●地球のはぐれ方
久しぶりに、心の底から買いたいと思う本が出た。『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』(文藝春秋)だ。著者の3人には村上春樹の名前も連なり(まさか別人じゃないよな)、表紙は安西水丸だ(これで決まり)。
2004年11月10日発売の新刊である。しかも、大出版社(嫌いだけど)からの村上春樹の本だ。
で、例の、『アフターダーク』(講談社)がなかった本屋に行ったついでに探してみた。
が、また、ない。
今度も私の探し方が悪いのだろうか。いや、前回だって探し方のせいではないと思う。ここは一つ、白黒はっきりさせてやろうじゃないか。
「あのう、すみません。『地球のはぐれ方』という本が出たと思うんですけど。村上春樹なんかが書いている・・・」
店員にはまったく思い当たる節がないという。で、何度も題名を確認し、何とケイタイを使ってデータベースにアクセスまでしてくれているようだ。答えは「出版されてないようですけど・・・ 『地球のはぐれ方』ですよね」
今日は『アフターダーク』は、2箇所(以上?)に平積みされていた。もしかすると、村上春樹の新刊はしばらく入ってこないとかいう本屋なのだろうか。あるいは、前方一致検索しかできなくて、『東京するめ・・・』と入れないとヒットしないデータベースとか・・・ まさかね。
結局、さっきアマゾンで注文してしまった。最初からそうすれば・・・と思ってしまう。それでは本屋が立ちゆかなくなるんだけど。
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コメント
今日(11月28日)行って再度くまなく探しても、やはりありませんでした。もう読んでるんだから探さなくてもいいんだけど・・・
投稿: Wind Calm | 2004.11.28 21:24
近所の大型スーパー内の書店では、旅行本のコーナーにひっそりと積まれてました。中身を考えると、なんとなくシュール。
投稿: morio | 2004.12.01 01:55
なるほど、本屋のスタッフの目利き度に左右されるんですね・・・
投稿: Wind Calm | 2004.12.02 20:55
うちの近所でも、発売日以降に入ったみたいです。
春樹さんだから無条件で(フライングぎみに)平積み対象だと思っていたのですが、共著だと扱いが違うのかもしれませんね。
でも、ひとたび平積みになると一等地待遇みたいでした。
投稿: マダム・ヤン | 2004.12.07 11:37
はじめまして。コメントありがとうございます。私の行った本屋は、発売から2〜3週間経っていたんですけどねぇ・・・ こういう、(たぶん)売れるとわかっている本は、本屋さんの方でも気をつけているはずなのですが・・・
投稿: Wind Calm | 2004.12.08 21:00
TBありがとうございます。
「ノルウェイの森」を読んでみようかと思ったのですが、ビギナーとしては、こちらの方が良かったです。(^^;
春の「18の旅」のときに食べた豊橋の激甘いなりずしは、かなりのカルチャーショックでした。魔都、名古屋は味覚があわなさそうです。
あっ、でも名古屋で売っている「じゃがりこ手羽先味」(金のシャチホコのパッケージです)は、美味しいですよ。
投稿: winter-cosmos | 2009.06.08 23:11
ビギナーなんですか・・・
であれば、わたしのお薦めは、何といっても『遠い太鼓』『雨天炎天』『辺境・近境』です。いずれも小説ではなくて、エッセイというか、紀行文なんですけど・・・
『ノルウェイの森』は、もっとも異色な作品なので、いわゆる「村上ワールド」ではありません(ちょうど今、読み返してますが)。
ごゆるりとお楽しみくださいませ。
投稿: Wind Calm | 2009.06.09 00:06