◆新しい世界
写真展の準備をしている。
自分のまったく知らない世界ならともかく、写真に関しては少しだけ知識があると思っていた(ほんとに少しだけど)。
でも、「ハレパネ」を知らなかった(初めて教えていただいた時は、???となった)。
厚さ数ミリのポリスチレンの板で、片面に糊が塗ってあり、剥離紙を剥がして写真を貼り付け、展示用にする。
ぺらぺらの写真がしっかりした板のようになる。それでいて、発泡スチロールのようなものだから、軽い。
ハレパネは、「貼れるパネル」という意味の造語らしい。
そういう言葉も、その物体も、まったく知らなかった。そもそも、そういう用途のための「何か」が存在すること自体、想像していなかった。
しかも、あの「プラチナ萬年筆」が発売しているのだ。「ハレパネ」は登録商標である。
あれ!? でもそういえば、テレビ番組なんかで「パネル」や「フリップ」を見せることがよくあるが、あれってもしかして、ハレパネで作っているのではないのか?
興味がないと、毎日のように見ているものすら見えていないのである。
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日常と違ったことを少しするだけで、何だか新しい世界が開ける。見えなかったものが見える。
初めてデジカメを購入して以来、写真自体は何千枚も撮っている。いや、ファイル名を見ると、1万枚以上は確実に撮っていることがわかる。まだ、何万枚というほどではないと思うけれど。
ところが、写真は画面で見ることがほとんどになり、印刷することはまずなかった。
今回、写真展のために印刷し、ハレパネに貼って階段の壁なんかに飾ってみると、なかなか新鮮である。
ああ、こういう楽しみ方もあるんだ、と思う。当たり前のことなんだけど。
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写真展に作品?を出すことに、恥をさらす以外の意味はあまりない。
あるとすれば、大きく印刷してみるという、写真との「新しい」つきあい方かもしれない。
もちろん、素晴らしい方々との出会いが一番の意味だと思うのだが。
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