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2007.07.31

●コウノトリの巣立ち

 バードウォッチャーとして一応触れておかないと、という感じなのですが・・・

 兵庫県の豊岡市で、コウノトリが巣立った。日本に住んでいる野生のコウノトリとしては46年ぶりだということである。熱心な保護策が一応は実ったのだ。

 43年前にも野生のヒナは生まれていたが、巣立つには至らなかったらしい。

 だが、巣立ったヒナはこれから自力で生きていかなければならない。1羽や2羽では(いや、10羽でも20羽でも)非常に心許ない。

 例えばスズメなら、巣立ったヒナのうち、冬を越えて1歳の誕生日を迎えられるのは、1割もいないというのだ。
 コウノトリは大型だからそれほどでもないかもしれないが、逆に大型だからこそ、絶滅近くにまで追い込まれているともいえる。

 コウノトリやトキが住める環境を取り戻したい。

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2007.07.30

●被選挙権はあるのか?

 選挙報道を横目で見ていると、おもしろい事実が報道されていた。

 東京選挙区から立候補して当選したテレビ朝日の元アナウンサー丸川珠代候補(36:自民)に選挙権がないというのだ。

 何でも、ニューヨークから帰国してから3年間、住民登録をしていなかったそうである。

 おもしろいのは、その3年間、1度も選挙に行っていないばかりか、行く気もなかったからだろう、自身に選挙権がないことにも、住民登録していないことにも気づいていなかったということだ。

 気づいたのが何と、自分自身と自民党とに投票するために期日前投票をしようとした時だというのだから情けない。

 選挙に行ったことがないのに参議院議員になろうとする(そしてなってしまう)というのは、かなりマヌケなような気がする。

 もしかして、生涯に一度も行ったことがないのではないだろうか(成人して1回目ぐらいは行ったのかな?)。

 ___

 私の1票で何かが変わるとはとても思えない。実際、1票では変わらない。それでもなお、空しさを抱えながらほとんどの選挙で1票を投じてきた。

 中には、投票しないことで意志を表している方もいらっしゃるかもしれない(村上春樹氏がそうであるようだ)。賛成はしないがそういう選択肢もありうるのは理解できる。

 だが、村上春樹は、意図して選挙に行っていない。それに、間違っても自民党から参議院議員に立候補したりしない(はずだ、と書く必要すらない)。

 丸川珠代は、選挙に行かない意志すら持っていなかったのではないかと疑う(というか、ほぼ確信している)。おそらく、気にもしていなかったのだ。

 仮にもジャーナリズムの世界に身を投じた者が、(たぶん)世の中に政治的関心を持たず、それでいて政権与党から国政に出て、あろうことか当選してしまった・・・

 住民登録していなかったとしたら(もちろん、外国人登録もしていない)、この3年間、住民税はどこへ払っていたのだろう?
 仮に払っていたとしたら、住民でもない者が支払う税金を、受け取っていた役所はどう処理していたのだろう?

 それに、選挙権がないのに、被選挙権はあるのか?

 住所がないと生活保護を受けることすらできないのに(それは問題だが)、住所がなくても参議院議員にはなれるのか?
(まあ、一般的にはなれた方がいいとは思う。今回の立候補者の中にアルベルト・フジモリ氏がいることからもわかるとおり、少なくとも、日本に住んでいることは必要ではないようだ。)

 現実に「当選した」と言っているんだから、おそらく法的要件はクリアしているのだろう。

 問題は・・・

 こういう(おそらくは)いいかげんなオポチュニストが政権与党の国会議員になってしまう現実である。
 しかも、一応はジャーナリズムを志した(はずの)人間なのだ。

 まあ、東大でてるし、可愛いし、素直に謝るし、叱られれば泣き崩れるし、いい子みたいだからいいや・・・




とは、ちょっと思えない。

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●この涼しさは何だ?

 7月30日、薄曇り。ちょっとありえない涼しさ。

 秋風の吹くころってちょうどこんな感じだと思うのだが。日付でいうと10月の初めごろか。

 今調べると、大阪の午後2時の気温が28℃以下になっている。午後8時の気温で25℃以下、この辺は23℃台のようだ。

 夏っていうのがいつもこういう感じだといいんだけどなあ・・・

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2007.07.28

●いびつな生活

 ↓の会議やパーティなどのため、久しぶりにきちんとしたシャツを着てネクタイを締めていこうかなと思った。

 が、ネクタイはともかく、きちんとしたシャツというのがない。もともと安物である上に、何となく薄汚れて擦り切れている感じがする。
 少々みすぼらしいのはまあいいのだが、「少々」を超えてしまっているかもしれない。

 ほとんど服を買わない。

 「きちんとしたシャツ」など、滅多に着ないせいもあって20年以上前のものが現役である。先日のゴールデンウィークの葬儀の際に出してきた礼服用のワイシャツなど、どう見ても黄ばんでいるとしか思えなかった。

 さすがに、(すべてを含めた)シャツの数はそうでもないかもしれないが、ズボンの数よりは双眼鏡の数の方が多いような気がする。これはちょっといくら何でもヘンかもしれない。

 ___

 というわけで、少なくとも1年以上は前から、何かある度に「着る服がない」と嘆いている私を見かねた家人が、ちょうどセールをやってるからシャツを買いに行こうと言い出した。めんどくさいが仕方がない。実際はそれほどでもないだろうが、主観的には10年ぶりぐらいに真剣に?服を買いに行った。

 双眼鏡に使うお金はあっても、服に使うお金はない。いびつな金銭感覚だ。
 ワイシャツといえば、3千円以下、1980円ならまあ申し分ない。

 そんな価格で気に入るようなシャツがあるはずがない。だから買う気がしない。でも必要だから仕方なく買う。パッとしない。やはりお金がもったいない。買い物に行くのが億劫になる・・・ 悪循環である。

 値段さえ気にしなければ、けっこう気に入る服もないわけではない。だが、たまに通りがかりに「あ、いいな」と思うような服の値札を見ると、ケタの違う数字が書いてあったりするのが普通である。

 以前から薄々感づいてはいたのだが、どうもまともなシャツの値段というのは1万5千円〜2万円ぐらいのようなのだ。
 だが、その価格は、私の金銭感覚からいえば、「ありえない」レベルである。

 しかしたとえば、双眼鏡を買うのに1万円以下でというような人がいれば、悪いことはいわないから少なくとも3万円ぐらいは出した方がいいとアドバイスするだろうし、たまには家族3人で食べるおいしい寿司だって1万5千円ぐらいはかかってしまう。
 だいたい、月に1〜2度入れるガソリン代すら、1回8千円とかになってしまっているのだ。

 そう思っても、とにかく着る物にお金を使いたくないという気持ちはなかなか変わらない。耐久消費財じゃないし(20年以上「耐久」してるんだけど)。

 結局、1万円未満と4千円とであるが、セール価格にだまされてシャツを買う。その他、下着代わりのTシャツなどはユニクロで。やはり後者が似合いのような気がする。

 ___

 それにしても、セールじゃないときにああいうシャツを買う人がいるんだろうか。仮にセールで買うとしても、いつどこでやっているとか、どうやって知るんだろう?

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2007.07.27

●36.5℃

 長い一日だった。

 午後から、近い方の職場で会議。その後、遠い方の職場でも会議があり、また戻って別の会議に遅れて参加。夜は職場でそのままパーティ。パーティだけでも4時間ほど。
 ただ、パーティ後半の部でたまたま隣の席に座った、お名前しか存じ上げなかった方からいろいろ興味深いお話を聞くことができたのは収穫だった。

 タイトルは、体温ではなく(私の体温はもっとずっと低い)、ましてや、中島みゆきのアルバムでもない。

 遠い方の職場から戻る途中、もう4時半に近いというのに外気温計の値がこれだったのだ。

 涼しめの日が続いていたせいで、こういう数値を目撃するのは2か月半ぶり

 とうとうほんとに夏がやってきてしまった。

 が、気温の割には、暑くて暑くてどうしようもないという感じがしない。なんだか生ぬるいというか、生暖かいというか・・・

 以前どこかで、年を取るとあまり暑さを感じなくなるが、体はもちろん暑さにも弱くなっているので、熱中症とかにかかりやすくなっているという話を読んだことがある。

 私のこの感覚も、そういう話なのだろうか。

 でも「年を取ると」ってどのぐらいの年なんだろう。70代、せめて60代になると、というイメージなんだけど・・・

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2007.07.26

●トイラジ

 ずっと以前、ラジコンのことを書いたことがある。子どものころは決して手に入らなかったラジコンがすっかり身近になった。

 とはいっても、レーシングカーだの戦車だの、地面の上を走るものばかりだった。

 飛行機やヘリコプターなど空を飛ぶものは、墜落→破損という危険がある(危険があるどころかほぼ必定である)ので、初心者はとても何万円も出せない(それでも夢のように安くなったけど)。

 しかし、キーエンスが室内で飛ばせるヘリコプターを出したころから事情が徐々に変わってきた。とはいっても、たしか7〜8万円はした記憶がある。あれは何年前だろう? さんざん悩んで買わなかった。

 このごろは、1万円を切る価格で飛びもののラジコンを売っている。もちろん、本格的なものではないので、オモチャ( toy)のラジコン(=トイラジ)として一つのジャンルを作っているらしい。

 というわけで、初めて買ってみた。3千円。家族3人の昼飯1食分である。ためらう理由はないのだが、石橋を叩いても渡らない性格なので、今まで手を出さなかった。
 たまたま、ネットで「もうだまされない。ちゃんと飛ぶトイラジ」みたいなリストを見つけたので、思い切ってペガサスウィングというのを買ってみたのだ。

 まだ一度しか飛ばしていないが、とりあえずは飛ぶ。けっこう広い広場でやっているのだが、操縦性がよいとは言えず、また、すぐ風に流されるので、3度ほど木に引っかかってしまった。

 本気で飛ばせばけっこう高くも飛ぶ。だが、

マンションの屋根の上に乗ってしまい、これで3千円が水の泡・・・

かと思った。

 プロペラを必死に回すがあまり効果はない。それよりも、軽いので風に煽られて落ちてくるのが期待できる。一時は諦めたが、なんとか屋根の端まできて、樋に引っかかっている。

 よし! と最上階(といっても3階)の廊下まで登り、コントローラーのアンテナでつついて落とすことに成功した。しかも、手すりのところでナイスキャッチ、破損なし。

 高く上がりすぎたときに、グライディングさせてこちらへ戻そうと思っても、舵がまったく利かない。それもそのはず、ふつうの飛行機とはまったく違う原理で旋回させているのだった・・・

 滑空しながらまったく舵の効かない飛行機なんて・・・

と脱力しながらも、これはこれの飛ばし方をマスターしなければならないのだろうと思う。

 まあ、数回でも楽しめたらそれほど高い買い物ではない。秋になったら万博公園で思う存分飛ばしてみたい。

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2007.07.24

●すっぱいブドウ

 イソップ童話だったか、手の届かないブドウを食べたくてがんばって手に入れようとしたけれど、結局は食べることができず、「ふん、どうせあのブドウは酸っぱいに決まってるさ」と負け惜しみを言って立ち去っていくキツネの話があった。

 と、書いたところで気になったが、それだけの話だったのかな。教訓?は何なのだろう。

 まあいいや。

 キツネからなぜ、「あのブドウはすっぱい」なんて発想が出たのだろう。というか、作者はどうしてそういう可能性を思いついたのだろう。

 すっぱいブドウなんて、見たことも聞いたこともない。唯一知っているのがこの童話を通してである。これをお読みになっている方も、そういう方がほとんどではないだろうか。

 その「すっぱいブドウ」というのを初めて体験した。

 先日書いたうちのブドウ。とうとう一部が葡萄色になってきたと喜んでいたら、そうなったものからしぼんでいく。緑色のうちは張りがあるのに、食べ頃っぽい色になったのにはシワが入ってくるのだ。

 残念なので、「まずいかも」とは思いながら一粒食べてみた。見事に酸っぱい。緑の時よりさらに酸っぱさが増し、とても食べられたものではないというレベルだ。

 これなのか、酸っぱいブドウというのは・・・

 ヨーロッパの場合、ワインにするブドウとかそういうのもあって、それはふつうに酸っぱかったりするんだろうとも思う。

 粒はそれなりに大きい癖に、緑の時はゴリゴリで、葡萄色になってくると酸っぱいとは、どういうブドウだ。しかしまあ、ともかくも、酸っぱいブドウを食べたのは得難い経験だった。

 種子自体は農家が使っているのと変わらないと思うのだが、どうして甘くならないのか。肥料の問題、土壌の問題、日照の問題、水の問題・・・ どれ一つとしてまともに育ててないので、それらすべてが悪い方に作用しているのかもしれない。

 ただ単にまだ熟れていないだけなのかもしれないけれど(だったらしぼむなよ)。

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2007.07.22

●北摂のおいしい蕎麦屋一覧

 akemi さんからいただいたコメントにお返事差し上げたのですが、いい機会なのでエントリにしておこうと思います。

  北摂(大阪北部:兵庫県の川西・宝塚・伊丹を含む)のおいしい蕎麦屋一覧 です。

 家族庵(箕面市:個人的にはうどんがお勧め)
 自在庵(箕面市)
 そば紀行(豊中市:中学生以上限定)
 三佳(宝塚市:十割蕎麦あり)
 小花庵(川西市)
 梵保庵(吹田市) 探訪記はこちら
 東風(茨木市:ささめうどんも絶品(後記:うどんはなくなってしまいました))
 貞寿庵(茨木市) 探訪記はこちら
 後記:あき津(吹田市) 探訪記はこちら
(注:↑2011年12月2日現在「都合により休業」なさっています)
   (2012年4月20日より「再開」なさいました!)
 後記:松喜庵(箕面市) 探訪記はこちら
 後記:ふか川(伊丹市) 探訪記(というほどの記事量なし)こちら
 後記:蕎麦屋 木田(豊中市) 探訪記はこちら

 おいしい順ではありませんので念のため。
 また、言うまでもなく、これ以外にもおいしいお蕎麦屋さんはいくつもあると思います。上記はすべて、私が実際に行ったことがある店です。

 リンク先の皆様には、厚くお礼申し上げます。

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●充実した?1日

 午前中は↓の学校。お昼においしい蕎麦をいただき、午後から仕事関係の会合。夕刻、職場に行ってインタビューなど。
 8時から連れあいの実家で焼き肉。

 1人になることがなかったので、11時半ごろから PSX に録れているドラマなど見ながらこういうのを書く。

 昨日の睡眠時間も少ないし、疲れているはずなのに、まだ大丈夫だ。

 充実していた?からだろうか。大した中味も成果もないんだけど。

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2007.07.21

●いくらなんでも

 こんな下品な?話題を書くのは初めてだと思うのだが、あまりにも・・・だったので。

 とある学校へ出かけた。保護者と生徒が多数集まっている。そのうちのひとりの母親が着ているTシャツの背中に、なんと

   わたしとヤりたい? だったらがんばってね。

 と書いてあるのだ。

 もちろん、がんばってみようかな、とは思わなかった。

 本人はごくふつうのおばさんだ。おそらくは教育熱心なママなのだろうとも思う。自分の背中にそんなことが書いてあるとは夢にも思っていないのだ。

 だが、子どもに勉強させようとする前に、自分が着るTシャツの英単語ぐらいは辞書を引いて意味を知っておいたほうがいいのではと、余計な心配をしてしまう。

 一番の問題は、いくら英語だとはいえ、女性の着る服にそんな台詞を書いて売っていることだ。

 まさか真に受ける人もいないとは思うが、若い女性が着ていたりして、英語話者がそれを見たときなど、どんな感じを受けるんだろう?

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2007.07.19

●虚実皮膜

 うーん、これは「納豆ダイエット」を超えるヒットだなあ。

 中国のテレビで放送された、「ダンボール入り肉まん」が実は存在せず、例によって?下請け制作者による捏造だったと報道された。

 ただし、ここまでくると、その報道も信じていいのかどうか・・・

 ___

 もう一つ、事務所費疑惑の渦中にある赤城農水大臣が、額と頬に大きなガーゼやら絆創膏やらを貼って記者会見に臨み、例によってその理由を暗ぁーくはぐらかしたので、余計窮地に陥っている。

 とにかく何でも、都合の悪いことは隠すのね、と取られてしまうではないか。

 ここは一つ、「いやあ、夫婦喧嘩で家内に引っかかれまして・・・」とでも正直に?言えば、もしかしたら世間はぐっと優しくなったかもしれないのに。

 頑なに説明を拒み、後になってから、「肌が弱いので、かぶれたのかもしれない」って、それ、明らかにウソじゃないか。
 それなら最初から言えばいいし、「かもしれない」って何だよ。

 これでますます評判を落とす。明らかに政治家としての資質や能力に欠けていると思うのは、私だけではあるまい。

(しかし、事実はどこにあるのだろう。愛人に引っかかれたから正直に言えないのかな?)

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2007.07.18

●さよなら Macintosh

 使わなくなったパソコンを捨てることになり、ハードディスクを取り外す必要が生じた。ご時世である。

 なんとなく愛着があって捨てがたかったのだが、なんやかんやの条件が重なり、この機会に一斉に廃棄することにしたのだ。

 というわけで、ノートパソコンを分解・組み立て。どうせ捨てるんだから組み立て直す必要はないんだけれど、やっぱり元の形に戻したくなる。

 Macintosh PowerBook 5300cs, 2400c, G3

 特に 2400c は思い出深い愛機だった。中味は G3 化したりして改造してある。そいつがこれほど手こずらせてくれるとは・・・

 ほとんど完膚無きまでに分解しないと、ハードディスクが取り出せないのだ。外すべきネジだけで、何と34本。あと、プラスティック部品を取り外したり、フィルムケーブルを外したり、ディスプレイを分離してしまったり、金属カバーを取り除いたり・・・
 さすがに組み立て直す気力がなくなり、ビスを使わずに適当に元に戻す。何とか形に戻ったのが信じられないくらいだ。
 よくこんなものが設計できるよなあ・・・

 これ以外にも、東芝のダイナブックと同僚の PowerBook G4。

 都合、ノートパソコンを5台分解したことになる。

 アップルのパソコンから Macintosh の文字が消えたのはいつからだろう? ともかくこれで、もはや Macintosh とは縁が切れた。もう10数年も前、自腹で60万ほど払って買った Centris 650 から始まった長い歴史だった。

 でも、たった10数年か。とてもそんな短い間のこととは思えない。だが、どうせまた数年もすれば、こうしてこれを書いている PowerBook という名ともお別れだろう。

 昔と違ってパソコンに深い思い入れはもはやないけれど、それでもちょっとしんみりして、Macintosh に別れを告げようと思う。

 さよなら Macintosh ・・・

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2007.07.17

●夏は来ぬ

 「なつはこぬ」とも読めますが、「なつはきぬ」と読みます > 高校生の皆さん

 今年初めて、蟬の声を聞いた。近い方の職場でのことだ。

 遠い方の職場にも行った。そこでも聞いた。

 そして、家に帰って日が暮れているというのに、家でも聞いた。

 昨日までは一度も聞いたことがなかったのに。今日、あちこちで一斉に鳴いたのだ。

 あ、今も鳴いた。

 ありきたりだが、やはり自然ってすごいなあと思う。昨日と今日でいったい何が違うというんだろう?

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2007.07.16

●余震かと思った

 17時24分、地震があった。

 大したことはないが、震度1というよりは2に近いかと感じた。

 午前中にあった大地震の余震だと思ったので、ここ関西でこれだけ揺れるなら被災地はどれほどかと気になった。

 が、幸い、奈良県を震源とするまったく別の地震だったようだ。中心地付近の震度は3。
 幸い、と書いたが、震度3なら何か被害が出る可能性もある。困ったことだ。

 tenki.jp で地震情報を見ると、昨日15日はゼロなのに、今日16日は既に33回。

 それにしても、阪神淡路大震災以来、明らかに日本に地震が増えたと思う(生まれる前のことは知らないけれど)。

 この地震多発周期はいつまで続くんだろう?

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2007.07.15

●馬鹿げたエコ?騒ぎ

 こんな馬鹿げた騒ぎになっているとはさっきまで知らなかった。

 I'm NOT A plastic bag. と書かれたアニヤ・ハインドマーチのエコバッグ、2100円。

 なぜか知らないがそれを欲しい人が必死になっていて、世界各国で騒動が起こっているという。

 とうとう東京でまで大混乱ということで、ニュースになっていた。

 徹夜で並んだり文句を言い合ったり店の人に詰め寄ったり挙げ句には警官が出動して販売中止になったかと思ったら、後で販売したり・・・

 もう、アホとしかいいようがない。

 どんだけぇ〜。ウケる。・・・っていうのは、こういう場合には使わないのかな?

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●拍子抜け

 壊れてもよい傘を選んで出かけて暴風雨の中を歩くのをイメージトレーニングしていた。
 また、淀川が溢れて洪水になっていたらさすがに行けまい、などとも考えていたのだが、

朝起きたらほとんど”晴れ”である。

 昨夜の天気予報は外れたと言ってよい。

 風もほとんどない。

 よかったのはよかったのだろうが、何だか拍子抜けしてしまった。私の経験する台風って、だいたいがこんなもんである。幸運、なのかもしれないけれど。

(被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。また、今後の影響等にも十分ご注意ください。)

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2007.07.13

●どんなことがあっても

 「仕事」っていうカテゴリがないなあ。ほとんど仕事のことなんか書いてないからなあ。まるで仕事なんてしてないみたいだよなあ・・・
 まあ、実際あんまりしてないけど。

 だが、あさっての日曜日は仕事だ。三連休の真ん中だというのに。

 折しも、10年に1度とかいう台風が近づいてきていて、土曜夜から日曜にかけて、ちょうど近畿を直撃する。

 夕方、会議をしていると、担当者が遠慮がちに私を呼び出しに来た。

 「あさっては、どんなことがあっても、中止しないことになりましたので」

     !どんなことがあっても!

 そんな大層な仕事ではないのだが、そう言われればそのつもりでおります、はい。

 でもちゃんと電車は動くんだろうか。それに、駅を降りてから暴風雨の中を?10分以上歩かなければならないような場所なんだけど・・・

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2007.07.10

●デジャヴュ?

 なんかもう、政治の話なんか書くと空しい愚痴ばかりになってしまうので、このごろはできるだけ避けているのだが、あまりにもネタが多すぎて、いくつかは書かなければ仕方なくなってしまう。

 年に数百万円もの架空の事務所費を計上し、それは「なんとか還元水」代だと強弁して大臣の椅子に居座り続け、挙げ句自殺に追い込まれた松岡農林水産大臣の後任、

赤城氏が、まったく同じと言っていいような疑惑の渦中にあり、居直り方、開き直り方までほぼそのままなのだ。

 安倍首相の庇い方まで同じ。

 何ともはや、お粗末な再放送というか猿芝居というか・・・

 ここまではっきりとそっくり同じ経緯を辿っていると、まさか自殺なんかしないだろうな、と心配になってくる。

 赤城さんが松岡さんよりもっと厚顔無恥だといいんだけど。

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2007.07.09

●ハンプティ・ダンプティ

 この春に買ったばかりのマグカップを割ってしまった。お気に入りの、大倉陶園製ブルーローズだ。

 きれいな布でがしがし磨いていて、持っている左手が拭いている右手に負けて取り落としてしまった。慣れないことをするものではない。

 購入してからまだ4か月も経っていない。でもまあ、毎朝使ってるからそれなりに寿命を全うしたと言えるかな、と思って計算すると、一日50円也。

 うーん、お金の問題ではないんだけど、やっぱりモトはとってないなあ・・・

 これで、ブルーローズを割ったのは4つ目だ。20年以上割れずにいるカップがいくつもあるのに。

 たった1秒前に戻れたら、カップは無事なのだが、覆水盆に返らず、ハンプティ・ダンプティ、後の祭りである。

 もはや、アメリカ大統領が命令しても元には戻らない・・・

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2007.07.06

●何重もの罪

 冤罪の罪深さは今さらいうまでもない。冤罪は、少なくとも次の3つの点で、許されない誤りである。

1.無実の者を罪におとしいれる
2.真犯人を追及する機会を逸する
3.1と2の過程で税金を無駄遣いする

 中でも、1の罪深さは計り知れない。被害者とその関係者にとっては、2も許し難いことだろう。犯罪者を野放しにするという意味では、被害者でなくても許せない。

 そして3。上記の中では一番どうでもいいことではあるが、たとえ自らに降りかからなくても、冤罪はわれわれ全員に不利益をもたらしていることはわかる。

 鹿児島での選挙違反「事件」(=事件そのものがなかったようだ)や富山での強姦事件など、つい最近でも冤罪が明らかになった事件がいくつかある。「痴漢冤罪」事件も多数起こっている。
 驚くのは、捜査員(警察官たち)が、冤罪だとわかっていてすら、無理矢理証拠をでっち上げたりまでして無実の者を刑務所へ送りこもうとするという、戦慄すべき事実だ。それでクビにもならないのだから、もはや、この世の終わりかと思わせる。

 有名な袴田事件では、とうとう、一審の死刑判決に心ならずも名を連ねた判事本人が、裁判開始当初からずっと無罪の心証を持っていたことを告白し、再審請求を支援するに至っている。
 そんな中、事件から41年、死刑判決確定からでも27年経つのに、袴田氏はまだ獄中にある。

 刑事裁判には「疑わしきは罰せず」という大原則がある。いくら疑わしくても、犯罪の証明がなされなければ、罰してはいけないのだ。

 だが、この言い方は誤解を招く。上に挙げた3つの事件では、そもそも疑わしくすらないのである。刑事司法の定石に則って「無罪」と判定すべきなのではなく、そもそも「無実」なのだ(もちろん、神ならぬ身の私にわかることではありませんが、少なくとも富山の強姦事件は真犯人も挙がり、「無実」で疑問の余地はないようです)。

 英語ではよく、beyond all reasonable doubt という言い方をする。あらゆる合理的な疑問を差し挟む余地なく、絶対に罪を犯したと断定できるときにのみ、有罪判決が出せる、ということだ。

 本日、一審の無罪判決が破棄され、名古屋高裁で懲役17年が言い渡された豊川市の幼児殺害事件の場合、「無実」かどうかの判断は難しいらしい。

 しかしながら、物的証拠・直接証拠が何もないことは判決も認めている。車に乗せて幼児を運び、その幼児が車内で泣き叫んだというのに、車の中に髪の毛一本残っていないというのだろうか?

 「疑わしい」のかもしれないが、犯罪の証明がないのは明白に思える。reasonable doubt(犯人ではないと思わせる合理的な疑問) もある。
 そもそも、一審で無罪判決が出ているということは、そういう判断をした専門家がすでに存在するということだ。「やっていないかもしれない」被告人を罰することは正義に反する。

 刑事裁判の原則に従って、無罪判決が出た場合は検察の上訴を認めていない国も多い。だが、日本の場合は、今日のような大逆転劇が生じることがある。

 想像してみて欲しい。

 あなたは無実の罪で裁判にかけられ、一審で無罪判決を受けた。その後、やっとの思いで派遣社員の職を見つけ、社会で普通に?生活していた。ところが、一転、懲役17年!を宣告されて、再び獄に繋がれてしまった・・・
 その時の悔しさと哀しさと怒りといったら、気が狂ってしまうか憤死してしまうかというレベルのものだろう。

 もし被告人が犯人ではなかったとしたら、司法は最初に書いた3つの罪を犯したことになる。2と3、特に2は、被害者にとっても許し難いことであるはずだ。

 ただし、もし被告人が犯人であったとしたら・・・

 それでも、そのことが証明できない以上、刑事裁判の原則に従って、判決は無罪であるべきなのだろうと思う。一審で無罪判決が出ているということは、とりもなおさず、犯罪の証明に疑いを差し挟む余地があった、ということなのだから。

 われわれは神ではない。それは裁判官とて同じことである。とても残念なことだけれど。

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2007.07.05

●巣立ちの季節

 昨日のことだが、遠い方の職場に行き、いつもの場所に車をおいて降りると、聞き慣れぬ鳥の声が聞こえてきた。

 ジーともチーとも聞こえるその間のような声で、コゲラかと思ったが、やや音色が違う。それに、やたらに数が多い。こんなに団体でコゲラがいるとも思えない。

 見ていると、シジュウカラの巣立ちビナが群れを作って右に左に移動している。鳴いているところも確認して、声の主だとわかった。

 なるほど、巣立ちビナはこんな声で鳴くのか。

 実は、シジュウカラの巣立ちビナは、今年初めて万博公園で見た。人に教えてもらわなかったら、「なんだ!?、この見慣れない鳥は」と、色めき立ったところである。

 それがもう、一目見てそれとわかるようになっているのが、ちょっとだけ嬉しいような、つまらないような・・・

 スズメにしても、今年はやたらに巣立ちビナが目立つ。いや、数が増えたのではなくて、こちらの耳と目が変化してきているのだ。

 ほんの少し、前より目と耳に入るものがこの世界に増えて、まだほかに、どれほどの見えず聞こえぬものが身の回りにあるのだろう、とあらためて思う。

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2007.07.03

●うどん屋の駐車場にて


 大阪府箕面市にある有名な蕎麦屋。だが、個人的にはうどんの方が断然おいしいと思う。

 食べ終わって駐車場に出て驚いた。8台分の区画がすべて埋まっており、うち5台がメルセデス・ベンツ! 2台がアウディ。国産車が1台。

 メルセデス率なんと63%である。輸入車率も88%。

 いったいみんな、どんな仕事をしてるんだろう?

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●辞任の理由

 居座るのが安倍内閣流、居座らされた挙げ句に自殺に追い込まれるのが安倍内閣流かと思っていたら、あっさり辞任する閣僚もいるんですね。

 それにしても、辞任の理由が、

がんばっている安倍さんに参議院選挙で迷惑をかけられないから。もうかけてしまったかもしれませんが・・・
(NHKラジオのニュースで流れた本人発言を記憶に基づき再現)

ってアンタ、政治家にしてはちょっと正直すぎませんか。久間防衛大臣。

 そんな人に今まで国防!を預けていたと思うと・・・

 まあ、ちょっと前の軍事オタク(石破さん)やその前の元自衛官(中谷さん)よりはいいのかなあ?

 でも、次が小池百合子さんって・・・ 要するにだれでもいいわけ?

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2007.07.02

●尻ぬぐいとお布施

 自動車保険更新の案内が来て驚いた。

 今と同じ契約条件で更新すると、保険料が1万円近く上がるのである。

 何でだ?

 クルマに乗り始めて二十数年、どんな形であれ保険金を請求したことなどただの1度もなく、等級はずっと前から20等級(それ以上はない)に張り付いたままである。
 私のような超優良契約者はもっともっと優遇すべきだと思う。毎年毎年、保険会社に寄付してるのと同じなのだから。

 保険会社に確かめると、何でも、私と同じタイプのクルマに乗っている奴からの保険請求が増えたせいで、車両料率クラスというのに変更があったそうだ。要するに、より「事故を起こしやすい奴が乗るクルマ」に認定されたということである。

 それでも、まだ料率クラスは中位。1(事故少)から9(事故多)まであり、たとえば

スカイラインGT-Rは9クラス(R33、R32も同様9クラス)
先代スカイライン2500は6クラス
スカイライン2000だと5クラス
セルシオは7クラスだが、先代セルシオは9クラス、初代は8クラス
RX-7やNSX、アリストは9クラス
ロードスターは6クラス
サニーは2クラス
キャラバンは1クラス

なのだそうである

 クルマ買うときに、そんなこと考えたこともなかった。まあ、私の車は真ん中より下から真ん中になっただけなんだけど。

 もともと、私のようにまったく事故を起こさない者にとって、自動車保険なんて、万一の時の安心というよりは、しょっちゅう事故を起こす馬鹿者どもの尻ぬぐいと、保険会社で働いている人たちへのお布施のようなものである。

 そんなもの、できればやめたいのだが、それでもやはり事故だから、万一ということはあるかもしれない。それに、こちらがいくら注意してたって、一瞬のうちに向こうから突っ込まれたりすることもあるのだ。

 このまま、値上げされた保険料を唯々諾々とお布施し続けるのも癪に障る。この際、三井ダイレクトとかソニー損保とかチューリッヒとかに乗り換えようか・・・

 いや、むしろ、20年以上事故を起こさず、もちろん保険請求もしたことのない者同士で、自動車保険共済でも立ち上げませんか? それ以外の奴は絶対に入れてやらないのです。そうすれば、自動車保険料は劇的に下がるでしょう。
 そういう条件で信頼できる人が1万人ぐらい集まれば可能だという気がするのですが(それでも、いきなり対人無制限はきついな)、そんなに集まるわけないですね・・・

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