★生○○うどんもうまい?
お昼にちょっとごちそうを食べたので(とはいっても1575円)、夜は軽く讃岐風うどんでも食べようと思った。
大根をおろし、葱は切ってもらう。
冷凍うどんを茹でてお湯を切り、丼に盛って大根おろしと葱を載せ、ポン酢をかけて柚子を搾る。
やや違和感はあり、柚子が古くなっていたのかなあとちょっと思った。しかし、大根と柚子の風味に葱もアクセントになり、途中から柚子入りの七味をふりかけて、それなりにおいしくいただいた。
うどんがなくなった丼に残った大根おろしをスプーンで食べていると、「ちょっと味見させて」と家人も食べた。
「なんかちょっと変な味やね」という。
「うん、柚子が古かったんかな?」
「もしかして、これ入れたんちゃう?」
手に取ったのはウスターソースである。私の前方すぐ左にあり、さっき大根おろしの上からたっぷりと注いだ液体だ。
「ポン酢出しておくね」と言っていたポン酢は、キッチンのカウンターの上であった。瓶の形がそっくりなのだ。
しかしまさか、最後まで気づかずに「生ソースうどん」を完食してしまうとは・・・
それがわかったとたんに、口中にソースの味が広がった。人間の味覚というのは不思議なものである。
慰めは、ソースに「国内産有機野菜・果実から作りました」と書いてあったこと。
こういう失敗から新しい料理が生まれたりすることもあるのではないか。
失敗した実験がノーベル賞なんかに結びついたりするのとは、ちょっと比べられないけれど。
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