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2008.04.30

★世間はゴールデンウィーク

 世間はゴールデンウィークだろうか。

 息子は熱を出して寝込んでいる。
 家人はずっと仕事で、遊ぶ暇などない。

 あ、そうだ。ここに書いておこう。家人はたぶん、今月1か月間、1日の休みもなく働いている。家でも、毎日寝る前まで仕事してるし、土日でも祝日でも仕事をしなかった日はない。

 半ば冗談で、毎日何時間働いたか記録しておくように言っている。カローシとかした時に、裁判で有利になるといいんだけど・・・

 一緒に遊びに行けないのはもちろん、家人はキカイ類がすこぶる苦手なので、パソコンのメンテナンスからワードやエクセルの使い方、果ては書類作成の代行まで、けっこう私も手伝わされている。

 当然のことながら、私には給料は一銭も出ないし、家人も残業手当等はゼロである。なんというかしかし、仕事ってそんなもんだよなあとも思うので、憤りの持って行き場がない。

 まあ、実際にカローシするような水準からはほど遠い(と思う)し。
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 息子も、勉強が大変だとかで夜遅くまで机に座り、朝早い日は5時30分とかに起きて学校へ通っている。バスにせよ自転車にせよ、通学自体も楽ではない。

 そりゃ熱も出るよ、という感じだ。

 勉強が遅れるのが気になるとかいってるが、そんなことは忘れてゆっくり休んでほしい。
 ___

 2人とも、能力が不足しているせいか、ものごとを効率的にこなしているとはとてもいえない。また、良く言えば真面目で責任感の強い性格なので、テキトーにやっつけるということが(少なくとも私よりは)できない。

 だが、仕事にしろ勉強にしろ、こんなにやらせるような社会でいいのだろうかとも思う。

 今の日本で残されている道は、正社員になって鬱病になったり体をこわしたり果ては過労死したりするか、非正社員やフリーターやニートになって低所得に甘んじるかの二者択一だという人がいる。
 それどころか、非正社員だって働き過ぎで過労死しかねないようなご時世だ。

 あるいはまた、長時間労働で、体か心か家庭のどれかが壊れるともいう。一つじゃなく、2つ3つと連鎖的に壊れる人も多いだろう。

 まあヒトゴトだと思っていたが、家人や息子の働きぶり・勉強ぶりを見ていると、少し現実味を帯びてくる。

 現に息子は、大したことないとはいえ、体を壊している。
 家人はノーテンキなので今のところ心も体も大丈夫そうだが、私の負担も増えてストレスも溜まれば、家庭は壊れるかもしれない。

 なんだかシリアスな筆致になってきたな・・・

 ともあれ家人も、「ゴールデンウィークの間に1日か2日は仕事しない日をつくらないとね」とか言っている。そしてその日は、私と一緒に、掃除をしたり洗濯をしたり買い物に行ったり網戸の補修をしたり葡萄棚を完成させたりするのだ。

 メーカに勤める私の兄や家人の弟は11連休とか言っているのに。
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 私個人はその気になれば6連休も可能な気がするのだが、家族がこんな状態ではとても楽しむ気になれないし、現に1人でどこかへ出かけても、楽しいわけではない(それでもときどき出かけてるけど)。

 だれか楽しく遊んでくれる人がいたら、仕事の家人や病気の息子なんか放っておいて、楽しく遊ぶんだけど・・・ いや、ほんとに(笑)

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2008.04.29

★早朝から大渋滞

 朝7時半集合の探鳥会に行くために、5時半に起きる。

 ゴールデンウィークとはいえ、単独で1日だけの休みだし、何といっても朝6時半である。道が混むとは考えていなかった。

 遅刻しないように高速道路で宝塚まで行こうかとも思っていたのだが、中国自動車道は渋滞の表示。えっ !? と思うが、故障車のせいらしい。

 並行する中央環状線はスムーズに流れ、高速道路の大渋滞を横目に見ながらすいすい進む。快適だったが、交通量は少なくはなかった。

 千里中央を過ぎ、島熊山(わからない方、すみません)の手前から少し混み出す。まあ、この信号はいつものことだと思っていると、島熊山を過ぎてから大渋滞。

 こんな早朝からなんでやねん。

 カーナビを見ると確かに渋滞の表示。ご丁寧にも音声で「渋滞が発生しています」と繰り返す。この状況でそんな何の意味もないことを言われてもイライラが募るばかりである。わかっとるわい。

 遅刻必定になりながらノロノロと3キロほど進む。

 原因は、柴原あたりでトラックが中央車線で追突事故を起こし、左側二車線が使えなくなっていることだった。車線が1/3になっているんだから大渋滞も当たり前である。

 それにしても、今日みたいなどってことない日に、中国道も中央環状も大渋滞なんて・・・ 逃げ道もないのである。

 宝塚手前でも、乗用車3台が玉突き事故を起こしていた。幸い、起こったばかりで渋滞はなかったが、ろくに車間距離を空けないで走る奴が多すぎる。

 15分遅れで到着。運良く、出発したばかりのグループを見つけることができて合流。

 今ブログで調べたところ、ここに来るのはたぶん1年半ぶりだ。
 朝7時半の集合というのに、40人以上いそうな大人数である。相変わらず年齢層は高いけれど、家族連れや子どももちらほら。
 いったいみんな、何時に起きてるんだろう?

 珍しく、クロツグミがいるという。鳴き声が綺麗。運良く、アカハラとクロツグミの写真も撮れた。2羽が喧嘩しているのもおもしろかった。

 キビタキの鳴き声がツクツクボウシに似ていると教えられる。なるほど、そういう覚え方をすれば、音が苦手な私でも覚えられるかもしれない。

 1年半ぶりで、会うのもおそらく2度目だというのに、何人かの方のお顔は鮮明に思い出した。少なくとも5人。わたしにとって、何らかの意味で個性が際だっている方々だからだろう。

 中でも、最高齢とおぼしき強い老眼鏡をかけた男性が、以前と変わらずお元気そうに参加なさっていたのは嬉しかった。そういえば、前回も今回も双眼鏡をお持ちじゃなかったような・・・ それで見えるのだろうか。
 前回それについてお話を伺ったような気がするのだが、中身が思い出せない。その場所や表情や声音までが鮮明に思い出せるのに。

 ___

 早い朝食後6時間近く経つと、お腹が空いてふらふらである。頭も少し痛くなってくる。

 お昼は焼きそばを作ると聞いていたので、帰宅後すぐに食べさせてもらいたかった。帰宅時刻を告げるべく、帰り道、信号で止まるたびに家に電話をしたのだが、一向に通じない。家には電話が3台!あり、家族は2人とも家にいるのに、である。

 携帯には何度かけても出ない。ホワイト家族24の意味がない。
 パブリックの電話は留守電になるので、メッセージだけ入れる。
 プライベートの電話は、「受話器が外れたままね、話し中」である(もちろん、話なんかしておらず、単に不注意なのだ)。

 まったく・・・

 これだけ連絡の手段が確保されていて、相手の居場所もわかっているのに、なお連絡がつかないとなると余計に腹が立つ。これで緊急の連絡とかだったらどうするのだ。
 こんなことなら、連絡手段がない方がまだマシである。

  便利な世の中は余計なストレスを生むんですね。
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 早朝の大渋滞、故障車と事故で2ルートとも。
 通じない電話、バックアップのさらにバックアップがあっても。

 やはり、人間がしっかりしていなければいけないのだ。

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2008.04.28

★痴漢に間違えられたら走って逃げろ !?

 『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)で、「痴漢に間違えられた時にはどうするべきか」というのをやっていた。

 4人いる弁護士のうち、2人の答えは「走って逃げる」であった。

 まったく身に覚えがなくて、絶対にやっていない時に、最も適切な行動が「走って逃げる」ことだというのだ。

 2人の口からは、日本の司法制度に身を委ねることの無謀さと危険性が縷々述べられる。それほどまでに信用できず、理不尽な警察と検察と裁判所・・・ 悲しいことである。

 残る2人にしても、「逃げようとして捕まったらどうするのか」とか「捕まえられる時に抵抗すればもっと重い罪になる」とかがベースで、司法制度を信頼して任せよと言うわけではない(言えるはずもない)。

 かろうじて、元検事の弁護士が、前科前歴がなく初犯(というか、やってないのだから初犯ですらないのだが)であって、あくまで否認している場合、検事も起訴するには勇気がいるので、不起訴になる可能性もあるというぐらいであった。

 仮にそうでも、下手すれば2〜3か月!勾留されることにかわりはないし、その間に職を失ってしまうかもしれない。
 それに、必ずしも不起訴になるとは限らず、あろうことか有罪にされてしまったりするのは、『それでもボクはやってない』に描かれていたとおりである。

 記憶で書くのだが、『行列・・・』で逃げることを推奨していなかった弁護士の口からも、「そりゃ、逃げられればいいですよ」という発言があったと思う。やはり、逃げられるものなら、逃げるのが最善なのだ。

 何も悪いことはしていなくても・・・

 これほどまでに信用されていない理不尽な警察・司法制度を何とかすることはできないのだろうか。

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2008.04.27

★葡萄棚らしきもの(その1)

 懸案になっていた玄関先のブドウ

 折りに触れ、つらつらと考えていたのだが、とうとう、葡萄棚らしきものをこしらえてみた。

 安物のラティスとかいうのを買ってきて壁面沿いにおくだけ、という安易な案も家人から提案されたのだが、いかにも手抜きだし見栄えもよくない。

 そこで、竹を買ってきて井桁に組んで立てかけることにした。

 当初は、本格的な葡萄棚を、とか思わないでもなかったのだが、どう作るか考えるだけでも疲れてきたので、結局、「とりあえず」1枚の壁のような竹組を作って置くことにした。

 竹なんかそこら中に生えているんだけど、いざ手に入れるとなると大変である。もちろん盗伐するわけにはいかないし、売っているところなんて思いつかない。

 ネットで調べると「竹材店」というのがあることがわかった。その単語自体、最初は思い浮かばなかったのだが、キーワードが見つかればあとは簡単である。

 案外近所にそれがあった。今どき、ウェブサイトすらまったく持っていない。
 誰を相手にどんな商売をしているんだろう?

 電話をかけても名乗らないような変な店だったが、小売りをしているかと聞くとしているという。行ってみると、儲けようという欲を感じさせず、親切に相談に乗ってくれた。

 結局、風情のある、長さ2m直径3cm ぐらいの竹を6本、同じく直径1cm ぐらいの竹を3本買った。竹の交叉部分を結ぶ棕櫚(シュロ)の代わりに、扱いやすいという化学繊維のロープも買う。計4千円弱。
 どうせならすべて自然素材でと思ったのだが、棕櫚で結ぶのは素人にはちょっと・・・ということであった。

 太い方を縦に使い、細い方を半分に切って横に使う。こうして、高さ2m、幅1mの竹組ができあがる。それを、外構の壁面に対して斜めに立てかけ、直角三角形の斜辺のようにして簡易葡萄棚とすることにした・・・

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2008.04.24

★国交省、出先機関の運転手代に167億円

 地方整備局など出先機関の公用車の運転のため、国土交通省が2006年度に167億円を支出していることがわかったという(朝日新聞)。

 ケタを間違っているんじゃないかと思った。167億円ですよ。1年間で。

 運転手付きの車に乗れる身分の役人が、「出先機関」に何人いるのだろう?

 そういう偉いお役人様1人あたり、たとえば年間100万円を運転手代として使っているとすると、そういう人が1万6700人存在するという計算になる(計算機の表示桁数が足りなくて困った。計算苦手なのよ)。

 繰り返すが、国交省の「出先機関」の職員のうち、1万6700人(そんなにたくさんの職員が存在するんだろうか?)が1人あたり年間100万円を運転手代として使っていることになるのだ。

 もちろん、1670人が、1人あたり1千万円使っているのかもしれない。

 どちらにしても、その中間にしても、・・・あるいは人数がもっと多かったり1人あたりの金額がもっと大きかったりするにしても、

 あまりといえばあまりな無駄遣いではないか。道路特定財源の無駄遣いが目に余るとはいえ、さすがにこれほどひどいとは思っていなかった。

 国会で取り上げられたからニュースになっているのだが、朝日の報道はほとんどベタ記事である。メディア各社はもっともっと大々的に報じてほしい。
 それとも、これほどひどいのがあまりにも多すぎて、いちいちニュースにしていられないのだろうか。

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★見当外れの懐古趣味

 「防衛省の相次ぐ不祥事をきっかけに組織の改革案を議論してきた自民党の小委員会」が、「24日の会合で提言をまとめ」たという(nhk.or.jp)。

 イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故の際、情報伝達が不適切だったとかの教訓から、いわゆる危機管理能力を向上させようというねらいも当然あるらしい。

 その提言の中に、

「自衛官の階級の呼称についてよりわかりやすくしたいとして、今の「1佐・2佐・3佐」を「大佐・中佐・少佐」などと変更することを盛り込んでい」る(同上)

というのにあきれた。

 大佐・中佐・少佐がわかるような人は、1佐・2佐・3佐と言ったって十分にわかる。

 逆に、家人のように、佐官と尉官のどちらが偉いかすらわからないような人(←何度教えても覚えられない)は、大佐・中佐と言い換えたって、わからないことに変わりはない。

 第一、自衛隊の中に、1佐・2佐・3佐だと階級がわかりにくいなんていう人はいない。そして、一般人にとっては、自衛隊の階級がわかりにくくても何の問題もないのである。

 要するに、旧軍に郷愁を持っているような懐古趣味で時代後れのオジサマたちの言葉遊びに過ぎないような気がするのだ。
 「わかりにくい」などというのは、こじつけだとしてもレベルが低い。

 将校や士官という言葉を(なるべく)使わずに「幹部」と称してきたことや、たとえば空将や空将補や1佐・2佐・3佐として歴史を積み上げてきた自衛隊には、旧軍とは違う、その呼称の下で培われた伝統と誇りがあるはずである。

 「相次ぐ不祥事」や不名誉な事故を奇貨として、旧軍時代の呼称を復活させたいとは、どこまで恥知らずなのか(念のため、自衛隊がではなくて、「自民党の小委員会が」です)と思うのだが・・・

 この調子だと、不祥事や事故が多いからという理由で

防衛庁→防衛省(ここまで実現)→国防省
自衛隊→自衛軍        →日本軍

と呼称や組織が変更されていきそうな気がする。

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2008.04.23

★長い一日&街へ出ると

 遠い方の職場へ出勤。一仕事すませ、近い方の職場へ戻る。ふた仕事すませ、また遠い方の職場へ戻って一仕事。

 ここまではよくあるのだが、その後、街へ出て一仕事。再度、遠い方の職場を経由して帰宅。
 ___

 職場から街へ、電車に乗って出かけた。

 行きの電車の中では、向かいに座って履歴書を書いている奴がいてちょっと仰天した。揺れる車両の中で、学歴あたりをぐいぐい書いていく。

 帰りの電車、10時ごろだというのに、まだラッシュアワーの趣である。みんな遅くまで大変だなあと思う。まあ、その辺でクダを巻いたあとかもしれないけれど。
 いや、真面目な話、お酒が入っているような人は見かけなかった。乏しい経験からいうと、お酒が入った人が増えるのは、11時を過ぎた電車である。10時ごろだと、単なる仕事帰りの人がほとんどのようだ。

 みんなほんとに大変だなあ。帰ったら食事して風呂入って寝るだけだろうか。それでもこういう時間(午前0時30分)になってしまうのに、朝はまた6時30分とかに起床するんだろうか。

 せめて、やりがいを持って楽しく仕事をしてらっしゃることを祈るのだが、ほとんどの人はそうでもないんだろうなあ・・・

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2008.04.21

★春の夜長

 今日、夕食時に突然虫の声が聞こえ始めた。今もずっと鳴いている。

 古くなった蛍光灯が点灯中に出すような「ジー」という連続音で、あまり風情はない。

 それにしても、一切途切れることなくずっと「ジー」っていってるんだけど・・・ まさか、蛍光灯の寿命じゃないよね。

 ・・・というのをアップして数分後、最後に「ジッジッジッジ」と4回鳴いて止まった。蛍光灯は消えていない。よかった。

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2008.04.20

★名残の山桜

 新聞の桜便りはずっと前に終わってしまったが、遠くへ行かなくてもまだ桜は見られる。期待してなかったけど。

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2008.04.17

★スペイン新内閣、女性が半数

 スペインで発足した新内閣、首相を含む18人のうち、半数の9人が女性だという。

 そういう内閣って、世界中で北欧にしかないのかと思っていた。

 一番若いのは31歳の女性。37歳の国防相は妊娠中・・・
 さすがの小池百合子も防衛大臣就任時には54歳だったし、もちろん妊娠もしていなかった(はずだ)。

 すごいね。

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★移動の自由が戻ってきて

 昨夜、修理に出していた時計を受け取り、今日、修理に出していた車を受け取り、その足で別の時計を修理に出しに行った。
 幸い、時計はその場で修理してもらった。

 職場のキカイの故障や自宅の給湯器の交換、携帯電話の修理も、すべてこの1か月のことだ。年度替わりや職場の部分引っ越しや息子の高校進学などの慌ただしい時に。
 自転車の調整・修理も2台分あった。その前にも別の自転車・・・

 それで全部だったっけ?

 一連の空しい行為が、これで収束してくれることを切に願う(あ、床暖房リモコンはひとつ故障したままだ)。

 それにしても、たった1週間の車のない期間、大袈裟にいえば移動の自由を奪われたかのような感じがした。

 もともと、不便なところに住んで不便なところに通ったりしていることもあるのだが、客観的に見ればそれほど大変な移動をしているわけではない。

 しかし、いわゆる「公共の交通機関」というものの理不尽さや不便さにはちょっと耐えられなかった。こんなものを利用するなら、遠い方の職場にだって車のディーラーにだって自転車で行こうと思ったぐらいだ(雨とかで挫折したけど・・・)。

 いつも気楽に行っているところにも、行く方法がほとんどなかったりする。

 これで、2〜3か月もすればおそらくそんな生活にも慣れて、車なんかに頼らないエコな生活を始めることも可能になるのかもしれないが、1週間ではどうしようもない。
 移動の自由を取り戻し、体も格段に楽になった喜びを噛みしめ、この幸せを持続させようと願うばかりである(喜びも幸せもどうせすぐになくなるんだけど)。

 せめて、近い方の職場にはなるべく車を使わずに出かけ、エスカレータやエレベータを使わないように心がけたい。

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2008.04.14

★ビョーキ

 マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー新作、SICKO を見た。邦題は完全に「尿」にしか聞こえないので、何か違うものにしてほしかった。ここでは「ビョーキ」と訳しておこう。

 この、「ビョーキ」という題名は、人間のかかる「病気」というよりはむしろ、アメリカの医療制度・医療保険、ひいてはアメリカ社会を覆う「病理」を意味していると思われた。

 ボウリング・フォー・コロンバイン も華氏911も素晴らしかったが、この SICKO こそ、最高傑作ではないだろうか。

 もちろん、作中に出てきたカナダやイギリスやフランスやキューバの医療制度がバラ色ばかりというわけではない。背後にはもちろん、高負担もあろう。
 だが、アメリカの医療制度が先進国で最低なのは確かである。

 日本はどうだろうか。

 子どものころ、父も母も、医療費は無料だったのを鮮明に覚えている。扶養家族が医者にかかると負担はあったものの、労働者に関しては現在のカナダやイギリスやフランスやキューバなみだったのだ。

 折しも始まった「後期高齢者」医療制度。かつて無料で医者にかかっていた父親はその対象者になってしまった。
 今後どんどん、「先進国最低」を目指して進んでいくのだろうか。
 ___

 庶民から政治家まで、すべての人に見てほしいドキュメンタリーである。

(SICKO, 2007 U.S.A.)

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2008.04.13

★光陰矢のごとし

 20年以上使ったアイロンがいよいよどうしようもなくなってきたので、先日!、新しいのを買った。

 買った当座はハンカチなどに使って、便利便利使いやすいと悦に入っていた。

 その後、存在すら忘れたまま・・・

 いくら何でも、息子のカッターシャツにはアイロンをかけてやる必要があるだろうと思って家人が久しぶりに引っ張り出すと、買ったのは実に半年以上前だということがわかった。
 取扱説明書を見ながら使っている。

 半年間、2人ともまったく使っていないのだ。

 なのに、買ったのがついこの間だという感じがするところが光陰矢のごとしである。

 こんな調子で半年が過ぎるとすれば、人生の残りもあとわずかだという気がしてしまう。

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2008.04.12

★綺麗に泣くのは難しい

 新番組、Around 40(アラウンド フォーティ)に主演している天海祐希が、伊豆急の下田駅で東京へ帰る電車に乗り遅れ、号泣する場面があった。
 もちろん、電車を逃したことはトリガーであって、それ自体やそれだけが泣いた理由ではないが、ここではそれは関係ない。

 ホームのベンチに座って泣く天海祐希を見て、率直に「醜い」と思った。

 もちろん演技で泣いているのだから、本当の泣き顔がどうなのかはわからない(知っている方は教えてください)。

 もともと、天海祐希が好きだというわけではないが、普通の顔でも笑っていても、怒っていてすら美しいといえば美しい顔をしている(どれも演技だけど)。

 だが、泣くとだめだ。醜い。
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 かつて、泣いていても美しいというか、美しく泣くというか、そういう女性を見たことがある。

 しかし、美しい女性はほとんどいないし、まして、そんな女性が泣くところを見ることなんかまずないわけだから、そういう経験をすることはもうないかもしれない。

 今になって考えれば、もしかすると鏡の前で美しい泣き方を研究しているようなタイプだったのかもしれないとも思う(それがただちに悪いとは言わないけれど)。
 ___

 美しい女性が美しい泣き顔を見せる・・・ そういうのはスクリーンの上でしか見られないのだから、女優はそれこそ、鏡の前で美しい泣き方を研究して欲しい。

 綺麗に泣くことこそ、女優の腕の見せ所である。たとえそれが号泣であっても。

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★色彩の転換

 4月8日のことだったと思う。

 新御堂を北上していると、正面に見える箕面の山が全体にピンクがかって見えて、はっとした。いやでも変化に気づかざるをえない、という感じで。

 桜はもちろん咲いていたが、それはごく一部分である。山全体がほんのりと桃色に染まっているように見えたのだ。新緑が芽吹く前の若芽の色だろうか?
 ___

 桜にせよ新緑にせよ紅葉にせよ、全山、いや、連山が染まる雄大な風情が好きだ。雪景色でも同じである。あ、雪は平野かな。

 狭い関西、特にこのあたりには雄大な景色は望めないけれど、ああいう色彩の転換を見ると、ちょっと幸せな気分になれる。

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2008.04.11

★情けない特訓

 1時間半ほども、自転車の荷台に荷物をくくりつけたり、外れたチェーンを直したりする特訓。後者は結局、できたとは言えないまま。

 重い荷物を後ろに積むと、ハンドルを持って押すだけでも倒れそうになっている。

 右手はサドルを持つように教えてやると、目から鱗といった表情。

 「なんで? なんでこんなに楽なん?」
 「てこの原理とかなろたやろ。重いもんの近く持ったら安定すんねん」
 「ぼく、応用力ないねん」
 「そんなん、応用力とは言わへん」

 まあ要するに、何かにつけて経験が圧倒的に不足しているのだ。
 昔のことだが、蛇口をひねって水を出すのに「どっちに回すん?」と聞いた息子である。レバー水栓が普及しているとはいえ、驚いた。

 何であれ、「体が勝手に適切に動く」ということがない。過保護に育てた親の責任でもあろう。それにしても・・・

 「そうや! ぼくは経験値が足らんねん」
 「経験値??」
 「ポケモンの・・・」

 ゲームのキャラクターに見立てて、「経験値」が不足しているからできないのだという理解の仕方は、ものすごく腑に落ちたようである。
 だが、ゲームと違って経験値を「もらう」ことはできない。

 そうだ。遅すぎることはない(と思いたい)。これからでもどんどん、自分の力で経験値を高めていってほしい。

 健康と安全だけは大前提にして。

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★御難続き

 「御難続き」である。いや、大したことではない。辞書の意味記述通り、自嘲の気持ちをこめて。

 先日、縦列駐車の要領で路肩に車を駐めようとバックしていて、左後方をガードレールに接触させてしまった。ガードレールが円弧を描いており、後方が車に迫っていることはわかっていたにもかかわらず、である。

 情けない。

 時速1キロも出ていなかったのは確実なのだが、1.5トンを越えるような車の慣性をガードレールと車体で止めてしまったのだから、ただですむはずはない。

 車を少し前に出して調べてみると、ガードレールの方は、もともとくたびれている上に傷だらけで、さまざまな色の塗料もついており、どこに当たったかすら明確ではない。その意味では無傷である。

 だが、鏡のごときわが愛車のボディには、無惨な傷跡が残り、茫然と立ちすくむことになった。

 これぐらいの傷、コンパウンドでこすってタッチアップペイントでも塗っておけばどういうこともないという人もいるだろう。だが、擦り傷だけにとどまらず、ボディパネルまで少し凹んでいる。個人的には、修理しないですませるわけにはいかない。

 早速保険会社に電話する。車を運転しはじめて二十数年、修理のために保険会社に連絡するなんて初めてのことだ。

 「まず、お怪我はありませんか?」との問いに苦笑する。なるほど、確かに、それが一番大事なことだろう。よくできたマニュアルなのかもしれない。

 会話をするうち、これまで保険会社にずっとお布施してきて、初めて支払いを受けることが嬉しいような妙な気持ちになってきた。

 免責が5万円あるので、それは自腹になる。5万円で直る傷とは思えないが、10万円以上かかるようにも見えなかった。そうすると、5万円ほど受け取って、等級は3つも下がることになるそうだ。それでも、現在最高等級なので、保険料は変わらないらしい。

 でも、等級に上限さえなければ、ほんとはもっとずっと上なのだ。やはり、お布施に見合う金額はもらえず、理不尽なペナルティが来るだけであることに変わりはない。
 まあ、見合う金額をもらえるほど悲惨なことにならなかったことを喜ぶべきかもしれないけれど。

 あとで担当者から、「本日の事故のことで・・・」と電話があった。一瞬、「事故? 事故って何のことだ?」と思った。

 ともかく車は修理に出し、また痛い出費をすることになる。こんなことならタイヤを新調しておくんだった。

 ___

 今日は、自転車通学を始めた息子が、登下校の際に荷物を1回ずつ落としたと言っていた。荷台に荷物をくくりつけることすらまともにできない奴なのである。

 そのせいで、行きは遅刻し、帰りは親切なおばさんに助けてもらったという。まあ、いい経験にはなっただろう。

 問題は、そのどさくさで時計のベルトを壊し、地面に落としてしまったことだ。入学祝いというには安物だが、新しく買ってやったばかりのお気に入りの時計なのに、大袈裟に言えばもう傷だらけである。
 ベルトのピンがなくなっているので、修理に出すしかない。

 もう一つ持っている極めつけの安物の時計も修理に出したまま戻っていないので、息子の腕時計は小学2年生の時に祖母に買ってもらった、通称「クマさんの時計」(訂正:ゾウさんでした)だけになってしまった。

 あれを使って高校へ通う勇気があるかな?

 ___

 3月後半から次々に襲いかかってきた一連の故障とか修理とか、いったいいつまで続くんだろう。
 つくづく生産性のない、無駄な労力と出費を憂う。

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2008.04.08

★こ、こんなに早く・・・

 ツタヤディスカスで Blu-ray Disc のレンタルが始まっていることをさっき知った。

 しかも、もう3週間近く前から。

 いくら何でも、こんなに早くこんなことになるとは。

 世の中、なかなか進まないなあと思うことも多いのに、あまりにも早い、この進み方・・・

 Blu-ray で映画が見られるなら、すぐにでもプレイヤーを買いたい気がするのだが、一連の経緯から考えて、とても今買える状況にはない。

 「一連の経緯」とは関係なく、出費すべき案件は山積しているし・・・

 ふんっ。どうせまだ、Blu-ray で出てるのはごく一部の映画だし、デッキの値段もこれからどんどん安くなるさ。あのブドウは酸っぱいに決まっている・・・

 あ、でも、Wii が欲しいとか言っている息子をだまくらかして、プレイステーション 3を買わせようかな?

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2008.04.07

★雨の月曜日

 午前の比較的早い時間から一日中、雨。

 関東でも午後には雨になったのではないだろうか。関西の桜はまだ命脈を保っているが、関東の平野部では今日でもうおしまいかもしれない。

 雨の月曜日というと、いつも

  ♪Rainy days and Mondays always get me down...

というカーペンターズの歌を思い出してしまう(両方一度になのだから余計)のだが、今日はなぜかそうでもなかった。

 新年度のどたばたが一段落したところで、やはり何か、始まりの季節を感じているのかもしれない。
 まあどうせ、いつものように、何も始まりはしないのだけれど。
 ___

  ♪Talkin' to myself and feelin' old,
  ♪Sometimes I'd like to quit nothing ever seems to fit...

 1行目、私は逆だ。老いを感じることはほとんどないが、体は確実に老いていく。

 2行目はまったく同感。しかし、憂き世の定めから逃れる勇気はない。
 (英語の解釈を間違って同感しているような気がする:後記)
 ___

 今年もまた、何事もなく過ぎていくだろう。それがありがたいことなのかもと、半ばは本当にわかってきたかもしれないということが、すなわち老いたということなのだろう。

(念のため、精神年齢も気分も20代後半です・・・)

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2008.04.06

★タイヤ備忘録

 夏タイヤ、調べると買って丸4年、スタッドレスを履いている時を除き、実質3年3か月ぐらいは使っているようなので(ブログは便利だ)、思い切って新調しようかと考えた。

 でも、決心できないので、「在庫があれば交換」という賭けに出た。以前もすぐ在庫があったし、確率は半々ぐらいかと読んだ。

 店に在庫はなし。「茨木のブリヂストン」とやらにもなし。守口にならあるというが、そこから来るのを待つほど暇ではない。
 結局、古いタイヤをつけてもらって帰ってくる。

 予算は10万円必要だというのがわかったのは収穫だが、在庫がなくてほっとした感じ。

 スタッドレスの方は、洗いもせず、ガレージの隅に放置中。

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★竹に桜

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2008.04.05

★茨木はなぞの霊園

 今朝のチラシに「茨木はなぞの霊園」と大書したものがあった。

 茨木というのは大阪府北部の市である。

 えっ!? 茨木は謎の霊園? そうなのか・・・

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★トラツグミ


 よくは知りませんが、阪神タイガースも快進撃しているようで・・・

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2008.04.02

★サクラサカズ

 隣の奥さんに教えていただいたとおり、家の前の桜はやはり枯死したようだ。両隣の桜がそろそろ満開を迎えようかというのに、一輪として咲く気配がない。

 と思っていたら、今日になって、職場の桜も咲いていないことに気がついた。

 私のいる建物の目の前にある桜が5本、まったく花を咲かせていないのだ。今日まで気づかないのもどうかしているのだが、様子が変われば気づきこそすれ、相変わらず冬枯れのままだと案外目に入らないものである。
 桜を愛でる雰囲気でもなかったし。

 というか、あの5本って桜だったっけ? 同じ並びの残りの4〜5本は貧相ながら咲いている。確か桜がずらっと並んでいたはずだったので、桜だと思うのだが・・・ 何だか、ケヤキのような気もしてきた(後記:ケヤキでした・・・ 情けない)。

 いずれにせよ、桜だとすれば咲かない理由はおそらくはっきりしている。家の桜も同じで、道路工事や造園?工事などのために、周囲にアスファルトや敷石を敷き詰めたことが影響したのだろう。

 うちに不似合いなほどの立派な桜だったのに。

 サクラサカズ

 何だかこの春を象徴しているような気がするが、来年も当然咲かないかと思うと・・・

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2008.04.01

★何だか寒い日

 新年度。仕事の準備など。

 午後、自転車で走っていると、かなりの寒さを感じた。時折風も強く吹く。花冷えというのはこういうことなのかとも思うが、私の頭の中の「花冷え」という語には風は吹いていない。

 さっきネットのニュースで「北海道東部で猛吹雪」と報じていた。昨夜岩手沖にあった大きな低気圧がさらに発達したのだろう。
 素人目に見てもわかるような天気図だったが、昨夜の予報で猛吹雪については触れられていなかったのが不思議だ。わたしが関西の天気予報しか見なかったのかな?

 まさか関西でこれから吹雪になることはないだろう。
 近々、スタッドレスを夏タイヤに入れ替えるため、帰宅後、外していた夏タイヤの方のホイールにワックスをかける。思ったよりタイヤの溝が浅いのが少し気になるが、まだスリップサインは出ていない。
 夏タイヤを新調してしまってもいいのかもしれないが、また相当な出費になる。こればっかりは来年のボーナスというわけにもいかないので、夏の車検か、今度スタッドレスに入れ替えるまでもてばこのままかな、という感じ。

 1本に金属片が刺さっていたので抜く。幸い浅くて大丈夫そうだ。昨年11月、スタッドレスにはネジが刺さっていた。クルマに乗り始めて二十数年、パンクをしたことは一度もないけれど、やはり用心するに越したことはない。
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 正月に1年の計を立てたりすることもあるようだが、正月には別に何もスタートしない。新年度こそが真の正月のようだ。

 何かを言祝ぐわけでも抱負を語るわけでもないけれど。

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