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2004.08.30

★日本人がいない(前編)

 今回の旅のテーマは3つ。その1は、20年前に行き残した超メジャーな場所を押さえておくこと。その2は、フランス西部田舎巡り。その3は、ピレネー(+アンドラ公国)

 20年前には、凱旋門にもノートルダムにもエッフェル塔にも登らなかった(エッフェル塔には行きすらしなかったら、現地で知り合った日本人に「オマエはひねくれすぎている」といって、無理矢理連れて行かれた)。青春時代(笑)のことで、いささか世を拗ねていたのと、長旅のせいで名所旧跡に飽きていたのとが理由である。
 ロワール川沿いの城巡りにも、モンサンミッシェルにも行かなかった。旅行前には「外すまい」と決めていたところである。これは、寂しくなってしまって、早く日本に帰りたかったことによる。いや、フィックスの航空券だから、行かなくても早く帰れるわけではないのだが、パリにとどまっていた方が日本に近いような気がしていたのだ。わざわざ出かける気力もなかった。そのせいで、パリには10日近くいたような記憶がある。もっとも、ホテルで昼前まで寝るような生活だった。

 旅の最後がパリだったので、ヨーロッパの街に飽きていたわたしには、衝撃というほどのものはなかった。でも、当時の日記には、カルーゼル広場に立ったときの感想として「旅の最初がパリだったなら、ここに立ちつくしていただろう」と書いてある。いまでも、「初めての海外」にパリを選ばなかったことを少しだけ後悔している。『地球の歩き方』のせいだ(笑)

 今回は、空港から直接モンサンミッシェルに向かったし、ロワールの城にもいくつか行ったし、パリでは凱旋門にも登った。でも、残念なことに(というべきか)、それ以外の場所で日本人(のみならずアジア人全般)に会うことはほぼ皆無だった。

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