■また白馬(その1)
9月に入ってから遅い夏休みを取っている。
ある日、家でごろごろしてるのも何なので、どこかへ出かけようかと思った。夕方4時ごろである。
どこへいっても暑そうなので、とにかく涼しいところへ行きたい。今からなら、北海道や東北へ向かうフェリーに間に合うかもしれない。だいたいは夜中に出航するのだ。
そう思って調べてみると、その日に運行はなし。早い便でも翌日の夜中だ。その船で出発して着くのに丸一日かかっていたのでは、活動できるのは「しあさって」の朝から、ということになってしまう。いくら長い休暇を取っているからといっても、それではさすがに困る。
夕食時、「どっか出かけてくるわ」と家人に告げると、その計画性のなさにあきれられる。結局、フェリーは諦めたので、車で自走できる範囲で涼しいところとなると、はやり信州になってしまう。
だが、念のため、そのまま東北まで足を伸ばす可能性を考え、以前行ったときに買っていた東北の地図やガイドなども持っていく。荷物にほとんど制限がないのが車旅行のいいところだ。
お風呂にも入り、のんびり準備をする。
折りたたみ自転車とキャリーオンのスーツケースを並べて、ちょうどトランクの横幅に納まる。入るかな?と考えていたのだが、半年前にも同じようにして出かけたことを思い出した。
家を出たのはちょうど真夜中の0時だった。
22時ごろには出て、中央高速の駒ヶ岳SAあたりで寝ようかと考えていたのだが、今からだとそこまで行っていては夜が明けそうな感じである。
結局、恵那峡SAの一番隅っこに車を駐めて寝ることになった。
この時期にこういう旅行をした記憶がないので気づかなかったのだが、持ってきた寝袋がまったく必要ない。車の中で寝るぶんには、タオル一枚すら不要で、Tシャツ一枚でちょうど暑くもなく寒くもなく、その点に関しては快適に寝られる。
それでもやはり、寝るように設計されていないシートの寝心地は悪く、いくら快適な気温とはいえ、背中やお尻の方はやはり汗ばんでくるのだった・・・
(つづく)
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