魚の味
2日3日と実家に帰って、3日の夜、近くの寿司屋で食事をした。開店したばかりの店で清潔感はあるが、どこか田舎臭く、板前のムダのある動きとともにカランコロンとなる下駄の音が気になる店であった。調理動線が無茶苦茶である。客層もちょっと?で、タバコの煙が料理をだいなしにしかねない。
が、魚はおいしかった。うちの近所ではまず食べられない味である。もっとも、瀬戸内の中都市にある実家の両親が、「いい寿司屋を見つけた」といって、わざわざ滅多にかけない電話をしてきたぐらいだから、当然かもしれない。それにしても、大阪郊外の魚のまずさよ。小さいころから当たり前のように食べていた(しかも安い)魚が、実は得難いものであるということは、こちらに越してくるまで知らなかった。
本当に高くておいしい魚の味まではわからないが、安くておいしい魚の味ならわかる。これは不幸なことで、十数年の試行錯誤の後、もはやスーパーで刺身を買うことは絶無になってしまった。近所に魚屋はない。
それにしても、魚というのは、同じ名前が付いていてもどうしてあんなに味が違うのだろう・・・ ちょっとそれはないんじゃないか、というぐらい違うのである。
| 固定リンク | 0
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- ★モンゴイカはモンゴウイカ(紋甲烏賊)だと思っていた(2022.12.17)
- ★スイカとマンゴーと贈り物(2020.08.13)
- ★水出し緑茶(2020.08.08)
- ●縁(2020.03.29)
- ◆ウーロン茶を注文するお客さん(2019.10.19)
コメント