★あんた何者?
今まで触れるのを避けてきたが齋藤孝・・・ あんた一体何者なのですか?
最初の著書と言っていい『声に出して読みたい日本語』が出たのが2001年9月。以来3年半の間に、80冊に迫る著作を出している(amazon.co.jp)。売れた本の文庫化なども一部あるとはいえ、実に
2週間余に1冊ずつ!
出した計算になる。
どんな本であれ、本を書いたことのある人なら誰でも、1冊の本を出すことがどれほど大変なことか身に染みて知っているだろう。いや、「せっかく書いたのにどこも出版してくれない」という話ではない(笑) 書くこと、本を作ること、そのものの大変さだ。編集者との打ち合わせだけでも大仕事のはずだ。
なのに2週間余に1冊!
日常に押し流されていると、2週間に1冊、本を「読める」かどうかすら怪しいというのに。
内容がまたすごい。近刊のタイトルは
『「好きです。」コクるかコクらないか、それが問題だ!』だそうである・・・
他にも、
『ちょっとお金持ちになってみたい人、全員集合!』
『齋藤式 マトリックス英単語塾中学1500語』
『キミは日本のことを、ちゃんと知っているか!』
『誰でもグングン力が伸びる! 齋藤式 潜在力開発メソッド』
『五輪の身体』
『会議革命』
『理想の国語教科書』
『齋藤孝のアイデア革命』
ええい、改行するのも面倒だ。さらに、『発想名人』『質問力』『読書力』『段取り力』『説教名人』『恋愛力』・・・
どんなに万能の天才で女性にももてるのか知らないが、この著書群。
いや、今さら私なんかが言わなくても、おそらくは日本中で馬鹿にされ、羨ましがられ、嫉妬されていることだろう。
自分に才能もなく努力もしないのは棚に上げ、それでも、この厚顔無恥さの1/10でも自分にあればと思ってしまう。
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コメント
最近はCMにも登場して体をクネクネさせてますね(笑)。近年、これほど胡散臭い学者(と言っていいのかどうか)も珍しいのではないでしょうか。
投稿: morio | 2005.04.18 01:54
昨日、職場の者と「最近、川島隆太も胡散臭くなってきた」という話をしていたところです。「計算ドリル」「音読ドリル」で止めておけばよかったのに「料理ドリル」まで出されると・・・。
齋藤孝の本は、子ども向けも多く出ていますが、子どもが自分で買いに来るところは、うちの店ではほとんど見ません。親が子どもに買い与えることが多いようですね。
投稿: 津和 歌子 | 2005.04.18 23:00
体クネクネは知りませんでした。それにしても、授業とか研究とか会議とか雑用とかはどうしてるんでしょう・・・
川島隆太という人は初耳です。不勉強ですみません。それにしても、齋藤孝さんの本を親から与えられる子どもって、幸福なのか不幸なのか・・・ 『声に出して読みたい・・・』なら別にいいかもしれませんけど。
投稿: Wind Calm | 2005.04.19 21:35