●「近すぎる秘境」なのに
朝、4時20分ごろ、ホトトギスの声で起こされる。
日の出は確か5時過ぎと言っていたはずだが、もう周囲は薄明るい。
行動を開始してもいいのだが、そうすると4時間も寝ていないことになる。ここに着いたのは真夜中をかなり過ぎていた。
もう一眠りしようと思ったが、隣に駐まっていたプリウスから聞こえる話し声や物音がうるさくてなかなか寝付けない。こんな時間なんだからもっと配慮すればいいのにと思う。
結局、プリウスの連中が出発するまで寝られず、次に起きたときは8時前になっていた。
昨夜のラジオで雷雨や突風に注意とか言っていたが、幸い雨は降っておらず、風もない。
コンビニおにぎりの朝食を済ませ、日出ヶ岳を目指して歩き出す。
昨日、夜になってからふと思い立ち、10時ごろに家を出て深夜の大台ヶ原に着いたのだ。
途中、ドライブウェイで、5〜6回鹿を見た。昼間はほとんど見たことがないのに。ヘッドライトを消すと漆黒の闇だったのだが、ちゃんと行動できているのだろうか。
何度も来ているような気がするが、もしかすると10年ぶりぐらいになるかもしれない。
あ、ここに書いているはずなので検索してみたら、7年と2か月ぶりであった。
見慣れた景色だし、三重県側にはガスが巻いて展望もなく、鳥影も薄い。はるばるやってきても、「なんだかなあ・・・」というところか。
ただ、アナグマを見られたのは僥倖であった。人生初である。
鳥は、ゴジュウカラ・カケス・ヒガラ・ミソサザイなど。ビンズイとルリビタキらしき鳥もいたのだが、写真まで撮っていても確実には同定できぬ情けないバードウォッチャーだ。
牛石ヶ原、シオカラ谷方面へは行かず、中道を通って戻る。計3時間ほど。
大台ヶ原の鹿は、中道で前方を右から左へ走り抜けた1頭のみ。牛石ヶ原に行けば、たぶんたくさんいただろう。
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7年前に魂に響くようなアカショウビンの囀りを聴いたのが忘れられず、大台ヶ原を降りてから和佐又山方面へ向かう。ヒュッテまでは行ったのだが、雲行きが怪しくなってきたのと、かなり疲れていることを考えて、そのまま引き返す。
国道169号線に降りてきたところの案内看板を見て、いつか大普賢岳に登りたいなあと思った。
7年前にも思ったのだが、まだ登っていない・・・ ヒュッテからたった2時間半だと書いてあるのに。
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結局、道の駅川上で雨がぱらついた以外はまったく降られず、助かった。
ただ、東大阪あたりで強烈なゲリラ豪雨に襲われた。車の中にいるときは、大雨がむしろ嬉しい。
3時半ごろには帰宅。早く帰れたのはいいのだが、やはり車中泊の寝不足はきつい。
秘境も近くなったことだし、今度行くなら早起きしてでかけようか。
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