◆光陰矢のごとく、灯台もと暗し
雪が積もるとドライブに出かけたくなる。
だが、今年は滑ってはいけないのでスタッドレスに履き替えていない。
幸い、道の上にまったく雪はないので、とりあえず出かけることにした。車は一応ヨンクだし。
自宅から北上、新しく山を崩して住宅地になった彩都に向かう。これまで何度か行ったことはあるが、大阪モノレールの終点に当たる彩都西駅前に中規模?のショッピングモールができているのは知らなかった。
この辺が山だったのは昨日のようなのに、今はすっかり新興住宅地である。
1階のスーパーはともかく、3階に家具のアウトレットショップがあるのには驚いた。スーパーですらやっていけそうな場所ではないのに、家具屋なんか作って大丈夫なんだろうか。
スーパーと「彩菜みまさか」(これも開店して1年半になるようだが、昨日初めて行った)でお使いの買い物をしてから、箕面の勝尾寺方面に向かう。雪の降った日は、勝尾寺を過ぎると路面がえらいことになっているのが常だが、昨日はほとんど雪もなく、それでいて山々や木々はすっかり雪化粧しているので、ドライブを満喫することができた。
行楽シーズンには近寄ることすら難しい、箕面の滝近くの大日駐車場には、三連休だというのに車はほとんどいない。みんな雪を警戒しすぎて来ていないのだろうか。
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昨日の雪で鳥たちが里に下りてきているだろうと、今日は万博公園にバードウォッチングに出かけた。
案に違わず、アトリやイカルやマヒワやシメといった、私にとってはけっこう貴重な鳥が相当数いて、恵まれた鳥見になった。
シメが十数羽の群れでいるなど初めて見た気がするのだが、ベテランの方によると本来はそういうものらしい。アトリは相変わらずの大群で、梢から梢へと半円を描いて飛び回っている。
滅多に見られないビンズイも、遠方ながらカメラに収めた。
家人は例によって仕事、息子は受験勉強である。息子と外食するために昼過ぎには帰ろうと思っていたのだが、朝は綺麗に晴れていたのにだんだん雲行きが怪しくなり、ちょうど11時半ごろに時雨れてきたので、そろそろ潮時かと辞去する。
みぞれまじりの雨になり、「自転車で帰らなければならないのに・・・」と思いながら出口を目指して一人で歩いていると、すぐ近くをアオジがうろうろする。
何羽か撮影し、またすぐ前に来たのを撮ろうとファインダーを覗くと、なんとソウシチョウ(特定外来生物)だった。しかも2羽。
もしかすると当たり前なのかもしれないが、私が万博公園で見るのは初めてだ。六甲山は有名だが、こんなところにまで進出してきたのか・・・
幸いみぞれはほぼ上がり、ほっとしながら自然文化園を後にする。梅祭りはまだだが、木によってはもうかなり咲いている。
廃業したはずのエキスポランドの入り口が大きく開いていて「入場無料」と書いてあるので何ごとかと思ったら、「ファームエキスポ」というのをやっているらしい。「野菜直売所」とか「農業体験」とかの看板がかかっている。
だが、「3月27日から3月31日」と書いてあるのを見て??となった。今日はまだ2月12日ではないか・・・
そう思ってよく見ると、2010年の3月から2011年の3月までということらしい。もうここで1年近くやっていることになる。
家の近くだし、万博外周道路は毎日のように利用しているのに、そんなことはまったく知らなかった。
同時に、万博公園に来るのも1年ぶり以上なんだろうなと思い当たった。もしかするともっと来ていないかもしれない。
自然も鳥も好きなのに、こんなに近くの公園にすら滅多に来ないとは・・・
昨日の彩都と並び、光陰矢のごとく、灯台もと暗しの感を強くした。
・・・そう書こうとしたとき、「少年老い易く学成り難し」という声が頭の中で微かに聞こえた。
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