■Garbage in, garbage out...
このブログのサブタイトルを、Garbage in, garbage out... にしたのは何日前だろう?
それ以前もそれ以後も、国も地方も、政治の世界は Garbage in, garbage out...
それにしても、これほどひどいとは・・・
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モーガン・フリーマン、エド・ハリス。ベン・アフレック初監督作品。
なのに、日本で劇場未公開。DVDにはなったので見ることができた。
ちゃんとした奥行きのあるサスペンスになっているし、名優2人+ケイシー・アフレック(ベン・アフレックの弟)も好演。
原作だってしっかりしていそうだ。
どうでもいいような映画がどんどん劇場公開されて、これがされなかったというのが信じられない。
アメリカで頻発する児童誘拐を背景とする社会派作品とか、ボストンを描いたこだわりとか、そういうのが日本の観客に受け入れられないと判断されたのだろうか。
わからない。
(Gone Baby Gone, 2007 U.S.A.)
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先日来、タカの渡りを目的に2度、鳥見に行った。タカ渡り目的の鳥見は今年が初めてである。
バードウォッチャーの間では一大イベントなのだが、私自身、鳥見を始めるまではタカが渡り鳥かどうかすらほとんど意識していなかった。
それでも、タカがなかなか飛ばず、「あ、ツバメ」などと観賞しているときに、通りがかりの初老の方が、「ツバメは渡り鳥なんですか?」と質問なさったときにはさすがに驚いた。
「渡り鳥」という言葉をご存じで、ツバメが渡り鳥であることをご存じないというのがすごい。
おそらく、過去の私を含む、特に鳥に興味のないほとんどの人にとっては、「渡り鳥」≒「ツバメ」だと思うのだ。
そして、60年以上?そのことをご存じなかったとしたら、今さら人には聞かないのではないだろうか。まったく興味がないということなのだから。
いや、もちろん非難するつもりも馬鹿にするつもりもない。純粋に不思議に思っただけだ。
___
タカは上昇気流をとらえ、小さな輪を描きながらスパイラル状に高く昇っていく。十分高度を稼いだと見るや、文字通り、すべるように滑空していく。
その間、上昇中も含めて、ほとんど羽ばたかない。実に省エネの飛行である。
効率のよい上昇気流が生じる場所は限られているので、そこにタカが集まり、順次どんどん高度を上げていくと、まるでそこにタカで描いた円柱が立っているように見える。「タカ柱」と呼ばれるものだ。
ふだん鳥見をしているときに1羽出ると大騒ぎする鳥が、数十羽という単位で集まって空に舞い上がっていくのだから壮観である。
実際のところ、そんなみごとなタカ柱はまだ見たことがない。2度しか見に行っていないのだから当然だ。
それでも、十数羽のタカが集まって舞う姿は、遠くに小さくしか見えなくても、それなりに見ごたえがあった。
___
繰り返すが、タカが上昇と滑空を繰り返して東南アジアへ渡っていくなどということはほとんど意識したこともなかった。
そして、「タカ柱」なんてものがこの世に存在することは、想像すらしたこともなかった。もちろん、辞書にだって手持ちの歳時記にだって載っていない。
これほどの出来事をまったく知らなかったのだから、ほかの世界も知らないことであふれているに違いない。
いや、そもそも、どれほどの多様な「世界」があるのかすら、何も知らない。
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今月、2回箕面の山に行って、2回とも、鹿を見た。1回目はここにも書いた。
2回目。鳥を見ようと川に近づいたとき、ザッブーンともの凄い音がした。
その時は猿が落ちたか岩が崩れたかと思ったが、猿にしても音が大きすぎる。原因がわからずもどかしい思いで、それでもカワセミなどを見つけて喜んでいると、対岸の崖を悠然と歩いていく鹿を目にした。おそらくはその鹿がたてた音だったのだろう。
鹿が歩くと落石するような崖だが、ヤツらはいざとなれば垂直の崖でも登っていく。
これまで何十回(百回には達していないと思う)と箕面の山に行っていたのに、鹿を見たのは今月の2回だけだ。
これは偶然なのだろうか。
___
そういう疑問をもっていたところへ、箕面で鹿が増えているという新聞記事を目にした。
何でも、「彩都」や「箕面森町」の開発によって住み処を追われた鹿が、箕面近辺の人里などにまで出て右往左往しているとかいうような話だった。
もちろん、因果関係が証明されているわけではない。だが、非常に蓋然性の高い話だと思う。
というか、まず間違いないだろう。
___
ふだん見ない鹿を2回連続で目にして、それを不思議に思いながらも、こんなわかりやすい原因に思い至らなかったおのれの想像力のなさに情けない気分になった。
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ご好評をいただいております(笑)「戸惑う被写体」に加え、新アルバム「Look, Up in the Sky」を作成しました。
今後、飛びもの関連はそちらに上げていこうと思います。引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
(サイドバーのタイトル文字が L O O K, U P I N T H E S K Y (全部大文字・ボールドで、隙間あきすぎ——しかも2行にわたる)になって、非常に残念な思いを抱えていました。何とかいい方法はないものかと、別人のように熱心に勉強した結果、ほぼ思い通りの結果を得ることができました。ココログのカスタマイズ方法をわかりやすく解説してくださっている KOROPPY 様 には心よりお礼申し上げます)
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ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、トム・クルーズ。
邦題などから想像するのとはまったく違う、シリアスな社会派の、国際政治・戦争・青春?映画です。
もちろん傑作だとは思いますが(たぶん初めて、音声をCDに焼きました)、戦争アクションとか政治ミステリ?とかを期待すると裏切られます。
ぜひご鑑賞を。
(Lions for Lambs, 2007 U.S.A.)
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「戸惑う被写体」に、大量(44枚)の古い駄作を追加しました。日付順に並んでいるので埋もれてしまっていますが、よろしければご覧いただければ幸いです。
(ココログにバグがありますね。「写真1枚あたり1メガバイトまで」のはずが、アップロードしようとする写真の総容量が1メガバイトを越えるとエラーが出てしまいます。3枚ずつだとときどきエラーになって鬱陶しいので、結局2枚ずつ上げざるをえませんでした)
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7月に車のタイヤを交換した。次にスタッドレスに換えるぐらいまでは十分大丈夫かとも思ったのだが、ちょうど車検でもあるし、8月に長距離を走る予定だし、9月からまた値上がりすると聞いたので、それやこれや総合的に考えて換えることにした。
溝はまだ残っていたしゴムの硬化もそれほど進んでいなかったのだろう。同じブランドで同じランクの一世代新しいタイヤに換えても、ふつうに乗っているぐらいではそれほどの違いは感じられなかった。
まあ、私が「違いのわからない男」なのかもしれない。
___
8月も終わりになって、「9月からタイヤ値上げ」の話を思い出し、以前から換えようかと思っていた家人の車のタイヤも換えることにした。そこそこ古いとは思うのだが、何しろ走行距離が少なく、溝がたっぷり残っているので、何となく換えそびれていたのだ。
だが、近くで見ると、溝の底のゴムには細かいひび割れが入っている。おそらくは硬化も進んでいるだろう。そう思って、安全のために換えることにした。
家人の車は、4WDの軽自動車である。名義は家人になっていて、実際、日常的に使っているが、買ったときの動機の半分ぐらいは、私が未舗装路を走りたいからであった。
購入時は確か、オールテレイン・オールシーズンのタイヤがついていた。オンロードだけでなく、ダート・マッド・スノー性能もそれなりに配慮されたタイヤである。
最初の交換時も、そのタイプにした。
ところが、そのタイヤに換えてから、未舗装路を走った記憶がない。それにはさまざまな要因が関与しているのだが、本題?からは逸れるので割愛する。
ともかくも、実際走るのはほぼ100%舗装路なのだから、それに見合ったタイヤを履くべきだろうと考えた。
それで結局、舗装路での性能や静粛性を重視した4WD用タイヤにした。
それなら何も、四駆用でなくてもいいようなものだが、ふつうのタイヤラインナップの中には合うサイズがないのである。軽の四駆なんて余計者のようなものだから、仕方ないのかもしれない。
___
やっと本題。
タイヤを換えて店を後にした瞬間、まるで別の車に乗っているように感じた。
(今、鳴き声に誘われてベランダから外を見ると、エナガの群れがいた。早速写真を撮った)
ゴムの硬化したオールテレインタイヤと、新品のコンフォートタイヤの差は歴然としている。まして、選んだのは、去年発売されたばかりの新製品だ。
タイヤを換えるだけでこれほど変わるものなのかと感動し、帰宅して興奮気味に家人に語った。
その翌日だったか・・・
車で職場を往復した家人は、違いがぜんぜんわからないという。毎日のように乗っているのに、である。
「何か違うかなあと思って、一生懸命違いを見つけようとしたけど」わからなかったそうだ。
信じられない。これほど「違いのわからない女」が世の中にいるであろうか。家人の「違いのわからなさ」には昔からずっとあきれ続けているが、それにしても・・・である。
コイツ、もしかしたら、新車に買い換えてもわからないのではないか、と思った。
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ボーナスシーズンでもないのに、今朝の新聞に入ったチラシの重さが620グラム。
一方の新聞は、土曜版が2種類もついているのに、250グラム。
チラシが7割を越えている。しかも、肝心の新聞すら、紙面の半分は広告。結局、85%が広告ということになる。
原付バイクで配達されているのがふつうだと思うのだが、その最大積載量は法律で30kgと決まっているので、今日のような新聞を配達しようと思うと、1回に39軒分しか積めないことになる。
まさかそれだけしか積んでいないということはないだろうから、ほとんどすべてのバイクが違反しているのだろうか。
うちの場合、7割を占めるチラシは一顧だにされることなく即刻古紙回収袋へ。これを収集場所まで持って行くのが重労働だ。
このチラシの印刷代とか運搬代とか配達された側の労力とかリサイクル費用なんかを考えると、気の遠くなるような無駄に思えてくる。
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大阪府教育委員会の事務局で、盗聴器が発見されたという。
大阪府知事である橋下徹氏は「開口一番」、「僕じゃないですよ」と「苦笑混じりに切り出した」そうだ(sankei.jp.msn.com)。
都道府県であれ市町村であれ、役所に盗聴器が仕掛けられていたときに、「自分ではない」などと主張しなければならない首長がほかにいるだろうか。
たとえ冗談にもせよ、である。
大きなニュースにはなっていないのが不思議だが、先日、当の橋下氏が私設秘書に命じて大阪府立国際児童文学館で職員の執務状況を隠し撮りしていたことが明らかになっている。
今回の盗聴は警察に通報され、何らかの罪にも問われるらしいのだが、隠し撮りによる盗撮は何の罪にもならないのだろうか。音声だけではなく映像も撮っている点、むしろ悪質とすら言えると思うのだが・・・
職場の盗撮を命じて恬として恥じず、盗聴のほうはしていませんと言い訳しなければならない人物が知事を務める府に住んでいることが、腹立たしく、情けない。
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筆の先も?乾かないうちになんだが、やはり一眼レフの描写力は素晴らしいことが判明した。
↓のエントリを書いてすぐ、連写の官能を味わいたくて、無意味に室内を撮っているうち、ふと思いついて、蛍光灯に貼ってあるラベルを写してみたのだ。
同じものをコンパクトカメラでも撮ってみる。
なるべく条件をそろえてみても、一眼レフの描写力は数枚上手だということが、やっと私にもわかった。
色の再現性から細部の描写に到るまで、差は歴然としている。
ラベルの文字や線がぼやけたり滲んだりしているのは、まさにラベルそのものの印刷がそうなっているからであって、わが Kiss X2 はそれを忠実に再現しているのだ。
2mもない距離から 250 ミリ(35ミリ判換算で400ミリ)の望遠で撮ると、いくら近づいても肉眼では見えないような印刷の細部まで忠実に描写できている。
ラベルに虫眼鏡を当ててみて、やっとそれが確認できるのである。
よし! これで「思い切って」一眼レフを買った意味があった。
___
なのに、鳥の写真がぜんぜんダメなのは、やはり腕の問題なんですか? やっぱり遠すぎるとか暗すぎるとかだからだろうということにしておきたいのですが・・・
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故障修理やら給湯器買い換えやらタイヤ交換やら保険やら車検やら、義務的な出費ばかりが続いていたが、久しぶりに前向きな?出費をした。
そうそう、大阪府だったか大阪市だったか(どちらか忘れてしまうところが、きちんとした citizen になれない所以ですね)、予算に占める義務的経費が 99.9 %だとかで、自由に使える予算の率が最低だとかいっていた。そんな経済状態でどうやって運営していくんだろう?
あ、政令指定都市で最低といっていたような記憶があるので、大阪市ですね。
うちの家計は幸いそんなことはないが、なかなか自由にお金を使うという精神状態にはなれない。
今回も、「思い切って」「初心者用の」デジタル一眼レフカメラを買った。キヤノンの EOS Kiss X2 である。
もちろんほんとはもっといいのが欲しいのだが、予算の問題もあるし、何よりも大きすぎて重すぎるのが許せなかった。このぐらい小型軽量にしてくれたら、次はいいのを買うので、がんばってください > メーカ様
家人のを借りて使っていた同じキヤノンのコンパクトデジカメ(PowerShot S5 IS)と比べると、何よりも小気味よく決まるオートフォーカスと連写能力がぜんぜん違う。
ファインダも、初代 X よりは格段によくなって、わりとしっかりと見える。
ところが、コンパクトデジカメの癖で、「ファインダに見えているように写る」と思ってしまうのが大間違いなのである。当たり前のことだが、デジタル一眼のファインダを通して見ているのは、写真に写る映像ではなくて実際にいま光学的に見えている風景なのだ。
そんな当たり前のことを忘れそうになるほど、コンパクトデジカメに思考が汚染されてしまっていた。なにしろ、先述の PowerShot は、(大きな液晶画面ではなく)ファインダを覗いてすら、見えているのは液晶画面で、そこに映っているのは記録される映像なのである(画素数なんかはもちろん違うけど)。
・・・というわけで、ファインダを覗いて綺麗に見えている被写体は、実際に写真になってみるとぜんぜん大したことはない。試しに鳥なんかを撮ってみても、私の鑑賞眼ではコンパクトとの違いがわからない。
買った日には月を取り比べてみた。三脚固定・セルフタイマーだから手ぶれとは無縁である。それでも、強いていえば色収差に違いが出ているかな、という程度で、クレーターの描写などはほとんど区別できないほどである。
やはり、50万円とかのカメラを買って、150万円とかのレンズでもつけないと、「素晴らしい」とうなるような写真は撮れないのだろうか。
うん、確かに、レンズ2本つけて10万円もしませんよというようなカメラの描写力に期待する方が間違っているのだろう。
それでもなお、胸のすくようなオートフォーカス、目の覚めるような連写には感激する。
いずれにせよ、感受性や腕のことは棚に上げているのだけれど。
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Based on a true story... というのがなんとも。
麻薬で大金を稼ぐ黒人マフィアのボスであるデンゼル・ワシントンがかっこよすぎて、ヒーローに見えてくるのも、どうも・・・
とってつけたようにその残虐性を見せる場面を描いても、全体としてはまるで「正義の味方」のように見えてしまう。
デンゼル・ワシントンが演じた、現実のフランク・ルーカスの写真を見ると、どちらかといえばしょぼいおっさんである。
やっぱり彼は、大統領とかそういうのを演じる方が違和感が少ないと思う。
(American Gangster, 2007 U.S.A.)
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たまに題名を日本語に訳していると思ったら、何という邦題をつけるのだ。
これはそういう話ではない。ロンドンの舞台女優の強烈な自我の物語である。
それでも、柔らかく優しく上品にも振る舞えるところが女優なのか。
(Being Julia, 2004 Canada, U.S.A., Hungary, U.K.)
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夕刻、少しだけ探鳥に出かけた。
箕面の聖天展望台では、カワラヒワが4羽のみ。
大日駐車場の手前で大渋滞、ほとんど動かない。9月初旬で日暮れが近くても、日曜日だとこんなふうになるんだ・・・
何とか車を駐めて川沿いを歩くと、一瞬のカワセミ。川から木へ飛び上がるところだった。その後、同じ個体か、少し下流で川面を下っていった。
渓流の岩の上にヤマガラ。あまり見ない風景である。
車に戻り、いつもの一方通行の道を行こうと思ったら、落石だとかで全面通行止め。
仕方なくダム方面へ向かう。
ダムを過ぎたところで、道の上にサルが横たわっており、どうしても動こうとしない。生きているのは確かなのだが、怪我をしていて動けないのだろうか。
せめて道路の外に出してやろうかとも思ったが、悪名高き箕面のサルのことである。おとなしく引っ張られたり抱きかかえられたりしてくれるわけがない。
こういうときはどこへ通報すればいいんだろうとしばらく考えたが、日曜だからたぶん市役所も休みだろうし、番号も知らない。結局、いい案は思い浮かばず、好きで道路上に寝っ転がっているんだろうと思うことにする。
以前から、「こんなだれも来ないようなところに何やねん、これ?」と思っていた、「エキスポ’90みのお記念の森」の前まで来た。
5時までだとかで閉まっている。
道にはみ出さないように車を駐め、中に入ってみる。幸い、歩行者は出入り自由のようだ。
園内には誰もいない。
一言でいうと、ここでも税金を無駄遣いして作ったなあ・・・という感じの自然公園。知っている人は大阪に何人いるんだろう?
歩いていると、ルリビタキにしか見えない鳥が近くを飛んだ。この季節にここでルリビタキ? でもおそらくは間違いないと思う。
まさか、コルリ?
それと相前後して、バサバサッともの凄い音がし、そちらに目を向けると、紛れもなく大きなニホンジカが逃げていくところであった。距離は10メートルちょっとか。
箕面には20年以上前からときどき来ているが、シカなんかを見たのは初めてである。
池ではときおりドボンという大きい音。どうやらウシガエルか何かが飛び込んでいるらしい。
ツクツクボウシに混じって、ヒグラシ的な、でも違うセミのような声。高さからして木の幹から聞こえてくるようなので、セミだとは思うのだが、それなりに聞き慣れているのに何の虫かわからない。
___
家に帰って調べてみると、箕面には、食害で困るほどの鹿がいるらしい。公園には、鹿よけと思われる網やらヒモやらが張り巡らされていたので、鹿を見たのは夢なんかではないと思っていたのだが、それほどとは・・・
以前、高槻に鹿がいて、驚いてここに書いたことがある。能勢に行く途中でも鹿を見かけた。
何でも、北摂には高槻・能勢・箕面にそれぞれ個体群がいるそうなので、今日でそのすべてを見たことになる。
鹿の食害は困ったものなんだろうけど、何とかうまく共存できればいいのになあと思う。
___
帰り、例のサルはいなくなっていた。やっぱり気紛れな奴だったのだと思いたい。
夕飯の回鍋肉用の豚肉とか、バナナとかブドウとか牛乳とかの買い物をして帰宅。
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梅田からの帰り、阪急電車で山田駅へ向かった。
ちょっと熱心に本を読んでいると、「次は南千里」というアナウンスが聞こえた。
「えっ、南千里? しまった。乗り過ごしてしまった・・・」
電車が駅に着く。表示板には「南千里」と書いてある。やはり乗り過ごしてしまったのだ。あ〜あ。
階段は一番北にしかない。逆方向の電車に乗るべく、ホームの端まで歩いて階段を下りた。そして、改札前でふと気づいた。
「山田って、南千里の次じゃなかったっけ?」
確かそうだ。引き返すなんてことをするとますます傷が深くなる。えっと、関大前・千里山・南千里・山田・北千里・・・
それだけではまだ自信がなかったので、道路地図を思い浮かべた。間違いない。山田は次の駅なのだ。
乗り過ごしたどころか、ひとつ手前で降りてしまったことになる。
おとなしくホームに戻り、後続の電車を待つ。意外なことに6分後には次の電車が来た。ホームで待った時間はせいぜい2分ほどか。
___
しかしなぜ、これほどおなじみの場所でこんな奇妙な勘違いをするのか。南千里や山田というのは、今の家からもそう遠くはないし、結婚してしばらくは南千里に住んでいたのだ。
それどころか、その南千里から毎日電車に乗って通勤していたのである。
そして、先日も関大前に行くときに山田から乗ったばかりだ。
昨日だったか、蕎麦を食べた店は、南千里と山田の間にある。
___
こういうバカな失敗をしたお蔭で命が助かったとか運命的な出会いをしたとか、そういうことはまったくない。
いや、前者に関してはわからないわけだが、後者の方は何かあるのではないかとアンテナを張っていても何もなかった。
まあ、こうして今無事でいるのだから、致命的な失敗ではなかったことは確かだし、おもしろい経験ではあった。
こういうことが続くようだと、自分でもちょっと心配になるんだろうけど・・・
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午後は仕事関係の会合。夕刻からは仕事の会合。
夕方、大阪梅田へ出て、ちょっと早いが腹ごしらえをした。会合が終わってから食事していたのでは、帰宅が深夜になってしまう(そうでなくてもこの時間になる)。
520円のカツ丼。まあいわば、吉野家のカツ丼バージョンみたいなものだろう。
値段の安さにちょっとびっくりした。職場の職員食堂のカツ丼ですら680円するのに、梅田中心部でこの価格。
確かに、ちょっとうらびれて空き店舗も目につく場所ではあるのだが。
店の壁にはさまざまな能書きが並んでいて、人は520円のカツ丼を食べるときにも高級感や品質にこだわるのだということがよくわかる。
ただ、肝心の豚に関してはほとんど記述がなかった。いい豚肉を使ってこの値段で提供するというのはありえないのだから、逆にいえばウソはつかないようにしているということで好感が持てる。
肉はかなり薄いかなという気はしたが、食べた歯ごたえからはそれが感じられない。おそらくはコロモに工夫をして、小麦粉のグルテンか何かに豚肉の食感を持たせているのではないかと想像された。
トータルとしての味は、おいしいといっても差し支えないレベルである。
脂身が嫌いなので吉野家に行こうとは思わないが、ここならまた来てもいい。
欲をいえば、それほどコストのかからない、タマネギや青ネギをもっと入れてほしい。だが、これぐらいの価格帯で提供するとなると、それすら利益に響いてくることも理解できないわけではない。
客の好みもあるだろうし。
個人的には、580円にして、もう少し豚肉を厚くし、タマネギなどを充実させればいいのではないかと思う。
が、580円にしてしまうと、やはり520円のインパクトはなくなるか・・・
それにしても、梅田でこの価格が実現できるなら、職員食堂でも可能なのではないだろうか。
あ、でも、あれは豚肉がどうのこうのと書いてあったし、厚みもちょっと立派だったかも。
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「北摂のおいしい蕎麦屋一覧」に追加があります。
「あまり人に教えたくない」という卑小な自己を克服するために書きます。
いずれにせよ、もうけっこう有名だし、これをお読みになっている方自体多くないだろうし、その中で近辺にお住まいで蕎麦が好きでわざわざお運びになるという方はほとんどいないだろうし、一方で、お店のかたにしてみれば、こんなマイナーな応援でもないよりはあったほうがいいだろうし・・・
___
(注:(後記)2011年12月2日現在、「都合により休業」なさっています)
(注:(後記)2012年5月10日現在、再開なさいました!)
一番すごいのはロケーションと外観。なにせ、まったく住宅しかないエリアにある。それも、車で行った人なら誰でも引き返したくなる、「この先行き止まり」の看板の先。その行き止まりの手前だ。
今となってはお屋敷と呼んでいいような邸宅が並ぶ千里ニュータウンの一角。ごくふつうのお宅に、目立たぬ枯れた「あき津」の看板。
実は先日、地図上で場所をはっきり把握した上で、カーナビにも場所を指定し、「行き止まり」の看板にもめげずに突き進み、息子と二人で一生懸命探したにもかかわらず、見つけることができなかった。
行き止まりまで行ってUターンして帰ったので、店の前を2回通ったことになる。行きは私側、帰りは息子側に店があったのだが、歩くようなスピードで車を進めていても、その存在に気づかなかった。
強いていえば、お宅の前が芝の駐車場になっているので、この辺の家をほぼ必ず囲んでいる生け垣や塀が正面にはない。
だからなぜわからなかったのか今となっては不思議なのだが、それ以外は外から見ればふつうのお宅に見えるからかもしれない。
先日見つけられなかった後で、再度場所を確認した。今度は確信を持って自転車で出かけ、無事に到着。
見知らぬ方のお宅に、インターホンも鳴らさずにお邪魔していいのだろうかと怖じ気づきながら、引き戸の玄関をそおっと開ける。
「ごめんください」といいたくなるのをぐっとこらえ、たしか、「こんにちは」と言ったような気がする。
先方はもちろん、「いらっしゃいませ」。
30畳足らずだろうか、石のようなタイル?を敷きつめた床の上に、しっかりした無垢接ぎ板のテーブル。数えると全部で16席あった。
客席部分は平屋建てで、天井は切妻屋根に沿って張られているため、頭の上がとても広々とした開放感のある空間になっている。
しっとりと落ち着いた調度に、BGMはクラシック音楽。バッハのバイオリン協奏曲の時だけ曲名がわかった。
「この人は本当にこんなふうに上品なかたなのではないだろうか」と思わせる上品さの女性が接客をなさっている。情報によると、この家の「お母さん」らしい。そばを打っているのは息子さんである。
遅い時間だったせいか、先客は女性の2人連れのみ。
鴨汁そば 1300円を注文。
展示品を見たりしながら待つうちに、奥から「ジューッ」というステーキを焼いているような音が聞こえてくる。状況から考えて、私のために鴨を焼いているとしか思えないのだが、あんな焼き音がするような鴨肉の入った蕎麦を食べた経験はない。
まさか、いや、でも・・・などと、とりとめもなく考えているうちに、おいしそうな蕎麦が運ばれてきた。
蕎麦は確かにおいしい。
だが、失礼ながら、驚いたのはやはり鴨である。温かい付け汁の中には、大ぶりの身が4つも入っており、組み合わせればちょうど小さめのステーキになりそうだ。
先ほどの音はやはりこれだったのである。
これなら、「鴨ステーキ蕎麦」とか、新しい命名を考えてもいいのではないだろうか ^^;
もちろん、鴨は葱を背負っており、これもまたおいしい。
(ごめん、鴨さんたち)
支払いの時、立派な篆書の額が目の前にあった。どう見てもプロの手になるものと思われるのだが、その横に立ってお釣りを渡そうとしている女性を見ていると、もしかしたらこの人の書いたものではないかという気がしてくる。
「またどうぞおいでくださいませ」という声に送られて店を出た。本心から言ってくださっているように聞こえる。
「はい、必ずまた来ます」という返事は、もちろんぐっと飲み込んだ。
お店のウェブサイトには、懇切丁寧な行き方や地図を含め、詳しい情報がある。
ぜひ訪ねあてて、ゆったりと落ち着いた空間で控えめなクラシック音楽を聞きながら、おいしい蕎麦を味わってほしい。
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先月末、京都へ行く用事があったので、一番遠い最寄り駅(うちの最寄り駅はたぶん3つあるが、どれも遠く、一番近い駅からはどこへ行くにも不便である)まで自転車で走った。
そのとき、サイクルコンピュータの表示がすごく薄くなっていたので、たぶん電池を替えるべきなんだろうと思い、その日の夜だったか、幸い家に在庫があったので替えた。
何気なく替えてしまったのだが、気がつくと完全に工場出荷状態に戻っている。もう一度自転車のタイヤの外周を入力しなければ動き出そうともしない。
一番痛いのは、これまでの走行距離が消えてしまったことだ。メモも取っていなかった。
最近のこういう機械は良くできていて、電池を替えたぐらいなら内部のメモリは保持される場合が多い。そういうのに慣れていたので、ほとんど意識すらしていなかったのである。
まあ、この程度の小さな安物の機械では、不揮発メモリを仕込んでおけというのは少々酷かもしれない。でも、これまで走った数値がパーになってしまうのは残念である。もしメモでもあれば、その数値を入力することは可能なのかな?
もう1台で走ったときの距離はどうせカウントされていないし、まあいいんだけど。
___
職場でスコールのような大雨をやり過ごし、暗くなったころに自転車で出る。
ところが、50メートルも走らないうちにポツポツとし始め、少し走り続けるうちに本降りになってしまった。
昨今の奇妙な雨のこと、今降り出したのではなく、さっきの雨がすぐ近くでまだ降り続けているのかとも考えた。
職場のすぐ前の道には水たまりなんかなかったのに、少し走ると道路が水浸しなのだ。
だが、雨宿りしていると、傘を持たずに犬の散歩に出たというご婦人と一緒になり、やはりそこでもほんの数分前には降っていなかったということを知る。
少し小降りになった中を、諦めて自転車で帰宅。
こんなこともあるけれど、真っ昼間に走っても木蔭なら涼しい季節になってきた。
電池を替えてリセットされてしまったので、オドメーターはまだ20キロ。少しずつ距離を伸ばしていこうと思う。
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老人にはもう、世の中が理解できない。理解できるようなまともな国はない。
映画『ノーカントリー』を見て、そのサスペンスにではなく、トミー・リー・ジョーンズ演じる保安官の心境に共鳴できるような気分になってきた。
見終わってパソコンを開いたら、いきなり
「福田首相が辞意」
のニュース。
前首相に続いてあなたもですか。まだ何も理由は存じませんが、ちょっと想像もしていませんでしたよ。
でもまさか、No Country for the Old Man とお考えになったわけではありませんよね・・・
(No Country for Old Men, 2007 U.S.A.)
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