●ラヴェンダーの咲く庭で
私もこんな映画をおもしろく見ることができるようになったんだなあ・・・としみじみする。
2004年の映画だというのもあって、最初、場所や時代の設定がぜんぜんわからなかった。まあ、見ているうちにだんだんわかってくるのだが、1930年代のイングランド、コーンウォール地方というぐらいは、あらかじめ知っていた方が、その探索に気を取られないで物語に集中できるかもしれない。
ジュディ・デンチとマギー・スミス、ふたりの老女優の演技が秀逸。ジュディ・デンチって、こんな可愛いおばあさんの役もできるんだなあ。
『あるスキャンダルの覚え書き』(Notes on a Scandal, 2006 U.K.)における気むずかしい老教師の役と通じる部分もあるのだが、もちろんというか、まったく違う人格を的確に演じ分けていた。
(Ladies in Lavender, 2004 U.K.)
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コメント
ジュディ・デンチもマギー・スミスも実年齢は80歳代のはずだけど、突然に現れた若い男を目の前にして恥じらう姿は20歳代の生娘を思わせる名演技でしたね。どちらも、007やハリポタでは女傑っぽい役割にはまってたので意外な気がしました。
このお話では、爺さんの若い画家の女性への横恋慕が同時進行してましたが、人間って何歳に成っても心ときめくことができることをは素晴らしいことです。
Viva Old age!
投稿: Ashgarden | 2009.03.08 23:29
この映画を始めてみたときは、英国の海岸に漂着したピアノマンの実話をヒントに作成されたものと思ってましたが、2004年に映画が製作されたのならピアノマンの方が『パチリ』だったんですね。
投稿: Ashgarden | 2009.03.09 09:29
ピアノマンよりはこの映画が先のようです。いくら何でもちょっとお伽話に過ぎますけどね。
映画の中でジュディ・デンチは明らかに青年にひと目ぼれしてましたが、ああいうことってあるんでしょうか。女性にひと目ぼれというのはわかりやすいんですが、それは男の偏見でしょうね・・・
投稿: Wind Calm | 2009.03.11 01:35