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2004.04.29

★蕎麦切り

 北大阪でほんとうにおいしい蕎麦屋は今のところ2軒しか知らない。そのうちの一軒、「貞寿庵」Web Site はブラウザを選ぶようです。2年ほど前から行きたかったのだが、初めて行けた。休日で超満員。ちょうどいいタイミングで入れたが、後から来た客は次々と諦めて帰っていく。食べ終わって出てから写真を撮っていても、様子をうかがっては諦める客が引きも切らない。
 古い土蔵を改装した店内は、1階は囲炉裏料理(昼は待合所)、2階は蕎麦。いずれも狭いが、雰囲気も料理も1級である。禁煙も当然とはいえ嬉しい。難点は、混んでいたので相席を余儀なくされたことと、箸もまともに持てない私には使いにくい自然木の箸。
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 建物や内装を始め、その箸や器や「蕎麦切り」という呼び名など、いわゆる「こだわり」を感じさせるが、ご主人も奥さん?もぜんぜんエラソーではない。
 辛味大根、本わさび、鴨つけ汁でいただくそばは、それぞれ1000円。とろろそばのみ1300円。最初の3つをすべて味わえる蕎麦三昧が2400円。

 ここで終わりたいのだが、驚いたのは、後から相席になってきた家族連れ。ごくふつうの人に見えるのだが、ためらうことなく「蕎麦三昧4つ」・・・ お昼から蕎麦に1万円ですか? しつこいようだが、どうみても庶民的な方々なのだ。そういえば、その前の組も、子供までが蕎麦三昧を食べていた。
 もしかして、私は貧乏なのだろうか、それとも、吝嗇なのだろうか、軽く悩んでしまった。

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★「仕組みが複雑で不慣れ」

 ニュースでさんざんやってることと思うが、例の、閣僚と菅民主党代表による国民年金未加入・未納問題だ。
 ご承知の通り、「財務大臣」と「経済財政・金融担当大臣」の発言がタイトル。語るに落ちる、とはこのことですな。
 それはともかく、最初に発覚した、はなっからぜんぜん払っていなかった大臣(誰だったっけ)に比べれば、期間も短いし、確かに、「うっかり」「思い違い」もあろうから、行き過ぎた?バッシングには同情しないでもない。

 ただ、いつも人を見下してつまらぬ皮肉を連発し、射竦めるような視線と威圧的反問で記者を黙らせようとする、エラソーな福田官房長官が、自らの未納を隠すため(だろう)、いったんは厚生労働大臣が答弁した納付状況公表の約束を反故にしようと躍起になっていたのは心底腹立たしい。何が「個人情報」だ。おのれの不始末を隠蔽したかっただけかよ。前から大嫌いだったが、やっぱりこういう人物だったのか。

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2004.04.28

★氷の接吻

 テレビでやっていたのを録画して見た。ヒロインが哀しき殺人を続ける動機も、諜報員?のヒロインへのオブセッションの動機もなかなかわからない。いや、最初は「哀しき」殺人なのか、「オブセッション」なのかどうかさえもわからない。しかし、おしまいに近づくにつれ、それが腑に落ち始めるとともに、予定調和的カタストロフへと展開する必然性が見えてくる。
 ・・・とはいうものの、やっぱり「芸術作品」(大衆娯楽しか理解できない私が、わかりにくい文学的作品を敬遠してつける呼称)で、よくわかならい気分が残った。それで、ネットで検索してみると、酷評の嵐である。でも「わからない」はいいが、自分の鑑賞眼のなさを棚に上げて、「つまらない」や「退屈」などというのは失礼では、と感じた。まあ、批評などというものは元来そういうものかもしれないが。

 これはもしかすると傑作ではないのか。いちおう、おすすめしておこう。違う意見の人も多いようだが、少なくとも退屈はしない。
(ネット検索の過程で、初めて原題を知った。意訳すれば「守護者の目」とでもなろうか。最初から原題を知ってれば、「わからなさ」は半減したのに・・・ 意識してよく見ておくんだった。題名って大事ですね)

(Eye of the Beholder, 1999 U.S.A.)

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2004.04.27

★飲食店の興亡ふたたび

 黒陣馬さんちで紹介されていた髙田屋。おいしそうだから行ってみようと思ったら、大阪にも京都にも店がない。しかも、ないだけならともかく、いずれも、一度は開店してから閉めている。おそらくは、「つぶれた」のだろう。まずかったのか、高かったのか。いずれにせよ、関西では受け入れられなかったということだろう。それにしても、おいしそうだけどなあ。ほんとに飲食店の興亡は不思議だ。

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2004.04.26

★無知の知

 フランス(+スペイン・アンドラ)旅行のルートを、道路地図をにらみながら考えている。それにしても、ぜんぜん知らない地方名と街の名前ばかり。みんなあまりにも無名なので、どこがいいのやら皆目見当がつかない。いや、もちろん、無名だと思ってるのは自分が無知だからだが、これほどとは思っていなかった。
 フランスでこれなのだから、他の国は推して知るべしである。

 ジェフリー・アーチャーの小説の中に、「ハンガリーの教授」という小品がある。おそらくは実話がベースだと思うのだが、作者とおぼしき主人公がハンガリーで英文学の教授に会い、そのイギリスに関する知識に舌を巻く。高尚な知識もさることながら、「どの街のどの角を曲がってどれぐらい歩くと何がある」というような知識も実に豊富なのだ。主人公は、「きっと長い間イギリスに住んで英文学を研究していたに違いない」と考えるのだが、実は、政治体制による制約から、その教授は一度もイギリスに足を踏み入れたことがないのであった。

 私の旅行の目的は、ほとんどが観光だ。出かけたからといって、何ほどの知識が得られるわけでもない。しかし、出かけなければ、ほとんどまったく何も知らないままで終わり、かつ、知ろうともしないのも事実だ。一度出かけただけで、その土地は、ものすごくなじみ深い場所になる。20年前に1度行ったきりのパリについてのほうが、今のところ、大阪市内についてよりもよほど詳しいし、土地勘もある(旧市街に限ればパリがすごく狭いことも大きな理由だが)

 「ハンガリーの教授」のようにはなれない私は、やはりその風景の中に自分を置いてみないと、何もイメージできない。「彼」には申し訳なくて顔向けできないのだが、今回もすべてに感謝しながらでかけることにしよう(まだまだ先なんだけど・・・)

(↓にオオルリの写真集?をリンクしました。ご覧ください)

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2004.04.25

★オオルリ

 オオルリを見た。お腹が真っ白、胸から顔が黒、頭頂から尾羽にかけては綺麗な瑠璃色というか、コバルト色というか、とにかく美しい鳥(オスのみ)。奈良の大峰山系などで、人が望遠鏡を向けている時に教えてもらったことがあるが、自分で見つけたのは初めてだ。しかも、車で1時間以内の場所で。
 図鑑に「渓谷に沿った林を好む。枝先に止まってさえずることが多い」と書いてあるのだが、まさにそのまま、渓谷沿いの林で2個体を観察できた。さえずりも聞けて、録音までできた。上出来だ。だが、双眼鏡ではちょっと荷が重い距離。今度は重くても望遠鏡を持っていきたくなった。

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★その後どうするのか

 いつものトラットリアの近くにある寿司屋が閉店した。行ったことはない。ここ数ヶ月、店の外からもあがいてる様子は見えていたが(そして、あがき始めた店は日を経ずしてつぶれることを経験上知ってはいたが)、あまり気に留めていなかったので、予想はしていなかった。そのうち一度ぐらい入ってみようと思っていたので残念である。

 それにしても、明らかに不振で閉店した、この種の店の経営者は、今後どうするのだろう。借金があるかもしれない。腕も才覚もそれほどあるわけではない(だから店がつぶれる)。プライドが邪魔をする。でも働かなければならない。たとえば寿司屋だったとしたら、またどこかの寿司屋の職人になり、誰かの下で働くことになるのだろうか。あるいは何か別の仕事を探すのか。
 話は少し違うが、以前よく行っていた肉屋もつぶれた。これは、最初の狂牛病騒ぎの時に、向かいにあった大型スーパーも閉店して人通りが途絶え、ダブルパンチで閉店を余儀なくされたようだ。若主人は40になっていただろうか。閉店挨拶の紙さえなかった(夜逃げでもしたのか?)が、その後、どうしてるのだろう。

 数え上げていくと、けっこうたくさんの店がつぶれるのをリアルタイムで目にしてきている。しょっちゅう行く店はない(上記肉屋を例外として、頻繁に行く気になるほどの店は、さすがにつぶれない)が、たまに行く店ならいくつもあった。みんな、その後どうしてるのだろう。再起して、繁盛してればいいのにな、と思う。せめて元気で働いていてくれれば・・・

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2004.04.24

★輸入車がずらり

といっても、たった3台。それもそれほど高いクルマではない。
 何かというと、いつものトラットリアに先日行った際、3台分の駐車場がすべて輸入車で埋まったことだ。プジョー・メルセデス・BMW。

 もともと、北大阪は輸入車比率の高い土地柄ではある。片側3車線の道の信号待ちで、前後左右をBMWに囲まれた、という経験もある。でもまあ、それは別にして、上記件から何を読み取るか。

1.パスタ好きは輸入車好き
2.1000円以上のランチを食べる人は輸入車を買う

 他に思いつかない。ますます頭が錆び付いてきた。

 いや、言いたいことはこうだ。繰り返すが、決して無茶な高級車ではない。メルセデスなどは、相当くたびれた「小ベンツ」だ。トラットリアだって、1000円でアイスクリームやコーヒーまで付く小さな店だ。高級感もない。つまりは、それほどお金に困ってないにせよ、金持ちではない人たちが、どうしてわざわざ不便で金のかかる輸入車を買うのかということだ。
 いろいろ言う人がいるだろう。でも、私はこう思っている。日本車に魅力的なクルマがないのだ(ミニバンやオープンツーシーターを選ばない人にとっては、かな)。特にデザインがひどい。また、高級とゴテゴテを一緒にしている。安楽なルーズさを高級だと思っている。デカいほど高級だと思っている。細部の手抜きとコストダウンが気分を萎えさせる。理由はいくらでもある。

 今のクルマを買うとき、できるなら日本車のセダンにしたかった。だが、何よりもデザインが耐えられなかった。いったん輸入車を見てしまうと、日本車のドアヒンジの部品を見ただけで気分が萎えた。そのせいではないと思うが、ドアを閉めたときの音が安っぽすぎる。内装パネルのウッドもアルミも、ことごとくフェイクだ。
 好みの、エンジン縦置き真面目系フルタイム4WDを主力にしているのはスバルのレガシィだけ。だが、そのデザインセンスの悪さには定評がある(モデルチェンジされて洗練されたと思ったら、主力デザイナーが外国人になったためだという・・・ だが、その新型レガシィでさえ、アウディを真似たとおぼしいハニカム模様のアルミに似せた内装パネルは、プラスティックにビニール貼り?のフェイクだった)

 少しぐらいコストがアップしても、こだわりの小型スポーツセダンや小さな高級車なら、潜在マーケットはあると思うのは素人の浅はかさだろうか(反語にあらず)

 ゼロ・クラウンは、相当いいらしい。が、いかんせん、大きすぎる。

 どっちにしても、日本のメーカが、「欧州車」やら「ドイツ車」に「近づいた」ということを宣伝文句に使っているうちは、割高な欧州車を買う人は後を絶たないだろう。

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2004.04.22

★安いガソリンスタンド

 近所に、とても安いガソリンスタンドがある。ハイオクだと、リッターあたり、ざっと10円ぐらい安い。1回満タンにすると、500円ぐらい得する計算だ。石油大手の看板をあげているし、怪しいスタンドではない。しかし、あまりにも安いので、かすかな不安は感じないわけではない。
 安い理由がよくわからない。おそらくは、土地建物が自己所有で、家族や親類で経営しているためだと思うのだが。どこのガソリンスタンドにもいるアルバイトらしき若い店員が、とにかく一人もいないのである。地名と経営者の名字も同じだ。もと庄屋さんか何かだろうか。
 値段を看板にして出せば、たちまち長蛇の列だと思うのだが(ここより5円以上高いスタンドでも、道にまではみ出して並んでいるところがある)、値段表示も宣伝も一切ない。ガソリンを入れること以外に興味もなさそうだ。それもすっきりしていていい。
 残念なのはただ一つ、近くではあるのだが、行動範囲の外にあることだ。わざわざ入れに行く手間と、そこまでのガソリン代を考えると・・・

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2004.04.21

★ヨーロッパ旅行の安さ

 日本で親子3人が宿泊すると、安くても1泊3万円ぐらいかかるのがふつうだ。2万5千円以下の宿を探すのは至難の業とまでは言わないまでも、相当難しい。
 ヨーロッパだと、6千円、なんていうことも珍しくない。それが、けっこう素敵なホテルなのだ。これは夕食別だが、ふつうに食べても、あわせて1万円を切ったりする。つまり、約1/3ということだ。「ちょっと高いな」と思う程度の宿で、1万5千円。半額である。今回取れた、最初の宿もちょうどそれぐらいになった。昨今のユーロ高にして、その程度だ。もちろん、高いホテルもあるのだろうが、われわれには縁がない。
 レンタカーも安い。ふつうの小型セダンやワゴンを1週間借りて4万円以下である。ガソリンは安くはないが、高速代は無料もしくは格段に安い。
 国内旅行3泊4日分ぐらい(後日訂正 2泊3日ですね)の予算があれば、1週間は旅行できる。

 高いのは飛行機代。閑散期には往復で7万だの9万だのと出ているが、そういうときには休めない。かなり自由のきく職業だとは思うが、それでも結局、一番高い時期を少し外す程度が精一杯である。

 飛行機に乗らずにすめばいいのに・・・ 老後はヨーロッパで暮らそうかと、半ば本気で考えている。

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★え!? 満室!?

 フランスへ着いてから最初の2泊の予約をするべく、メールを送った。返事は満室・・・ まだ4月半ばだというのに。お盆と重なったのがいけなかったのだろうか。でも、日本の団体客が泊まるようなホテルではないから、向こうのバカンスシーズンのせいかもしれない。

 まあ、天下御免の観光地なので、そういう場所から十数キロも離れればいくらでも宿はあると思う。ただ、ふらふら走ってるといくらでも宿が見つかる、という感じのドイツ語圏なんかに比べて、比較的宿の確保に苦労するのがフランスの恐ろしいところだ。村上春樹が「世界一旅行好きなドイツ人」と書いていたが、その辺のことも関係しているのだろう。世界一バカンス好きなフランス人は、何でもない田舎の町に1泊2泊しながら彷徨・徘徊するような、ぼくみたいな旅行はあまりしない。

 いつもは最初と最後の宿だけ取って、後は行き当たりばったりの当日飛び込みなのだが(それで宿が見つからなかったことは結局一度もない)、なんだか不安になってきた。できるだけ、宿を押さえておこうかとも思う。キャンセルポリシーがはっきりしていて、たいてい、24時間前までに連絡すれば、キャンセル料もかからない。何だか悪いような気がするので、いままで予約してキャンセルしたことはないのだが、今回は考えてみようかな。

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★渡航禁止を法制化???

 バカですか。アホですか。そんなことできるわけないでしょうが。日本国憲法を持ち出すまでもなく、移動の自由はもっとも根元的な基本的人権の一つである。案の定、「海外渡航の自由を保障した憲法上の制約から」(『朝日新聞』2004.4.21朝刊)法制化が見送られることになったという。身内のはずの外務省から説明されるまでそんなことも知らず、「法制化に向けたプロジェクトチームの設置も検討していた」(同)というんだから情けない。ピエロに失礼なぐらいの愚かなピエロである。「諸外国でも警告や勧告、情報提供にとどめていることなど」(同)も外務省から説明してもらったという。外務省も大変ですね。バカでエラソーな連中に、懇切丁寧な「初等教育」までしなければならないなんて。

 立法行為の根幹に係わる本質的かつ基礎的な知識すら持たず、憲法違反の法律を作ろうとするような連中が、「与党」の「国会議員」として立法府に所属しているとは、あきれ果ててしまうほかない。わけのわからぬ「自己責任」論を声高に振りかざしている連中と、多くは重なっているのだろう。

 それにしても、この国の(他の国のことはわかりませんが)政治家のレベルの低さにはほとほと参ってしまう。空しさを感じながらも「よりマシ」な候補に投票するのがわれわれの義務であると、再確認させられたことだけが収穫か。

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2004.04.18

★自衛隊撤退の好機

 イラクで武装勢力?に拘束されていた日本人5人が、全員無事、拘束を解かれた。「こちら側」の感情と論理が通じる相手であったことを感謝するばかりだ。しかし、「日本人」以外の死傷者は、増え続ける一方に見える。
 自衛隊を撤退させることを表明するなら今である。あんまり生々しすぎるようだったら、10日ほど様子を見るのもアリかもしれないが、その間に新たな人質を取られ、撤退を要求されたりしたら、また引くに引けなくなってしまう。
 自国民の拘束、解放との交換条件とかいうややこしいことのない今なら、人質云々とは関係なしに、イラク(サマワ)を「戦闘地域」と認定し、イラク支援法(悪法だが)に則って、原則通り、粛々と撤退させることができる。最初の最初から、すべてが誤っており、あらゆる分岐を悪い方へ悪い方へとたどってきた現在の状況は許し難いが、それはまた別のことだ。今、この状況から出発するなら、今回の拘束事件とはまったく関係なく撤退するしか、まともな選択肢はない。
 自衛隊を狙った迫撃砲?による攻撃も2回?あった。それでも何でも、たとえ隊員の誰かが殺されても、「非戦闘地域における復興支援活動をやっているわけですから」とオウムのように繰り返す愚かな「指導者」の姿が目に浮かぶ。また、「わかりきっていたのだ」とここに書かなければならないのだろうか・・・

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★だれか遊んで

 春の名残の日曜日。天気もいい。だが、外出する相手がいない。結局ひとりで出かけると思うが、ひとりで行く春を惜しんでいると、空しさが募るばかりなのが予想できる。
 だれか一緒に遊んでくれないだろうか。今から募集しても手遅れだけど・・・ きれいで心優しい独身女性だと、いうことはないんですが。

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2004.04.17

★チケット購入

 どうして飛行機の時だけ「チケット」っていうんだろう。あ、コンサートとかもかな。でも、縁がないので、自分にとってはほとんど飛行機だけだ。

 ヨーロッパが好きだ。このごろはいろんな意味で恥ずかしくて公言するのがはばかられるが(せめて東南アジアなら格好がつくんだけど。マダガスカルなんかだともっといい)、まあ仕方がない。趣味の旅行先にまで、ポリティカルコレクトネスを持ち込まなくても許してもらえるだろう(だめかな)。東南アジアに行くと、「何もヨーロッパやアメリカにばかり行ってるわけじゃないんですよ」って人に言い訳できる気がしてほっとする。ちらっとでもそんなことを考えながら旅するのも失礼だ。
 まあいいや。この件は簡単には言い尽くせないし、どうせ誤解される。とにかく、3年ぶりのヨーロッパ行きのチケットを確保した。

 海外旅行に行かない方ではない。むしろ大好きで、できるだけ頻繁に、かつ、長期間出かけたい。だが、マスコミにあふれる「今や誰もが気楽に出かける海外旅行」といった言い方にはうんざりする。ほんとうにそうなのだろうか。親戚中を見回してみても、気軽に海外旅行に出ている者など一人もいない。絶無である。両親世代の海外旅行はほとんどないし、兄弟・従兄弟従姉妹世代は新婚旅行で一生に一回という連中ばかりだ(ほんとだ!、漠然とそう思っていたが、今、逐一思い出してみても、ぼくを除いたすべての!兄弟と従兄弟従姉妹連中が新婚旅行で海外に行っている。かつ、その前にも後にも、一度も行っていない!)。それが、決して貧しくはない庶民の、ふつうの姿だろうと思う。

 そういった庶民一族に属しているからだろうか、海外に出るとなると、いまでも、なんだか大時代な決断や思い切りが必要だ。もういいかげん、もっと気楽になってもいいのに、とも思うのだが、年に多くても2回といった回数では、慣れるということがない。でも、「慣れ」だけの問題ではないような気もする。

 話がどんどん横道にそれていく。とにかく、もう3年も前から、今年はヨーロッパに出かけたいと考えていた。でもそれが、何だか夢のような、雲をつかむような話で、ぜんぜん具体化しない。旅行ガイドを買ってみたりはするものの、「今年は行けるのだ」という現実感がなく、身を入れて読む気もしない。日程の確保に不安がつきまとうという点も、現実感の喪失を加速する。

 今年はお盆からしか休めそうにない。そんな一番高い時期のチケットなど、買ったことがないぞ。しかも、下手をすれば、チケットそのものが手に入らない可能性もある。なにせ、「誰もが気楽に海外へ出かける」ピークがお盆なのだ。

 機が熟す、というのだろうか、なぜか突然思い立って、チケットの確保に動いた。やはり高い。旅行会社は、「そろそろ埋まってくるころです」とかいう。ほんとかよ。こんなに早くチケット買うのは初めてだぜ。ともあれ、結局、WebでJALのチケットを直接買った。その方が安いし、座席の指定までできる(いい席は選べないけど)。何のための「格安航空券」やら旅行代理店やら・・・ そういえば、3年前にイギリスに行ったときも、結局同じだった。もはや、チケットは航空会社から買うのが常識なのだろうか。たしかに、倒産などのリスクも少ない。旅行は、数少ない「前払いが鉄則」の買い物だ。このご時世、旅行会社に大金を払うのは避けたい気もする。

 やっと始動した。やっと現実感が出てきた。あとはレンタカーを確保すればOKだ。初日と最後だけは、宿もおさえておこう。

 さて、どこへでかけようか。

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2004.04.15

★友人とランチ

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 男ふたりで来る場所ではないのだが・・・

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2004.04.14

★ことばとは何か

 待望久しい田中克彦氏の新著。発売されたのも知らなかったし、最近は新書の棚にも興味がなかったのだが、出会ってしまった。やはり縁があったのだと思いたい。奥付を見ると、発売日から数日を経ずして買ったことになる。
 脳腫瘍の摘出後、内分泌機能の異常という日々があり、「気落ちして半分泣き顔になって」いるような状態に、著者はいたのだという。あの田中克彦が、だ。
 ともあれ、同窓会で50年ぶり!に会った内分泌学会の重鎮の見立てから、復調なったという。ここにもすばらしい偶然がある。
 おかげで、また新しい本が読める。残り滓のような知的好奇心が、微かに疼いている。

『ことばとは何か −−言語学という冒険』田中克彦(ちくま新書)

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2004.04.13

★真夏日?

 夏日ではない。真夏日である。短い間ではあるが、クルマの外気温計が30度を示した。もちろん、百葉箱による正式の値ではないが、それにしても・・・ 地球は大丈夫だろうか。

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2004.04.12

★自転車通勤再開

 汗ばむほどの陽気に誘われて、自転車通勤を再開した。冬は寒くて乗る気にならなかったので、歩いたりクルマで行ったりしていた。その道のプロの方は、「数分走れば体が温まる」とおっしゃるのだが、数分で職場に着いてしまうのだ。寒さがゆるむと花粉症に襲われ、クルマ通勤を余儀なくされる。今年は軽そうなので、思い切って早めの自転車通勤を始めた。今晩苦しくて寝られない、ということがなければ、もうたぶん、大丈夫だろう。ヨーグルトが効いたのかどうかはわからない。
 遠い方の職場もあるのだが、そちらへは自転車で小一時間かかる。2〜3度行ったが、死ぬ思いであった。とはいうものの、もはや若くない自覚も出てきたので、独立した運動の時間を取る気がしない以上、通勤などで運動するしかない。今日を期して、なるべくクルマに頼らず、歩くか自転車に乗るかしようと思う。もっとも、他人にも自分にもすこぶる甘いので、どうなるかはわからない。
 

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2004.04.11

★文章力がなくて

うまく書けません。↓の投稿は、誤解を生むと思います。一つだけ書いておくと、アメリカで高等教育を受けて、ある種の典型のように育った人とは、私はけっして話がかみ合うことがありません。ブッシュだのラムズフェルドだのがそうですね(本人とはもちろん話したことないけど)。ただ、彼らの思考回路・論理回路をある程度「理解」はできます。
 おおざっぱにいって、ヨーロッパの人たちとの方が話が通じるのは、彼らはラムズフェルドと回路は似ていても、beliefが違うからでしょうか。

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★異文化理解の困難は

言語の非疎通性にあるのではない。思考回路・論理回路の非疎通性にある。あるいはまた、それぞれの belief(信仰ともいうべき信念)にある。日本語を操る、小泉純一郎や石原慎太郎や上祐史浩などの各氏とよりは、今回、3人の人質を解放するという声明を出した「卑劣なテロリスト」との方が、話が通じるような気がする。
 当初、彼らを「卑劣なテロリスト」だと思っていた。だがしかし、声明文を読む限り、そうではないのかもしれないという気がしてきた。もし今度は「大方の予想を裏切って」本当に人質が無事解放されたとしたら、彼らはもしかすると、やむにやまれず自分たちにできる方法で立ち上がらざるをえなかった良心的な人々なのかもしれないと思う。モスクに爆弾を落とすなどして、相変わらず、侵略先の他国で非戦闘員の殺戮行為を繰り返すアメリカと、その追随勢力への哀しい抵抗の形として仕方なく・・・。
 それにしても、声明文の思考回路・論理回路が気にかかる。ただ1箇所を除き、西洋的高等教育(この場合には日本も当てはまる)を受けた人物のそれに見えるからだ。(あ、小泉も石原も上祐も(以上敬称略)受けてるんだっけ。教育を受けたからといって、その教育が目標とする思考回路が身に付くわけでもないんだ・・・) 原理主義的テロリストは、このようには考えない。彼らはいったい、どういう人たちなのだろう。

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2004.04.10

★飲食店って

 鳴り物入りで?2年ほど前に吹田市に進出した gigi がもう店を閉めたという。有名なイタリアンのレストランである。開店してしばらくしたころ、友人と行ったときには並んでいるぐらいだったのに。
 今日は、ログハウスふう(ちょっとハズしている)の店に、「スパゲティ」「かき鍋」「うどん」「焼き肉」の幟があがっているのを見た。「カレー」と「寿司」と「ラーメン」があれば完璧だが(あったかもしれない)、とにかくすごい店だ。かき鍋とスパゲティと焼き肉・・・ もちろん入らなかったが、すぐつぶれるのか、案外しぶといのか。
20040410a 山里の、ちょっと変わった店で、ジャムトーストを注文する。自家製有機野菜が売り物だ。この店も、かなりハズしている気がするのだが、パンもジャムもちょっと驚くぐらいおいしかった。しかし、これと紅茶で1000円。うーむ。ハズしてなければおしゃれでリッチな店になれるかも。
 飲食店の興亡は不思議だ。先日、いつものトラットリアのマスターともいろいろ話したのだが、生き残る秘訣は何なのだろう。明らかにまずい店でも案外しぶとく、おいしい店でもはかなく消えることがある。

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2004.04.09

★役立たずのプロバイダ

 契約してるプロバイダ(ケイ・オプティコム)が、eoWiSHなるサービスを始めた。無料(むろん、毎月6300円払っているわけだが)で50MBの容量を利用できる。そこにフォトアルバムなども作れるそうだ。これは使える! ココログ用の写真をそっちに上げればいいのだ。もともと、ホームページ容量が5MB(光ファイバが泣くぜ)だということもあって、情けないプロバイダだとは思っていた。これで名誉挽回ではないか。しかし、またも裏切られるとは・・・
 案の定、というか、落とし穴が待っていた。ブラウザの画面にファイルを drag&drop するだけでアップロードできるとあるので、まさかと思いながらいろいろやっていたのだが、そんな芸当ができようはずもない。でも、メッセージは、「ドラッグ&ドロップしてください」というばかり。諦めて FAQ を読むと、何と、Windowsでないとファイルをアップロードできないというのだ。ブラウザもIE6.0以上指定である。そのための専用プラグインをブラウザに組み込まねばいけないらしい。それを早く言えよ。使い方の説明のところでは見あたらなかった。一番最初に一番大きな扱いで説明せねばならぬ大前提なのに。しかしなあ・・・ 何でもいいから、他にアップロードする方法はないのか。FTPでも何でも、文句いわずやりまっせ。
 それにしても、ここまで無視されるか、UNIXもLinuxもMacも。
 ただ、MacOSの世界シェアは3%だという。そういわれると、弱気になってしまいそうだ。しかし、気を取り直して、ここでもマイノリティーの尊重が大切だということを叫んでおこう。

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2004.04.08

★予想通りの事態に・・・

 イラクで今起こっている諸々の事態は、アメリカがイラクを攻撃する以前から、多くの人々によって予想されていたとおりの展開になっている。今回の日本を標的にした一連の事件も、自衛隊派遣前から予想されたことであった。わかりきっていたのだ。もはや何を言っても虚しい。ただ、何人(なにじん)であろうと、とにかく殺されたり傷つけられたりする人が一人でも少ないことを祈るばかりだ。
 初めてアフガニスタン人の知り合いができた日が、この種のニュースに覆われていた、ということは記憶しておこうと思う。

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★裁判官の勇気

 珍しく仕事から遅く帰ってテレビをつけたら、ニュース23が終わるところだった。他のチャンネルでもニュースをやっていない。すぐ消してしまった。疲れていたので夕刊も読まなかった。朝起きて昨日の夕刊を見てびっくり。一面トップに「小泉首相参拝は違憲」の見出し。いわゆる福岡靖国訴訟での、福岡地裁の判決である。
 この国の裁判(官)のひどさについては以前書いたが、良心と勇気のある裁判官(亀川清長裁判長)もやはり存在することがわかって、少しだけほっとする。それにしても勇気あるなあ。これで、自分のキャリアを棒に振るかもしれないのだ。他の裁判官みたいに適当に憲法判断を避けていれば出世できるのに。
 秘書官を随行して公用車に乗って靖国神社に参拝、「内閣総理大臣小泉純一郎」と記帳したというのだから、職務の執行であるのは明白だ。もしそうでないというのなら、公用車の不正使用、秘書官の私的使用?ということになる。
 最初の小泉靖国参拝(2001年8月13日)の2日後、敗戦記念日には、前年の2倍以上の参拝者があったという。首相の「公式参拝」の影響力があったことは否めまい。いや、しかし、そんなことがあろうがなかろうが、国は「いかなる宗教的活動もしてはならない」と規定する憲法に違反しているのは、小学生にもわかるぐらい明白なことだ。
 新聞には「今後私人として参拝を続けて欲しい」という声も載っていた。そうなのだ。賛成はできないが、参拝したいのなら、休みを取って(っていう概念があるのかな)、ポケットマネーで出かければよい。なんなら、秘書官ではなく、健太郎?君でも連れて。
 首相は「おかしい。なぜ憲法違反か、わからない」とコメントしたそうだ。よほど頭が悪いのか、確信犯がとぼけているのか。ひそかに前者ではないかという気がしているのだが(笑)
 これを機にまた、憲法改正だとか言い出すんじゃないでしょうね・・・

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2004.04.06

★群れない日もある

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カワラヒワです。

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2004.04.05

★バードウォッチングとインターネット

 ●君の名は?にまったく反応がない。このページがだれからも読まれていないのならわかるのだが、そうではなさそうだ。この鳥の名前をわかるような方がお読みになっていないということだろう。それとも、わかっても、わざわざ書いてはくださらないのかな。
 『アサヒカメラ』(だったと思う)のコンテスト入賞写真に、背風にすっくと立つアオサギの写真があった。その選評がふるっている。「何という名前の鳥だろう?」(という趣旨のコメント)。アサヒカメラの選者をするほどの人が、しかも、鳥の写真を選んでおいて、アオサギを知らないのだ。しかも、(たぶん)知らなくて当然だと思っている。バードウォッチャーから見れば、チューリップやバラ、あるいはタンポポの写真を見て(細かい分類ではなく)「何という名前の花だろう?」と言っているのに等しい。
 もちろん、それはバードウォッチャーのひとりよがりで、普通の人は、鳥の名などほとんど知らない。で、なぜかバードウォッチャーのほとんどは高齢者で、もちろん例外はあるものの、インターネットとは縁が薄い。悲劇の始まりである。
 友人が、オフラインミーティングに出て、「独身女性率高し」と感激していた(のかな?)。羨ましい。バードウォッチングや、クルマや飛行機や政治問題をネタにしていては、そういう恩恵?にあずかれる可能性はますます低くなる。あ、だいたい、ココログって年齢層がすごく高いように思うのですが・・・ といっても50歳ぐらいまでがピーク? バードウォッチャーの平均層は、それより十数歳上を行くかも。

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2004.04.04

★テール・トゥー・ノーズ

20040404

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★らーめん

 近所(といっても歩いては行けない)においしいラーメン屋さんがある。難点は、カウンター席のみ7席で、それも狭いこと。昼に行くと並んでなかったためしがないくらいだ。モノがラーメンなので、10分も待てばいいのだろうが、基本的に並んでまで飯を食べたくないので、滅多に食べられる機会がない。
 それが、土曜の昼なのに、入ったときにはちょうど誰もいなかった。初めての経験だ。もちろんすぐに満席になり、食べ終わって出るころには外で待っている人までいた。タイミングがよかったのだろう。
 ここのラーメンで特筆すべきは、チャーシューの質と量である。間違っても、チャーシューメンを頼んではいけない。とても食べきれないほどのチャーシューと格闘するハメになる。あんまりチャーシューが多いので、「半チャーシュー」というのがあるくらいだ。で、お腹もすいていたのでその半チャーシューにしたのが失敗。がんばって食べて、微妙に気分が悪くなるほどの量だった。ふつうのラーメンを頼んでも、世間のチャーシューメンの2倍近い量のチャーシューが入っているのではないだろうか。しかもおいしい。それで600円・・・ 値上げするか、チャーシューを減らせばいいのにと、前から思っている。

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2004.04.02

★ひさびさのタイムマシン

 あ、もう1時になってしまった。ということは、4月2日の記事がなかったことになる。まあ、楽しかった雪国出張中は記事もないので、もう途切れてもいいのだが・・・ でも、25時だと考えて、タイムマシンしよう。
 タイヤの空気圧を測ったら、3kg/cm2 近くあった。タイヤ交換後は、抜けやすいことを考慮して高めに入れるようだが、それにしてもあんまりだ。アタリがきつかったのもむべなるかな、ということころ。2.3でいいのだが、まだ抜けるかもしれないし、2.5まで落とした。これでかなり改善。しかし、「世界最軽量」と「世界最静粛」?を組み合わせたクルマとはちょっと思えない。まあ、スポーツサスだし、17インチの50だし(それでも、45から偏平率を落としたんですが・・・)仕方がないのかもしれない。
 しかし、小型とはいえ、重量級セダンにスポーツサスを入れ、サイズ変更までしたコンフォート志向のタイヤを履いて峠を走ったりすると、我ながら、何がなんだかわけがわかりませんね。いったいどんなクルマに乗りたいんだか・・・

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2004.04.01

★癒し?

 新年度。ご多分に漏れず、目が回る。こんな時でも、1日に何か一つぐらいは楽しみがないと、もったいなくて寝る気がしない。もしかして、ぜいたくすぎるのかな。せめてランチはと思っていたが、結局は、コンビニ系おにぎりがどこかへ入ったか、という昼食になった。
 『ER VIII』を見る。この暗いドラマから得られる「楽しみ」は、「癒し」なのだろうか。

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