■月曜日に乾杯!
これもすごい。名作である。
うんざりする日常から逃避行して楽しんでいる日々の中にも哀愁は残り、日常が顔を出す。そしてまた日常へ帰ってくる。
帰ってきた日常が少しだけ変化していたのがこの映画の救いか。
冒頭の通勤シーン、工場のシーンからぐんぐん引き込まれる。「映画という言語」で語られた日常の凄さは、やはり言葉では語れない。
ネットでは、酷評と絶賛に別れる。これはすなわち、芸術を鑑賞できなかった人とできた人。いやもちろん、私も10年前?なら退屈して、途中で投げ出したかも。
相変わらず邦題がよくない。原題は「月曜の朝」。
そうそう、↓の「最後の罠猟師」も、おそろしくミスリーディングな邦題。何が「最後の旅」だよ。ぜんぜん違う映画になっちゃうじゃないか。
(Lundi Matin, 2002 France, Italy)
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