◆君のためなら千回でも
「しっかりと記しておきたいのだが、そのためにはじっくりと・・・」などと考えていると、書けないうちに流れてしまうので、とにかく書いておきます。
アフガニスタンを舞台にした映画も、アフガニスタン人が主人公の映画も初めて見ました。残念なのは、これがアメリカ映画だということですが、まあ、仕方のないことなのかもしれません。
(あ、ランボーが昔、アフガニスタンで暴れていましたね。見なかったことにします)
対等とはいえない友情と、主人公の弱さ・ずるさを描きながら、アフガンに対する国際社会のありようがあぶり出されます。
同じような弱さやずるさを持っている身としては、主人公を許さないわけにはいきません。「うん、でもね、仕方がなかったんだよ。他にどうすればよかったっていうんだい?」
しかしながら、「国際社会」の弱さやずるさ、さらには無法さまで、許してしまっていいのでしょうか。私たちに何かができるのかという問題はあるにせよ。
この時代、必見の映画だと思います。
(映画自体はもちろん、友情と成長の物語として見ることができます。戦争やら政治やらを別にしても素晴らしい映画です)
(The Kite Runner, 2007 U.S.A.)
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