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2008.11.22

●つぐない

 キーラ・ナイトレイ。

 でも、肝腎の「つぐない」をしなければならない本来の?主人公の方は、3人の女優が演じている。老小説家役は仕方ないとしても、若いときの2人はなんとかがんばって同じ女優にやらせてほしかった。

 何といっても映像が美しい。タイプライターの音や音楽も効果的に使われている。少女期特有の、生硬でやや歪んだ感情は、名子役の表情や仕草や声のトーンでみごとに表現されている。
(あの子役が4年後の自分を演じるのはやはり不可能だろうか)

 「文学」を映像にしたらこういうふうになるんだろうなというお手本のような作品に思えた。

(Atonement, 2007 U.K., France)

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» 歌うタイプライター [MESCALINE DRIVE]
移動サーカスでテントを次々と覘いてゆくような戦場の光景。引き揚げ船の到着を待つ兵士たち。長回しが効果をあげるなか、ダンケルクの場面は幻想味に溢れている。 シアーシャ・ローナンの透明感に驚いた。彼女の少女時代を切り抜いてフィルムに焼き付けたと云う一事をもって、この作品は絶対の価値を有する。 ジェームズ・マカヴォイの好演もキーラ・ナイトレイの薄い胸もシアーシャ・ローナンの前に霞む。 「つぐない」を観た。 死を控えた女性作家が21冊目にして最後の作品を書き上げた。小説のタイトルは『つぐない』。これ... [続きを読む]

受信: 2008.11.23 21:16

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