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2016.10.24

◆食べ物屋の消長

 食べ物屋さんの消長についてはここでも何度か書いた。

 だが、また書きたくなったので、ちょっと手短に(書けるかな)。
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 先日、例によって「さあお昼をどうしよう」という状態になり、ふと思い出して2〜3度行ったイタリアンを目指した。
 到着すると、ビルは外壁の?工事中で、店はもぬけの殻。工事中は営業していないという感じではなく、廃業したようだ。

 すぐ近くに、以前は気づかなかったイタリア国旗の店があったので、そこで昼食。雑貨とカフェだが、ランチもちょっとやってますという感じの店。
 客は私だけで、なんとなくオーナー?の女性と話をすると、イタリア好きが昂じてこうなってしまったとのこと。美術関係でボローニャに留学していたこともあるという。お店を開いて1年ちょっと。

 「よくやっていけますねぇ」とはもちろん言わなかったが、つぶれたイタリアンのことを聞いてみると、もう3か月ほど前に閉めたらしい。食べログなんかで見ると、まだ「新規開店」みたいな情報が出ている。できて3年くらいしか経っていないのだ。

 それなりにおいしかったし賑わっていたのに、どうしてなんだろう。逆に、ランチタイムに終始わたしだけしかいなかったイタリア好きシニョーラの店に、2周年は来るのだろうか。
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 また先日、誕生祝いで久しぶりにフレンチに出かけた。たぶん、一度だけランチに来た店で、おいしかったからディナーにも来てみたのだ。
 まだ新しい店で、関西では有名な食べ物ブロガーが「すぐに予約の取れない店になるのではないか」というほどのレストランである。

 だが、週末だというのに、客はうちの家族3人だけ。あのあと入るとも思えないので、もし私が気紛れでこの店に決めなければ、週末の夜、14席に対して客はゼロだったということになる。「予約の取れない店」??

 スープはないが、フルコースで税別5千円を切っており、味も間違いなくよい。駅徒歩5分でもある。

 店内も綺麗でオシャレなのだが、まあ確かに、晴れの日のディナーという感じの店ではない。
 具体的に言うと、おしぼりは使い捨ての紙で、ナプキンはなし。食べ終わったナイフとフォークは横に置いて次の料理にも使う。テーブルクロスは cloth ではなく、汚れても拭けばすむようにビニール?コーティングしてある。

 いや、別にだからといってまったく不満はない。むしろ、リーズナブルな価格でおいしいフレンチが食べられるのだから、私としては歓迎する。
 でも、しょっちゅう行けるわけではないので、売り上げに貢献できないのがもどかしい。

 やはり、はやる店は「とっても高いかすごく安いか」であるようだ。こういう「ちょっといいレストラン」は苦戦する。
 なんとか踏みとどまってほしい。

 ※調べてみると、ディナーでも一度訪れたことがあった。日記に「おいしい。最高の部類かも」と書いてある。それなのに・・・
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 近々行く、個人的には北摂(大阪北部)で一番おいしいと思っている鮨屋。その店も、同じ理由で、楽に回っているとはいいがたい。
 小綺麗でオシャレでおいしいのだが、超高級という感じではない。もちろん、安くはない。
 高くもなくてコストパフォーマンスはいいのだが、店主は苦労が絶えないようだ。

 もう一つ別の、高級感を売りにした寿司屋は、私から見るとちょっと落ちるのだが、いつも繁盛している。
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 最後に、平日のお昼に行った山里の蕎麦屋。近くの街から車で30分以上かかる山間部にある。

 にもかかわらず、12時45分には、もう蕎麦がなくなったといって打ち止め。
 表には「平日は30人前」と書いてあるので、客単価1500円として昼一回で4万5千円の売り上げだ。

 蕎麦は確かにおいしいが、特筆するようなものではない。天ぷらの海老は密度の低い貧相なものだ(が、価格を考えると相応かもしれない)。

 それでも、びっくりするくらいはやっている。
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 食べ物屋はほんとに難しくて不思議だ。

 毎日がんばっている料理人たちには(兼経営者には特に)心からの敬意を覚える。

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