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2007.12.31

★小掃除

 去年は中掃除をしたのだが、今年は小掃除になってしまった。掃除機などはかけたが、2階の窓を拭いただけ。しかも大物のみ。

 あ、リビングにある 幸福の木 の葉がホコリで白くなっていたのは拭いた。
 葉の一枚一枚をぞうきんで拭くのだから大変だ。拭きながら、「幸福とは賽の河原の石積の謂か」とか、わけのわからないことを思う。

 そうそう、新しいデジカメ用に購入したテレコンバータが着いたので(ぎりぎり年内配達、偉いぞアマゾン)、拭き上げた出窓の前に座って試し撮りなどする。シジュウカラ・ツグミ(至近距離)・カラスなどを撮影したが、二重ガラス越しのせいもあり、写りはイマイチ。

 録画していた『トータル・フィアーズ』を途切れ途切れに見る。文句をつけようと思わなければ感動的な映画である。
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 午後9時過ぎ。さっきまで一緒に映画を見ていた息子は横で国語の問題集をやっている。もうすぐ教えてやらねばならない。

 3時間足らず後には、2年前(2005年12月)に賞味期限が切れている年越しそばを食べる予定・・・

(The Sum of All Fears, 2002 U.S.A., Germany)

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2007.12.29

★忘年会と年賀状

 昨日は年賀状を作成。夜は知人宅で忘年会。

 やはり、素晴らしい人のお宅には素晴らしい人が集まってくる。いや、私は別にして。

 今日も年賀状の続き。さきほど、息子に依頼して投函。

 今年の予定はとりあえずこれで終了かな? 片付けや掃除はまったくやってないけど。

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2007.12.27

★飛び納め

 使い残した有給休暇を取っている。

 昼前に起き出したのだが、あまりにも天気がよくて風もなさそうなので、久しぶりに飛ぶことにした。今年の飛び納めである。
 初詣ではないが、飛び納めが飛び初めとか、飛び初めが飛び納めとかにならないよう、これからもがんばりたい(笑)

 さて、どこへ行こうか、琵琶湖でも見に行こうかとか考えていたが、時間も遅いし日の暮れるのも早い。それに、空港へ向かう途中、周りを見渡すとなんだか黄色いスモッグのようなものがかかっていて、視程は決して良くない。まるで春霞の中のようだ。

 案の定というか、車から降りても上着は不要だった。おそらくは季節遅れの小春日和という感じなのだろう。これでは上がっても景色は期待できない。

 久しぶりだし、離着陸の練習だけをすることにした。

 以前からそう思っていたのだが、飛行機の操縦というのはすごくメンタルなものである。特に、着陸するときは、どれだけ集中力を注ぎ込めるかということがすごく重要だ。
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 単に気が散ったとかいうだけで、結果がぜんぜん違うのが目に見えるのは、私にとってはボーリングである。ゴルフ、特にパッティングがそうだ、という方も多いだろう。
 以前、リゾートでアーチェリーをして遊んだときも、集中力というのはこういうものかと考えさせられた。
 射撃をする人は多くないだろうが、集中力が結果を大きく左右する競技としてよく引き合いに出される。
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 今日は、車の中で無線を聞いていると、ものすごく忙しく航空機が離発着していた。空港に着いたころには落ち着きはじめ、準備を終えて上がるころにはほぼ貸し切り状態になった。お蔭で、周囲をあまり気にすることなく練習に励むことができ、着陸自体もうまくいっていた。

 もちろん、珍しく風がほとんどなく、Wind Calm を何度も聞くような気象状況だったことも大きい。

 その後、いったん管制圏の端まで飛んで戻ってくると、あっちからもこっちからも空港を目指している機がある。微妙なタイミングで着陸順位1位になったものの、向かいにも後ろにも飛行機という状態だ。
 そんな中、もうすぐ降りるというというところで、私が降りるまで離陸を待たされることになる飛行機の無線が入ったり、こちらが降りるのと入れ違いに並行して上がるヘリコプターがいたりする状況になった。

 着陸許可をもらって最終進入しているのだから、周りのことは無視して自分の着陸に専念すればいい。だが、どうにも周りが気になって、微妙に集中力を欠く。
 そういうときの着陸は、やはり自分でわかるぐらい乱れるのだ。もちろん、危険を感じるほどではないけれど。

 久しぶりに飛んだ最初の着陸よりも、数回練習した後の方が下手なのだから、その理由は明白だ。
 その後、離発着が落ち着くと、やはり着陸はうまくいき、最後も綺麗に降りられた。

 ボーリングやアーチェリーと違って、大袈裟に言えば命がかかっているのだから、集中力が削がれると着陸が乱れるなどと言ってはいられない。
 今後はこんなことがないようにと、珍しく真面目に自戒するのであった・・・

(集中できないなと思ったら、あっさりゴーアラウンド(着陸を中止してもう1度上昇)するのも手かな、と今思った。とにかく安全第一である。)

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2007.12.26

★前言撤回


 カメラで鳥の写真なんか撮るつもりはないと言っていた。前言を撤回して撮っている。とはいっても、撤回すべき相手は世界で一人だけなんだけど。

 自分の買える機材と未熟なウデでは、ネットに溢れる美しい鳥の写真を撮るのは不可能である。それに、機材を持ち運ぶのだって、がんばって撮るのだって面倒くさい。
 鳥の写真が見たければ、名前を入れて画像検索すればいくらでも見られる。
 そう思っていた。

 だが、やっぱり、どんなにひどいデキの写真でも、見たものを何らかの形で定着させて振り返りたいという気持ちはある。何しろ、「見た」というのは、その場限りの脳内作用で、誰とも共有できないばかりか、自分の中でも消えていく運命にあるのだ。

 それに、著作権を気にしなくていい鳥の写真が欲しくなることがあったことも確かだ。その任に堪えるほどの写真が撮れるかどうかはわからないけれど。

 最後に、何といっても、少なくとも現在は撮っていて楽しい。
 正直言って、鳥見もややマンネリ化しつつあり、しょっちゅう見られる鳥を眺めていても心躍るものがない。この辺で何らかの変化が必要だ。

 よく見かける鳥は見るよりも撮る。そうでない鳥は、発見の楽しみを味わい、まず見ることに専念する。しばらくはそんな感じで過ごしていこうかと思う。

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2007.12.25

★今どきのデジカメ

 家人が仕事用にカメラ(Canon PowerShot S5 IS)を買ったので、使わせてもらっている。今まで、デジカメといえば胸ポケットに入るもの以外には興味がなかったから、こんなすごいことになっているとは夢にも知らなかった。

 いちいちここには書けないが、目の醒めるような高性能・高機能。しばらく使っていると、かゆいところに手の届く使いやすさにも感動する。
 使っていて、「不便だな。こんなことがさっとできればなあ」と思うようなことは、実際にはことごとくさっとできる。それどころか、思いつかないような機能までてんこ盛りだ。

 「人間工学を研究し尽くした」というような古い宣伝文句が使われていても納得の操作性で、手になじむ。絶妙の位置に配置されたスイッチが直感的に使えるのだ。長年カメラを設計してきたメーカならではの熟成が感じられる。

 もちろん、代償としてそれなりの大きさは持っているし(小さいカメラで同じぐらいの操作性の良さを実現するのは不可能である)、一眼レフと比べれば、少なくとも連写性能と画質は格段に劣る。

 しかし、いつでも手軽に携帯できるメリットとコストパフォーマンスを考えれば、十分納得できるのではないだろうか。

 何しろ、3万円台前半で手に入るのだ。こんなに安くて大丈夫なんだろうか。MADE IN JAPAN って書いてあるけど、ほんとかな?

 これが双眼鏡なら、何の機能も愛想もないごくスタンダードなものが同じぐらいする。ちょっと信じられない差だ。
 みんながデジカメぐらい双眼鏡を買えば、おそらく値段は1/5ぐらいに下がるだろう。どうですか、一人一台(笑)

 何だかよくわからないうちに、無料で5年保証をつけてくれたが、5年前のデジカメがどんなものだったかは知っている。今後5年間で同じぐらいの進歩があるとすれば、5年も保証してもほとんど無意味だろう。

 次の5年は大したことないかな? いや、もっととんでもないことになっていたりして。

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2007.12.24

★年賀状・・・

 「来年用の年賀状の差し出しがピークを迎えつつある」(asahi.com)というニュースが目に入って、「えっ!?」と思った。

 年賀状のことなんて夢にも考えていなかった。
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 そういえば、ずっと昔、深夜ラジオを聞いていて

 「受験もいよいよ、折り返し地点にさしかかった」

という予備校だか何だかのコマーシャルに出会い、

 「えっ!?」

と思ったのを思い出した。まだスタートすらしていなかったのである。

 人間、何年経っても成長しない。いや、私だけか・・・

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2007.12.19

★サン・ジャックへの道

 いつも見ているような映画(ってひどい括り方だけど)とは一線を画する、妙に何度も見たくなるロードムービー。

 実際、滅多にない(というか、初めてかも)ことだが、一度見終わってから日をおかずにもう一度通して見てしまった。

 サン・ジャック(=サンティアゴ・デ・コンポステーラ)といっても、日本ではほとんど知られていないと思う。私自身、2004年の夏にフランスとピレネーを旅行するまでは知らなかった。

 スペインの北西部、ガリシア地方にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラは、キリスト教の3大聖地の一つであり、早くは9世紀ごろから巡礼の信者が集まりだし、12世紀には巡礼案内の書物まで発行されているほど歴史が古いという。

 その巡礼地には、21世紀になった今日でも、千数百キロを2〜3か月もかけて歩き通す善男善女たちがヨーロッパの各地から集まってくる。
 目的地は一箇所でも起点は複数に及ぶため、巡礼路の地図を見ると、あたかも、サンティアゴ・デ・コンポステーラを河口とする大河が支流を集めているかのように見えるのだ。

 だが、映画の巡礼者たちは熱心な信者ではない。主人公は、母親の遺言で巡礼行を強制された仲の悪い3兄姉弟。
 他の参加者も、好きな女の子を追いかけて参加したアラブ系フランス人(イスラム教徒だ)や、メッカに行くと信じているその友人など、俗世の垢にまみれた人が多い。
 旅のガイドは長い留守の間に奥さんを寝取られ、巡礼者の一人と恋仲になってしまったりもする。

 フランス中南部のル・ピュイからスペイン国境のピレネーまでおよそ800km。そして、ようやくピレネーを越えても、そこからまた800kmの徒歩の旅である

 何しろ景色が美しい。映画の中のこととはいえ、今どきこんな道を歩いて本当に巡礼ができるのかと感心してしまうが、あのフランスなら可能だという気がする。
 世俗巡礼者たちは、ほとんど車に遭わない丘また丘を越えてピレネーを目指していく。

 もちろん、嫌々参加した主人公たちは、喧嘩と不満で忙しく、景色なんか見ていない。それが決して劇的ではなく変化していくのがこの映画の醍醐味である。

 難を言えば、長い旅の「長さ」が十分に表現されているとは言えなかったと思う。特に、スペインに入ってからの描写は短かった。
 私にはわからないが、映画そのものを長くしないで、旅の長さを感じさせる手法がもしあるとすれば、そういう工夫をしてほしかった。

 ともあれ、心の奥に響く映画である。

 半ば本気で、仕事からリタイアしたら同じ道を歩いてみたいと思っている。連れになるかもしれない家人に意向を聞くと、にべもなく却下されてしまうのだが・・・

(Saint-Jacques... La Mecque, 2005 France)

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2007.12.18

★ウニもイクラも

 いつもの寿司屋のカウンターに座り、おいしい江戸前握りを食べた。

 いつもと違うのは、息子と2人だということだ。

 家族3人でということはあっても、この手の寿司屋に2人で来るのは初めてではないだろうか。
 まあ、2人でグアム一週間とか、父子家庭みたいなことはやっているのだが・・・

 今日はとうとう、出されたものを息子はすべて食べた。食わず嫌いだったウニもイクラも。どちらも初めてだったという。
 「ウニはけっこうおいしかった。イクラはやっぱりイマイチ」

 穴胡巻きしか食べなかったころから比べると、ずいぶん成長したものだ。ウニやトロを食べられるのはあんまりありがたくないけれど。
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 成長した息子と差しつ差されつ酒を飲むのが夢だという父親がいる。私は酒が飲めないので、その楽しみがわからない。

 その代わり、一緒に寿司をつまむ楽しみは、数年早く訪れた。

 どうというほどのことはないし、まだまだ、男と男の・・・という感じにはぜんぜんならないのだが。

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2007.12.13

★暗黒裁判 —逆転有罪

 不愉快ついでにもう一つ。

 うちに配達されてくる紙のうち、重量比で6割ぐらいはゴミである。新聞を除けば、95%以上はゴミだろう。あ、新聞を取ってなければ折り込み広告も入らないからそうでもないか。
 それでもたぶん、9割近くはゴミと言っていいかもしれない。もっとかな。

 つまり、うちのドアポストには、日々ゴミが投げ込まれ、私はその処理に追われていることになる。
 確かに、ダイレクトメールとかチラシとかビラとかのほぼすべては不要だ。入れられたゴミを整理して改めてゴミに出す身にもなって欲しいとも思う。環境にも悪い。

 しかし、それでも・・・
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 マンションに立ち入ってドアポストに政党のビラを入れた住職が、東京高裁で逆転有罪判決を受けた。罰金5万円。
 だが、それ以上に、逮捕から起訴まで23日間も身柄を拘束されている。勤め人なら職を失いかねない。

 ビラを配っただけで・・・

 一審の東京地裁は良識を持って無罪判決を出した。もともと、逮捕も勾留も起訴も不当なのである。無罪判決は当然だ。

 それなのに、逆転有罪判決・・・ 自衛隊のイラク派遣に反対するビラを撒いた人たちへの判決も、同じ経過を辿っている。
 下級審の良識を連続して破棄してしまうとは、何をやってるんだ、東京高裁。

 確かに、形式的には住居侵入の犯罪要件を構成する。だが、これが刑事罰を科すほどの犯罪なのか。まあ、5万円はともかく、逮捕して長期間勾留し起訴するほどの犯罪ではないのは明白だろう。

 以前にも書いたが、こんな罪でいちいち逮捕・勾留・起訴しなければならないのなら、日本の警察と裁判所は即座にパンクして機能しなくなる。
 おそらく日本中で、マンションを中心に毎日毎日住居侵入罪を繰り返している人が、千人、いや万人単位で存在するだろう。

 以前住んでいたマンションは、ドアポストはおろか、集合ポストの手前にも「チラシ・ビラ配り禁止 立ち入り禁止」の看板を立てていたが、にもかかわらず、どちらにも日々”紙ゴミ”は投げ込まれていた。
 今住んでいる家も、「住居侵入」しなければポストに近づけない構造になっているが、相変わらずなのは冒頭に書いたとおりである。

 よし! 郵便・荷物の配達以外立ち入り禁止の看板を立て、チラシやビラをポストに入れた人を片っ端から現行犯逮捕して警察に引き渡してやろう(念のため、「現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる」と定められています(刑事訴訟法第213条))。

 ちゃんと勾留・起訴して有罪にしてくれるんだろうな。

 現実にそんなことをすれば、頭がおかしいと思われて警察に説諭され、場合によっては逮捕監禁罪でこちらが罪を問われるのがオチだろう。
 そういう馬鹿なことを、警察と検察と裁判所が揃いも揃ってやっているということになるのだ。

 「いや、片っ端から逮捕なんかしていない。特定の政党のビラを撒くヤツとか、自衛隊のイラク派遣に反対するヤツらだけをピンポイントで摘発している」

と弁解するのだろうか。言うまでもなく、それこそが問題の本質なのだ。こんなにも恣意的に特定の人だけを狙い打ちにする不当な法の適用が許されるはずがない。

 チラシ・ビラ配りの人たちをみんな起訴して有罪にするのなら、少なくとも現状よりはマシである。馬鹿げたことだが。

 まだこの国の司法に絶望したくない。最高裁の良識に期待したい。

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★東京を笑えない

 いつのころからか、不愉快なエントリは書かなくなっていたのだが・・・

 大阪府知事選に橋下徹弁護士が立候補するという報に最初に接したときは、相当げんなりした。

 氏は、調子に乗っているだけの弁護士タレントではない。

 日本が徴兵制を採用することや核武装することを主張しているのだ。さらに「(日本人による海外での)集団売春は一種のODA(途上国への公式な海外援助)だ」という無茶苦茶なことも言っている。

 核兵器を配備したり徴兵制を敷いたりする権限が大阪府知事にはないにしても、こんな一連の発言を臆面もなくテレビで発言している人に政治家への道を歩ませるわけにはいかない。

 そう思っていたので、その日の夕刻に、出馬しないという本人の談話を聞いたときにはほっとしたものだ。

 それから数日・・・

 ご存じのように、やはり立候補するのだという。ここで改めて書くまでもないが、

「出ないです。出ません」
「仕事をほっぽり出すような人間が行政のトップなんて立てるわけない」
「もう何%でもいいですよ。2万%でも。何%でもありえない」
 (以上、asahi.com)

と言い続けていて、「やっぱり出馬します」と来る。

 仕事をほっぽり出すような人間であり、前言を簡単に翻すような人間であり、臆面もなく嘘がつけるような人間なのだろう。
 確かにそんな人が「行政のトップなんて立てるわけない」。自分でよくわかっているのなら、今からでも遅くないから立候補を取りやめたらどうだろうか。

 だいたい、「2万%」なんて馬鹿げた数字を挙げる人が私は嫌いだ。この文脈では、0から100までの数字以外は無意味である。立候補する確率が0%で「ありえない」というのなら「100%ない」だ。
 レトリックとしても、許されるのはせいぜい「120%」までだろう。

 強制猥褻知事の後は金銭疑惑知事、そして今度は核兵器徴兵集団売春推奨嘘つき知事になってしまうのか・・・

 大阪に住むのがますます恥ずかしくなる。東京を笑えない。

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2007.12.10

★インフルエンザの予防接種

 毎年のようにインフルエンザに感染する息子。タイミング悪く高熱を出すことも多く、夜間休日診療所に駆け込んだことも1度や2度ではない

 今年は受験だというので、予防接種を受けさせることにした。

 ウェブで「インフルエンザ予防接種委託医療機関」というのをちゃんと調べ、去年タミフルを処方してもらった近所の(といっても歩く気のしない距離だ)医者に行くことにした。いつも患者が少なく、待ち時間がほとんどないのが大きな取り柄である。

 ところが、空いている待合室に喜んだのも束の間、「えっ!? 予約してないんですか?」という応対。インフルエンザの予防接種ごときに予約がいるとは思わなかった。

 でもまあ、大した問題ではないだろうと思っていたのが甘かった。

 当初は予約がなくても大丈夫だろうと思っていたのだが、今日はダメだというので、じゃあ予約だけでもして帰ろうかと思っているときに電話が鳴り、聞くともなく聞いていると、やっぱり予防接種を断っている。
 予約分だけでワクチンが底を尽いたので、「他を当たってください」とか言っているようだ。その電話が終わったところで改めて聞いてみると、次の入荷の予定も立っていないので、今から後日の予約もできないという。

 仕方がないのでそそくさとそこを辞し、駐車場の車に戻って家に電話する。どこかやってくれそうなところを探して電話してくれと家人に頼んだのだ。
 昔通っていた保育所の隣にあって時々お世話になった、いつも閑古鳥の鳴いている医院でも「キャンセル待ち」だという。

 結局、隣の市の開業医まで足を伸ばすハメになった。そこへ行くのは2回目だが、残念ながら空いているとは言い難い。

 ともあれ、無事予防接種をすませる。小一時間ほど待って、やっと呼ばれたと思ったら、ものの30秒ほどで出てくる。予防接種の人は先にしてくれればいいのにと思う。

 まあ、待ち時間の間に買い物をして、野菜ジュースやインスタントラーメンなんかをかなり仕入れたからいいんだけど。あ、久しぶりのイチゴも。

 料金は3000円。先日航空身体検査を受けた医院には、確か4000円だか4200円だかの表示があったと思うので、安いという気がする。

 帰宅して調べてみると、2000円から5000円ぐらいまでの幅があるようだ。

 家族で受けたりする場合には特に出費がかさみますので、ぜひ料金の安い医院をお選び下さい。

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2007.12.06

★遠き”理想”

 体調を悪くして3日目、快方に向かってはいたものの、食事はかなり控えめにした。

 ”理想”体重を達成したかと期待して体重計に乗ると、前日とまったく同じ。

 たった400グラム減れば”理想”体重なのに、その400グラムが減っていないのだ。2日で1500グラム減ったというのに。

 何にせよ、理想というのは遠いものである。たとえそれが勝手に決めたつまらぬ体重の目安であるにしても。

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2007.12.02

★バードウォッチング顛末

 バードウォッチングは結局、集合場所である駅前の公衆トイレに入っていて1人だけ遅れて出発するところから始まった。

 予想していたことなので息子は先に行かせていたが、その息子が最初の別れ道で待っていたのは偉かった。まだまだ幼くて、そういう配慮ができるほどには成長していないような奴なのだ。

 とりあえず団体に遅れずに山道を登っていったが、最初の広場で観念して帰宅することにした。

 頼りない息子にさまざま言い含め、携帯電話とお金を持たせて、解散場所まで迎えに来てやるからと、残りは1人で参加させる。
 「一緒に帰る」と言わなかったのは彼としては上出来だ。

 家に帰っても時折襲う腹痛は相変わらずである。

 ひそかに計画していた、「1人で家に帰ってこい作戦」に出ることにした。別れるときにそんなことを言えば、ちゃんと帰れるかどうか不安になって鳥見どころではなくなるのが息子だ。なので、そういう可能性があることは伏せておいたのである。

 「かわいい子には旅をさせよ」という。ぜんぜん大した旅ではないのだが、乗ったことのないルートだし3回乗り換えることになる。まあ、初心者としてはそんなもんだろう。5年ぐらい遅い気もするけど。

 結局、母親に何度か指示を仰ぎながら無事帰ってきた。

 お世話になった皆様、ありがとうございました。

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★ダイエット成功?

 数年前、医者にダイエットを命じられて一応成功してから、ほぼ一定の体重を保ってきた。

 その体重は、勝手に理想と決めた値から2キロほど上である。運動においても食事においてもぜんぜんがんばってはいないので、”理想体重”にはずっと届いていない。

 ところが、たった2日で体重が 1.5 キロも減ったのである。明日はおそらく、目標?を達成することになるだろう。

 それにしても、体重を2キロ減らすって、こんなに簡単なことなのか。

 下痢とはいってもひどいものではなく、それで多量の水分が失われているとかいうことはない。
 食事も水分も無理のない範囲で取っており、今日は一応3食とも食べた。それに、昨日も今日もアイスクリームもヨーグルトも食べている(下痢してるときにアイスクリームというのはやや妥当性を欠くかな)。

 長年届かなかった”理想体重”まであと400グラムである。そこに届けば、お腹が完璧に平らだったハタチの時と5キロしか違わない。

 だが、「健康」に戻った後もその体重を維持できるのだろうか。やはりまた、2キロ上で安定するのか。

 それとも・・・ これから忘年会シーズンを迎え、”リバウンド”してしまうのだろうか。

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2007.12.01

★中華粥

 はや12月だ。珍しく体調を崩している。もしかすると最近は珍しくないかな?

 金曜日は何だか腰が痛かった。ぎっくり腰とかそういうのではない。鈍い筋肉痛のような感じなのだが、文字通り「要」なのでやはり困る。

 夜半から腹痛と下痢に苦しめられる。
 戻った夜中の寝床で、連れ合いの来年度からの仕事についてかなり長い会話をする。不相応な仕事をさせられるかもしれないのが以前から重荷になっているのだ。
 ふとんの中でちゃんとしゃべるのは何年ぶりだろう。

 今日土曜日の昼は、義父母を交えて中華のコース料理を食べることになっていた。だが、とてもそんなことができそうな体調ではない。腹具合も悪いし、なぜか全身、特に足がけだるく、微かに頭痛もある。
 どうしようか考えた挙げ句、結局は行くことにした。幸い、食事中にトイレに立つようなことにはならなくてよかった。

 他のメンバーがコース料理を食べている横で、中華粥だけを注文して食べる。こういう機会でもなければ決して注文しない料理なので、それはそれでいい経験になった。
 中華粥を食べるのはおそらく初めてだが「おかいさん」を食べること自体、何年ぶりだろう。20年ぐらいかな?

 モノによっては、連れ合いと息子にほんの少しずつだけ料理を分けてもらって食べた。

 熱はないようだ。ちょっと体調が悪いだけなのに、姿勢も前屈みになり、摺り足で歩くような感じになる。
 ふだんから決して元気な方ではないのだが、体がまあ一応まともに機能しているだけで、どれほど幸せなのかを再び噛みしめる(そしてまたすぐ忘れる)。

 家に帰ってから、「フリーダム・ライターズ」(ヒラリー・スワンク)を見る。実話を元にしているのでなければ、「そんなにうまくいくわけないだろ」と突っ込みたくなるような感動作。
 映画を見る前、「フリーダム・ライーズ」ではないのかと思っていたら、それが下敷きになっての「ライターズ(writers)」であった。

 見ている間も体がつらくて、ソファーに横になって見る。

 遅い昼寝。

 起き出してきつねうどんの夕食。

 買い物。

 問題は明日だ。中間期末実力模擬とテストの連続に追われる息子が、「やっと行ける」とずっと前から楽しみにしていたバードウォッチングの日である。

 こんな状態で大丈夫か。寒そうだし。それに、途中でトイレに行きたくなったら悲惨だ・・・

 連れ合いは当然のごとく「やめておけ」と言う。だが、息子本人の体調ならともかく、わたしのそれで期待を裏切りたくない。いずれにせよ、結論を出すのは明日朝起きてからになるだろう。

 何だか、熱が出てきたような気もする・・・

(Freedom Writers, 2007 U.S.A.)

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