■遠慮深い客
ネットで見つけた期待のイタリアンレストラン。「あちこちが定休日の火曜日に使えるかも」と、胸を膨らませた昼。でも、定休日もわからない。電話をかけてから行こうか。いや待てよ。昼時で一番忙しい時間だ。もし営業していて電話に出たら「今日やってますよね?」というのもおかしい。「定休日はいつですか」「駐車場はありますか」という手はあるが、一人で初めて行くフリの客が、この時間に店の人の手を煩わせるのはちょっと気が引ける・・・ 何という遠慮深く、慎みのある客なんだろう、私は(笑)
ナビに電話番号を入れる。簡単にヒット。幸先がいい。電話せずに直接行くことにした。が、教えられた場所に行ってもそれらしき店はない。車を駐めて歩いて探してもない。空き店舗が2つ3つあって、ちょっとイヤな予感はした。近くの店の人に聞くと、この辺でスパゲティとかイタリアンというと、五右衛門しかないという。しかも、ちょっと距離があるらしい。
「あのー、もしかして、以前この辺で営業していた店はありませんか」「ああ、それやったら、そこの店がイタリアンやったけど、もう3年ぐらい前に閉めたと思いますわ」「名前は覚えてらっしゃいます?」「○×○×」「・・・。それです。どうもありがとうございました」
予想はしてましたよ、空き店舗を見たときから。しかし3年前ですか、はあ・・・
後でネットを見たら、少なくとも2年前の8月には営業していたようで、「旨いっっ!」とか「ソースが絶品!」とか書いてある。でも、その後すぐつぶれたんですね。念のため電話してみたら「現在使われておりません」。少なくとも、近所に移転したわけではなさそうだ。こんなことなら最初から電話を・・・
それにしても、「絶品!」とまで言わしめるイタリアン。場所が悪かったのかなあ・・・ またしても、「飲食店の興亡の不思議」か。
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