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2017.07.30

●バイク&ハイク(たぶんその5:西おたふく山)

 かねての予定が流れた休日、せっかくだからどこかへ行きたいなあと思ったものの、どこへ行っても暑いだろうと考え、久しぶりにバイク&ハイクのために六甲山へ向かった。

 出発は昼前で、逆瀬川までは酷暑だが、川沿いを遡上するころには涼しくなり、山に上がると24℃、温度としては快適である。
 ただ、曇り空で湿度は高く、さわやかというわけにはいかなかった。

 ライダー用ジャケットを脱いで、ときどき訪れる西おたふく山付近を散策。下はライダーズパンツにブーツなので、歩きやすくはない。
 うるさいほどのヒグラシの声に混じって、ホトトギスやソウシチョウやウグイスの囀りが聞こえる。

 いつものように突き当たりまで行って引き返すつもりでいた。
 が、奥の方に、明らかに今までなかった道ができている(と思った)。

 もしかしたら、幻の西おたふく山頂上に行けるかと思い、そちらへと歩を進めた。
 道はほどなく反対方向になり、やはり頂上は幻かと残念だったものの、先がどうなっているか気にかかり、歩き続けることにした。

 猛毒のテングタケを見つけたころだったと思う。人っ子ひとり見当たらないこんなところで、昼食はおろか、チョコレートやキャンディ、さらには一滴の水さえも持っていないということが、ちょっと不安になってきた。
 途中のコンビニで何か調達してから山に上がろうかと迷った挙げ句、最後のコンビニを見送り、「まあ山上でどこかお店に入ればいいや」と思っていたのである。こんな本格的?なハイクをするつもりもなかった。

 幸い、携帯は使えるようだが、「六甲山で遭難」というのは実際たまにあって、その危険性だけではなく、天下に恥をさらすという意味でももっとも避けたい事態である。

 こんなブーツで歩いていて足でもくじいたり、水筒すら持たずに熱中症になったりしたら・・・

 そう思いながらも、昔から「この先はどうなっているのか」が気になる性格なので、引き返すポイントを決められずにずるずると進んでいくうち、大きなカエルを見つけて写真を撮った。

 そろそろ引き返すのか進むのか決断した方がいいと思い、iPhoneのアプリで確認すると、そのうちの一つに今いる道が載っていて、どうも周回して元の場所に戻れるようだった。
 ならばと、ちょっと安心して先に進んでいく。

 ほどなく、古い案内看板が見つかり、やはりここが「周遊歩道」であることを知った。

 何年もの間、少なくとも夏の間はクマザサ?が生い茂って立ち入ることがほとんど不可能になっていたのだが、どうやら道自体は昔からあったようである。ササが刈られて道が現れているのは歩き始めた時にわかったし、そういえば入口に案内看板もあったような気がする。

 看板によると、下に降りて谷筋に入るのは危険だというのだが、バイクの所まで戻らなければならない身、もとより下山するつもりはない。
 遭難の杞憂もやわらぎ、東へと向きを変える。標高にして100m近く下ってきたようだ。ずっと湿気た森の中で今一つぱっとしない「周遊歩道」だったのだが、東側の尾根に出て急に展望が開けた。

 霞んでいてすらみごとな景色である。六甲山に展望ポイントはいくつもあるが、ここはことのほか素晴らしい。
 夜に来てみたいな、と一瞬思った。真っ暗な山道を歩いてきて突然この展望が夜景になって開けたら、きっと感動も大きいに違いない。

 最後はそれなりの急登を経て舗装路へと戻る。急登のところで初めて単独行の登山者を見つけた。

 バイクに戻るまで、歩行時間は1時間あまりか。運動不足の身にはそれなりにきつかったが、また秋になったら来ようかなとちょっと思った。

(つづく)

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2017.07.23

●プルトニウムをポリエチレンの容器に入れて長期保存

 日本原子力研究開発機構(茨城県大洗町)の被曝事故に関して、プルトニウムをポリエチレンの容器に入れて長期間保存していたことが発表された(20170721)。

 「放射線で容器が分解して水素ガスが発生し、事故につながったとみられるという」(朝日新聞)

 具体的にどういう問題が生じるかはわからなくても、だれがプルトニウムをポリ容器で何十年も保管しようなどと考えるだろうか。
(プルトニウムを入れたポリ容器を塩化ビニルの袋にいれ、その袋をステンレスの容器に入れていたそうです。)

 小学生の時に埋めたタイムカプセルですら、10年後でも大丈夫なようにと、どんな容器を使うべきか考えた記憶がある。
 小学生でもポリ容器は「何となく」ダメな気がして使わない。

 日本原子力研究開発機構は小学生以下の知恵でプルトニウムを扱っているのか・・・

 そんな人たちが「原子力研究開発」!の中心にいるのかと思うと、開いた口が とか あきれてものが とか言いたくなる。

 恐ろしいのは、こういうのが氷山の一角に過ぎず、だからこそ馬鹿馬鹿しい事故を繰り返してきたのではないかと考えられることだ。

 われわれはすでに、カタストロフィックな事故を経験してしまった。その大きな原因の一つも、津波来襲が当然に予想される場所で、非常用ディーゼル発電機を地下に設置していたことだと考えられている。

 もちろん、仮に発電機が高台にあったとしても、別の理由であの事故は避けられなかった可能性もある。
 だが、地下に設置していた愚かさがそれで免罪されるわけではない。
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 何かを利用するときには、それに見合った賢明さを持ち合わせておく必要がある。
 間違った利用が破滅的な結果につながる危険があるときは、なおさらそうだ。

 こういうことを繰り返す人たちに、原子力利用に見合った賢明さを持つことが期待できるのだろうか・・・

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2017.07.10

●偉大な秤

 四半世紀以上使い続けているアナログの秤が、場所を取って邪魔なことが以前から気になっていた。

 週に2回くらいしか使わないのに、電子レンジや炊飯ジャーと同じくらい大きな顔をしてキッチンの一画を占めている。もちろん、図体自体は小さいのだが、いかにも邪魔だった。
 私が量るのはパスタの重さくらいだが、使う時には狭いので、カウンターまで移動してから量っていた。だから、いつもの定位置に置いておく必要はないのだが、かといって仕舞っておくにもかさばる。

 というわけで、一枚の板のような電子秤を買うことにした。隅に立てかけておくにしても食器棚に入れておくにしても、邪魔にならない。
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 家にあるのはクボタ(コンバインやら田植え機やらを作っているクボタの関連会社らしい)製で、実家で使っていたのは YAMATO(大和製衡)製なのだが、調べてみると、もはやどちらも消費者向けの製品などまったく作っていないようだ。やたらに大仰な工業用計測機械しか見当たらない。

 利益の出ない市場から撤退したのは賢明な判断かもしれないが、そのせいでこの分野はタニタ(TANITA)の独擅場になっている。

 仕方なく?タニタの「クッキングスケール」を買った。結果として、この7月に発売された新製品を選んだ。
 実売で3000円もしないが、200gまでは0.1g単位、1kgまでは0.5g単位、2kgまでは1g単位で量れる。使い方も簡単で、容器に入れた液体や粉の重さなども手軽に量ることができる。精度もそれなりに高い。
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 さて標題。

 偉大だと思ったのは、タニタの最新式の電子秤ではなく、家で四半世紀以上使っていたアナログ式のほうである。

 どうせ捨てるのだから壊してもいいと思って分解してみると、なんと、重さはたった1本のバネの伸び縮みで量られていた。その変化量をラック&ピニオンで回転する針の動きに変えるだけのシンプルなシステムである。何ということのないバネに見えるが、伸縮と重量とが見事にリニアに対応するように製作されているのだ。
 残念なことに、ピニオンと針と外装はプラスティックだが、内部の秤本体はすべて金属製であった。

 タニタで量った重さと比べてみると、数十gの軽いものから1kg近いものまで、何を量ってみても誤差はせいぜい1g程度しかない。もともと、目盛りが5g刻みなのだから、十分すぎる精度だ。
 その精度をバネ1本で実現し、四半世紀以上維持してきたのである。

 タニタの最新式電子秤は25年以上も使えるだろうか?(ネットの評判を見ると懐疑的にならざるを得ない)。そして、たとえ使えたとしても精度を維持しているだろうか?(もし使えれば精度は大丈夫かも)。
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 この偉大なアナログ秤をオブジェとして職場の部屋にでも置いておこうかと思って綺麗に掃除したところ、おそらくアルコールのせいで目盛り盤が一部ハゲてしまった。

 うーん、やっぱり廃棄かなあ、どうせ外から見ると、安物感丸出しのプラスティックだし・・・

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2017.07.02

●棚からブッポウソウ

 新聞記事か何かで情報を得た家人が、珍しく行きたいところがあると言ってきた。

 岡山県真庭市勝山。
 真庭市? 勝山町だと思っていたのだが、例の平成の大合併でそうなってしまったらしい。

 昔はよく通(とお)ったりすることはあったのだが、そこに「町並み保存地区」みたいなものがあるとは知らなかった。

 興味はあるものの、わざわざそのためだけに出かけるにはちょっと遠すぎる。

 そう考えていると、今まさにブッポウソウが繁殖行動をしている吉備中央町がすぐ近くであることに気づいた。

 これは幸い、棚からブッポウソウである。

 去年は、家族でわざわざ1泊してまで出かけたのに、私の情報収集能力不足と家人の日程の都合とで、遠くを飛んでいく姿をちらっと見られただけに終わっていた。
 こういうことでもなければ、今年は私一人でバイクにでも乗って見に行こうかと考えていた。去年はなかった、分不相応なカメラもある。

 というわけで、多忙で行けなかった息子を残し、ブッポウソウと勝山を目的に、中国自動車道をひたすら往復した。

 案の定というべきか当然というべきか、むしろブッポウソウがメインになったが、お昼もそこそこおいしいイタリアンを食べられたし、勝山も散策できて、ちょっと蒸し暑すぎたことを除けば上出来であった。
 雨も、昼食中と乗車中に限られ、恵まれていた。

030a7139_copy ブッポウソウ

 軽快なシャッター音を奏でながら、都合1000カット以上撮影した。

 撮った写真を取捨選択するのが大変で、まだ第一次廃棄しかしていないが、とりあえず残ったのが半分ほどもある。
 望外といってもいいほどの撮影機会に恵まれ、珍しくちょっとわくわくした。
 写りが悪くないのもそれなりにある。

 このくらいの楽しいことがしょっちゅうあればいいのだが、それはたぶん、望みすぎなのだろう。

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