■箕面にも鹿(その2)
今月、2回箕面の山に行って、2回とも、鹿を見た。1回目はここにも書いた。
2回目。鳥を見ようと川に近づいたとき、ザッブーンともの凄い音がした。
その時は猿が落ちたか岩が崩れたかと思ったが、猿にしても音が大きすぎる。原因がわからずもどかしい思いで、それでもカワセミなどを見つけて喜んでいると、対岸の崖を悠然と歩いていく鹿を目にした。おそらくはその鹿がたてた音だったのだろう。
鹿が歩くと落石するような崖だが、ヤツらはいざとなれば垂直の崖でも登っていく。
これまで何十回(百回には達していないと思う)と箕面の山に行っていたのに、鹿を見たのは今月の2回だけだ。
これは偶然なのだろうか。
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そういう疑問をもっていたところへ、箕面で鹿が増えているという新聞記事を目にした。
何でも、「彩都」や「箕面森町」の開発によって住み処を追われた鹿が、箕面近辺の人里などにまで出て右往左往しているとかいうような話だった。
もちろん、因果関係が証明されているわけではない。だが、非常に蓋然性の高い話だと思う。
というか、まず間違いないだろう。
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ふだん見ない鹿を2回連続で目にして、それを不思議に思いながらも、こんなわかりやすい原因に思い至らなかったおのれの想像力のなさに情けない気分になった。
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コメント
鹿を見ることが多く成った=鹿が増えた=自然環境が良く成った、メデタシメデタシ。
というストーリーじゃ無かったんですね。
大阪南部でも大規模な宅地造成のために山間の畑でタヌキに農作物を荒らされることが多く成ったとのことです。
投稿: Ashgarden | 2008.09.21 08:20
イノシシやタヌキやシカやサルやクマや・・・が人里で迷惑な存在になっていることが、動物を養える自然の懐が小さくなってきていることを意味しているんですね。
投稿: Wind Calm | 2008.09.21 20:51