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2009.10.30

◆服がない

 明日から仕事で韓国へ行く。

 まったくなんの準備もできてなくて、夜になって準備を始めたものだからもう大変である。明日は4時半に起きるのに、もうすぐ10時半になってしまう。

 今は、パジャマがなくて苦労している。他人と同じ部屋に泊まるので、いくら何でもこれは・・・というようなパジャマでは困るのだ。

 下着もおおかたがよれよれなので、さすがにこれは買った。

 着ていく服もズボンもない。これはあるもので何とかするしかない。ほとんど何もないんだけど。

 こんなにバタバタしていたんでは、パスポートとかを忘れていきそうな気がする(もう入れたけど)。

 まだ風呂にも入っていない・・・

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2009.10.29

◆ホルテンさんのはじめての冒険

 長年勤めた列車運転士を定年退職した男の話。ノルウェイ映画はたぶん初めて見た。

 冒険らしい冒険が出てくるわけではない。

 映画のカット割にもノルウェー時間がゆったり流れる不思議な文学作品。

 "In memory of my mother and all other female skijumpers"

(O'Horten, 2007 Norway)

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2009.10.25

◆焚き火のぬくもり

Dsc06623_vga カナダから2か月、ここ大阪でも、火のぬくもりを背中に感じたい季節になった。

 いつまでも冷えない石に座り、お尻から暖まってくるのを感じながら焚き火にあたっていると、「仏様みたい」と言われた。

 成仏も解脱も、遥か遠い身である。

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2009.10.22

◆サプライズな誕生日プレゼント

 誕生日。

 「おめでとう」もなければプレゼントもケーキもなし。でもまあ、とりあえず欲しいものもない。

 仕事から帰宅後、家人からはおめでとうを言ってもらったけれど、とうの昔からめでたい年でもなくなっている。

Dsc06577_vga そんな中、サプライズな誕生日プレゼントが届いた。自分の書いたエッセイが載ったムック本定価をつけて販売するらしいのだが、こんなもの誰が買うんだろう?)と、日本酒を18升(32.4リットル)。

 お酒は3回に分けて順次送られてくるらしい。
 飲めないのに。

 いつのことだったろう(今調べると4か月ほど前だ)、菊正宗の宣伝に使うというエッセイを募集する広告があったので、おもしろ半分に応募してみたのだ。
 とはいえ、入選する自信はあった。何しろ、菊正宗をこれでもかというぐらい持ち上げた、宣伝に使うにはもってこいの文章なのだ。しかも、自分で言うのも何だけど、ちょっとひねってある。

 あまりにもわざとらしくて没になる可能性もあったが、やっぱりというか、選ばれてしまった(50人も選ばれてるんだけど)。

 だがもちろん、応募したことなどすっかり忘れていた。応募してからしばらくは、何か言ってくるかと少しは気になっていたし、もうちょっと経つと、「これはきっと、すっかり忘れたころに入選の通知があるに違いない」と思っていた。
 しかし、実際に通知が来たのは、もはやそんなことを考えもしなくなってからである。
 まあ、「すっかり忘れたころに」は、当たっていたことになる。
 ___

 運命の恩師(の一人)のお年を初めて知ったときのその数字が、今の私の年齢だ。当時の先生には並ぶべくもないけれど、この年には何か特別なことがあるような気が以前からしていた。

 いやもちろん、宣伝のためのつまらぬエッセイコンテストに入選したことが特別なのではない。だが、誕生日の朝に(朝なのだ)封筒が届いて始まったこの年齢において、もしかしたら何か未来が開けるかもしれないというような、妙な幸福感がほんのちょっとあったのも事実だ。3分間ぐらいは。

 これを機会に、作文の募集なんかがあればせっせと応募してみようかと思っている。次回はタバコを10カートンとかもらえるかもしれない。

 いや、もちろん、タバコも吸わないんですけど。

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2009.10.21

◆「つかしん」の末路

 「つかしん」といえば、華やかなバブルの到来を告げる、鳴り物入りで開店した「おしゃれ」なショッピングセンターである。
 ある世代以上の関西人なら知らぬ人はいないだろう。名付け親が糸井重里、核テナントは西武百貨店であった。

 先週、所用で尼崎へ行った帰り道、通りがかりに妙に場違いなビルを見かけ、「いったい何なのだろう?」と思ったのが、まさにその「つかしん」であった。
 こんなところにあったのか。

 もしかしたら、大昔の西武時代に1度だけ行った可能性はあるが、まったく記憶がない。

 家に帰ってから調べてみると、西武は撤退したものの「つかしん」全体はまだちゃんと営業していて、しかも駐車場がべらぼうに安い。2時間無料で、何も買い物をしなくてもその後1時間100円である。
 それはありがたいのだが、逆にいえば、集客に苦労している様子がありありとうかがえる。

 それまでそんなことは思いつきもしなかったのだが、遠い方の職場から車で15分程度だ。ちょっとがんばれば、昼休み中に往復して昼食を済ませることすら不可能ではない。

 というわけで、先日ちょっと行ってみた。一通り歩き回っても、まったく思い出せない。もしかするとやはり初めてかもしれない。

 もちろん、平日の昼間だということはあろうが、食品スーパー以外は閑散としている。最近にもリニューアルとかしたのだろう、特に「ひがしまち」のほうはまあ小綺麗で「やさぐれ感」はない。だが、「にしまち」のほうは場所によってはやや荒んだ様子も漂っている。

 小綺麗だとは言っても、魅力的な商品も店も見つからない。だいたいが、どこの駅前や郊外にもあるような、マイカルだとかイオンモールだとかアルプラザだとかイズミヤだとかと選ぶところがないのだ。
 ダイソーがワンフロアを占めていたりもして、もはや華やぎや夢などとはまったく無縁の場所になってしまっていた。

 昨日、華々しく?「グランドオープン」した尼崎駅前の COCOE も同じである。オープン時点で既に魅力のないショッピングセンターなんか作って、いったいどうするつもりなんだろう?

 まあ、そういうふうに見るのは気の毒だとも思う。たぶん、時代が悪いのだ。

 だが、次に華やぎや夢を感じられる場所ができるのは、いつ、どこになるんだろうか。

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2009.10.19

◆つぶれない理由

 昨日、テレビ番組の中で取り上げられていた和菓子屋が何かひっかかった。名前と所在地がテロップに出るに及んで、あそこに違いないとほぼ確信した。

 曰く、「松竹堂(吹田市)」。だいぶ調べてみたが、店自身のサイトすら持っていないらしい。

 私のような、ほぼ地元の人間でもまず通りかかることのない、旧街道沿いにある。
 狭い一方通行の道で、間違って迷い込んだりしない限り、ふつうは行かないようなところだ。実際、人通りも車通りもほとんどない。

 私が知っているのは、自転車で走るとき、車を避けるために裏通りを選ぶからである。前を通るたびに、「よくまあ、こんなところでつぶれずにやってるよなあ」と不思議に思っていた。

 特に和菓子が好きだというわけでもないので、一度買ってみようかとすら思っていなかった。

 それが、全国ネットの人気番組で放映され、絶賛されている。司会者が関西出身であるとはいえ、そんな取り上げられ方をするような店だとはとても思えなかった。

 調べてみると、創業は明治22年だという。当時は店の前が街道筋だったのかもしれないが、それから今まで、あんなところでひっそりと?つぶれもせずに営業を続けてきたのだろうか。
 大阪市内とかならともかく、吹田市の、しかも相当な郊外で、大阪万博が開かれるまでは山と畑と竹藪しかなかったようなところである。今だって、にぎわいとは無縁の場所だ。

 だが、ネットの情報なんかを見ていると、以前から、開店前に数人の行列ができるような店だったらしい。私が通りかかったときに客の姿を見ることは皆無だったけれど。
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 テレビなんかで取り上げられて、今日はどんな騒ぎになってるんだろうという好奇心もあり、昼食を食べに行くついでに、例によって自転車で前を走ってみた。

 予想に反していつもと同じようにひっそりしているので、どうしたのかな?と思って店先を見ると、入り口には「フルーツ大福、完売しました」という貼り紙。まだ開店から2〜3時間の昼過ぎである。テレビの力、恐るべし。
 今調べてみると、昨日の Google の急上昇ワード第一位も、「松竹堂」・・・

 初めて行ったイタリアン(Patria)での昼食後、また通りかかると、今度は車が3台、列をなして並んでいた。おそらくは、昨日テレビで知った一見客だろう。斜め前にある駐めやすい駐車場は2つとも空いたままである。

 お目当ての商品は売り切れのはず。やはり、ほどなく1台、2台といなくなる。
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 こんな辺鄙な場所でずっと営業を続け、つぶれなかった理由はやはり、そのおいしさにあるのだろう。テレビで取り上げられたことによって変な勘違いをしなければ、今後、創業200年に向けて細々と?店は続いていくに違いない。

 人の噂も七十五日、2〜3か月経ったら一度買って食べてみようと思う。

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◆グラン・トリノ

 ちょうど高齢者の差別意識について考えさせられるようなことがあった日の夜に見た。
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 私の父も祖父たちも、戦争には行っていない。だがそれは、たとえば太平洋戦争に関していえば、父は幼すぎ、祖父たちは年を取りすぎていたという偶然によるところが大きい。

 日本がもし、朝鮮戦争を戦っていれば、父も徴兵されていた可能性が高い。その場合、父が主人公と同じようなトラウマを抱えたまま年を取っていくことになったか、私が生まれることはなかったかのどちらかとなったことだろう。

 『グラン・トリノ』では、歴史の流れや時代の流れに翻弄された者同士が、はからずも隣同士に住むことになる。そして、少なくとも一方には、隣人への激しい差別と蔑視の心が存在する。

 何の予備知識もなしに見ても、主人公の頑なな心がほぐれていくという物語の先は見える。題名であるビンテージカー、グラン・トリノの行方もわかる。
 それでも、見る者を一時も飽きさせず、人間の心情やそれを踏みにじる現実を自然な流れの中で描いていく力量には脱帽させられる。

 もちろん映画は多数の人々による合作だが、製作者であり監督であり主人公でもあるクリント・イーストウッドには畏れ入らざるをえない。

(Gran Torino, 2008 U.S.A.)

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2009.10.15

◆たぶん大変貌

 生まれてからずっと関西に住んでいても、馴染みのある場所は限られている。

 出かけるのは好きなので、有名な観光地や行楽地なら一通りは行ったことがあると思うが、何でもない街を訪れることはほとんどない。

 今日は所用で尼崎に行った。短くはない生涯で、尼崎駅に行くのは初めてである。電車に乗って通ったことは何百回もあるのに、降りたことはただの一度もない。

 行ったことはなくても、駅前が大変貌を遂げているのは容易にわかった。何だか、いかにも「再開発しました」みたいな駅前なのだ。最新の地図にアップデートしているはずのカーナビとも、道がぜんぜん一致しない。

 JRの駅北側がだだっ広く空いていて、駅前には日本中どこにでもありそうな複合商業ビルができ、2階の渡り廊下で駅とつながっている。
 見ると、「2009年10月20日グランドオープン」とか書いてある。なんだ、まだオープンしてないじゃないかと思ったが、どう見ても既に全面的にオープンしていて、それなりに賑わっている。

 開店当初はともかく、どこへ行っても変わりばえのしないこんなものを今さら作って、ちゃんとやっていけるんだろうかと人ごとながら心配になってしまう。

 帰ってから地図を確認すると、キリンビールの尼崎工場がなくなって、その広大な跡地が再開発の対象になっているようだ。
 以前の姿を知らないので、「うわあ、こんなに変わっちゃった」と驚けないのが残念である。
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 不思議でもあり当然でもあるのは、尼崎がこんなことになっているのを、今日までまったく知らなかったこと。以前にも書いたことだが、すぐ近くの尼崎駅前のことは、たとえばソマリア情勢よりも知らない。

 私たちは、そんな世界に生きている。

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◆ダウト 〜あるカトリック学校で〜

 メリル・ストリープ。

 最近見た映画でいえば、『マンマ・ミーア!』(2008)、『大いなる陰謀』(2007)。

 前者では、父親のわからない娘を持つ、ホテル経営のシングルマザーで、奔放に歌い踊る(一種のミュージカルだからだけど)。
 後者では、トム・クルーズ扮する上院議員にインタビューする切れ者ジャーナリスト。

 そして、表題作では、カトリック学校で厳格な校長を務めるシスター。
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 これぞ女優である。どんな役でも「はまり役」にしてしまう凄さ。

 もう少し美人だったら、というか、好みの顔だったら言うことないんだけど・・・というような戯れ言を無効にしてしまうような、ラストシーンの演技は圧巻。

(Doubt, 2009 U.S.A.)

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2009.10.09

◆オバマ大統領にノーベル平和賞

 つまらないことをたらたら書いているうちに、大きなニュースが入ってきた。

 ノーベル賞の中でも一番怪しい「平和賞」だが、オバマ大統領に与えるのはおそらく本来の姿なのだとは思う。

 でも、まだ「口だけ」なので、何か成し遂げてからでも遅くはないと思うんだけど・・・

 それとも、これでオバマとアメリカの今後を方向付けようとする、深謀遠慮からなのだろうか。

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◆「三角のポーズ」90点

 Wii Fit のヨガ。とうとう、「三角のポーズ」で90点が取れた。1年間にわたってコンスタントに少しずつ成績が上がってきたのはこれだけである。
 硬い体も少しは軟らかくなったということか。

 これで、90点に届いていないのは「立ち木のポーズ」のみになった。がんばりたい(笑)

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◆ジョウビタキ

 今日、遠い方の職場で車から降りると、「ヒッヒッヒッ」という鳴き声が聞こえた。

 特に何も思わずに数歩歩いてから、「え!? ジョウビタキ?」と気がついた。今季初である。

 周囲を念入りに見回すものの、姿はなく、声も消えてしまった。周りに2〜3人、人がいたのだが、何をしていると思われただろう? 怪しくなかったかな。

 夜、自宅で洗濯物を取り込んでいると、また「ヒッヒッヒッ」。やっぱり、もう渡ってきているらしい。

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◆バンフ畏るべし

 夏のカナディアンロッキーに行って、「今度は冬に来たいなあ」とか思っていた。

 でも、あの杜撰なレンタカーシステムで、「スタッドレスタイヤ装着の四輪駆動車」を指定して借りることなどできるのだろうか? また「車がない」とか言われて、後輪駆動のコンバーティブルなんぞをあてがわれた日には、目も当てられない。

 村上春樹氏も、BMW325i のマニュアルを指定して予約成立していたのに、あてがわれたのはアルテッツァ(レクサス)のオートマチックだったりして、「今までに、指定していた車がちゃんと借りられたことは一度もない」とか、どこかに書いていらした(細部が違っていたらすみません)

 秋のカナダも綺麗だろうなあ・・・と思いながらバンフの気温を調べると、現在、氷点下12℃!である。日曜日の最低気温は氷点下16℃、明日の最高!気温でも、氷点下3℃となっている。
 ジャスパーなんか、もっとひどいことになっているに違いない。

 まだ10月初旬なのだ。この先一体どうなるのだろう?

 でも、あの大地と山々が真っ白に染まっているのを想像すると、今にも出かけたくなってしまう。

 レンタカーリスクを避けるためには、自分の車をカナダまで運ぶしかないのだろうか(笑)。

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2009.10.04

◆実は安心ではなかったカムリ

 この夏のカナダ旅行のとき、待たされた挙げ句に割り当てられた車がカムリで、

カナダにまで来てトヨタの車なんかに乗りたくない。
 「さんざん待たされてこれかよ」という落胆と、「でもまあ安心といえば安心だよな」という気分とが交錯した。

と書いた。

 ところが、そのカムリが実は安心ではなかったことが判明した。

 フロアマットがずれて?(まだ原因は不明らしい)アクセルが戻らなくなるばかりか、ブレーキも効かなくなり、猛スピードで衝突する事故を起こした事例があるため、カムリを含む複数の車種計380万台が北米でリコールされることになったという。

 以下の記事はレクサスだが、その恐ろしさはものすごい(asahi.comより)。

通信指令係「こちら緊急電話番号。どうしましたか」
通報者「アクセルが動かない。トラブルが発生した。ブレーキも利かない」
通信指令係「分かりました。車を止めることができないんですね」
通報者「交差点が迫っている。交差点が迫っている。つかまって。祈って……」
《中略》
 運転者は州警察の高速隊員で、妻と13歳の娘、親族の男性の3人が同乗していた。事故直前には、操縦不能の状態で、時速は120マイル(約190キロ)に達していたとみられる。そのまま交差点に突入し、他車と衝突して大破し炎上。この4人が亡くなったという。通報がなければ、原因は何一つ分からずじまいになった可能性がある。

 「欧米メディアによると、同様の不具合の報告は100件以上あ」るのだという。

 まあ、確率的に言えばたった100件だともいえるが、自分の乗ったカムリがそんなことにならなくて本当によかった。

 クルマにさまざまな危険が潜んでいるのはもちろんトヨタに限らない。日ごろからあらゆる危険性を想定して、危険な状態にならないように、なってしまったら冷静に対処できるように、せめて頭の中でシミュレーションしておきたい。

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2009.10.03

◆ウインドウ枠の固定(エクセル)

 エクセルで「ウインドウ枠の固定」を使おうとしても、なぜかメニューがグレーで表示され、選べなかった。

 人が作ったファイルでもあり、何がどうなっているのかわからない。

 検索しても解決方法がわからなくて困っていたところ、表示モードが「ページ レイアウト」になっているのに気づいた。モードを「標準」にすると、メニューから「ウインドウ枠の固定」が選べるようになった。

 同じことでお困りの方も多いのではないかと思い、珍しくこんなエントリを作った。

 なお、Excel は Mac版の2008だが、他のバージョンでも同じなのではないかと思う。

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◆さよならNTT

 NTTの固定電話から雑音が聞こえる。

 先月だかにも来てもらったのだが改善しない。今日も来てもらってああだこうだと苦労したあげく、結局は原因不明、おそらくは屋内配線のどこか見えない部分で絶縁不良が起きているのだろうということであった。

 解決策としては、新しい線を屋外から引くのが一番だという。当然、お金もかかる。

 だが、もともと、化石のような回線だ。わずか10年ほど前に引いたのではあるが、今や、家には携帯を入れるとこれ以外に2系統、3回線ある。

 IP電話を入れたときも、万一の時の通信ラインの確保を考えて残してきたのだが、そろそろ潮時かもしれない。IPも携帯も通じなくて、NTTだけが通じるなどということも、そうあるまい(もしかして停電したら携帯も通じないのかな?)。

 とはいえ、単にやめてしまうと、「公開用電話番号」がなくなってしまうので、替わりをどうしようかと考えた。

 もう一台携帯を買って家用に使うか、既にあるIP電話の回線をもう一つ増やすか。

 結局、後者の選択肢を取って、NTTとおさらばすることにした。ランニングコストもそれで半額ぐらいになる。

 これで、40年余にも及ぶ電電公社以来の付き合いが終わる。自分で加入権?を買ってからでも20年を超える。

 そういえば、あの7万数千円は、露と消えてしまうらしい。一時は、借金の担保にできたり転売できたり、財産だとまでいわれていたのに。
 国家的詐欺だとして、訴訟もやっているようだが、勝ち目はなさそうである。

 まあ、20年以上前の7万数千円。ここはすっぱり諦めて、気持ちよくおさらばしようと思う。

 それでも、「休止手数料」として新たに2100円必要だというのは納得できない。休止じゃなくて解約だと思うんだけど。

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2009.10.02

◆生演奏

 先日、生演奏のピアノが聞けるレストランで食事をした。

 何年ぶりだろう。「そばで立ち聞きした」ことなら、数年前のベトナム出張の時に経験があるが、次に思い出せるのは15年ほど前の沖縄である。

 それぐらい、生の音とは縁がない。

 今年の2月だかに、中島みゆきの「夜会」に行ったが、音楽も声もスピーカを通したものだった。
 ___

 自分は音楽的人間ではないと思っていた。ウォークマンも iPod も BOSE のスピーカもあるにはあるが、おそらく人並み以下の興味しかないのは間違いない。

 だが、久しぶりに聞くピアノの生の音は、ほんとうに耳に心地よかった。ベトナムで聞いたときは、確かピアノとチェロ(調べるとバイオリンでした・・・)だったが、その音も心に沁みた。

 と、考えて、もしかしたら私は素晴らしい耳を持ちすぎていて、スピーカやイヤフォンから出てくる音に耐えられないから音楽にもうひとつ入り込めないのではないかという気がしてきた ^^;

 今も BOSE からクラシックが流れているが、あのピアノの音には比べるべくもなく、どうかすると騒音に聞こえてくる。

 これはやっぱり、私の鑑賞力が高すぎて・・・なんてことがあるはずはないんだけれど。

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