の旅」。

 便利になったのか、不便になったのか。

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2016.09.06

■明朗会計

 アイスランドの物価は言うに及ばず、ヘルシンキの物価もけっこう高かった。

 だが、アイスランドとフィンランドに共通する美点があるようだ(フィンランドの方はごく限られた経験なので実際はどうかわからない)。
 それは、実に明朗会計だということである。たぶん、日本以上に。

 どこへ行っても、何を食べても買っても、あらかじめ表示された金額以外に一切の金銭を支払ったことがなかった。

 席料なし、お通し(突き出し)なし、サービス料なし、チップなし、「時価」なし、内税表示。

 常に、表示金額合計ぴったりを払えばそれで済んだ。

 外国はもちろん、日本だってなかなかこうはいかない。物価の高いのには閉口したが、いらぬ神経を使う必要がないのはとてもありがたかった。

 短いですが、以上です ^^;

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2016.09.05

■アイスランドダイエット

 ダイエットを始めて十数年になる。

 肝臓や血液に脂質が多すぎることを医者から指摘されて始めた。
 ごく最初のころこそ少しだけがんばったが、その後は日常の食生活そのものが恒常的ダイエットになっている。
 とは言っても、なるべく間食をせず、食事の炭水化物を減らすくらいで、特別なことは何もしていない。お腹いっぱい食べることは少なくなったが、ふだんはそれなりに満足感のある食事をしている。自然に小食になった感じだ。
 ___

 さて、アイスランドに来て、外食の物価が高いことをたびたび tweet してきた。
 ぜんぜん高級ではないふつうの食堂で食べた場合でも、スープが1500円くらい、メインの一皿が3500円から4500円程度かかる。
 パスタ一皿3000円、ケーキが1000円、ハンバーガーセットですら、2500円くらいしたりする。

 メニューには通常、スターターとしてサラダやスープがあがっており、メインコース、デザートとコーヒーみたいに注文するのがふつうなのかもしれないが、そんなことをすると一人で6500円くらいになる。
 実際、今日の夕食で私の前に会計していた男性は一人で食事した旅行者だったが、7000円ほど支払っていた。家族3人だと2万円仕事だ。

 たった一食で。

 食事は日に3度食べない訳にはいかない。
 休日に家でゴロゴロしているのならともかく、朝から動き出すことが多い旅行では、なかなか2食にもできない。

 今回は朝食がついていない宿も多かったので、朝食の心配までさせられた。朝食込みでない宿では、一人EUR10( ≒ ISK1300 ≒ 1200円)が相場で、それはつまり、3人の朝食が3600円になるということを意味する。
 これに昼夜を加えると、恐ろしい金額になってしまう。

 金額はともかく、たとえばスープの量も多くてほとんどは具だくさんなので、とてもそんなには食べられない。今日の夕食のスープはまだ上品なほうだったが、あのスープと、自動的についてくるパンを一人で食べると、それだけでもうお腹いっぱいになってしまう。

 というわけで、お財布にも体にも優しい食事を考えた結果(というほど考えてないけど)、多くの昼食や夕食で、スープとメインを一つずつだけ注文して3人で分けるということをしてきた。
 レストランの人からどんなふうに見られているかはわからない。多くの場合はすぐに理解してくれ、笑顔で OK というのが多かったが、数回は不審なというか怪訝な顔をされた。
 通常の一人分に満たないような料理を3人で食べるのだから当然だ。

 恐るべき窮乏家族である。

 それほどがんばって節約しても、一食5〜6千円。これはわが家の日常の外食予算を超えているし、それが毎日である。
 昼食はさらに節約して、ガソリンスタンド併設の売店でサンドイッチを買ってすませたりしたが、それでも3人で2〜3千円かかった。

 幸い、アイスランドの水道水は日本よりもおいしく、日本と同様、頼まなくても水が出てくるくらいなので、別に飲み物を頼む必要がない。
 4年前に旧東ヨーロッパを旅行していたとき、水より安いからと毎晩のようにグラスワインやビールを飲んでいた家人(お蔭で、酒飲みというのがどういう人種か知らない息子が、自分の母親のことを酒好きだと思ったりした)も、今回の旅行では一度も飲んでいない。

 さて、そうして出てきた一人分にも満たないようなスープとメイン料理を3人で分けて食べる。
 概ね、半分を息子が食べ、残りの半分を家人と2人で分けた。
 パンは自動的についてくるし、多くの場合は3人分出してくれたりしたので、それでもまあ必要十分な量があった。
 さすがに息子は若いので物足りないこともあったようだが、夫婦2人はそれなりにおいしい料理を控えめに食べて、だいたい満足していた。

 とはいえ、やはり絶対的な摂取カロリーがふだんよりは少なかったに違いない。
 それに、ほとんど車で走り続けるような旅だったが、かなり歩いた日も半分くらいあった。今、iPhone の Health アプリで確認すると、歩かなかった日ですら、日本の日常程度かそれ以上に歩いている感じだ。

 というわけで、最近ちょっと気が緩んでウエストがきつくなってきていたズボンが、今朝気づくとけっこう緩くなってきていた。
 帰国して体重を量るのが楽しみである。
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 アイスランドダイエット、お勧めです。体重もお金もぐっと減ること請け合いです。

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2016.09.04

■ラテン系?

 今回の旅行に来るまで、アイスランド人に会ったことがなかった。

 最初に会ったアイスランド人がだれなのかわからないのが残念だ。
 乗り継ぎ便の搭乗時刻を冷酷に締め切ってぼくらを乗せてくれなかったばかりか、間違った場所を指示して絶望的な気分にさせた、アイスランドエアーのあのお姉さんが最初だとは思いたくない。

 それはともかく、こちらに来てからは欧米やオセアニアを中心に世界中から観光客が来ていて、だれがアイスランド人なのかがわからない。
 観光客の中にだってアイスランド人はいるだろうが、観光客以外ならアイスランド人なのかと思っても、たとえば、西北フィヨルドの田舎の集落で人気のワッフル屋さんをやっているのがベルギー人とデンマーク人の夫妻だとか聞くと、店の人だって結局はどこの国の人なのかわからないのである。

 こちらへ来て初めて本格的にコミュニケーションしたレンタカー会社の係員は黒人のおじさんだったが、あの人はアイスランド国籍なのだろうか。
 ___

 そういうことを書こうとしていたのではなかった。

 どこへ行ってもさまざまな言語が飛び交う中で、気づいたことがあるので紹介したい。

 それは、「にぎやかな(というか、うるさい)人たちだなあ」と感じると、その使用言語は100%、イタリア語かスペイン語か中国語か韓国語であったことである。

 もちろん、いろんな言語をすべて識別できるわけではない。だが、識別できない言語でうるさくしゃべっていた人は皆無であった。
 また逆に、(少しは)理解できる、もしくは識別できる言語で話している人たちのうち、うるさかったのは上記4言語の話者のみであった(念のため、この4言語の話者が全員うるさかったというわけではもちろんない)。

 イタリア人のうるささは、村上春樹がエッセイなんかでよく書いている。
 どこの国の人たちかはわからないが、今回はにぎやかなスペイン語の人たちにも何度か遭遇した。
 それ以外でうるさいのは中国語話者と韓国語話者だけだった。

 以上は個人的に経験した単なる事実の記述であり、以下は単なる感想である。

 もしかすると、中国人や韓国人はラテン気質なのではないだろうか。
 日本では、関西人、特に大阪人が「やかましい」ことで有名だが、やはりラテン気質なのだろうか。

 関西以外に住んだことがないぼくなのに、細かいことは気にしない、陽気で幸せなラテン系になれないことが恨めしい。

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2016.09.03

■不思議の国

 アイスランドには不思議な謎が多い。

 EU加盟の北欧国家だし(訂正:アイスランドはシェンゲン協定に加盟していて出入国管理なしに多くのヨーロッパ諸国と往来できますが、EUには未加盟です)、旅行した実感からも間違いなく先進国だと思うのだが、それをたった33万人の人口が支えているのが理解できない。そのことは既に書いた。

 やはりというか、さすがに道路整備は日本のようにはいかないようで、まず未舗装路がすごく多いし、立派な橋やトンネルはほとんどない。3000km近くを走って、トンネルはたった3つで、100mを超えるものは1つだけであった。
(後記:その後、レイキャビクの北にある大きなフィヨルドをショートカットする海底トンネルを通った。長さは5km強の有料トンネルだが、対面通行だった。)

 高架道路はほぼ存在しないし、斜張橋や吊り橋なんかもほとんどない。あってもごく短いものだけだ。道路整備に無尽蔵ともいえるようなお金を使える日本とは、やはり違う。
 ___

 国土全体に、畑が見当たらない。

 今日の夕食は、「地元で取れた野菜をふんだんに使ったサラダやスープ」を含んでいたので、畑がまったくないわけではないのだろうが、まったくといっていいほど見かけなかった。
 代わりにあるのは牧草地である。羊や牛や馬が放牧されている。特に羊の数は多い。間違いなく、人口より何倍も多いに違いない。

 不思議なのは、(氷河はもちろんだが)溶岩地帯を除いてどこにでも羊がいることだ。民家なんて何十キロもないような場所でも、羊が草を食んでいる。最初のころは、脱走羊とか野良羊とか「ストレイシープ」、まさかの Wild Sheep なのかと思った。
 だが、「なぜこんなところにまで」というような場所にいた羊も耳にタグを付けていたし、おそらくはすべてだれかの所有なのだろうと思う。

 でも、そうやってほったらかしにしている羊を、どうやって集めたり利用したりするのだろう。牧羊犬に類するものも見かけなかったし、ヨーロッパ諸国でよく見かける、羊を集めたり追ったりしている姿もまったく見なかった。
 ___

 田舎へ行くと、集落がほとんどない。

 多くは一軒家か、せいぜい3〜4軒までの民家がぽつりぽつりと、短いときには1kmくらいの間隔で、長いときには100km以上隔たって建っている。
 驚くのは、民家一軒に教会一つというような場所がいくつもあることだ。どういう歴史を経てそうなったのか、あるいは家を一軒建てると教会も一つ建てなければいけないのかわからないが、ものすごく贅沢というか無駄な気がする。だいたい、牧師とかもどうなってるんだろう。

 そして、近くの集落から遠く離れたそういった家をどうやって建てるのかがまたわからない。たとえば、もっとも近い村から100km離れたところにある家を、どういう手順で建てるのか。そもそも、その100km離れた村すら、人口は数百人とかで、建築業者なんてないと思うんだけど。

 さらに、そういう家にはたいてい立派な車がある。車がなければ何もできないしどこへも行けないような場所なのだから、それはまあ当然かもしれない。でも、たとえ車があっても、買い物なんかにどこまで出かけているのかと考えると、ちょっと気が遠くなる。まあ週に一回、往復200kmドライブとかをするのかと無理矢理納得するしかない。

 だがそれ以前に、どうしてそんな人里離れた家に住む人が、車を買える経済力を持っているのかも謎である。収入源はその辺に散らばっている羊なのだろうか。ほかに生業が考えられないのだが、羊はそんなに儲かるのか。儲かるにしても、放牧している羊をいつ集めるのか。そして、何をどのように出荷するのか。羊毛と肉?

 今こうしてこの文章を書いているゲストハウスも、未舗装路を走った先にある「大草原の小さな家」という感じで、近隣に住宅はまったくない。
 ここはまあ宿泊施設なので、日々いろんなゲストが来るわけなのだが、たとえばフィヨルドの斜面に貼り付いているような一軒家に住む人たちは、通常の生活を家族だけで完結させ、ふだんは他人との交流がほとんどないのだろうか。学校なんかはどうしてるんだろう、近くに病院とかはあるのだろうか(ないよね)。
 ___

 実際のところ、アイスランドの人口の6割以上が首都のレイキャビクとその近郊に住んでいるということだから、そちらの方がむしろ「一般的」なアイスランドなのかもしれない。
 私がこれまで見た中で、明白に街と言えるのはアークレイリだけだが、このアイスランド第2の都市ですら、人口は2万人に満たず、日本では市にすらなれない大きさだ。

 私が見てきた他の集落や、集落ですらない一軒家や数軒家が、いったいどのようにして先進国的生活を送れているのか・・・
 日本に帰ったら少し調べてみたいと思っている。

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