■30年ぶり?の清水寺
いつ以来かはっきりわからないが、確実な記憶と写真があるのは30年以上前である。30年・・・
だが、境内の看板に中国語や韓国語が増えたこと、水を飲む柄杓の殺菌装置が設置されたこと以外は、何も変わってないような気がする。有名な清水の舞台は1000年を超える歴史があるという。30年など何ほどのこともないのだろう。
あ、最初の山門が目も綾な朱塗りになっていたが、平安の昔の姿に戻ったと思えばかえって古さを感じさせてくれる。
三年坂のあたりは去年だかにちょっと散策したことがあるが、ポタリングの途中の寄り道だった。今日は、雨が降ったりやんだりを繰り返す妙な天気にもめげず、ちょっと店を覗きながらのんびり歩いて、思いがけず香炉を買ってしまった。
そういう趣味は全くなかったのだが、気に入ったのがあったのだ。例の「ひと目ぼれ」である。
家に帰ってバニラのお香(そういうのがあるのだ)を焚くと、ちょっと抹香くさいバニラの香りが広がり、心なしか気分が落ち着く。
もらい物の敷物を敷いて玄関に置くと、予想以上にいい感じに落ち着いたのも嬉しい。
それにしても京都。お香の専門店とか扇子だけ売っている店とか、唐辛子の専門店とか・・・
面としての広がりに欠ける憾みはあるが、ごく狭い範囲なら「さすが京都」と思わせる街並みもある。
灯台下暗しを決め込まないで、こまめに通ってみてもいいかもしれない。
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コメント
清水寺へは少し前にいったところなので、殺菌装置や朱塗りされた山門は鮮やかに憶えています。あれほど頻繁に出したり入れたりされている柄杓。殺菌装置の効果は少々疑問です(笑)。
投稿: マルコ | 2006.09.11 14:09
やっぱり観光地としては、右にでるところはないです。国内旅行に行くたびに思います。
よそでオミヤゲモノとか買う気になりません(特に和菓子)。非日常を感じるのは神戸か北海道です。
閉まったシャッターの通りを歩き、地方都市が現金収入を得るのは大変・・・なんて、思ってしまいました。
投稿: winter-cosmos | 2006.09.11 21:26
身近すぎて(というほど近くもないのですが)ありがたみを感じないというのはやっぱりもったいないですね。神戸も同じ。ルミナリエ以外で神戸に行ったのは用のあるときだけで、もう20年以上「観光」はしていない気がします。神戸には昨日も行ったんですけど・・・
ヒマになるとよく「ああ、どこも(時間とコストをかけずに)行くところがない」と思うのですが、そういうときは京都か神戸に行くことにしておけばいいですね(笑)
私はケチなのでマイカップ?を借りずに殺菌装置を信じて3つとも水を飲みました。>マルコさん
30年ほど前に行ったときに、「一つだけにしないと御利益がない」とかいわれたのですが、そういう表示もないし、どれが「知恵の水」だか「健康の水」だかわからなかったので・・・
投稿: Wind Calm | 2006.09.12 21:39