■今年一番暑くなった日に
連休中の一日、JR福知山線の生瀬・武田尾間の鉄道廃線ハイキングに出かけた。
ほとんど真夏日みたいな日だったし、乾燥してほこりっぽかったのが誤算だったが、新緑の中をのんびり歩けた。
人がちょっと多すぎたのはまあ仕方がない。
ただ、「ハイキングコース」となってから四半世紀近く経って、相も変わらず、「ハイキングコースではありません」とか「整備がなされておらず」「大変危険です」とか「関係者以外の立入り」「などは一切認めておりません」などと、あまりにも建前めいたことを「西日本旅客鉄道株式会社」が表示しているのはいただけない。
本気でそう思っているなら、トンネルの入り口を塞ぐだけで立ち入れなくなるのに。
実態は、過剰なまでに「整備」されている。以前はなかった真新しいフェンスが張り巡らされ、ハイカーが川に転落などしないように配慮されている?のには驚いた。
ただ、お蔭で、以前はトンネルと川の間を楽しく散策できる道があったのに、それこそ立ち入れなくなっていた。まあそれも、入る気になれば簡単に入れるのだが、人が通らなくなったので草が繁って大変そうだった。
フェンスのせいでほとんど軌道敷跡しかなくなり、人通りも多くてのんびり休憩できる場所がないのには困った。もしかして、あのフェンスは安全対策ではなくて嫌がらせなのかな?
うわっ、せっかくの美しい記憶が、愚痴に埋もれてしまう・・・
___
仕事関係の人たち(笑)と出かけたのだが、仕事のことはほとんど忘れて、久しぶりにいくらか自分に戻れたような気がする。
それでも「仕事関係」はこれからも続くので、それに支障が出ないようにいろいろ考えなければならないことに変わりはないのだが、そういう、斜め上から自分を見下ろしているような自分がふと消える瞬間もあって、そんな時間は貴重だなと思った。
どこか野外へ出かけるたびにコンビニに寄っておにぎりを調達するのが習いになっていたが、同行者のご厚意で実に久しぶりにおいしいピクニックランチを食べられたのもありがたかった。
この前、手作りのお弁当を持って出かけたのはいつだったけ・・・と考え、それはおよそ18年前、家人が妊娠している時に私が作ったお弁当を持って2人で妙見山へ出かけたのが最後ではないかという気がしてきた。
いや、それ以降もたぶん何度かはあるのかもしれないが、とりあえず2人で首をひねって思い出せるのはそれだけだ。
家人は、「そんなことがあったなんて夢のようだね」と言っている。蛇足ながら、「夢のように素晴らしい思い出」という意味ではもちろんない。
家人の名誉のために付け加えておくと、彼女はほぼ毎日、息子と自分のお弁当を作っている。私にはとても真似できない(が、諸事情があって?わたしのを作ることはほとんどない)。
今度手作りのピクニックランチを楽しむのはいつのことになるんだろう? まさか、18年後・・・なんてことはないと思うんだけれど。
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