■立ちふさがる邪魔者・・・BMW
片側3車線の高速道路。そこそこの交通量。一番右側を走っていると、数台後ろに赤色灯をつけた覆面パトカーを発見。そのうちサイレンも聞こえてきた。真ん中の車線に寄って道を空ける。しばらくして、黒のBMW(320i)とパトカーが右側を抜いていった。が、それほど速い速度ではない。どうも、BMWがパトカーの前を塞いでいるみたいなのだ。速度取り締まり用の覆面でもなさそうだし、そういう雰囲気でもない。おもしろそうなので、後をついていく。
サイレンを鳴らし、赤色灯をつけたパトカーにぴったりと後ろにつけられても、BMWは一番右側の追い越し車線を悠然と進んでいく。15km/hぐらいは速度違反をしているかもしれないが、何せ片側3車線、大きな問題ではない。
そのうち、パトカーがスピーカーでなにやら怒鳴り始めた。後ろだし、車間距離を開けているのでよくは聞こえないが、要するに「道を空けろ」と言ってるらしい。が、まだそのまま。しびれを切らしたパトカーがいったん左側に出る。が、すぐ前に別の車が現れ、諦めてまた追い越し車線に戻る。怒鳴り続けるパトカー。
やっとBMWが気づいて道を空けたころには、優に1分ぐらいは経っていたのではないだろうか(たかが1分ですが、長いですよ)。
その後、追い抜きざまに見てみると、BMWのドライバーは30代ぐらいのヌボーっとした女性。隣には配偶者とおぼしき男性。後ろにはどちらかの両親とおぼしき高齢者。しかしまあ、4人もいてだれも気づかなかったのかね。
私は、自分より速い車が後ろから来れば、状況が許す限り道を空けるようにしている。これは片側1車線でもそうだ。逆に、追い越し車線を低速で巡航する車に阻まれ、そのマナーの悪さに閉口することも多い。「ヨーロッパでは」と、嫌味な愚痴が出るのはそういうときだ。山道を20〜30km/hぐらいで走行しながら、頑なに道を譲らないドライバーにも辟易する。
ただ、今まで、あくまでも道を譲らないドライバーの意地の悪さに憤っていたが、今日の経験からすると、彼(女)らは、後ろに車がいることにすら気づいていないのではないだろうか???
だったら、即刻運転免許を返上せよ、と言いたい。真面目な話。
それにしても、BMWなんだから、「駆け抜ける歓び」を感じさせてよ。立ちふさがる邪魔者にならずに・・・
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コメント
ワー、おもしろい。
きっとその方、覆面パトというものをよくご存じなかったのでしょうね。
ちなみに、「ヨーロッパでは」というちょっとイヤミ?なお話もきかせてください。
投稿: 椿 | 2004.05.26 22:23