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2006.11.29

●ホテル・ルワンダ

 ドン・チードル、ジャン・レノ、ニック・ノルティ。

 何を差し置いても見ておくべき映画。

 説教臭くて映画としてはおもしろくないかも・・・という予想は思いっきり裏切られた。傑作・名作である。

 かっこよくしらけていないで、素直に感動した方がよいだろう。

 DVDに収録されているコメンタリーもおそらく映画と同じ長さ。いつもはせいぜいでちらっと見る程度なのだが、最後まで真剣に聞いてしまった。皆様も是非。

 しかし、まさか、ジャン・レノが出てるとは知らなかったな。

(Hotel Rwanda, 2004 GB, Canada, South Africa, Italy)

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2006.11.22

●ベトナムさらに・・・

 街の食堂では、前のお客さんが食べた食器を汲み置き!のバケツの水の中にぼちゃっとつけただけで洗浄終了、そのまま次のお客さんの食べ物を盛るのが当たり前という情報が・・・

 ほ、ほんとなんですか? 肝炎流行地域なのに・・・ 恐るべし、ベトナム。

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●ベトナムに行くんですが・・・

 まもなく仕事でベトナムへ出かけるのだが、ほとんど何の知識もないのに何の準備もしていない。さすがにこれはまずいだろうということでガイドブックを買ってきた。

 一番気になる治安についてみると、ものすごいことがこれでもかというぐらい書いてある。例えば、

「犯罪件数も急増している」
「到着後すぐに盗難や詐欺などに遭うケースが多発している」
「犯罪は凶悪化の一途をたどっている」
「都市部の治安の悪化は著しい」
「強盗まがいの集団も多い」
「「泥棒天国」と呼ばれるほど盗難事件が頻発しており」

 から始まり、具体的な犯罪例がたくさん挙がっているのだ。

 ほんとですか? これだけでもう死にそうなんですけど・・・

 次に気になる、病気。

 コレラ・赤痢・腸チフス・パラチフス・ウイルス性肝炎・デング熱・マラリア・日本住血虫症・日本脳炎・寄生虫・原虫・エイズ・鳥インフルエンザ・・・などが恐いらしい。これらが、

「症状の重い感染症もベトナムでは珍しくない」
「ウイルスはベトナム全土に存在し」
「一年を通して存在する病気だ」
「都市部でも感染し、数年おきに大流行する」
「日本人は抗体を持っていないので大人でも感染する」
「ときには死亡することもある」
「予防法はとにかく蚊に刺されないようにするしかない」
「ベトナムにはさまざまな寄生虫・原虫が存在する」

 という具合。

 さらに、すぐ喉を痛めるほどの大気汚染、日本の10倍以上は危険という交通事故などの情報も・・・

 こんなのを読んで、それでも観光旅行でベトナムに行こうという人がいるのだろうか。私は仕事だから仕方ないんだけど。

 まあ、実際には大したことはないんだろうと思う。というか、大したことないことを祈りたい ^^;

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2006.11.19

●秋の山里

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 初めてセーターに加えて上着を着て、それでもちょっと寒かった小雨模様の日。スズメの大群とカケスと山椒の実と菊が収穫。人とのつながりも。

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2006.11.18

●ダ・ヴィンチ・コード

 150分の長丁場をそうは感じさせない。むしろ展開が早すぎて、あっさりすらすらと話が進みすぎ、コクがない感じがする。原作のストーリーを、端折りながら一生懸命追っている感じ。まあ、仕方ないか。

 原作を知らずに映画だけ見ればまた違った感想になるのかもしれない。たぶん、映画を先に見るのが正解。

(The Da Vinci Code, 2006 U.S.A.)

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2006.11.16

●時計25個で2000万円とか

 競売入札妨害容疑で逮捕された和歌山県の木村知事の公舎で、高級腕時計25個が押収されたという。2000万円相当ということだから、一つ平均80万円。「当選祝い」とか言ってるのも含まれているらしいが、だとすれば収賄にならないのか。
 いずれにせよ、25個・・・

 退廃というか腐敗というか麻痺というか・・・

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●60億とか2億とか2千万とか

 西武の松坂に60億円の値がついたとか言っている。よくはわからないが、松坂に入るお金ではなく、ボストンレッドソックスから西武ライオンズに入るお金らしい。人身売買かよ。

 ロンドンの金融街、シティで働く人のうち、1.25%以上に当たる4200人ほどが、この冬、100万ポンド(2億2千万円)以上のボーナスをもらうという。
 そんな例外的な話をしなくても、シティで働く33万5千人の平均!年収は10万ポンド(2200万円)を上回っているのだそうだ。(以上、朝日新聞)
 でもこれ、受付の人とかも入れて、なのかな? 基幹業務をやっている人間が33万5千人もいるわけがないから、そうかもしれない。職種をファンドマネージャーなんかに限れば、軽く1億を突破するのだろうか。

 こういう話を聞いて「夢がある」と思う人がどれだけいるのだろう。「ぼくもがんばって松坂みたいになろう」とか「オレもいっちょ、ウォール街で活躍するぞ」とか。まあ、後者はあながち不可能ではないかもしれないが・・・

 だが、たいていの人は働くのがバカバカしくなると思う。それがふつうの人間ではないだろうか。それとも、怠け者の私だけがそう思うのか。

 こういう無茶苦茶な報酬の与え方は人心を狂わせる。金持ちは堕落し、貧しい者は荒む。格差社会は退廃と犯罪の揺りかごである。

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2006.11.15

●藤原紀香、陣内智則と結婚

 えっ!? あーあ。

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2006.11.14

●ロード・オブ・ウォー

 今日はセーターを着たり脱いだりの一日。

 実在した武器商人をニコラス・ケイジが演じているという映画。全然そういう映画だとは思っていなかった。

 終盤、思いっきりとってつけたように社会派映画を宣言したのはわざとか。言ってることはその通りでも、せっかく築き上げた映画世界を破壊するお説教に聞こえてしまうのがちょっと・・・

 でも、お勧め。

(Lord of War, 2005 U.S.A., France)

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2006.11.13

●20年前のセーター

 この秋初めて、職場にいる間中セーターを着ていた。そんな日。

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2006.11.12

●教育基本法変更に反対

 なんかもう、いろんなことがなし崩しになっていきそうなので、この辺でまた、誤解を恐れず旗幟鮮明にしておこう。

 教育基本法の無用な変更に反対します。

 耐震偽装のようなことを画策する連中が教育基本法を「改正」しようとするなんて・・・

 各地で世論を偽装しようと躍起になっていた人たちは、ぜひ現行の教育基本法を読み、「真理と正義を愛し」「平和的な国家及び社会の形成者」(いずれも第一条)となるよう努力して欲しい。

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2006.11.11

●縁遠き死が

 明日死ぬ今日死ぬ今死ぬ・・・と思うような性格であるが、しぶとく死なない。

 それどころか、これまでの長い?人生を死とほとんど無縁に過ごしてきた。幸い、というべきだろう。

 生まれてからこれまで、主観的に親族だと思っている人たちの中で、死んだのは祖母一人のみである。大往生とは行かないが80代半ば、仕方ないと言えば仕方ない。

 印象に残っているのは、幼いころに可愛がってくれた近所のおばさんの娘さんが交通事故で亡くなったこと。私は二十歳ぐらいだった。亡くなった娘さんはおそらく30代だろう。初めて身近に経験した理不尽な死である。
 そのおばさんのご主人も亡くなっている。これはまあ、高齢になってから。

 初めて勤めた職場の同僚の一人が、おそらくは風邪をこじらせたことが元で亡くなったのには驚いた。よくは知らない方だったが、おそらく30代だったろう。

 もう一つ理不尽だったのは、同僚の配偶者で大学時代の同級生がこれも30代で亡くなったこと。職場で一報を聞いてしばし茫然としてしまった。

 以上のような経験はあるものの、曲がりなりにも「友人」と呼べるような人が亡くなったのは今回が初めてのことだ。何事にも初めてがあるとはいえ・・・

 死だの何だの、ふとんの中でつらつら考えていると、妙な考えがふと頭をよぎった。

 「私が生まれたときに生きていた人々の、おそらく半分以上はもうこの世にいない」

 自分自身が人生の半ばを迎えているのだから、これは当然のことだ。世界の平均寿命を考えれば、もしかしたら3/4以上の人がもうこの世にいないかもしれない。

 主観的には身近で、実際には縁遠かった死が、少しずつ周囲を取り巻いてくる。


 ほっとみるくの甘みやさしき秋の夜 ひゃくねんたったらだあれもいない


 今、長く長く続く遠雷を聞いた。遠雷は続き、雨が降り始める。

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2006.11.06

●喪中欠礼

 喪中欠礼の葉書が届く季節になった。ほとんどは、会ったことのない人が亡くなったとかご高齢の方が往生したとかいうもので、申し訳ないが大きな感慨はない。

 だが、今年初めて届いた喪中の葉書は、まだ50代に届いたばかりの「友人」(かなり年上だがそうとしか表現しようがない)の死を、残された奥様が知らせてくださったものだった。白血病なのは知っていたが、快方に向かいつつあるという話だった。今年の年賀状にも「僕は元気です」「体調は自覚的には健康そのもの」とあったのだ。

 2年近く前、初めて病気を知ってお見舞いに行きますと電話したとき、「お見舞いなんていいから、治ったら遊びに行こうよ」と言われたのが最後になった。
 滅多にない長電話で、小一時間も話したろうか。それこそ元気な声がまだ耳に残っている。

 ご命日は、このブログに「存在しない事実」を書いた日。知らない事実は存在しないのと同じ、だから知る・知らせる必要がある、という趣旨だ。

 大きな存在だった人が亡くなった当日に、そんなことをのんきに書いていたとは夢にも思わなかった。

 私にとっては、喪中欠礼の葉書を見た今日の夕方から、この世界にあの人がいなくなった。まだ実感もなく、また一緒に遊んでもらえそうな気はするけれども。

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2006.11.04

●橋の向こうは・・・

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 安倍首相の地元、山口県下関市にある角島大橋。2キロに及ぼうとする(竣工時点で無料橋としては日本一の長さ)この長大橋の向こうにあるのは小さな島。世帯数は300戸ほど。

 総工費は約150億円ということだが、島の中にも広い歩道のついた立派な道路が貫通している。その用地費や工事費を加えると、一体いくらになるのだろう。いうまでもなく、今後ずっと、維持費もかかるのだ。

 地元の人にとってはもちろん、文字通り「願ってもない」ような橋だろうが、各戸に5000万円ずつ配るのとどちらか選べといわれたら、どちらを選ぶ人が多いだろう?
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