■幸先のいいスタート?
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ホテルから20分ほど歩くだけでオーストラリア国立植物園というのがあるのでちょっと覗いてみた。
数時間歩くだけで、さまざまな動植物を目にすることができた。キャンベラ近郊で見られる鳥の図鑑を買い、見た鳥をチェックしていくと30種ぐらいになった(ホテル周辺やクリーク・湖で目にした鳥を含む)。
後記:その後、シドニーに移動して、新たに8種ほどの鳥を確認した。番外に、Flying Fox も入れた。
さらに後記:和名を追加した。
以下は覚え書きである。シドニー空港の TAX & DUTY FREE で11月5日、画像リンクをはった(買い物はしないので ^^;)
Australian Wood Duck(タテガミガン)
Purple Swamphen(セイケイ)
Dusky Moorhen(ネッタイバン)
Eurasian Coot(オオバン)
Masked Lapwing(ズグロトサカゲリ)
Feral Pigeon(ドバト)
Common Bronzewing(ニジハバト)
Crested Pigeon(レンジャクバト)
Sulphur-crested Cockatoo(キバタン)
Galah(モモイロインコ)
Crimson Rosella(アカクサインコ)
Eastern Rosella(ナナクサインコ)
Welcome Swallow(オーストラリアツバメ)
Blackbird(クロウタドリ)
Eastern Yellow Robin(ヒガシキバラヒタキ)
Satin Flycatcher(ビロードヒラハシ)
Australian Reed-Warbler(オーストラリアヨシキリ)
Superb Fairy-wren(ルリオーストラリアムシクイ)
Striated Pardalote(キボシホウセキドリ)
Noisy Friarbird(ズグロハゲミツスイ)
Red Wattlebird(アカミミダレミツスイ)
New Holland Honeyeater(メジロキバネミツスイ)
Eastern Spinebill(キリハシミツスイ)
Red-browed Firetail(フヨウチョウ)
White-winged Chough(オオツチスドリ)
Australian Magpie-lark(ツチスドリ)
Australian Magpie(カササギフエガラス)
Pied Currawong(フエガラス)
Australian Raven(ミナミコガラス)
Common Myna(インドハッカ)
Sacred Ibis(オーストラリアクロトキ)
Silver Gull(ギンカモメ)
Rainbow Lorikeet(ゴシキセイガイインコ)
Little Pied Cormorant(シロハラコビトウ)
White-faced Heron(カオジロサギ)
Pacific Black Duck(マミジロカルガモ)
不明種(嘴と首がオレンジで頭と体は緑のオウム。お腹の後ろの方にやや黄色。キャンベラ限定の図鑑には載っていなかった。シドニーで3羽)
番外
Common Brushtail Possum(フクロギツネ)
Gippsland Water Dragon(ヒガシウォータードラゴン)
もう一種、別のトカゲ
Eastern Gray Kangaroo(オオカンガルー)
Flying Fox(メガネオオコウモリ)
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朝、少し時間があったので、1時間ほどホテルの近所を散歩してみた。
5分も歩くとクリークに出会い、その川岸を下って湖に向かう。川縁と水面の高さの差は5cmぐらい。
鳥が多いのはわかっていたが、さすがにここまでとは思わなかった。
ほんとうにバードウォッチャーの楽園である。
短い間に、たった一人の目で、20種ぐらいの鳥が確認できた。しかも、オオバンとバン(に見える鳥)以外は、すべて初めて見た鳥である。種類も多岐にわたり、ワシタカとシギ・チドリ、それにキツツキを除けば、ほとんどすべてのカテゴリーの鳥を見たのではないかというぐらい、充実していた。
湖に出て、もうこれで十分と湖水を眺めていると、大型のクイナのような鳥までいてちょっと驚いた。
行きも帰りも見られた、頭と頬と襟首が水色の、シジュウカラとミソサザイを足して2で割ったような鳥が特に印象に残った(Superb Fairy-Wren という小鳥のオスらしい)。
目が真っ赤な小型のカラスのような鳥もいたのだが、ホテルに帰ると、目が黄色い以外は同じに見える鳥が中庭にいた。おそらくは違う種類なのだろう。
さらっと散歩しただけでこれだ。もう少し本格的に数人で探鳥すると、一体どんなことになるのだろう?
それに、関西の鳥と比べて警戒心が薄いのか、いつもよりずっと近づくことができる。体感的には、通常の1/3ぐらいまで距離を詰めないと逃げ出さなかった。お蔭で、胸ポケットに入る厚さ1cmぐらいのデジカメでも、一応写真が撮れた。
しかし、一眼レフを持ってこなかったのは激しく後悔した。この距離でなら、いつもは点のようにしか写らない鳥も、かなりの大きさで捉えられただろうに。
今まで仕事の海外旅行に持ち出したことはないが、入れようと思えばカバンには簡単に入ったのだ。
だれかがふわっと舞い降りて、「ほれ、お前がいつも使っている一眼レフだ。10万円で売ってやる」と言ってくれたら、ためらわずに購入したと思う。たとえ、家に帰れば同じものがもう一台あるとしても。
次回来るときは、迷うことなく持ってこよう。果たして次回はあるのだろうか。
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ホテルにいても、さまざまな鳥の鳴き声が聞こえてくる。姿もちらちらと見える。だが、鳥相がまったく違うので、ほとんどどの鳥も見たことがない(動物園では見たことがあるかもしれない)。
ちょっと無理をしてでも鳥の予習をしてくるんだった・・・
鳥を見ようとテラスに出ると、芝生の上をウサギが歩いていたりする。夜、ホテルに帰ってくると、ポッサムと呼ばれる有袋類の動物が中庭の木をするすると登っていったりもする。
アメリカやカナダなどでも見た、マグパイと呼ばれるカササギの仲間が二種(もちろん、北アメリカとは種類が違う)。見たことのないカモ。ムクドリとシメとの中間みたいな鳥。冠のついたハトのような鳥。
そして何より、真っ赤な胴体の、かなり大きな鳥が車の前を2羽横切って飛んだのには感動した。
ホテルに帰って近所を歩くと、似た感じの素晴らしくカラフルなインコがそこここにいる。Crimson Rosella(アカクサインコ)かもしれないのだが、どうも色合いが違う。飛んだときの胴体の色から考えると、車の前を横切ったのとは別のインコのようだ(後記:Eastern Rosella だった)。
残念ながらまだお目にかかっていないが、カフェテラスなんかで食事をしていると、アイビス(Ibis)と呼ばれるツルのような鳥が食べ物を奪いに来たりもするのだという。
ホテルの窓からサギみたいな白い鳥が飛ぶのを何度か見たのだが、あれがそうなのだろうか(後記:後にこれが(たぶん)ぜんぶ Sulphur-crested Cockatoo(キバタン)だということがわかった。なんということ)。
首都の中心から数キロ西へ出ると、カンガルーの群れがいる。道ばたには車にひかれたカンガルーも横たわっていた。可哀相なカンガルー・・・
さすがにコアラは見ていないが、都市でこれなのだから、郊外にネイチャーウォッチングに出かけたらどんなことになるんだろうと思う。それができないのがもどかしい。
___
植生は関西なんかに比べるとかなり貧相である。なのに、どうしてこんな動物の楽園になるのかがわからない。エサは多くないはずだが、天敵がいないからだろうか。だが、仕事仲間によると、猛禽類もヘビもいるという。
ともあれ、動物の楽園はナチュラリストやバードウォッチャーの楽園でもある。いつの日か、ネイチャーウォッチングを目的に再訪したい。
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↓のエントリを書いてからふと当たり前の事実に気づいた。
5000を超えるタカは、私のあとを追いかけるように、こちらへ向かって飛んできているはずなのだ。
ということは、関西のタカポイントに出かければ、それなりの数を見ることができるかもしれない。
思い切って、鳥の師匠に「明日いかがですか」と電話してみた。
あいにく、仕事のご都合でご一緒できなかったが、「あした一緒に遊びませんか」なんて人を誘うのは何十年ぶりだろう? 携帯をそういう本来の?使い方で使ったのも、初めてだと思う。
___
結局、一人で滋賀県東近江市の猪子山へ行った。これも初めてである。
電車に乗ってからふと不思議な気がしたのだが、在来線で京都を過ぎて湖東に向かうこと自体、生まれて初めてかもしれない。
40年も前から、米原行きやら野洲行きやらの快速電車に乗っていたのに、野洲駅を初めて見た。おそらく当時とはまったく違う駅になっているとは思うが。
いや、湖東にはときどき出かける。しかし、いつも車なのだ。
今回、案外早くて安いことを知ったが、駅を降りてからの足がないのはやはり困る。猪子山のように駅から歩けるところに行くんならいいけれど。
___
山頂には2時間ほどしかいなかったのだが、多いときには80羽近い鷹柱ができ、この場所としては最高の日になったのではないかと思う。
日本野鳥の会滋賀によるカウントは1日で3214。昨日白樺峠を通過したタカの半数以上がここを通ったということになろうか。
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今日は多いとは思っていた。
それでも、2000台とかではないかと侮っていた。あんまり多いと残念さも増すので、ブログには控えめに「1500とかになるのではないか」と書いた。
それが、まさかの5136!
今日一日で、今シーズンの累計の倍近くが飛んだことになる。
もしかして、新記録とかではないのだろうか。
いくら何でも、それぐらい飛ぶんだったら、がんばってもう1泊ぐらいしましたとも。
考えてみれば、飛ぶべきときにずっと飛べない天気が続いていたのだから、今日一気に飛ぶのは当たり前なのである。
昨日も周囲とそんな会話をしていたし、いくら素人の私だって、予想はついたのだ。
それにしても5000超え・・・
連休の中日の快晴の日に、なんという大サービス。今日白樺峠にいた良識人たちは欣喜雀躍したに違いない。
「連休なんかに動くものか。雨が降ろうが台風が来ようが旅行は平日」などというひねくれ者には、タカの神様は微笑んでくれないのであった。
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隣の方がおっしゃっていたとおり、8時ごろになると、まずアマツバメを皮切りに、タカもぽつりぽつりと飛び始めた。
その後、10羽弱ぐらいの鷹柱は何度か出たが、まあその程度だ。適当な間隔でこちらにも飛んでくるので、退屈はしない(その辺の詳細は後ほど)。
ところが、昼近くになると上昇気流が盛んになり、タカは向かいの山のところでどんどん高度を上げて高みへとのぼってしまう。
私の矯正視力では存在すらわからず、双眼鏡で見てもカラスだかタカだがすらわからない小さなシルエットだ。フィールドスコープで見ても同じ(もっとも、カラスは飛んでいなかったが)。
それがはるか上空やら右手の谷やらを渡っていくので、そろそろ潮時かなと思って正午過ぎに引き上げた。
いったん上がった気温が正午前からまた下がってきていて、隣の方に「これから低いところをタカがバンバン飛びますよ」とからかわれたが、それより蕎麦屋の店じまいが気になって、間に合ううちにと正午過ぎに辞去する。
20日の昼に食べておいしかった蕎麦で、昨夕は閉まっていて食べそびれたのだ。
13時ごろ、蕎麦屋着。天そばを注文したところ、驚いたことにマツタケの天麩羅がついていた。たぶん、初めて食べるのではないか。
その他にも、山菜らしき葉っぱなどが新鮮だった。建物も、築211年を数える合掌造りで、趣がある。
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帰宅してネットで調べると、今シーズン最高の 821 羽を記録したそうだ。おそらく今日24日は、1500とかになるのではないか。
それがわかっていても、さすがにもう一泊しようとは思わなかった。
所詮、タカより天蕎麦の、即物的な男である。
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9月23日、朝5時半過ぎに宿を出る。やっと晴れ渡って、乗鞍岳が綺麗だ。
6時に白樺峠の駐車場に着く。
一昨日、人っ子ひとり、車一台いなかった駐車場がすでに満車。今後どうなるのかと思ったが、奈川側の広い駐車場にはまだ一台しか車がおらず、私で2台目。出発の準備をするうちに3台目となるプリウスが入ってきた。
タカ見の広場までの上りで、息があがって何度も休憩する。私よりもっと苦しそうな男性と、その奧さんらしきカップルがいた。
山岳救助マンガ『岳』を読んだところだし、ちゃんと歩けるようにならなければと思う。奧さんに置いていかれるあの男性も、同じ気持ちだったのではないか。
3台目のプリウスの人とも一緒になり、前の方がいいと教えてもらって場所を探す。そういいながら、ご本人はどこかへ消えてしまった(が、あとで3度ほど、わざわざ私のところまで話しかけに来てくれた)。
前の方はもう埋まりかけていたが、幸い、ひとり分だけ特等席が空いているのを見つけ、そこに決める。ベンチはない場所だが、丸太が椅子代わりに立てて置いてあった。
早朝から人が多いのに驚いた。隣の方に聞くと、タカが飛び出すのは早くても8時だという。「ではなぜみなさん、5時半とかに来るんですか」と聞くと、主に場所取りが目的だとのこと。
もっとも、あとで別の人に聞いたところによれば、暗くて写真の撮れない払暁あたりから飛び始めることもあるという。
とにかく驚いたのは、見物人の装備。俗に大砲レンズと呼ばれている、大口径の600ミリとか800ミリとかのレンズを構えている人がほとんど。レンズだけで100万円とかするアレだが、ほんとに「ほとんど」なのである。
フィールドスコープや EOS Kiss の250ミリなど、恥ずかしくてリュックから取り出せないような雰囲気である。
一番驚いたのは、コーワの双眼望遠鏡の横にライカの双眼鏡をつけた二刀流の三脚を見たこと。双眼鏡の方を照準器として使っているのだろうか。双眼望遠鏡だけで6kgを超える重さだ。
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正午過ぎ、観察を終えて下に降りると、道の両側まで車でいっぱいだった。もちろん、奈川側の駐車場にもぎっしり。
ざっと数えてみると、250台ほど。少なくとも300人ぐらいがタカ見物をしていることになる。こんなところにこれだけの車が駐まっていると、何も知らずに(私だって数年前まで知らなかった)通りがかった人は、いったい何ごとかと驚くのではないだろうか。
雨の平日と晴れの3連休初日を比べても意味はないが、それにしても、あまりといえばあまりの違いである。
たぶん、今日はもっとすごいことになっているだろう。
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車に乗り込むと、外気温計は4℃を示していた。
白樺峠に向かう途中、とうとう1℃に。
アメリカのイエローストーンやカナダのロッキー山脈に行ったとき、真夏なのにこんなに寒いなんてと驚いていたのだが、身近にこんなところがあるとは考えていなかった。
もっとも、彼の地は8月だったので、1か月違うのだが。
こんなに寒ければ、そりゃタカだって暖かいところに向けて飛び立ちたくなるだろう。「世の中を憂しとやさしと思」っているかどうは知らないけれど。
鳥ならぬ身はどこへも飛び立てない。無事帰ってきたことをよしとするしかない。
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例年より激しいのかどうかは知らないけれど、とにかくもう、ずっと雨である。
それも、概ね「激しい雨」が続いている。小雨になったり小やみになったりは、けっしてしない。これほどの雨がこんなに続くのは、経験がないような気さえする。
家を出るのが21時半ぐらいになってしまったので、夜半を過ぎてから飛騨高山近くの道の駅で車中泊した。これまで、車の屋根を叩く雨の音を聞いた覚えはないので、雨中の仮寝は初めてなのだろうと思う(あ、30年近く前にバイクで阿蘇に行ったとき、林道の上にテントを張ったときは雨だった)。
今回の乗鞍行きの目的は、噂に高いタカ渡りの名所、白樺峠で何百羽というタカ柱を観賞することである。いや、行く前からたぶん無理だとは思っていたのだが・・・
今日偵察に行ってみると、案の定というか、車一台止まっておらず、人っ子ひとりいない。9月6日以来ずっと続いている「白樺峠のタカの渡り・2011年度速報」も、今日は2週間ぶりに「調査なし」となっている。
私が代わりにちゃんと調査しましたとも(ウソ)。タカどころか小鳥一羽すら見なかったけど。
ペンションのチェックインまで時間があるので、白樺峠の駐車場に車を駐めて、ナショナルジオグラフィック誌や向田邦子のエッセイなどを読む。
上高地乗鞍林道は、行きも帰りも一部が川になっていた。自分の車の前輪が跳ね上げるしぶきで前が見えないことも。
雨中のドライブは好きだけれど、夕べは夜で恐かったし、今日だってこんなところにいると、崖崩れでも起こしそうでちょっとどきどきする。
実際、坂巻温泉の手前ぐらいだったと思うのだが、国道158号線の南西側の斜面から、小さめの岩やら石やらがすごい勢いでいくつも転げ落ちてきていて、これはちょっと危ないんじゃないかという気がした。
ほとんど、「何の修行?」パート2である。
明日明後日、もしこんな雨が続いたら(続きそうだ)、何のためにこんなところまで来たのだろうと思う。短い旅で、いつぞやの斑尾高原のように「今日は沈澱」としゃれこむわけにもいかない。
それにしても、よくこれだけの雨が降って、空中から水分がなくなってしまわないものである。
名古屋では100万人に避難勧告が出ているそうだ(asahi.com)。100万人って・・・
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