★損な性格
まもなくバカンスに出る。
フランス人なら、出発前にはどこに寝そべって何を読もうかと思いを巡らせているだろうし、
イタリア人なら、もう何週間も前から心は遥かバカンス先へ飛んでいることだろう。
私はどうか。
心はバカンス先を遥かに飛び越え、ここに帰ってきてからの仕事のことを考えて、出発前からうんざりしている。
それ以前に、実際に行けるかどうか、飛行機を予約する前からひやひやしている。
そもそも、日程が確保できるだろうか、チケットが取れるだろうか、ホテルは取れるだろうか、病気にならないだろうか・・・
それぞれまあクリアしたものの、苦心の末の日程確保、成田から羽田へのバス移動、まだ完治しない子どもの耳など、何らかの問題を抱えている。
特に、インフルエンザ騒動のせいで、息子の授業がある日にまだ旅行している・・・という日程になってしまった。「学校を休むのは嫌や」というのを無理に休ませて行かざるをえない。「旅行より学校に来たいなんて変わってるねぇ」と言ってくださった担任が救いである。
それでも、息子はまあ、授業を休めばすむが、仕事の方はそうはいかない。私も家人も、最後の最後までひやひやどきどきであった(家人の方は、この土日もまだ仕事である)。
台風も来ている。飛行機が飛ばないなんていわれたら立ち直れない。
伊丹→成田を含め、目的地まで3つの飛行機を乗り継ぐ。その3機が正常に運行する確率がそれぞれ95%だとしても、無事目的地につける確率は86%しかない。
着いてしまえばいいようなものの、ちゃんと行って帰ってくる確率となると、バスもあるから、70%しかなくなる。
向こうで病気になる、事故に遭う、犯罪に巻き込まれる・・・ 心配の種は尽きない。
そして何より、帰ってきたら積み残した仕事だ。仕事に取りかかる以前に、メールが数百通は溜まっているだろう。
かといって、仮に可能だとしても、旅先でメールボックスを開けたりしたら、バカンスが壊滅してしまう。
まったく、もう。
___
Thank God, it's Friday !
という言葉があるが、金曜日どころではない、今こそ1年で一番幸せな時間のはずである。
それなのに・・・
取り越し苦労ばかりする損な性格を治す方法、どなたかご存じないだろうか。
| 固定リンク
« ★チェンジリング | トップページ | ★2℃ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ●「ええこと」(2019.11.29)
- ◆「年収1千万円」の凄さ(2019.10.24)
- ◆ウーロン茶を注文するお客さん(2019.10.19)
- ■セスナ172Pも軽かった(2019.09.12)
- ■飛べるはずだ(2019.09.11)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- ■スリーレターコードは学名か(2019.09.07)
- ■ラトヴィアの道路標識、練習問題(2019.09.07)
- ■Over Siberia vol. 5 ──バルトドライブ四方山話(2019.09.02)
- ■Over Siberia vol. 4 ──バルトドライブの注意点(承前)(2019.09.02)
- ■At Vantaa Airport ──バルトドライブの注意点(承前)(2019.09.01)
コメント