2016.11.26

●1か月経った牛肉

 近所のスーパーで牛肉を買おうとしていたとき、ふと気になって、表示されている「個体識別番号」を使い、どんな来歴の牛なのか、iPhone で調べてみた。便利な時代になったものである。

 びっくりしたのは、交雑牛も和牛も、どちらも1か月近く前に屠殺されていたということだ。

 目の前に並んでいる肉は新鮮そのものに見える。1か月前の肉だとは到底思えない。

 ちょうど、「過去に仕入れた牛の番号を使い回していた」とかいうニュースを目にしたばかりだったので、これもそうなのかと思った。

 牛なので、「熟成肉」とかいうのもあるのかもしれないが、その辺のスーパーの安い肉なので、そうだとも思えないし、1か月も経った牛肉がこんなに新鮮そうな色をしているのも信じがたい。

 何かもやもやしながらそれでも交雑牛の方を買った後、ちょうど食肉担当と思しき店員が通りがかったので、思い切って尋ねてみた。

 それによると・・・

 食肉は、解体後すぐに枝肉の状態で真空パックされて流通に乗り、卸やスーパーの倉庫にストックされる。
 その後、必要な分だけが各店舗に運ばれ、そこで初めてパックが開けられ、スライスされて店頭に並ぶということで、屠殺が1か月近く前であるのはふつうのことなのだという。

 真空パックにするから、冷凍していなくても鮮度が落ちたり劣化したりはしないということらしい。

 なるほど・・・と一応は納得したのだが、ネットで検索すると、「日本のスーパーの肉は流通の都合で2週間とか1か月とかの時間がかかっているので、やはりその分鮮度が落ちておいしくない」というような見解もいくつかあった。

 それはそうだよなあ・・・ いくら真空パックだからって1か月も前の肉を食べさせられているとは思っていなかった。
 (後記:逆に、日が経っている方が熟成していておいしく、「スーパーならばと畜してから30日程度の肉が程よい」と記載した「プロ」の記事(東洋経済)もあった。真空パックでも熟成するのだろうか。)

 牛肉はなるべく個人商店の肉屋で買うようにしているんだけど、あの肉屋でも同じように1か月経った肉なのだろうか。

 今度おやじさんに話を聞いてみようと思っている。
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 それにしても、この年になるまでこんなことも知らなかったのかと、われながらあきれてしまう。まあ、いつものことなんだけれど。

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2016.10.24

◆食べ物屋の消長

 食べ物屋さんの消長についてはここでも何度か書いた。

 だが、また書きたくなったので、ちょっと手短に(書けるかな)。
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 先日、例によって「さあお昼をどうしよう」という状態になり、ふと思い出して2〜3度行ったイタリアンを目指した。
 到着すると、ビルは外壁の?工事中で、店はもぬけの殻。工事中は営業していないという感じではなく、廃業したようだ。

 すぐ近くに、以前は気づかなかったイタリア国旗の店があったので、そこで昼食。雑貨とカフェだが、ランチもちょっとやってますという感じの店。
 客は私だけで、なんとなくオーナー?の女性と話をすると、イタリア好きが昂じてこうなってしまったとのこと。美術関係でボローニャに留学していたこともあるという。お店を開いて1年ちょっと。

 「よくやっていけますねぇ」とはもちろん言わなかったが、つぶれたイタリアンのことを聞いてみると、もう3か月ほど前に閉めたらしい。食べログなんかで見ると、まだ「新規開店」みたいな情報が出ている。できて3年くらいしか経っていないのだ。

 それなりにおいしかったし賑わっていたのに、どうしてなんだろう。逆に、ランチタイムに終始わたしだけしかいなかったイタリア好きシニョーラの店に、2周年は来るのだろうか。
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 また先日、誕生祝いで久しぶりにフレンチに出かけた。たぶん、一度だけランチに来た店で、おいしかったからディナーにも来てみたのだ。
 まだ新しい店で、関西では有名な食べ物ブロガーが「すぐに予約の取れない店になるのではないか」というほどのレストランである。

 だが、週末だというのに、客はうちの家族3人だけ。あのあと入るとも思えないので、もし私が気紛れでこの店に決めなければ、週末の夜、14席に対して客はゼロだったということになる。「予約の取れない店」??

 スープはないが、フルコースで税別5千円を切っており、味も間違いなくよい。駅徒歩5分でもある。

 店内も綺麗でオシャレなのだが、まあ確かに、晴れの日のディナーという感じの店ではない。
 具体的に言うと、おしぼりは使い捨ての紙で、ナプキンはなし。食べ終わったナイフとフォークは横に置いて次の料理にも使う。テーブルクロスは cloth ではなく、汚れても拭けばすむようにビニール?コーティングしてある。

 いや、別にだからといってまったく不満はない。むしろ、リーズナブルな価格でおいしいフレンチが食べられるのだから、私としては歓迎する。
 でも、しょっちゅう行けるわけではないので、売り上げに貢献できないのがもどかしい。

 やはり、はやる店は「とっても高いかすごく安いか」であるようだ。こういう「ちょっといいレストラン」は苦戦する。
 なんとか踏みとどまってほしい。

 ※調べてみると、ディナーでも一度訪れたことがあった。日記に「おいしい。最高の部類かも」と書いてある。それなのに・・・
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 近々行く、個人的には北摂(大阪北部)で一番おいしいと思っている鮨屋。その店も、同じ理由で、楽に回っているとはいいがたい。
 小綺麗でオシャレでおいしいのだが、超高級という感じではない。もちろん、安くはない。
 高くもなくてコストパフォーマンスはいいのだが、店主は苦労が絶えないようだ。

 もう一つ別の、高級感を売りにした寿司屋は、私から見るとちょっと落ちるのだが、いつも繁盛している。
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 最後に、平日のお昼に行った山里の蕎麦屋。近くの街から車で30分以上かかる山間部にある。

 にもかかわらず、12時45分には、もう蕎麦がなくなったといって打ち止め。
 表には「平日は30人前」と書いてあるので、客単価1500円として昼一回で4万5千円の売り上げだ。

 蕎麦は確かにおいしいが、特筆するようなものではない。天ぷらの海老は密度の低い貧相なものだ(が、価格を考えると相応かもしれない)。

 それでも、びっくりするくらいはやっている。
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 食べ物屋はほんとに難しくて不思議だ。

 毎日がんばっている料理人たちには(兼経営者には特に)心からの敬意を覚える。

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2016.09.05

■アイスランドダイエット

 ダイエットを始めて十数年になる。

 肝臓や血液に脂質が多すぎることを医者から指摘されて始めた。
 ごく最初のころこそ少しだけがんばったが、その後は日常の食生活そのものが恒常的ダイエットになっている。
 とは言っても、なるべく間食をせず、食事の炭水化物を減らすくらいで、特別なことは何もしていない。お腹いっぱい食べることは少なくなったが、ふだんはそれなりに満足感のある食事をしている。自然に小食になった感じだ。
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 さて、アイスランドに来て、外食の物価が高いことをたびたび tweet してきた。
 ぜんぜん高級ではないふつうの食堂で食べた場合でも、スープが1500円くらい、メインの一皿が3500円から4500円程度かかる。
 パスタ一皿3000円、ケーキが1000円、ハンバーガーセットですら、2500円くらいしたりする。

 メニューには通常、スターターとしてサラダやスープがあがっており、メインコース、デザートとコーヒーみたいに注文するのがふつうなのかもしれないが、そんなことをすると一人で6500円くらいになる。
 実際、今日の夕食で私の前に会計していた男性は一人で食事した旅行者だったが、7000円ほど支払っていた。家族3人だと2万円仕事だ。

 たった一食で。

 食事は日に3度食べない訳にはいかない。
 休日に家でゴロゴロしているのならともかく、朝から動き出すことが多い旅行では、なかなか2食にもできない。

 今回は朝食がついていない宿も多かったので、朝食の心配までさせられた。朝食込みでない宿では、一人EUR10( ≒ ISK1300 ≒ 1200円)が相場で、それはつまり、3人の朝食が3600円になるということを意味する。
 これに昼夜を加えると、恐ろしい金額になってしまう。

 金額はともかく、たとえばスープの量も多くてほとんどは具だくさんなので、とてもそんなには食べられない。今日の夕食のスープはまだ上品なほうだったが、あのスープと、自動的についてくるパンを一人で食べると、それだけでもうお腹いっぱいになってしまう。

 というわけで、お財布にも体にも優しい食事を考えた結果(というほど考えてないけど)、多くの昼食や夕食で、スープとメインを一つずつだけ注文して3人で分けるということをしてきた。
 レストランの人からどんなふうに見られているかはわからない。多くの場合はすぐに理解してくれ、笑顔で OK というのが多かったが、数回は不審なというか怪訝な顔をされた。
 通常の一人分に満たないような料理を3人で食べるのだから当然だ。

 恐るべき窮乏家族である。

 それほどがんばって節約しても、一食5〜6千円。これはわが家の日常の外食予算を超えているし、それが毎日である。
 昼食はさらに節約して、ガソリンスタンド併設の売店でサンドイッチを買ってすませたりしたが、それでも3人で2〜3千円かかった。

 幸い、アイスランドの水道水は日本よりもおいしく、日本と同様、頼まなくても水が出てくるくらいなので、別に飲み物を頼む必要がない。
 4年前に旧東ヨーロッパを旅行していたとき、水より安いからと毎晩のようにグラスワインやビールを飲んでいた家人(お蔭で、酒飲みというのがどういう人種か知らない息子が、自分の母親のことを酒好きだと思ったりした)も、今回の旅行では一度も飲んでいない。

 さて、そうして出てきた一人分にも満たないようなスープとメイン料理を3人で分けて食べる。
 概ね、半分を息子が食べ、残りの半分を家人と2人で分けた。
 パンは自動的についてくるし、多くの場合は3人分出してくれたりしたので、それでもまあ必要十分な量があった。
 さすがに息子は若いので物足りないこともあったようだが、夫婦2人はそれなりにおいしい料理を控えめに食べて、だいたい満足していた。

 とはいえ、やはり絶対的な摂取カロリーがふだんよりは少なかったに違いない。
 それに、ほとんど車で走り続けるような旅だったが、かなり歩いた日も半分くらいあった。今、iPhone の Health アプリで確認すると、歩かなかった日ですら、日本の日常程度かそれ以上に歩いている感じだ。

 というわけで、最近ちょっと気が緩んでウエストがきつくなってきていたズボンが、今朝気づくとけっこう緩くなってきていた。
 帰国して体重を量るのが楽しみである。
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 アイスランドダイエット、お勧めです。体重もお金もぐっと減ること請け合いです。

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2016.08.20

★旅のおとも

 何もかもが初めてだった二十歳のときのヨーロッパひとり旅の際は、「帰国するまで日本食を食べない」という青臭い誓いをたてて出かけた。

 だが、1か月を過ぎてから、最後の街となったパリでちょっとしたホームシックにかかり、もうどうでもよくなって焼き鳥やらラーメンやらを食べ、そのおいしさに身震いしたものだ。

 味覚というのはどうしようもなく体に染みついているんだなあと実感した。

 その後の旅行では日本食云々のこだわりはない。それでも、できるだけ現地の食べ物を食べたいとは思っている。
 だからというわけではないが、海外に出るのに日本から食べ物を持っていったことは一度もない。そもそも、そういう発想がほとんどなかった。

 しかし、今回の旅行では初めて、インスタントラーメンとレトルトカレーを持っていくことにした。

 向こうでそのふたつが恋しくなるからではない。以前ここにも書いたとおり、ホテルから一番近いレストランが50km以上先で、かつ、一人一食3千円以上かかるとか、そういう状況に陥る可能性が非常に高いからだ。

 いわば非常食である。

 以前、アメリカの田舎(今調べたらワイオミング州だった)で恐竜化石の博物館だかに行った際にちょうどランチタイムになり、そこでは何も食べられそうになかったので、学芸員?に「近くにレストランはありませんか」と聞くと、「30マイル(≒50km)以上走らないとない」と言われて驚いたことがあったが、今回の旅行ではそういうのが毎日のことになりそうで怖い。

 アメリカの砂漠的田舎には行くたびに驚かされているが、アイスランドほど見捨てられた最果ての地を旅した経験はない。まさに deserted island という趣きだ。

 アイスランドの人口がたった30万人ほどだというのは知っていた。だが、旅行の計画をたてはじめるまで、これほどまでに荒涼としたところだとは思っていなかった。
 何といっても北欧なのだというバイアスが、目を曇らせていたのだろうと思う。

 人口密度は日本の100分の1以下。世界でも5本の指に入るほど、人が少ない国なのだ。
 そして、国土のほとんどは火山か溶岩か氷河である。

 なのに、というか、だから、なのか、物価はべらぼうに高い。

 少しでもマシなところに宿泊できるようにがんばるのに必死で、それなりの宿が確保できたら、もうゲームオーバーというか、Mission accomplished という感じだった。
 そのせいで、肝腎の「どこに行きたいか」についてはまだほとんど考えていない。

 まあ、飛行機の中でだって、時間はたっぷりある。滑走路から無事に脚が離れれば。

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2016.07.27

●安くておいしい?ランチ

 このブログのメイン(いや、サブだな、「空と旅と風景と」がメインなんだから ^^;)テーマの一つは、「安くておいしいランチ」である。

 今も常に探している。

 「おいしい」の方をクリアするのは、特に贅沢を言わなければ比較的簡単だ。
 だが、そういうランチは、どうかすると2000円を超えてしまう。とても日常的に食せるものではなく、「安くて」をクリアできない。

 このブログを始めたころには、前菜にデザート・コーヒーまでついて1000円というパスタランチが職場の近くにあり、それがいわば基準になっていたのだが、そんなものはもはや望むべくもない。

 当初は上限1000円だった予算も、下手をすると千円台後半になってしまった。先日のように、時には2千円を超えるランチすら一人で食べる羽目になる。

 そんな中・・・

 今日のランチは378円!であった。

 もちろん、特においしいということはない。だが、日常の昼食として何の問題もない。値段を考えればおいしいと言ってしまってもいいくらいだ。

 「無添 くら寿司」の新製品、「シャリカレーうどん」である。あの北大路欣也が「新作にしてまさに名作」と、(おそらく)食べもせずに宣伝しているアレだ。
 (後記:CMでは、いちおう口にはしてますね。)

 昼時を外したのに、夏休みでもあるせいかやや混んでおり、でてきた料理にも若干の「やさぐれ感」はあるものの、許容範囲内である。

 提供されるまで10分近くかかったので、お腹がすいていたこともあり、目の前を流れるお寿司を一皿つまもうかという誘惑にかられたが、やめておいてよかった。
 「シャリカレーうどん」だけで十分なボリュームだ。

 くら寿司には、カレーやラーメンが各種揃っている。今度はラーメンを食べに行こうと思う。

 (後記:ラーメンは質・量ともに明らかにサイドメニューで、それだけではランチにならなかった。しかも、「旨辛とんこつ」のはずなのに、思いっきりカツオだしの効いた和風の味であった・・・)

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2016.06.16

◆魔の第3水曜日

 昨日の水曜日。

 さてお昼に何を食べようとなって、つらつら考えた末、思い切って行ったことのないイタリアンを選んだ。

 ランチの値段を見ると、ふつうは行かないような店なのだが、火曜日は うどん ですませたし、まあちょっと思い切ってという感じだった。

 駐車場が少ないのが気になっていたが、少し遅めの時間だし、空いている可能性もあるだろう、もしダメだったらそのまま通り過ぎてコンビニおにぎりでもいいや、どうせ移動の途中だし・・・とか考えながら向かう。

 一度前を通り過ぎてしまって少し先でUターン。店の前の駐車場は空いていた。

 ラッキーと思ったのも束の間、どうも様子がおかしい。営業していないようなのだ。まだ13時30分にもなっていないのに。

 さっき調べて休みは火曜日だと思い込んでいたのだが、後できちんと調べると、水曜日も第3だけは休みなのだった・・・

 第3水曜日。

 そういえば、この同じパターンで「なんで今日だけ休みやねん、せっかく来たのに」ということがこれまでに2〜3度あった。

 未だに学習していない。お昼は結局コンビニおにぎりになった。

 同じ失敗を繰り返さないために「魔の第3水曜日」を胸に刻むべくこれを記す。

 どうでもいい話ですみません。

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2016.06.08

◆画竜点睛を欠く

 ・・・というほどのモンダイではないんだけれど。
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 いつも買い物に行くスーパーというのが決まっていない。
 いくつか理由はあるのだが、そのうちの一つは、うちが定期的に購入する商品を揃えているスーパーがないことである。

 ワイン(料理用です)や七味や山椒や中華調味料、それにコーヒー豆や冷凍うどんやパスタなど、いつも買っているのがあるのだが、それが一箇所では揃わないのだ。

 他の理由もあるからまあいいんだけれど、たとえば「山椒がなくなったからあのスーパーに行かなければ・・・」というのは、ちょっと情けない。

 そんな中、最近、比較的近所に新しいスーパーができた。

 先日偵察してきたところ、いつも買うものがだいたい揃っている感じで、ちょっと嬉しかった。

 今日は初めてきちんとした?買い物に行った。
 「香辛料の棚が少し寂しいのを除けばここでほとんど事足りるなあ」と思っていると、近くに別の島陳列があって、そこには近所のすべてのスーパーを凌駕する香辛料が揃えられていた。

 「おお、これでうちがふだん買うものはみんな揃うじゃないか」と喜んでいたところ、買い物の最後になって、いつもの冷凍うどんがないことがわかった。これはかなり重要な欠点だ。

 がっかり。

 でもまあ、このスーパーの前に開店した別のスーパーも、最初は置いていなかったその うどん を最近は置くようになっている。
 しばらく待っても置いてくれる気配がなかったら、要望でも出してみようかと思う。

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2016.02.13

◆謎の麗人

 友人のようになってきた鮨屋で夕食。

 食べ終わって出ようかというころに入ってきた女性に驚いた。

 立ち居振る舞いというか物腰というか、さらには店の主人と交わす会話の言葉やら声やらが、ちょっと現実離れしているほど美しくて上品なのだ。

 おそらく発声からして違う。

 抑えきれないような華やかさまで身に纏い、こんな人が実際に存在するのかという気がするほどである。

 ちょうどデザート的にチョコレートをいただいていたところへ、その女性が持ってきたバレンタインのチョコレートもお客さんにおすそ分けするという流れになり、一粒いただいた。

 こちらからのお礼に返す会釈がまた優雅だ。

 そもそも、こんな鮨屋に一人で入ってくる女性ってどういう人なんだろう?

 一緒にいた家人も感銘を受けていたようで、店を出るとすぐ彼女の話題になる。

 あんまり気になるので、親しそうだった店主に「あの人は一体ナニモノなのか」と翌朝メールした。

 20年来の常連で、今はCA(キャビンアテンダント)を育てる仕事をしているという。

 なるほど・・・

 30代に見えたが、であれば40代なのだろう。
 ひとりで来ていたのは、連れに急な用事ができたからだそうだ。

 しかしまあ、さすがというしかない。ああいうのって、努力すれば後天的に身につくものなのだろうか。

 それとも、われわれがどうしても別の言語のネイティブスピーカーにはなれないように、あの域にまでは到達できないものなのか。
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 ほとんどの家庭はもちろん、保育所や幼稚園から大学・大学院まで、立ち居振る舞いをきちんと教えないのはとても残念な気がする。
 そもそも、そういうことを教えられる親や教員がほとんどいない。

 教えるどころか、存在自体が教えとなってその背中から学べるような人物もまずいない(いやもちろん、学問的なことならそういうこともあるのでしょうが)。

 あの人が先生なら、それはCAも立派に育つだろうと思わされる。何より、学ぶ者に、心から「ああなりたい」と思わせるはずだ。

 そういう気持ちは、学習へのもっとも大きな動機の一つとなりうる。

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2015.08.26

★悩んだ末の・・・

今日の夕食。

世界自然遺産 知床ウトロにて。

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2015.07.10

●「安くておいしいランチ」

 このブログのプロフィール欄にも書いているとおり、「安くておいしいランチ」を「常に探してい」る。

 最初からそう書いてるんだから、少なくとももう10年以上は探し続けていることになる。

 「おいしい」のほうはまあクリアするところもそれなりにあるのだろうが、「安くて」のほうが難しい。それに、駐車場がなければ困るので、それもまたネックになる。

 数年前までは千円の壁があって、それを超える値段は対象外だったのだが、そんなことを言っていると、もはや食べるところがなくなるので、まあ千数百円ならよしとせざるをえなくなってきた。

 そうやって、この10年で何とか見つけたのはたぶん10軒もない。やっと見つけたと思ったら閉店してしまったりということも何度かあった。

 それを思えば幸運なのだろう。先日のカツサンドの店に続き、今度は邸宅隠れ家レストラン。

 ちょっと時間があったので、例によって食べログのランキングを見ていると、たぶん7割以上がラーメン屋である。ラーメン好きの人はほんとに羨ましい。

 そんな中、きらりと光る「邸宅レストラン」という文字が・・・ しかも、なんでもない住宅地に埋もれているという。駐車場も3台。

 まあしかし、3台では空いていないだろうなあと思いつつ、他の候補も考えながらゆるりと向かうと、駐車場が先に見つかり、しかも2台空いていた。こんなことは滅多にない。幸先のいいスタートである。

 そこに車は駐めたものの、肝腎のレストランがどこにあるのかわからない。車の奥はアパートで、まさかそこが「邸宅」レストランではあるまい。
 両隣を見たり、向かいを覗き込んだり・・・

 ほとんど不審者である。

 実際、以前紹介した蕎麦の「あき津」なんかは、歩くような速度で探しながら車で前を通ってもわからなったくらいだから、見つけるのに苦労しても不思議はない。

 結局、駐車場の隣の家の長い塀をたどっていくと、小さな銘板のようなものが見つかり、その角を曲がると、意外な派手さが門前を飾っていた。

Img_1710_43 庭を通り抜けて玄関先で恐る恐る声をかけるが、だれも出てこない。思い切って中に入り、右手のドアを開けながらもう一度「こんにちは」というと、やっとお店の人が顔を出した。
 文字通り、ふつうのお宅がレストランとして使われている。

 通されたのはリビングと思しき30畳くらいの部屋。なるほど邸宅である。

Img_1711_43 まあおいしくいただけたランチが1200円。10年以上で10軒も見つかっていないことを思えば、上出来の発見で、しばしの小確幸(©村上春樹)を味わう。

 味わう能力が不足しているのが問題だけど。

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