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2019.09.02

■Over Siberia vol. 5 ──バルトドライブ四方山話

 先述の通り、エストニアでは特に交通ルールがよく守られていたが、一般道をメーター読み90km/hくらいで走っていると、抜かされることもときどきあった。
 その割合は、ラトヴィア・リトアニアと南下するに連れて増えていった。

 さて、90km/hで走る車を抜かすときの速度はどのくらいになるか。速度差から見て、たぶん110km/hくらいは出ていると思われた。
 対向車線の車は、ふつうは90で近づいてくる。すなわち、互いの相対速度は200km/hに達することになる。

 にもかかわらず、追い越し禁止区間はほんとに必要最小限で、ほとんどの場所で追い越しが可能だ。
 危ない思いをしたことはなかったが、真正面から車が200km/hで近づいてくるのはあまり気持ちのいいものではない。

 追い越される車が右寄りを走行し、追い越す車が真ん中を、対向車線の車も少し右に避けて、3台が2車線を使う形ですれ違ったのを一度だけ見た。すぐ横を速度差200で車が通過するのを考えるとぞっとするが、互いに?譲り合って衝突を避けようとしているのかもしれない。
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 驚いたのは、高速道路的なエストニアの片側二車線道路(高速道路は存在しないそうである)でUターンが可能なことであった。
 というより、高速道路的な作りなのにインターチェンジがなかったりするので、左折するために、目的の場所を通り過ぎてからUターンして中央分離帯を越え、対向車線に入る方式が採られているのだ。その後右折することで、本来の左折の目的を達するわけである。

 左折できる交差点を設置するのと、対向側の追い越し車線へとUターンするのとではどちらがより危なくないのかはよくわからない。制限速度は90km/hである。もっとも、交通量がごく少ないので、Uターンで緊張するということはなかった。

 また、実際に見たのは2箇所だけだったと思うが、リトアニアの本物の高速道路(制限速度130km/h)でも、このUターン方式が採られているところがあるのにはびっくりした。交通量だって、エストニアとは比べものにならないくらい多かった。幸い、自分がそこでUターンする必要はなかった。

 びっくりしたといえば、高速道路的な道路はおろか、本物の高速道路ですら路側帯を走る自転車をときどき見かけたことである。一度だけだが、歩いている人も見た。
 確かに、自転車や人が通ってはいけないという標識を見た記憶はない。しかしながら、90km/h制限の一般道でも道の端を自転車が走っていると緊張するのに、路側帯がそれなりにあるとはいえ、130km/hの車の横に自転車がいるのは、やはりちょっと異様であった。
 これまでたぶん20を超える国で運転していると思うが、こんなことは初めてだった。
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 ヨーロッパでよく見かけるラウンドアバウト(ロータリー)についてはこちらをご覧ください。

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