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2017.06.30

◆英語の通じる国、通じない国(その2)

 俳優の堤真一がアイスランドを一周しながら現地の人にインタビューして回るというテレビ番組を見た。

 一周したというわりには、ミーヴァトンの次はヴィークとか、びっくりするくらい飛ぶのだが(たとえて言うなら、山手線を一周していて上野の次に取り上げるのは渋谷という感じです)、それはまあいい。

 いくつか興味深い点があった中に、アイスランド語ができる通訳を連れて行っていないというのがあった。

 以前ここでも書いたように、私がアイスランドを旅行していた2週間あまりの間に、英語が通じなかったのは一人だけだった。たまたまその人からセーターを買おうとしなければ、「すべての人と英語が通じた」ということになっただろう。
 アメリカですらそうはいかない。

 だからといって、大々的にテレビ番組の撮影に出かけていくのに、アイスランド語の通訳を用意しないなんてことが考えられるだろうか。
 実際、それをやってしまっているのだが・・・

 こちらもがんばって英語でしゃべっていたせいか、旅行中はほとんど感じなかったが、堤真一の番組を見ていると、出てくるアイスランド人の英語レベルはそれほど高くないことがわかる。
 もちろん、テレビカメラに向かって英語でしゃべって意思疎通しているのだから立派なものなのだが、発言の内容がどうしても「自分が英語で言える範囲」に限られてしまい、深みのない薄っぺらい感じになるのが避けられない。
 何人かの出演者は、一生懸命英語の語彙や表現を探しあぐねているようだった。おそらく母語であるアイスランド語でなら、もう少し的確に言えたのだろうと思う。

 出演者の中に一人だけ、英語をしゃべらない人がいた。代々にわたってスモークサーモンを作り続けているという家の先代だった。といっても、まだ67歳とかだったと思う。
 その人のアイスランド語は、現当主である息子が英語に通訳していた。

 ・・・とまあ、とりとめのない話になったが、アイスランドに取材に行くなら、当然、アイスランド語で意思疎通すべきだったと思う。得られる情報の質も量もそのほうがはるかに上だったろうと思われるからだ。

 同時に、通訳が得にくいからといって、英語の通訳ですませてしまえるというのも、すごいことだと思った。
 どこかの国のテレビが日本に取材に来るとして、ふつうの人にインタビューするのに英語だけですませてしまおうなんて考えるだろうか。

 やはりなんといってもまあ、アイスランドは「英語の通じる国」なのだと再確認した。

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