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2016.12.15

★車中泊大作戦

 昨年夏の北海道旅行、今年のゴールデンウィークの東北旅行などは、車中泊をメインにした一人旅だった。列車やバスではなく、自家用車内での車中泊だ。

 一番の理由はもちろん経費節約だが、朝や夜に行動の自由があることも大きい。夜11時まで走って移動して、朝7時に走りだすなどいうことが簡単にできる。

 だが、悲しいことに、私の車は小型のセダンで、まったく車中泊には適していない。
 北海道と東北は、後部座席とその足もとを埋め尽くすエアマットを使ってしのいだが、身体をのばして寝ることができないばかりか、上に座ることもできない。前席からの移動もその逆も大仕事である。夜中にトイレに行くだけでも難儀した。

 家人が乗っている別の軽自動車がもう20年近くになるので、次は車中泊のしやすい車を購入しようと、しばらく前から考えている。

 何かいい車はないかと、折りに触れてチェックしているうちに、もしかすると、今の私の車でももっと快適に車中泊できるのではないかという思いが生じた。

 そう思って車の横に立ち、長さを目分量で見ると、どう見ても身体をのばして寝られそうにない。大きな車が嫌いでコンパクトなセダンにしたのを少し後悔する。
 まあ、いずれにしても、後部座席の背もたれを前に倒すとトランクとの間に大きな段差ができるし、背もたれ自体も少し斜めになって水平に寝られない。
 どうせダメなんだろうなあ・・・と思っていた。

 しかし、この年末、がんばれば長い休みが取れそうなので、念のため、ダメもとくらいの気持ちで実際に寝られるかどうか試してみることにした。
 あれやこれや試しながら考えると、なんと!最終的に、幅65cm・長さ190cmくらいの、まずまずフラットな寝床を作れることがわかった。頭は前席の背もたれの後ろ、背中は後席の背もたれの裏、足はトランクの中、になる。

 天井が低すぎて寝床の上には座れないとか、背中が少し傾斜するとかの問題はあるものの、これまでよりははるかに快適に寝られそうだ。
 後席は2/3だけ前に倒すので、残りの1席に移動すれば座ることもできる。出入りは後部ドアから。

 問題の段差は、ニトリで売っているわずか1990円(税込)のマットレスを畳んだままトランク内に置くことで、誂えたようにぴったりと解消する。
 頭の部分が、ちょうど後席に座った場合の足を置く位置にあたり、寝たときに頭が空中に浮いてしまうので、そこには同じくニトリで買った背の高い風呂椅子を台として置くことにした。

 後席の背もたれの裏は硬いので、寝るためのマットも必要だ。いったんは、上記の段差解消用マットをもう一つ買い、本来の形に広げて使おうと思っていたのだが、サイズが合わなかったので、結局、ネットでいろいろ調べてキャンプ用のマットを購入することにした。安物ではあるのだが、私にとってはそれなりに高い。
 だがこれも、誂えたようなサイズで、厚さも5cmあり、快適に寝られそうだ。届くのが楽しみである。

 早速この週末、試しに一泊で車中泊旅行に出ようかと思ったが、珍しく両日とも予定があり、しかも、今日、ちょっと重い仕事の依頼が来てしまった。

 まあ、仕事は年明けに回し、年末はまた一人旅に出ようと思う。「明日できることは今日するな」だ(笑)

 それにしても・・・

 こんなに車中泊にこだわるなら、それにふさわしいミニバンとかを買えばよかったのかなあと、ほんの少し考えてみた。

 いやいやいや、やっぱりありえない。年に何度かの車中泊のために、大嫌いなミニバンを日常の足にするなど、私の自我が耐えられない・・・

 つまらない自我だとは承知しつつも。

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